■更新内容
エリシアH12を追加(テキスト権:あり)
■あらすじ
ある一室で集まる男たちは静かに筆を動かす。
彼らは絵を描くという共通の趣味で集まったグループで、まとめる一人のリーダーがいた。
部屋にはまだ一つ席の空きがあり、見学したいという応募があったのだが、どうもその相手は女性の様子。
男でありながら絵を描くのが趣味の日陰者たちはみな女性にいい思い出がなく、にわかにざわつきを見せるが、リーダーは今回だけとなんとか説得をする。
見学の当日、緊張の面持ちで女性を待つ一同の前に現れたのは、今まで彼らの人生の中で決して関わる機会のなかった美女、エリシア。
明らかに自分たちとは対極の存在のエリシアに一同は戸惑いと恐れを抱くが、彼女に柔らかな物腰と朗らかな笑顔で接され、素直に絵を褒められてあっという間に打ち解ける。
リーダーも上手くやっていけそうだと確信したその時、雰囲気を壊すような怒声が。
グループの一人で、今まで誰とも喋らずにいた小太りの男がいきなり声を上げたことに驚く面々をよそに、男はエリシアに自分の絵も見ろと半ば強引に呼びつける。
その態度にリーダーは思うところがありながらも、事を荒立てないようにしているエリシアを立てて、ひとまず注意はしないことに。
数日後、エリシアはグループに完全に打ち解けて楽しそうに絵を習い、周りの男たちも嬉々として彼女に教えていた。
彼女の美しさ、人柄の良さは誰もが認めるところで、優しい笑顔と距離感の近さも相まって、その場の全員がエリシアに恋心を抱いているのは明白だった。
リーダーももちろんその一人で、素晴らしい趣味の場を提供してくれているお礼がしたいと彼女と個人的な食事に誘われて色めき立つが、またしても空気を読まない小太りの男に遮られる。
流石に見かねたリーダーは男と二人で話をして、態度を改めるか辞めるかを迫り、男は素直に謝罪をして態度を改めると約束し、エリシアにも謝罪をさせて欲しいと乞う。
反省を見て取ったリーダーは、ちゃんと謝罪をするように釘を差して、エリシアと男が部屋で二人きりになれるように計らい、自分は帰宅する。
1時間後、忘れ物をしたことに気付いたリーダーが部屋に戻ると、部屋の中からは物音がして、泥棒が入ったのではないかと思い、追い払うために威勢よく中へと入る。
そこには小太りの男にしがみつかれて身動きが取れなくなっているエリシアの姿があり、「襲われている」と助けを求められる。
一も二もなく彼女を助けようとするリーダーに、男は苦し紛れにあることを言い放つ。
それは想い人を助けるという強い正義感すら揺らがせる悪魔の提案だった・・・
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