校庭の工事によって休止してしまった陸上部所属の女子高生が太ってしまう話(その3、3380文字、73kg→85kg)
Added 2023-12-17 14:58:11 +0000 UTC※2023 12/18 1時 文章を加筆した後、訂正しました。
以下本文
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翌日、私の家まで水芝先輩が来ていた。
昨日私は先輩に連絡して、何とかしてくださいと泣きついた。
体重が73kgまで増えたという情報もついでに送って……
わざわざ体重計の写真まで送り付けたんだよね。
その結果、今日わざわざ家までやって来てダイエットを手伝ってくれることになった。
ちょっと申し訳ない感じもする……
「唯乃、走ろっかー」
「はい!」
私は実に久々にランニングをすることになった。
ちなみに着ている服は……普通の体操服。
部活の時にはもっと陸上部らしい恰好をしてたんだけど……
サイズが全く合わないというか、こんなデブが着てもみっともないだけと思ったから。
ちなみに今着てる体操服すらかなりキツかったりする。
こんなのでダイエットできるのかな……
だけど隣に先輩がいてくれるから、自分だけよりもきっとまともに運動できるはず。
……
「はぁ、はぁ……!ふぅ、ひぃ、も、もう無理です……!」
「えっ!?もうギブアップ!?」
私は息を荒げながら走っていた。
水芝先輩が比較的ゆっくり走ってくれたのもあって、最初の3分ぐらいは結構余裕な気がしていた。
だけどその余裕はすぐに消えてしまって……
開始10分が経過した現在、もう私は疲れてしまった。
何せ身体が重い重い。
夏休み前にも運動しようと頑張ってた時があったけど……
その時ですら贅肉の多さと筋力の低下が辛かった。
だけど今はずっと深刻になってしまっている。
まずお肉の揺れ方がかなり大きくなっていた。
太ももはたぷたぷしたお肉が震え、お尻やお腹はやや鈍く揺れている。
何より胸がハッキリとゆさゆさ揺れているのが邪魔でしょうがない。
そりゃサイズだってFになってる程だし、走ったら大分揺れちゃうよね……
シンプルに身体が重いのもあって、本当に走るのが大変になっていた。
「ゆ、唯乃……もうちょっとだけ頑張ろう」
「はぁ、はぁ、……はい!」
私1人だったら、もう5分ぐらいで諦めて歩いていたかもしれない。
だけど先輩がいてくれるおかげで、一応はある程度走ることができている。
頑張らなくちゃ……
……
「はぁ……ふぅ……はぁ……つかれました……」
「お疲れ様」
結局15分で体力の限界を迎えた私は、とぼとぼ歩いて家まで戻ってきていた。
その間の道中も汗がどんどん流れ、体操服はもうびしょ濡れになってる……
一方で先輩の方は多少汗をかいている程度で疲れている感じなど全くない。
「やっと玄関ですよ、もう早く涼しい所に行きたい……」
「よく頑張ったよ」
「でも、前よりも全然走れなくなってますし……」
「しょうがないしょうがない、とりあえず部屋まで行って話そう。
外は暑いから」
「それもそうですね……」
私たちは家に入り、そして私の部屋に向かった。
「あれ、唯乃の部屋って結構お菓子が多いね?」
「……あっ!?」
確かに目の前にはお菓子の袋がたくさんある。
特大ポテチの袋、チョコ菓子の入った袋などなど……
しかも夜食のカップ麺もたくさんあった。
まあ、女の子らしい部屋とは言い難い状態だよね……
こんな部屋になってることにも気づかなかった……
「……もうダメなんです、私は。
この数カ月で、別人になってしまいました」
「……確かに大分ぽっちゃりしたね」
「はい……」
先輩は優しいから『凄くデブになった』とか言わないけど……
内心そう思っててもしょうがない。
事実私はダイエットのランニングさえまともにできないデブなんだから。
もう運動することもできない肥満に……
「先輩、もう運動したくないです……
こんなに太ってる子を入部させてもいいっていう運動部があるとは思えないですし」
「……」
弱音を言ってしまう私を、先輩はじっと見つめていた。
一体何を言うつもりなんだろう。
「唯乃、別にあなたが太ってようがそこまで気にしてはいないよ。
確かに最初に出会ったきっかけは陸上部だったけど」
「もう陸上部らしさの欠片もない私ですよ……?」
「だけど、今は唯乃と一緒に食べに行くのが楽しい。
別に運動ができるできないなんて関係ないから」
「……そうなんですか?」
先輩の言葉はかなり意外だった。
流石にここまで太って運動できなくなった私とは距離を置きたいって思ってるんだと勝手に決めつけていた。
今日の様子を見てがっかりして、もう関わるのもちょっと……という感じになると思ってたんだけど。
でも、太ったことを気にしてないみたい……
「唯乃が太っててもずっと……先輩後輩というか、友達でいるから。
安心して」
「……先輩、ありがとうございます!」
「学年こそ違うけど、かなり気が合うと思ってるんだよね」
「……今日のお昼もまた一緒に食べに行きませんか?」
「いいね!行こう!」
ま、まさか友達って言ってくれるなんて……!
かなり意外でびっくりしたけど、嬉しい。
……なんだ。
先輩は私の体型なんてそこまで気にしてない。
だったら別に……痩せなくてもいいかな?
むしろこれからもどんどん先輩と食べに行こう。
ダイエットは、一旦保留で。
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今日で夏休みも最終日。
先輩と一緒にランニングしたあの日から……私はダイエットの事など忘れていた。
ひたすら食べたいお菓子を食べ、そして先輩とは前よりも更に頻繁にご飯を食べに行く……
そして運動は全然しない……
でも楽しかった。
体型なんて気にしないで食べるのも。
ダイエットを考えなくてもいいのはとても楽しい。
だけど……その結果は……
「制服……全然入らないよぉ……」
明日から学校だという事で試しに制服を着てみたんだけど……
こうなるのは当たり前だった。
そりゃこんなに食べて太ったんだから。
夏服はポロシャツと一般的なボックスプリーツのスカートなんだけど、どちらもまともに入らない。
まずシャツの方は大きくなった胸を包むのに精いっぱいで、お腹は全く隠せてない状態。
ちなみに胸もパツンパツンで生地がぴっちりと張り付き輪郭がくっきりと見えている。
はみ出たお腹は見事な太鼓腹で、もう運動部らしさなど微塵も感じられない。
スカートに至ってはデカくなったお尻に引っ掛かってお腹まで持って行くことすらできなかった。
……今の私って、すごく太ってるのかな……?
いやどう考えても太ってはいるんだけど、どれぐらいなのか下着姿でちゃんと見てみよう……
「はぁ……まさかここまでとは……」
鏡の前で私はため息を付くしかない。
顔はもう……丸々してて全く別人になっていた。
二重顎はたぷたぷしたお肉が増え、頬は凄く膨らんでる……
変化に気づかれるというより、同一人物だと分かってもらえるかが心配になってしまう。
さっきも見たけどお腹は大きく前に張り出した太鼓腹で、ショーツの縁にどっさりと贅肉が乗っている。
括れなど当然ある訳が無く、かつて括れていたことさえ冗談に感じてしまう。
『(ぶにょん……)』
両手を使っておへそ周りの贅肉を鷲掴みにしても、それでもお肉は掴み切れなかった。
脚も凄くムッチムチで太ももは擦れ合う程になっている。
当然もう軽快に走ることなど到底不可能ということ。まあ身体が重すぎてそもそも無理だけど。
そしてお尻は凄く大きくなり、買い替えたはずのショーツがグイグイ食い込んでキツい……
胸はFカップのブラがキツくてしょうがないレベルで、家では外してしまっている。
サイズはもうメロンみたいな感じになり、歩く度にブルンブルンと大げさに上下に揺れてしまう。
大きさは凄いけど形もちょっと崩れ気味だし、果たして女の子として自慢できるようなバストなのかも疑問なんだよね……
運動には邪魔でしょうがないし。今全然走ってないけど。
こんな体型だから体重も……多分80kgは超えてると思うけど、もう怖いから測りたくない……
どうせデブなのは鏡を見たら十分わかるし……
それはそうと、明日どうしよう。
制服が着れないなら……ジャージ?
それしかないよね。
ジャージ、今すぐ買ってきて何とかしないと……
後、明日は登校する前に学校に連絡して、制服が着れないって言わなきゃ……
うぅ、すごく恥ずかしい……
(続く)