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周囲の女子が全員肥満の高校に行った結果どんどん太ってしまう女子高生の話 全文(全体公開3765文字+限定公開10243文字、47kg→最終123kg)

私のこの間入学した高校はちょっと変わってる。

いやちょっとどころじゃないかもしれないけど。


『東案下テック高校』という場所なんだけど、読んで字のごとくパソコンの技術とか、プログラミングとか色々な勉強ができるらしい。

まあ近くにある『東案下情報高校』というのに一見すると似ているし、よくある情報系を勉強できる高校って感じにも見える。

だけどその高校と違って、こっち側には変わった特色があるんだよね。


まず女子生徒に対する特例が結構あったりする。

向こうの情報高校は女子の割合が15%とか20%あたりで少しはいるって感じなんだけど……

こっちは本当に全然いない。

学年で200人、5クラスというそんなに大きくはない高校だけど女子は私を入れてわずか8人。

一応クラスは全員同じになってるから学年全体の割合ではかなり少ないけど、体感ではそこまで女子が少ないって感じはしない。


だけど入学する女子の数が1桁台なのが続いていることを高校側も変えたいと思っていて、色んな特例を作ったり、要望に対応してくれている。

今までこの学校に来た女子たちの意見を汲んで色んな特例が出来たり、校則が変わったりしたらしい。

男子たちはどう思ってるかというと、少しでも女子の割合が高くなった方が嬉しいと思っている子が圧倒的多数派なんだとか。

特例を決める時もwebを使ったアンケートを全生徒に回答してもらって決めたらしいし、その辺はしっかりしている。


ただし……今までの要望が……

何で?って思うものが少なからずある。

分かるような校則の変更もあるけどね。

見た目についてだと、スカートの丈の長さを膝上10cmまで許すというものだったり、冬場に着る上着が指定のものだけだったのが自由になったりというのがある。

暖房だって早めに入れてくれるとか、そうした配慮もあったり。


でも、明らかに変な感じの特例などもある。

例えば女子たちは自由にお菓子を持ち込んでも許されるし、休み時間にはどんどん食べて良いらしい。

まあ禁止されるよりはいいかもしれないけど、文面を見ると『女子は積極的に菓子類を食べるように』とさえ書いてあった。

こう書くことで単にダメという訳じゃない、むしろ堂々と食べていいんだよという配慮をしているんだとか……

だけど女子が全員お菓子を食べまくりたい訳でもないと思うけど……


しかも、食堂は女子だけ50%オフになるとか……だから大盛にしても凄く安いんだって。

……それ、誰が要望したの?というか少な目のメニューを用意してほしいとかだったらまだ分かるんだけど……

他にもケーキやシュークリームといったお菓子を食堂でも何故か売ってて、女子は1品ならタダらしい。

流石にこれは……って思うけど男子にはほとんど人気が無いらしく特に問題にはなってないんだって。

あとは『太って制服のサイズが合わなくなったら無料で交換できる』ってルールもある。

これは男子にも適用されるらしいけど、主に女子たちに向けて作られたんだって。

他にもいろいろあるんだけど……例えば女子は長距離走を走らなくても良かったり。



……とまあ、色々見て思ったけど。

今までいた女子の先輩方が……みんな食い意地を張った人だったんじゃないかって思う。

しかも太って制服が着れなくなっても交換していいとか……


食堂の件と言い、どれもこれも太った女子に有利って感じな内容に思える……

というか、実際……


クラスにいる女子、私以外みんなぽっちゃりしている。


どう見てもこれは偶然とは思えない。

私は一応47kgで太ってはないと思うけど……

でも一番細い部類の紗千香(さちか)って子でも70kgは余裕で超えてそうな見た目をしてる……

顔を見ても全員二重顎が出来てるし、一番太ってる裕奈(ゆうな)って子は90kg近くあるかもしれない。

その子は一番大きなサイズの制服を着てるみたいだけど既にキツそう……


ちなみに特別に許可があったら私服登校もできるらしいから、例え制服が着れなくなっても何とかなるみたい。

女子は当然許可が出やすいんだって。太ったという理由なら。



もしかして、この学校を選んだ理由は……

「ねぇ紗千香、この学校に来ようと思ったのはなんで?」

私は『細い』部類の紗千香に聞いてみた。


「そりゃ、私みたいなぽっちゃり女子に優しい学校だからだよ」

「……一番の理由がそれ?」

「当然だよ。

だって食堂は安いしスイーツも食べていい、お菓子はどんどん持って来れるし最高だから!」


……他の子に聞いても似たような理由だった。

私……全然そういうことは知らなかったし、普通に勉強する内容が面白そうだと思ったからなんだけど……

ま、まあいいかな……?


という訳で、私の高校生活が始まったんだけど……



---



4月が終わり、そして5月も終わってしまった。

色んな勉強が出来て面白いけど、授業に付いて行くにはやっぱり自分でもいろいろ勉強する必要がある。

プログラミングとかは理解するのが凄く難しいって感じはするなぁ……

割とレベルの高い高校だからね。こう見えて。


という感じで私は学校生活を送ってるけど……


「直理(なおり)、今日はどこに行こう?」

「えっと……あはは……」


友達はみんなぽっちゃりしてるから……

とにかく食べることが話題になることが多い!

そして昼は食べる食べる、夜も食べまくる!

食堂でも女子は50%オフになってるけど、結局倍以上食べてるからなぁ。

なのにアイスも平然と食べて、そして持って来たポテチなんかも摘まんでる状態で……


そんな子たちと一緒に居ると、私もお菓子を持って来ることになる。

周りの雰囲気に呑まれてしまうんだよね……

しかも晩ご飯を一緒に食べることも多い。


今隣で歩いてる裕奈は凄い体型で、本人によると89kgはあるらしいから……


二重顎でしかも首までお肉で埋もれつつあり、顔は真ん丸に膨れていた。

お腹は制服のブラウスに収まっているけど、それでもサイズがちょっとキツいからか輪郭がよく分かる。

丸々したおへそ周りが大きく突き出していて、贅肉だらけって感じ。

そしてお尻も凄いサイズだし、スカートから伸びる太ももは擦れ合ってる……

まあ太ってるからか胸は凄くてHかIカップはあるんじゃないかって巨大さだけど……

だけど太り過ぎてるから羨ましいかって言われたら全然……


体型は凄いけど、物理的に丸いせいか性格も丸くてかわいらしい。

のほほんとしてるし、喋りやすいって感じがする。

周りが男子だらけの上に授業もプログラミングやパソコン関係が多いから、こういう子が居てくれると和む。

という訳で第一印象こそすごい肥満体という感じだったけど、今は一緒に食べに行くことも多くなった。


でも私自体はそんなに食べに行きたい訳でもないんだけどね……

元々食欲旺盛な方でもないし、あんまり食に興味がないというか……

だけど関わってるとやっぱり一緒に食べに行かなきゃいけない訳で。



「裕奈の行きたい場所でいいよ……」

「じゃあパスタ屋さんにする?

今なら40%大盛キャンペーン中だよ!」

「わ、分かった……」



……


「はぁ、今日も食べ過ぎちゃったな……」

家に帰って来た私は、自室のベッドに座ってお腹を擦っていた。

相手は89kgの巨体なんだから当然食べまくる。

私も合わせなきゃと思ってできる限り食べるんだけど、まあお腹いっぱい過ぎるよね……


(……この感触だと……大分太っちゃったかぁ)

でもお腹は単に食べ物が詰め込まれてるから張っている訳でもない。

贅肉の層が着実に厚みを増してしまっている。

制服越しでもお腹の柔らかい脂肪の感触はしっかりするし、お肉を掴むことだってできてしまう。


そして制服だってちょっとキツくなってきてるし。

スカートはアジャスターを調節してウエストを緩めてる上に、ブラウスもなんだか前よりも余裕がない。


制服姿のまま私は姿見まで向かった。

「まだ2カ月なのに……」

鏡で見ると、顔はもう既にふっくらしつつある。

顎にもお肉が付き始め、ほっぺは少し膨れていた。

制服越しでも胸の存在感は増していて、Eカップのブラが必要になっている。

それはまあ良いんだけど、お腹の存在感も……

お尻はまだそこまで分かんないけど、太ももは脂肪が増えてちょっと太くなった感じがする……


私自体は食べたいってそこまで思わない。

でも周りと合わせていたらあっという間にこうなってしまった。

それでも依然として一番痩せていて、まあギリギリ標準体型って感じだけど。

多分……



(60kgの大台は回避しないと……)

体重計の数字は59kg。

制服を脱いだら1kg位減るかな……と思うけどそんなことしても痩せる訳じゃない。


友達とのかかわりは維持したいけど……体重だって維持……というか戻したいから。

今からちゃんと痩せる準備をしないとなぁ……


でも……3年間女子たちとは一緒のクラスになるって決まってるんだよね……

私だけ太らないって……できるのかな?


……何だかこの先が不安になりつつも、私は部屋着に着替えた。



---



翌日。

私は今日から食べに行くのを断ろうと思った。

という訳で登校して早々、裕奈に話を切り出す。


「裕奈、申し訳ないけどしばらく食べに行くのはやめようかな」

「どうして?」

「えっと、その……体重が増えてきたから」

「そんなの!全然太ってないよー直理はー」


……だと思った。

これでもクラスの女子としては一番軽いからね……

次に軽い紗千香すら今73kgあるとか……


それに比べたら全然大したことないどころか痩せてるようにすら見える。

実際にはもう結構ぽっちゃり体型なんだけど。


「これからも食べに行こうよ、ねー」

「……わ、分かった」

結局私は断ることが全然できない。



……


「明日は土曜日だけど予定あるの?」

「無いよ」

「だったらお昼食べに行かない?

私とも食べようよ」

1時間目の授業が終わった後、紗千香がそう言ってきた。

裕奈と食べに行くのを断れなかっただけでも問題なのに、今度は紗千香かぁ……

この子は食べるの本当に好きだから。

その割には『2番目に細い』けどね。


「で、でも……食欲が最近無くて……」

「もしかして、体型とか気にしてる?」

「あっ、えっ……いや……」

「この学校に来るぐらいだから気にしてないよねー」


……私だけまだ辛うじて『標準体型』だから。

程度の差はあるけど、ある程度は肥満体型な周りと比べるとどうしても細く感じてしまう。

そんな私がこの中にいる事自体がちょっと場違いな気もする……

確かに周りの女子はみんな体型に無頓着で、食べたいだけ食べてるよね。

痩せたいから食べる量を減らすという発想が全然ない。


「食べに行く位いいでしょ?」

「……うん」

「じゃあ中華屋さんにでも行こう!」

「分かったよ」


……断ることは、到底できなかった。



---



「あついー……」

7月に入り、夏の暑さも徐々に本格化してくるこの頃。

私は妙に通学路の道中が暑いように感じていた。

まだ朝なのに、うっすら汗をかいてしまっている。


暑いのは、身体がまた太くなってしまったからだと思う……

食べに行くことやお菓子を食べることを断れず、結局体重増加は止まらない。

今何kgあるか正確には把握してないけど、多分60kgはとっくに超えてるんじゃないかな……


はぁ、まさか高校に入ってこんなに太るなんて……

別の高校に行った子たちに今の姿を見られたら笑われるよ。



……


「やっぱりここのかつ丼って美味しいよね」

「美味しい……」


お昼休み、私はやっぱり紗千香と一緒に食べていた。

当然二人とも大盛で。


男子たちですらあまり大盛はいないのに……

この学校は運動部が無いから、ガツガツ食べる男子もあまりいないし……

なので、女子である私たちが周りの男子よりもたくさん食べるという変な状況になっている。

でも日常の光景になってるから特にみんな何とも思わない。


前まではこんなに私も食べることはできなかった。

だけど今は一応問題なく完食できる。

身体が慣れてしまってるよね……



……


こんな調子が続いているせいで、私の体重は……

「65kgって……もう紗千香とそこまで変わんないかも……」


今の紗千香は74kgだって聞いた気がする。

ということはもう10kgも変わらないってことだよね……

最初の頃は20kg以上も差があったのに……


周りの子に合わせ続けた結果、私は順調にぽっちゃり化していた。

というよりも、既に肥満と言ってもいいかもしれない領域だけど。



服を脱いで体重を測った関係で、今姿見で眺めてるのは下着姿だった。

(うわぁ……改めて見たらデブってる……)


こんなに食べまくってたら太るのは当たり前だけど、体型を直視したらやっぱりキツいなぁ……

顔のお肉はしっかり増えてて、ほっぺも丸くて明確に丸顔になってしまった。

そして気になる顎周りは……やっぱり二重顎が出来つつある……

まだ完全に二重って訳じゃないけど、少しでも俯けばたちまち線が現れてしまう。


そして、白いEカップのブラに包まれた胸は大分大きくなっていた。

Fカップはありそうな感じで、下着のサイズがちょっと合ってない。

まあ結構大きいけど……

そういや、周りは元々デブって感じだからか……みんな胸が妙にデカい。

紗千香でさえGカップはあるらしいし、Iカップもいるとか……

だからか特別大きいって感じもしなくて、あまり自慢できないかも……

しかも重みで少しとはいえ位置が下がってきた気がする……


お腹は一応あった括れが姿を消し、そして弛んだ段々腹がショーツの上に乗っかっていた。

服を着てたら意外とそこまで目立たないけど、こうやって見たらかなりだらしない……

お尻も大きくなったようで、穿いている白のショーツが随分キツくなってしまった。

そして太ももは明確に太くなってるし、周りはもっとぶっといと言えども恥ずかしい。


……という感じで、食べ過ぎの影響がどんどん体型に現れている。

もうお世辞にも標準体型とは言えず、何とかぽっちゃり体型と言い張れるレベルでしかない。

というか他の高校だともうデブって言われてると思う……


でも、夏休みに入ったら……

もしかしたらダイエットできるかもしれない。

だって友達と一緒にお菓子を食べたり、食べに行くことも無いんだから。

よし、ちょっとでも夏休みの間に痩せないと……



---



8月の初日。

夏休みも既にある程度過ぎてしまった。


さて、夏休み期間中の私は痩せるために色々な努力を尽くして……もいない。

それどころか……


「ハンバーガー美味しかったねー、直理」

「そうだね……」


お昼、私は紗千香と東案下駅前にあるハンバーガー屋に食べに行っていた。

そう……夏休みだろうがお構いなしに紗千香や裕奈は食べに行こうと誘ってくる。

まあ『折角連絡してくれたんだから』と思ってしまう訳で私も断りにくい。

だから結局休みに入っても食生活は大して変わらなかった。


「また行こう!」

「は、はい……」

食べるのが大好きだからなぁ……本当に……



……


家に帰っても私は……

「美味しい……」

実はさっき紗千香から貰った特大のポテチを食べている。

これはチョコレートが掛かったタイプで、うす塩味とチョコが合っていて思ってたより美味しい。


味の感想も求められるし、ちょっとだけ食べて捨てるのも勿体ないから……

私は貰ったものは全部食べている。

こんなんだから痩せるはずがなかった。


しかも宿題も結構多い。

プログラミングの課題は高1だというのに既に難しく、そして他の宿題も多いんだよね。

普通に数学とかもたくさん出されてるし。

曲がりなりにも学力が良い方の高校なんだろうなぁ。

でも女子たちはみんなデブだけど。


しかも宿題だけじゃなくて、今後の勉強に付いて行くために復習をしたりと大変だった。

こんな感じで忙しいから、何というか……

友達と食べに行くのもそれはそれで気分転換になるんだよね。

宿題だってお菓子食べながらじゃないとやってられないって感じだし。



「……73kg……もう紗千香と一緒じゃん……」

久々に体重計に乗ってみたけど……

気付けば紗千香と変わらない体型になっていた。


下着姿も、もう体育の着替えの時に見るあの子とほとんど変わらない。

顔は二重顎がとうとう常時出来るようになり、いよいよデブになったという気がする。

ほっぺもかなり丸いし……

胸はEカップのブラのホックがそろそろ閉めにくいレベルになり、カップからも胸がはみ出るようになった。

感覚的にはEどころかGになっていてもおかしくはない。

ブラを外してみると、もう巨大と言えるレベルの立派な胸が現れる……んだけど。

重たくなったからか綺麗な半球状という訳じゃなくて……何だか位置が下がってる……

周りに比べて大きい、という訳じゃないのは相変わらずだし……


お腹のお肉はさらに増えてしまい、段々腹がますますせり出してしまった気がする。

ショーツの縁に乗ったおへそ周りのお肉を見ると、まだ高1だというのにもう三十路になったような(?)感じ……

そしてお尻はムチムチとサイズを増し、もう穿いてるショーツがキツくて凄く食い込んでしまう。

太ももはそろそろミニスカを穿くのを躊躇する太さなんだけど……でもみんな平然と脚を見せつけてるからなぁ……


……これで制服って着れるのかな……

もし着れなかったら……


(……あれ、確かタダで交換できたような)

よく考えたらそういう制度があったよね。

じゃあ……そこまで心配しなくても……



……って何考えてるの私!

考え方がもう周りのデブたちに毒されてる……


こんなんじゃダメだよね……

……気づけば服だってゆったりしたものばっかり着てるし。


前までよく着てた服とか着れないかも……取り出して確認しようかな?

……いやどうせ着れないから、やっぱりやめとこう……

決して現実を見たくない訳じゃなくて、その……

無謀な事をしたくないだけだから……



---



私はそれからもダイエットに結局取り組めず、お菓子を食べながら勉強してたり、頻繁に食べに行ったり……

こんなことばかりしてたらどんどん太ると分かってはいても自分を変えることは出来なかった。


こうして迎えた夏休み明けの前日。

私はパジャマから部屋着に着替える時に、下着だけで鏡を見ていた。


「かなりマズいよね……」

鏡に映る私の姿はどう見たってデブとしか言いようがない。

それもそのはずで、体重が82kgまで増えてしまってるから……


顔は当然常に二重顎で、ほっぺもどんどん丸みを増して膨れている。

Gカップのブラに包まれた胸はどんな服を着てもデカさが丸わかりな程に大きい。

深い谷間も出来ていて、正直中々に煽情的でいらやしいと思う。

しかし重みがどんどん増してて重たいし、ブラを外せば位置が明確に下がって何ともだらしない。

それにIカップの子もいる程なので、こんなに育っても依然としてそこまで自慢できるかというと微妙だったり……


しかもお腹もかなり贅肉が増えていて、そろそろ太鼓腹と言っても良いレベル。

大量の贅肉がショーツの縁にどっさりと乗り、せり出してるのを見ると三十路どころか中年みたいって気持ちになってくる……

この贅肉、入学時には全然なかったんだよね……と、柔らかい腹肉を両手で掴んだり揉んでみたりしながら思ったりしてしまう。

その下のお尻はただでさえムッチリとデカいのに余計に贅肉が付き、穿いていたショーツが限界を迎えてしまった。

一応サイズアップしてるけど、もう食い込んでる……

太ももに至っては歩くだけでも擦れ合うし、めっちゃ太い……


一応今からキャミソールとミニスカを着るんだけど……

どちらもパツンパツンだったりする。


「うぅ、きついよぉ……」

キャミソールもサイズが大きいはずなのにかなりキツい。

胸を押し込めるのに精いっぱいで、強引にお腹まで引っ張ってるんだけど……意味はないんだよね。

結局ぶよぶよの腹肉がキャミソールをすぐ捲り上げて白いおへそ周りが顔を出してしまう。


「これ……余裕だったのに……」

スカートはとっくにホックも壊れてるしピチピチなのでゴムを使って無理に穿くんだけど……

ファスナーも全開で今にも破けそう……

お尻でスカートの丈が短くなり、すごくムッチリした太ももがかなり見えてしまっている。


こんな状態で……制服を着れるはずがなかった。

でも……幸いにして、通っている高校には制服を交換できる制度も私服登校の制度もある。

だから一応こんな状態でも登校は出来る……けど。


(まさか私がこんなにデブになるなんて……)

気付けば周りとほとんど変わらない……いや紗千香に至ってはまだ70kg台らしい……

私よりも軽い子が現れてる始末で、本当に恥ずかしいよ……


……でも、ダイエットする気がどうにも起きない。

だってこれでも周りよりは太ってる訳じゃないからね……



---



翌日。

結局制服は入らないのが分かってたので、私は体操服を着て登校することにしたんだけど……


「はぁ……はぁ……キツい……!」

体重が大幅に増えた身体で通学路を歩くのは結構ダルくて、汗もたくさん流れてくる……

太ももは頻繁に擦れ合い、タプタプとお肉が左右に震えてしまう。

全身の駄肉が震えるし、立派なサイズの胸がブルンブルンと上下するのが邪魔というか、何ともいえない……


体操服もかなりキツく、胸が大きいからかお腹を包む生地が足りなくて贅肉がはみ出るし……

ハーフパンツもお尻の辺りが凄く窮屈で、座ったらビリって破けそう……



……


(やっぱり、みんなデブだよね……)

だけど、いざ教室に入ると女子たちはみんな相変わらず太っている。

裕奈も私よりはまだ太ってると思うし……

そしてクラスメートの女子たちとは夏休み中も一緒に食べに行く事が多かった関係で、私の恰好を見ても特には驚かない。


「大分ぽっちゃりしてきたよねー」

ニヤニヤしながら紗千香がそう言ってくる。

この子よりも私の方が太ってるからね……

「う、うるさいな……」

「制服、大きいサイズのを貰ったら?」

「今日貰うことにするよ……

はぁ、ダイエットでもしなくちゃ……」

「ダイエット?」


私の言葉を聞いて、紗千香がびっくりした顔をしている。

「別にしなくていいじゃん。

まあこれ以上太らないように気を付けたら大丈夫だよ」

「……大丈夫、かな……」

「まだ大丈夫だって!」


……私は今の体型がかなりマズいと思うけど、でもその言葉に甘えたくなってしまった。



---



夏休み明けから勉強は更に難しくなってきた。

プログラミングも単なる教科書的な学習じゃなくて、色々プログラムを作ったりもする授業もある。

私は『ダイエットサポーター』というアプリを先生に手伝ってもらいながら作ったりもした。

これは毎日の体重を記録し、変化のグラフを表示したり、アドバイスを表示したりするというもの。

先生からはアイデアをかなり褒められたし、男子生徒たちからも好評だったり。

ただし女子たちはダイエットなんてしようとする気も無いから『私たちには関係ないけどねー』って感じだったけど。


で、私は……

学校から帰って来た私は早速体重計に乗り、そして作ったアプリを開く。

今日の体重は……101kg。

ちなみにここまで増えたら服の重さなんて誤差みたいなものだから下着姿にならずに制服のまま測っている。


『体重が増え続けています。食生活や運動習慣を見直しましょう。』

アプリに表示された文言を眺めている。

一応作ってみたから体重を記録しているけど、まあグラフは見事な右肩上がりを維持していた。


今は11月だけど……夏休み明けからも体重増加の勢いが凄くて、あっけなく101kgにまでなってしまってる……

難なく3桁の大台に乗ってしまったのがショックというか……呆然としてしまう。



「これが……今の私……」

下着姿になり、鏡を見てるんだけど……

100kgを超えた姿はもう圧巻としか言いようがない。

デブというか巨デブで、全身贅肉であふれかえっている。


顔は顎がタプタプの贅肉がたっぷり付き、首がとうとう埋もれてしまった。

胸はあまりにも大きく膨らみ、裕奈から貰ったIカップのブラを着けてるけど……それでも食い込むし、大分キツい。

ブラを着けていても下がり気味で、外してしまえば大きく位置が下がって……何とも情けない見た目になってしまう。

とうとうクラスでも一番大きなバストになったとはいえ、こんな胸が自慢できるのかは分からない。


そんなバストの存在感すら色褪せる程に、お腹もドドンと大きく張り出していた。

贅肉が多すぎて前から見るとショーツが隠れて見えない程になっている。

何十キロもありそうな皮下脂肪は到底両手では掴み切れず、座ると太ももにどっさり乗ってしまう。

そのお腹と釣り合うように大きくなったお尻はギチギチにショーツが食い込み、パッと見では穿いてないよう見える程。

椅子にも収まらないし、電車の座席に座る時も細い子の2人分ぐらい幅を取ってしまう。

脚は単体でも以前のウエスト並の太さはあるかもしれない。


制服だって一番大きなサイズを借りてるのに……キツいんだよね。

ブラウスはボタンが閉まらないし、スカートはホックが閉まらない。

これ以上太ったら着れるサイズが無いって分かってはいても……それでも体重増加が止まらないんだよ。

一体どうしたらいいの?

周りに合わせてたらダイエットなんて出来る訳がない。

そして私が今から運動……もできないと思う。

身体が重すぎてランニングもできなくなったし、面倒だし……


友達に聞いてみても「まあ大丈夫だと思うよ」みたいな返事が返ってくるだけ。

だけど私もそんな回答を求めているのも事実だった。



---



12月も後半に入り、いよいよ冬休みも近づいている。

本来寒さをかなり感じる季節だけど……


「はぁ……はぁ……ふぅ……ひぃ、しんどいよぉ……はぁ……」

息切れしながら私は通学路を歩いている。

汗をかきながら……


もう12月になったのに、かなりの暖冬だから……

じゃなくて、贅肉があまりに分厚かったりするからか……

これでも寒い訳じゃなかったりする。


一歩一歩足を踏み込むたびにお肉がブルブルと震えてしまう。

腹肉はぼよんと震え、お尻は左右に大げさに揺れ……

太ももは擦れすぎて内側が赤くなってしまい……

何よりブラも着けてない特大の胸がドプンドプンと激しく上下に揺れまくっている。


体重は118kg。

当然一番大きなサイズの制服さえ着れなくなってしまった。

着れる服がほとんどなく、体操服さえはち切れてて……

今にも破れそうな制服風のスカートとポロシャツ、そして前の閉まらないパーカーを着て学校に行っている。

スカートは巨大化したヒップに負けていて、歩く度に汗ですっかり湿ったショーツが見えてしまう程。

ショーツはお尻にギュッと食い込んで尻肉がかなりはみ出てるし、ポロシャツはお腹が丸見えで……自分でも呆れてしまう。

下着がチラリと見えるのを防ごうとスパッツを穿いてたけど、すぐ内側が破けてしまうし太り過ぎて穿けなくなった。

それでブルマを穿いて誤魔化してたけど……それもビリって破けて今は穿いてない。



こんな調子だし、しかも喉が途中で乾いてくる。

「美味しい……はぁ、行こう……」

途中で私はジュースの蓋を開けて水分補給し、そしてついでにお菓子を食べてから……

歩くのを再開した。



……


「はぁ、はぁ……はぁ……」

汗だくになりながら教室に入り、そしてジュースをごくごく飲んで喉を潤す。

そしてお菓子もたくさん口に放り込む。

もう巨デブ感満載だけど、こうなってしまったものはしょうがない。


「直理、太ったよねー」

「これ以上太ったら本当にマズいんじゃない?」

「あ、あはは……」


とうとうクラスメートの太った女子たちまでも……私をデブキャラ扱いするようになった。

そう、80kg台の女子たちから見ても……2周りも、それ以上にもデブなんだってこと……


というか、クラスのみんなは元々太っていたからある意味そこまで変わっていない。

紗千香はやっと80kgになった程度で、そして裕奈に至ってはどういう訳か89kgと入学時と同じ体重をキープしている。

結局太ってる方でもせいぜい90kg台前半程度で、100kg越えまで至ってる子は私しかいない。

まあ100kgさえ先月に超えてるし、今は118kgなんだけど……


「お腹のお肉、すごいよねー。

柔らかくて気持ちいい……」

今やとうとう『中ぐらい』になってしまった裕奈が私のお腹の脂肪を揉んでくる。

あんなに巨デブに思えたこの子が、今では私よりも大分軽い……


「……流石にマズいよね。

ダイエットとかするの?」

紗千香からは心配の眼差しで見られている始末……

「する、つもりだけど……」

「早く痩せないと……本当にマズいんじゃない?」

「わ、分かったよ……」


痩せたいとは思えなかったけど、そう返事するしかなかった。



……


家に帰った私は……鏡を久々に見た。

「……肉、ばっかり」

身体のどこを見てもお肉たっぷりで、巨デブというか百貫デブって感じ。


顔は過去の自分と同一人物とも思えないレベルで、スマホの顔認証を再登録する羽目になった……

顎肉がすごいし、ほっぺもかなり膨れてパンパン……

まだ目はある程度大きさを保ってるけど、それでもかつてよりは細まってるんだよね……


胸は育ちすぎてIカップのブラも着けられず、今ではノーブラな状態で放置している。

片方だけで何キロもありそうな文字通りのスイカサイズだけど、あまりに重くてだるんとかなり位置が下がってて……到底美しくはない……

確かに超大きいし、下品な程ゆさゆさと揺れまくるけど……こんな体型の私に、そもそも女の子としての魅力があるかというと……


だけど、こんなに大きな胸をもってしてもお腹のデカさには敵わない。

丸々した太鼓腹は更に膨張し、もう足元すら見えない程になってしまった。

周りの女子と比べても圧倒的過ぎて……80kgの紗千香すら痩せて見える程……

お尻は持っているショーツが全部はち切れてしまい、今は紐パンの紐を継ぎ足したりして強引に伸ばして穿いている。

あまりの巨大さに自分でもかなりドン引きするし、怖い……

太ももは以前のウエストよりも多分太いし、内側にお肉が付き過ぎてるから脚をちゃんと閉じて立てないかも……

腕のお肉も凄くて、二の腕ですら一般的な女子の太ももより余裕で太いと思う……


こんな身体で……良い訳がない……

入る服が本当に全然無いし……


ダイエットする方法……何かいい方法は……

……さらに改良したアプリでも作ろうかな?



---



2週間後、冬休みに入った私は……

ダイエットアプリと向き合っていた。


『ダイエットの計画は順調ではありません。

もっと努力しないと一生豚ですよ?』

「うるさい!」


私はついついアプリの表示に向かってそう言ってしまう。

この文言を考えたのは私なのに。



プログラミングの勉強は個人的にもやってるし、先生からも色々教えてもらえる。

割と真面目に頑張ってきたからか、私は自分でも色んなアプリを作れるようになった。

それで改良型の『ダイエットサポーター』アプリを作ったんだよね。

まず表示される文章を、もっと危機感を煽るような感じにしたり……

そして運動の記録を付ける機能も入れたり、色々機能を増やした。


アプリの開発自体はかなり順調だし、試しにアプリストアに登録してみたら割とダウンロードされたんだよね……

もしかしたら、私……こういう仕事に就けるかもしれない。


でもダイエットは全くダメダメだった。

もうお菓子を食べる習慣がすっかり染み付いてしまっている。

学校では授業中に食べてても怒られないし、家では勉強やアプリ開発をしながら食べまくっている訳で……

そして……今では大食いなみんなよりも更に大食いになってしまい、3食どれもたっぷりと食べてしまう。

朝から晩ご飯みたいな量を食べてる訳で……


それでも私は成績は学年でも優秀な方で、プログラミングもかなりできる方になった。

だから……優秀なデブということで意外と周りからは尊敬の眼差しで見られることも多い。

それで気分を良くして……ダイエットする気が無くなるんだよね。


まあ、今の私の姿はかなりマズいと思う。

家ではスポブラみたいになったタンクトップと、水色と白のストライプ模様が入った紐パンだけを着けている。

外に出る服は……ほとんど無い。

スカートはとうとうお尻の圧に耐えられずに破け、ポロシャツもバストに負けて破けてしまった。

なのでこの恰好に、取り寄せたすっごく大きな白衣と超巨大なコートを着て外に出ている。

これなら多少太ってもまだ大丈夫だから……


ってこれ以上太ったら……歩けるのかな……?

今でもはぁはぁ言いながら動いてるし、学校の階段は1階から4階まで上がる時なんて途中で息切れして休憩する状態だし……



体重……今日はどれ位かな……


「123kg……」

昨日よりもまた増えてる……

体重計の測定の上限がそろそろ近づいてきたよ……


そして鏡を見るけど……

ここまで太ると数キロ太った所でそんなに変わらない。


お肉たっぷりで真ん丸な顔……

ただデカいだけでお腹にだるんと乗っかった胸……

ボールでも入ってるかのように丸々と突き出した巨大すぎるお腹……

もう魅力なんて感じることは不可能な、異様にデカいお尻……


映ってるのは見慣れた光景だった。


プログラミングや勉強は出来ても……

ダイエットの方法と、食べるのを我慢する方法は……分からなかった。


……やっぱり、進学した高校……

違う所の方が良かったのかも……



(END)


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