太っている友達のダイエットを手伝った結果、どんどん太ってしまう女子高生の話(その2、3349文字、59kg→70kg)
Added 2024-01-14 14:50:23 +0000 UTC※2024 1/15 0時 文章の一部を訂正しました。
以下本文
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学校が始まってから、菜実はとうとう土日のジョギングを始めた。
食欲も収まってきたみたいだし、休み明けで気持ちも引き締まって丁度良いタイミングだと思う。
「はぁ、はぁ……暑い……!」
「もうちょっと走ろう!」
「はぁ……はい!」
今日は一緒に走ってるけど、やっぱり菜実は身体が重いらしくすぐにバテる。
私はもうちょっと頑張れと言うんだけど……
(はぁ、こんなにジョギングってしんどかったっけ?)
実は私もそんなに走ってなかったし、しかも体重が増えてしまった関係で……
結構疲れてしまう。
元々暑いというのもあるけど、それだけじゃない。
身体に付いてしまったお肉が震えてる……
特に胸がGカップにサイズアップした関係で、ブルブルとしっかり揺れてしまう。
単純に走りにくい上に周りの目線も明らかにバストに向いてるし、結構恥ずかしい……
正直自分だけならもう帰りたいけど、菜実の手前諦める訳にもいかなかった。
……
「いつもダイエットを手伝ってくれてありがとう!」
「別にそんな大したことはしてないよ」
走り終わった後、どういう訳か菜実はお礼を言ってくれた。
少しずつ痩せてきた感覚があるんだろうか。
「それで、これなんだけど……」
「ど、ドーナツ!?また買ったの?」
「いや……自分用じゃなくて、詩乃に食べてもらいたくて買ったから。
当然私の食べる分はないよ」
「……ありがとう」
びっくりしたけど……嬉しい。
丁度食べたいなーって思ってたお店のドーナツだったから。
でも……8つも入ってる……
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それからは、私は毎回土日のジョギングで一緒に付いて走って……はいなかった。
だって走るのって大変なんだよ……!
菜実の前でヘトヘトになってる姿は見せられないし、しかも結構長く走らなくちゃいけないから……
まあそういうダイエットのメニューを決めたのは私なんだけど……
という訳で、ちゃんと走ったかどうかの報告を貰うだけにした。
学校が始まったこともあって、あんまり菜実の体型や体重のチェックはやってない。
どうやら少しずつは体重が減ってるみたいだけど。
私がお菓子を取り上げたり色々しなくても、自分でちゃんと管理できるようになってきたのは偉いと思う。
しばらく前に体重計の数字を見せてくれたけど、表示されていた数字は69.5kgでとうとう70kg台を下回ったらしい。
『私もこれでデブ卒業!』って言ってたから『まだ気が早い』と言っておいたけど。
……という感じで菜実のダイエットの手伝いは上手く行ってるみたい。
これで何も問題無し……のはずだったんだけど。
10月に入ったばかりの今日、私は更衣室で菜実と隣になった。
近くで見ると前よりはちょっと痩せた気がするけど、あまり違いが分からないかも。
「ねぇ、詩乃?」
「何?」
「太ったよね?」
「……えっ!?」
菜実から急にびっくりするようなことを言われてしまった。
私が……太ってるってこの子が言うの……?
「だってスカートとかホック閉まってないじゃん!
ブラウスもパツパツだし、顔も丸くなってるよ!」
「えっと!確かにちょっと太ったかもしれないけど」
「私が言うことじゃないと思うけど、そろそろマズいんじゃない?」
「ま、マズい……?」
確かに……アジャスターを最大まで緩めてもスカートのホックが閉まらなくなってしまった。
しょうがないから安全ピンを使って何とかスカートを穿いてる状態で……
ブラウスだって何とかボタンが閉まるという程度で、特に胸のあたりはパツンパツンで生地がバストに張り付いている。
顔も……触ってみたら顎にもほっぺにもお肉が……
「……菜実、私……油断してたかも。
気を付けるよ」
「前の私みたいにならないようにね!」
……
家に帰った私は早速制服を脱いで下着だけで鏡を眺めていた。
「こ、これは……菜実のことを笑えないレベルだよ……」
というか、正直同じぐらいの体型になってしまった。
顔は元々丸みがあったけど、ほっぺのお肉が増えて大分丸顔気味に変わっている。
おまけに顎だって菜実と一緒で二重顎になってるし……!
こんなに顔が丸くなってるなんて思ってなかったよ……
顔だけじゃなくて、お腹も改めてみるとかなり弛んでいる。
しっかり括れていたウエストは大きく姿を変えてしまい、パンツの縁にだらしない贅肉がぽよんと乗っかっていた。
おへそ周りは段々腹と言える形状になり、括れは全然跡形もない。
そしてお尻は白色のパンツがかなり食い込んでしまっている。
ムッチリ育ったヒップはとてもいやらしい感じがするけど、でもデカい……
そして太ももはたぷたぷしたお肉が大分付いてしまい、すっかりだらしなくなった。
そして胸はGカップのブラのホックがキツく、これ以上大きくなったら入らないかも……
ただでさえカップから胸がはみ出てる状態だし、かなり無理をしている。
メロンみたいな立派なバストになったのは良いけど、ちょっと大きすぎるよね……
元々大分グラマーな体型だったこともあり、お腹はそこまで目立たない……と思う。
だけど大きな胸やお尻をもってしてもそろそろ誤魔化せないレベルにまで肥満化が進んでいた。
体重は……
私は速やかに体重計の元まで向かい、そして足をゆっくりと乗せる。
「70kg……?」
その数字は、なんと菜実の体重をほんの少し上回っていた。
おまけに下着姿でまだ晩ご飯も食べてない状態だから、服の重さとかの言い訳も出来ない。
こうなったのは……
(お菓子とご飯の食べ過ぎ……)
菜実からお菓子を取り上げることは今やほとんどない。
だから消費するお菓子は減っているのが当然のはず。
でもお菓子をたくさん食べまくる生活が続いて……
すっかりハマってしまっていた。
特に菜実はケーキやドーナツ、シュークリームといったお菓子を……
どれもかなり美味しいお店で買っていた。
それを食べてるうちに私もその魅力に気づいてしまって……
いつの間にか頻繁に足を運ぶようになってしまった。
当然ポテチも期間限定品をわざわざ買ったり、特大袋を買ってしまっている。
こんなことをしてたら太るに決まってるのに。
そして……食事量もどんどん増えている。
菜実の太い姿をずっと観察してたからか、『そんなに太ってないから大丈夫』って油断してて……
その結果が菜実以上の食欲につながっている。
こんな生活を続けてたら、かつての菜実をすぐに超えて80kgとかそんな感じになると思う。
まさに人のダイエットより自分のことを考えなくちゃいけない。
確かに菜実よりは胸とお尻が大きめでお腹が控えめだけど……
それでも身体に付いてるお肉の量自体はほとんど変わらないというか、私の方が多いぐらいだから。
じゃあ一緒にダイエットを頑張る?
でもそれはちょっとしたくない。
あの子になんて思われるか分からないし……
それとも1人で頑張って痩せる?
(でも……ちゃんとダイエットできる自信がない……)
確かにちょっとの間痩せる努力はしたことがあるけど、こんなに大幅な増量は初めてで……
それこそ数カ月、いやそれ以上長くダイエットしなくちゃいけない。
太るのはすぐなのに、どうして痩せるのはこんなに時間がかかるんだろう……
菜実を見てたらダイエットも大変そうだし、やりたくないんだよね……
だったら現状維持?
これが一番楽だけど、菜実は着実に痩せてるから。
どんどん向こうの方が痩せて差が広がっていく……
そうなったら『今度は私が詩乃のダイエットを手伝ってあげるよ!』とか言われそう。
私が課したメニューよりも厳しいやり方で……
(どうしようどうしよう!)
悩んでも痩せ方が分からない。
……いや菜実に言ったやり方を自分ですればいいだけだとは分かってる。
でも続ける自信がないしやる気がない。
だったら……
(菜実のダイエットを一旦停止させるしかない……?)
あの子がどんどん痩せるのを阻止したら……差が開いて行かないかも?
そんな訳の分からない考えさえ、魅力的に思えてしまっていた。
(続く)