SakeTami
友人 / Yujin
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巫女さんプロレス

1月は正月ということで『巫女さん同士のプロレス絵』を描きました。 (以下、設定文)  お正月限定のバイトに申し込んで採用された茶髪ちゃん。  大学が休みの間に一稼ぎしようと思っていたが、その神社では『巫女同士で神前で取っ組み合いを行い、一年の幸福と豊穣を祈願する』という変わった神事があった。  茶髪ちゃんはその神事に強制参加させられ、神主の娘である本職の巫女さん(黒髪)と闘うことに… 「なんか変なことになっちまったけど、手加減しねぇからな」 「こちらこそ、臨むところです」  拝殿前に設けられた特設の赤いリングで二人は対峙し、鈴の音を合図に神事は始まった。  高校でプロレス部に入っていた茶髪ちゃんは積極的に攻めに出て巫女さんを最初は圧倒する。  が、幼少の頃からこの神事に触れて育ってきた巫女さんも強い。  お互いに一進一退、どちらも一歩も退かない熱い闘いになった。  終盤、息が切れてきた茶髪ちゃんにチョップをお見舞いしよろけたところを卍固めにする巫女さん。 「痛い痛い痛いっ! てめぇ、ふざけんなよっ!」 「そんな下品な言葉、神様の前で失礼ですよ!」 「痛い痛いっ!!! …ああもう、ギブギブギブ!!!」  痛みに耐えかねて茶髪ちゃんは降参、巫女さんが技を解くとぐったりとリングに倒れこんだ。かくして神事は終わり、神職一同が神に祈りを捧げる中、茶髪ちゃんだけは寝転んだままだった。  後から聞いた話では、あの巫女さんに勝ったバイト巫女は一人もいなかったらしい。  神事のあと、社務所で茶髪ちゃんは目を覚ました。  側にはあの巫女さんがいた。 「あんた、強いな。巫女じゃなくてレスラーになれよ」 「大きなお世話です。私は神に仕える身ですから、俗世の事には興味がありません」 「何だよそれ。つまんねぇの」 「…でも、またいつかあなたとは闘いたいものです。これまで相手した中でいちばん手応えがありましたから」 「そ、そう…まぁ、悪い気はしないけどさ、そう言われると」 「今度は節分でも、あの神事があります。よかったら、また来てください」 「…まぁ、考えとくよ」  そう答えると、巫女さんは嬉しそうに微笑んでいた。それを見た茶髪ちゃんは、何か心の中でときめくものを感じ、またこの神社に来ようと決めたのだった。

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