【始動篇】旧BLEACH ED30を振り返る
Added 2022-08-02 14:41:36 +0000 UTC旧BLEACHの最後のエンディングを私が担当した時のことについて振り返ってみます。
まず最初に、このエンディングが私の初演出であり、初コンテです。
私はそれまで作画一筋でした。
それには理由があります。
(ここからは少々長い話になりますが…)
私がフリーランスになる前、アートランドというスタジオにいました。アートランドは宇宙戦艦ヤマトやマクロス、銀河英雄伝説の石黒昇監督のスタジオです。
石黒さんから様々なことを学びました。
アートランドで動画から始めて原画になり、その間に演出も学ぶ(基本的には見て学ぶ、技術を盗むという職人的な学びです。手取り足取りではありません。)ことをするうちに、自分でも演出をしてみたいと思うようになり、石黒さんに直談判に行ったところ、こう言われました。
「お前、描けるうちは描け」
つまり作画として行けるところまで行けと。
それ以来、演出方面の学び(盗み!)は密かに続けながら作画で行けるところまで行くことにしました。
作監になり、アートランドから独立、フリーランスになってすぐの仕事がぴえろとサンライズの作品。まさにそれが縁で私の初キャラクターデザイン作品のBLEACH(ぴえろ)とリーンの翼(サンライズ)が同時期に決まりました。
「描けるうちは描け」なので、キャラクターデザイナーとしてもできるところまでやることに。
リーンの翼は短いシリーズなのですが、BLEACHは長いシリーズとなり、その間ずっと作画として仕事をしましたが、リーンでは富野さんの、BLEACHでは阿部さんや水野さんの演出を見て学び、自分の引き出しに貯めていました。
BLEACHも終了が決まり、最後のエンディングをやってみないか?と打診がありました。
「ついに来た!」
本編の演出ではないけれど、これまで学んだことを活かすチャンスだと飛びつきました。
「描けるうちは描け」なので、コンテ演出だけではなく、作画も自分でやることにしました。
こうして私の初コンテ演出が始動したわけです。
……続きます