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スカイツリーよりもでかい俺 #9「啓太の話」

山岸啓太(やまぎしけいた)。

高校2年生で野球部。

165cm70kg


安達大地(あだちだいち)

高校3年生で野球部

188cm100kgという規格外な体格でポジションはキャッチャー。


川谷浩介(かわたにこうすけ)

185cm85kgでファースト。一見、顔も整っていて女子にもモテるのだが性格は普通に悪い。後輩はただのおもちゃにしか思っていないクズ。


吉岡光輝(よしおかこうき)

193cm90kgの長身の先輩でレフト。

単体で会えば特に何もないのだが、複数で集まると調子に乗り始めるいわゆる「キョロ充」


山部駿(やまべしゅん)

野球部の中で唯一気にかけてくれた同期。こいつには幸せになってほしい。


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いじめを見過ごしていた安田監督を自分のしょんべんで浄化し、握力であばらをバキバキに破壊してしまった啓太。


このまま啓太をいいように使ってきた先輩たちに仕返しをしてやろうと思っていたのだが、校長の放った睡眠薬に眠らされてしまった。



グラウンドにガリバーのように貼り付けられた啓太。


その中でいじめ主犯格の先輩たちは逃げ出し、学校の周囲は警察やら自衛隊やらで取り囲まれた。



そんな中で600cm超えになった巨大な啓太は夢を見ている。


自分が幽体離脱したような感じで磔にされているのが見える。


上から見るとかなりでかい・・・


しかしよくよく見ていると、その体はもっと巨大化し段々と磔にしていた杭たちがズボズボを抜け落ち、グラウンドピッタリくらいに巨大化してしまう様を見た。



これは夢なのか・・・?


現実か・・・?


とりあえず起きなければ!!!!


そうおもって目をバチっと開いた。



しかしながら、相変わらず磔状態で大きさも変わっていなかった。


目を覚ますと周囲の人々から悲鳴が上がる。


なぜか体の伸縮に合わせて大きくなるユニフォーム。


完全に巨大野球部員だった。



周囲からは

「やべえ!目覚めたぞ!殺せ!!!」という心無い言葉も聞こえた。



それも気になっているのだがそれ以上にやっぱりどうもさっきの夢は現実になるような気がしてならない。


わからないが、罪のない人陵辱するような趣味はない。

そんなことしたら先輩たちと何も変わらないじゃないか。


啓太は思い切り大きな声で

「悪いことは言わない!今は俺から離れて!やばいんですよ!そんな気がする!」


と叫ぶ。


しかしながら周りの大人たちは

「あいつ俺らを騙そうとしてるぞ!早く殺さないとこっちがやられるぞ!」と聞く耳を持たない。


また、磔にされて安心しきったのか

安達、川谷、吉岡の先輩3人たちがグラウンドに戻ってきた。


周囲からは頭ひとつ、2つもでかい3人たちだ。


今の啓太に比べたら小さいのだが、周囲の人たちに比べると筋肉の厚み、身長の高さも相まってかなり屈曲な男たちという印象を受ける。



啓太が自由に動いていた時は絶対に顔を出さずに隠れていたくせに、動けないとわかると興味津々で近づいてくるのだった。



そしてもっと後ろには啓太のことをいつも心配していた同級生の山部がいた。


山部は怖がりながらも、啓太の方へ寄っていく


「こら!危ないからやめなさい!!!」と警察に止められていたが、それを振り切って啓太の近くにきていた。



自分の何倍もある同級生にに向かって山部は

「おい!何があったんだよ!お前大丈夫かよ。痛くないか・・・?なんでこんなことになっちゃったんだよ・・・」


と嘆いていた。


「とりあえず、遠くに逃げろ。俺からできるだけ離れてくれ!そしてお前の信用してる奴にもそれを伝えて逃げてくれ!今言えるのはこれだけだ!俺は平気だから!ありがとな!」

啓太は早口で山部に伝えると山部も何かを察したのか


「俺はお前を信じてるよ」

そう言って走っていってしまった。



啓太は磔にされながらも

「マジでこれからやばいことになるんで。俺多分もっとデカくなるし!わかるんです!」

と何度も叫ぶ。


段々と少しずつ、周囲の人たちが恐る恐る、啓太に近づく。


「だ・・大丈夫か・・・?今言っていたのは本当か?何が起こってるんだ?」と。


「俺にもわからないんすよ。ただ、俺の近くにいると危ないことはわかるんでお願いです!他の人も一緒に逃げてください!」


「わ・・・わかった・・・!助けてやれなくてすまん!どうにかしてやるからな!」


優しい言葉を投げかけてくれる人もちらほら現れ始めた。



気づくとほとんどの人間は学校の外に出て、半径100m圏内にはいなくなった。


しかしながら、それでもなお居残り続けたのは、安達、川谷、吉岡の先輩3人とその家族、校長、教頭、安田監督、一部の野次馬たち、少しの警察たちだった。


3人の先輩たちは啓太が動けないことがわかるとどんどんと近づいていった。



「う〜わ!バカでけええ!!!wwww」


「すげーぞ!こんなでけえスパイク初めてだわwwwwバカの大足www」


「突然変異すぎんだろwwwちんこもでけえのかなwwww」


「うわやべえよデカチンだろ絶対!中継されてるし晒してやろうぜwww」

3人は磔にされて動けなくなっている啓太の上にのり、ユニフォームの下半身部分に乗った。



「うわwwwチャックもでっけwwwどんな仕組みだよwww」


遠くの方で3人の母親が叫んでいた

「やめなさいって!何か菌とか貰ったらどうするの!不潔なものに触らないで!」


「そうよ!悍ましい怪物なんかに近づいて何かあったらどうするのよ!」


「あの子ってずっとレギュラーになれなくて落ちこぼれだった子よね!?きっと何か頭がおかしくなって突然変異とかしちゃったのよね。。。ほんと迷惑な話!」


と啓太のことは1ミリでも心配する母はいないのだった。




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