【※追記※】一部不適切な表現がありましたので修正しました。
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――私が信念とする創作の理念は“現実”と完全に切り離すことです。少し前に販売したCGの総集編もその一環になります。現実の政治や現実の人種問題などは一切介入したくないものです。
……しかし、そうも言ってられない事態が発生しています。
“新サイバー犯罪条約”を耳にしたことはありますでしょうか? ……殆どの方が、
『何それ?』と首をかしげるものだと思います。
実際に私も先日匿名ネット掲示板にて、その文字を目にしたばかりの新参者では
ございますが。
……テレビ等の受け身のメディアでは全くと言っていいほど議論にあがりません。
そして今読んでいる方々の殆どは『条約ぅ? きっと難しいこと書いてあるし、読みたくない』とか、『政治活動かよ? こいつやばいやつじゃん』とお思いでしょう。
……簡潔に申し上げます。
最悪の結末を迎えれば、日本が胸を張るサブカルチャーの殆どが消滅します。
この国連が定めた条約の第14条は子供の性犯罪を取り締まるものです。
子供の性行為及び性的虐待等を記録した(画像や文章、音声など)媒体をパソコンやスマートフォンなどの情報通信技術を用いて制作及び配布、販売、出版等の手段で入手または所持する行為をその批准(同意)した国で犯罪行為として立法化の措置を取るという内容となっています。
『……なんだ、なら今まで通りじゃん』
――半分はそうかもしれませんね。しかしこの内容、“現実の児童”といった文言が
一切含まれていないのです。
……ここまで説明すれば、もうご理解出来たと思われます。
最悪の結末とは、この範囲が日本の漫画やアニメ、小説、ドラマ及びVtuberのガワなどの非実在人物にも適用されてしまうということなのです。
……言っておきますが、被害者が明確な現実の子供における性虐待は断固反対です。
非実在人物には自分の年齢を表明する身分証を持たせることができません。
100%見た目で“○○は未成年だからダメ”、“□□は大人びてるからセーフ”が
法の内容次第では可能になります。
某忍者を題材にした漫画ではその第1巻で主人公が先生への不意打ちで肌の露出が非常に多い女性に変身するイラストがありますが例の条文を見る限り、見た目がNG
ならばその対象になる可能性があります。
また、昨年完結したヒーローを題材にした漫画も作中に男性キャラクターが女湯を
見てしまい女性キャラクターの裸を見てしまったというものもその対象になると
考えています。
さらに作者が「このキャラクターは19歳! 18歳未満じゃない!」と熱弁を語っても見た目が幼いならば許されないなんてこともあると思います。
……だって身分を絶対保証するものを持ち合わせていないのですから。
――別の角度から考えてみましょうか。世の中にはASMRという音声をメインに据えたコンテンツがあります。……大人でも幼い声をしていれば内容次第ではNGに
なるでしょう。遊び半分でそういった声をしたVtuberが配信中に、性行為を想起させる事を言ってしまえばそれが犯罪になってしまうのがこの条約の危険性なのです。
ちなみに反例のなかには『同性愛はセーフ』とか言ってる人も見かけますけど、関係ないです。条例の中に特定の性別を指定する文言が一切ありませんので、拡大解釈で
犯罪者になり得ます。
言い忘れてましたが、現在閲覧しているFANBOXを運営しているPixivも当然
規制の対象になると思ってください。気軽に推しの作品を見れなくなります。
『じゃあどうすればいいんだよ!? エッチな画像とか持ってるだけで犯罪者になんかなりたくない!!』
……落ち着いてください。この条約が発効されるのは遠くない未来ではあります。
しかし、まだその最悪な結末が確定したわけではありません。
この新条約の草案を決める際、主に外務省の方々と連携して“留保規定”というものを盛り込んでくださりました。この規定はその条約の内容に対し、“○○は適応しない”と国ごとに範囲を緩めることを可能にするものです。
そしてその留保規定の一つに、その規制の範囲を“実在する人物に限る”が記されているのです。
(余談ではございますが実はこの留保規定、以前のサイバー犯罪条約にも盛り込まれています。これを活用することで日本では自由に創作できていたんです)
――つまりこれを導入して国で採択すれば、日本のサブカルチャーを守ることが
可能になるのです。……もっとも、中国&ロシアが主導するこの条約に批准しないことが一番ではございますが。
……今、日本の政治は第一党の自由民主党が地盤を崩し非常に不安定な状況です。
そんな中で政治家は短期的で大きな成果を上げたいと誰もが思うはず。特に一か月もしないうちに参議院選挙が待っているのだから。そんな矢先に降ってきた性虐待の表現規制。表面上でも綺麗を取り繕うとする議員は喉から欲しているものでしょう。
民主主義では剣がペンより強くあってはいけません。知を持って議員たちを説得する
しかないのです。
最後に、冒頭にも述べましたがこの条約は殆ど認知されていません。クリエイターですら知っているのは一部なのではないかと思います。またたとえ認知されたとしても、あまりに常軌を逸した内容であるため『冗談でしょ?』と一蹴されることもあったりします。……一蹴する前に見ているそのデバイスで調べてみてください。
長くはなりましたが今回の内容は以上になります。
粗末で稚拙な文章ではございますが、ご愛読ありがとうございます。