SakeTami
takatori-g
takatori-g

fanbox


受験を迎えた姉が太るように仕向ける話(その4、3496文字、姉104kg→最終112kg、妹87kg→最終94kg)



---


それからも姉さんと一緒に食べに行ったり、色々差し入れを続けたりした。

だけど私はこれ以上太らないように頑張ろうとしたんだけど……

そこまで効果は無かった。

体重も最高記録を更新中で、今や87kgに……


今日で夏休みも終わりで、いよいよ学校が再開になる。

ということは制服をまた着なくちゃいけないんだけど……


今から着替えようと思った瞬間、姉さんが突如やって来た。

「どうしよう……」

私の貸している制服を持って。


「だって絶対入らないじゃん、こんなに太ったらさー」

「でも一回試して見た?」

「無理だって絶対!だって体重が……えっと……

何kgだったっけ」

姉さんは何となく自分が太ったとは分かっているけど、やっぱり体重計には乗ってなかった。

自己管理出来る子はちゃんと毎日乗るんだけどねぇ。

……いや私も今日体重計に乗ったのは久々だからあまり人の事は言えない。


「測ってみる?」

「こ、こわい……だって凄い数字でしょ?」

「でも身体測定の時にどうせ分かるんだし、今知っといた方がまだショックが少ないんじゃない?」

「そ、それも……そう……」

姉さんは観念して、巨体をのっそりと動かしながら体重計に乗った。


「う、ぐぬぬ……!」

頑張って姉さんは数字を見ようとしてるけど、どうやら上手く見えないらしい。

そこまで太っちゃったんだね。

代わりに読んであげよう。


「えっと、104kgって書いてるよ」

「うわぁ……薄々思ってたけど、まさかここまで太るなんて……」


姉さんは自他共に認める巨デブになった。

あれだけ魅力のある、美しいスタイルだった姉さんの姿はもうどこにもない。

今や私の制服さえ着れないとんでもないスタイルで……


ここまで太ったら売っている制服だってもうサイズが無い。

一番大きなサイズを着たって多分入る訳も無く……

一体どうするんだろうね。


「しょうがないからこの前買ったジャージで登校するかー」

「えっ、ジャージで!?」

「制服が入らないからしょうがないよね」

「そ、そりゃそうだけど……」

案外潔い姉さん……

見た目とか本当に気にしなくなったんだね……


これにて姉さんの方は一件落着(?)となった。

でも私の方は……


「うぅ、スカートがキツ過ぎる……!」

久々に着た制服がピチピチで、ブラウスもボタンがギリギリで閉まるかどうかというレベル。

そして何度引っ張ってもスカートのホックは止まらず、上手く穿くことができない。


しょうがないから安全ピンを持ち出してきたけど、1本じゃまだ届かなかった。

「う、嘘でしょ……」

結局もう一つ追加して、何とかギリギリ穿くことができたのだった。


まさか自分も制服が着れないかもしれないなんて……

姉さんのことを全然笑えないよ……もう太らせてる場合じゃない!

こんなにデブになったら多分そうそう元の体型に戻れないと思うし、今からはダイエットしなくちゃ!

10月にはまず5kgぐらいは痩せて、そして高2までにはせめて入学時ぐらいまで戻さないと……!

よし、お菓子を食べるのも姉さんと食べに行くのも終わり!



---



それからは自分がダイエットしなくちゃいけないし、姉さんを積極的に太らせるのはもうやめた。

というか受験のストレスが増大してるからか、もしかしたら食習慣が完全にデブになったからか勝手に太っている。

だから私はもう何もしなくてもいい。


体重も110kgを超えたらしく、もう走ることも中々大変な感じになった。

前に思いっきり張り出したお腹がこれでもかと目立っていて、どデカいはずの胸さえ控えめに見えてしまう程。

特大のジャージも既に余裕がなく、お尻に生地がピッチリ張り付いてて下着のラインも映っている。

これが、かつて美しかった姉さんの現状……


今まで姉さんの方が体型が良くて、色々差を感じてしまっていた。

確かに今でも頭は優秀で、成績はかなり良くて脂肪……じゃなくて志望してる国立大学も受かりそう、らしい。

だけど少なくとも体型という点では私の方が痩せている。

……といっても『相対的に』。


そう、既に10月になったけど私は全然ダイエットする事が出来てない。

だって私よりさらにデブな姉さんが隣に居たらどうしても気が抜けちゃうというか……油断しちゃうというか……

あと最近、やけに姉さんが一緒に食べようと誘ってきたり、何ならお菓子まで渡してくるように……

ま、まさか私も道連れにしようとしてるんじゃ!?


そんなこともあってか、私の体重は減るどころか増え続けている。

「う、うぅ……見えない……」

体重計に乗ってみてもお腹……いや胸が邪魔で数字が見えにくい。

私もどんどん姉さんみたいになってる……


降りてみると、94kgという数字が表示されていた。

「もう100kgじゃん……」


姉さんよりはまだ軽いけど、正直どっちも巨デブにカテゴライズされてしまう。

実際私たちには『スマート巨デブ姉妹』というあだ名まで付けられている。

スマートというのは勉強ができるということらしいけど、まあ皮肉なんだろうね。


下着姿(当然体重を測る時は下着だけになってるから)を鏡を見てもお肉だらけ。

顔は顎肉が首まで包む感じで、真ん丸になってしまった。

メロンみたいな胸は大きさだけならとてもすごいけど、もう大分下がっててあまり綺麗とは言えない。

その下のお腹は更に膨れてしまったし、前から見るとショーツがそろそろ見えなくなってきた……

お尻は巨大すぎて何度も下着を破き、スカートやデニムさえビリっと破いたことがある。

今穿いてるショーツもいつ破けるか分からない……


制服はあまりにパツンパツンで、そろそろはち切れそう。

ブラウスのボタンはおへそ周りが閉まらず、胸はかなりオープンになってしまっている。

谷間の部分がバッチリ見えてしまってて、とても恥ずかしい……

そしてスカートはホックどころかファスナーが全く閉まらず、延長するゴムを限界まで伸ばして穿いている。

とにかく大変な状態になってしまった……



今日も私は姉さんと一緒に学校へ登校している。

……どっちも歩くスピードはかなり落ち、そして汗がダラダラと流れていた。


「沙綾、下着が見えちゃってるよ」

姉さんがいきなりニヤつきながらそう言った。

「い、いちいち言わなくてもいいから!」

そんなことは分かってる。私だって……

あまりにムチムチと育ったお尻にスカートが負けてしまい、歩くだけでも下着がチラリと見えてしまう。

手でスカートを押さえたらいいんだけど……

左手にはジュース、右手には道中で売ってるハンバーガーを持ってるから手が塞がっている。

そのせいで汗ばんだショーツが頻繁に顔を出してしまう。


「せめて上に何か重ね履きしたらいいのにー」

「だって入るブルマもスパッツもないから……」

「じゃあ買ったらどう?」

「だって暑くて蒸れるじゃん……どうせ見られても減るもんじゃないし……」

何と言うか、昔の方が恥ずかしかったなぁ……

今はもう……でもやっぱり見られるのは恥ずかしいかも……


「あとさ、胸も凄く揺れてるよねー」

ふふって感じで笑いながら姉さんはとんでもない事を言う。

「口に出さないでいいって!」

「顔赤いねー、やっぱ体型気にしてる?」

「そ、そりゃね……!」

まあ自分でも胸の事は分かってるんだけど、こうやって口にされると凄く恥ずかしくなる……

今やどう頑張ってもGカップのブラが着けられず、何も着けていない。

そのせいで育ちまくったバストがブルンブルン、たゆんたゆんと勢いよく揺れまくっている。

姉さんだって似たような、いやもっと凄い揺れ方なのに……


「姉さんだってそうでしょ!」

「別に?まあいいんじゃない?」

「うぅ……」

受験勉強に夢中だからか分からないけど、全然体型を気にしてない感じ。

まあ、もう吹っ切れたんだろうなぁ。姉さん。


「まあ私は別に自分の体型にそこまで嫌気は差してないんだけどさ。

痩せたいなら痩せたら?」

むぅ……やっぱりどれだけ巨デブになろうが、私より太ろうが……

姉さんには色々敵わないなぁ……

私は実際全然吹っ切れてないし……むしろ体型が気になってしょうがないし……


姉さんだって100kg越えの巨デブじゃん、って思うけど……

実際そうだから、これからは痩せよう……


少なくとも姉さんを太らせる理由は……もう無いや。

やっぱり最初から自分が痩せるべきだったなぁ……

今更後悔しても遅いよね。



[END]


More Creators