食べれば食べる程に貯まるポイントを獲得するために太ってしまう女子高生の話(その3、4756文字、最終120kg)
Added 2023-11-30 07:47:27 +0000 UTC---
11月から方針を変え、再びいろんなお店で食べまくることにした。
馬鹿デカいピザにハンバーガー、果てしない大きさの丼や何gあるのかというサイズのステーキ……
おまけに最近はケーキや一部のスナック菓子にさえ雀の涙程度のポイントが付くから買いまくってる。
食べまくれるのは本当に嬉しいし、ポイントもどんどん貯まるから楽しい!
……でも楽しい事ばかりでもないけどね!
今日から12月。朝少し早く起きてしまった私は、まず昨日買ってきたスナック菓子をバクバク食べる。
そして朝ご飯としてバターをたっぷり付けた食パン3枚と板チョコ2枚をすぐさま平らげた。
今日でも控えめな方、というかこれだと足りないから道中でも食べてしまう。
こんなに食べてたら体重がまた増えてるだろなぁ……
……登校するまでまだ時間はあるから、体重でも測ろう。
「うぅ……3桁は流石にマズいよぉ……」
贅肉のたっぷり付いた脚を慎重に乗せ、それから一旦降りて表示された体重を読む。
デジタル式で良かったよ……だって胸とお腹に邪魔されて見えないから。
だけど今の体重は99kg。全然良くなーい!
当然下着だけで測ってるし、服を着たらもう100kg超えてるかも……
「あと200ポイントだけど……どうなっちゃうんだろう……」
鏡に映る姿はさらに太くなり、そろそろ女子高生としてあり得ないレベルに……
今穿いてるショーツは水色なんだけど、前から見ても腹肉が思いっきりせり出してるせいで全然見えない。
あまりにたっぷり付いたお肉を両手で掴み切ることはできないし、座ると太ももの上にお腹が乗っかってしまう。
持ち上げてみると凄く重量感があり、何十kgもの脂肪が付いちゃってるのがよくわかる。
そんなお腹と同じくらいお尻もデカくなり、下着のショーツが今にもはち切れそうで怖い……
太ももは恐ろしくぶっといし、下半身が贅肉だらけなせいで入るデニムやらパンツが一つもない。
流石にブラ無しはマズいかなぁと思ってショーツと一緒の水色のブラに買い替えたんだけど……
近所で売ってる中では一番大きなHカップのサイズなのにもうホックがギリギリ。
背中にはミッチリ食い込んじゃうし、締め付け感があるから外したい……
こんなに身体がぶよぶよなんだから当然顔は更に丸くなり、いよいよ首が見えない状態に……
1カ月で150ポイント貯めたのは良かったけど、大丈夫なのかなぁ私。
制服だってどんどんキツくなってきたし……
「はぁ……スカートがキツいなぁ……」
ブラウスもボタンの閉めにくさを感じつつあり、そしてスカートが明らかにキツい。
まだホックは留まるけど、アジャスターを調整してウエストを最大限緩めて穿いている。
買い替えてちょっとしか経ってないのに……こんなに太っちゃったんだ……
もこもこのセーターを着ると身体のラインもちょっとは隠れるんだけど、今度はブレザーがキツくなる。
ただでさえ余裕がないからね……でも12月だから流石に寒い。
そろそろコートも着なくちゃ。
……待って。
(厚着してたら、体型は誤魔化せるんじゃ……!)
夏はどうしようもないけど、確かに冬場は服をたくさん着ればいい。
『着太り』って感じの雰囲気を出せば多少は何とかなる。
特にデカいダウンコートでも着てたら乗り切れるかも?
だとしたら、そこまで増量を深刻に考えなくても良かったり……?
(そうだよね、あと200ポイントまで来たんだからこのまま突っ走らないと……!)
どうせ今でも100kg近い巨デブ。
だったら考えすぎないで食べまくった方がいいかも!
厚着してたら色々誤魔化せるし、どうせこれ以上太ってもあんまり変わらないでしょ?
デブはデブらしく食べまくる!
その方が楽しいよね!
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時は流れ、どんどんと寒くなっていく。
そして冬休みに突入し、ポイント増額キャンペーンも再び始まった。
日に日に増えて行くポイントを見てはニヤニヤし、そしてますます食べたくなる。
今日で冬休みも最終日。
ポイントは、とうとう999ポイントまで貯まっていた。
「あと1ポイントで目標達成!
近所のスーパーで特大ポテチでも買えば1ポイント付くよね!」
そう思った私は、営業開始時間に丁度着くように家を出た。
「はぁ……はぁ……!あっつい……!」
いや、暑いどころか寒いはずなんだけど。
でもフル防備な私はとても暑くなっている。
何せ顔と首が隠れるように大きなマフラーを巻いてるし、全身の体型をぼかすために長くて分厚いダウンコートを着ているから。
まあ周りの女子高生も似たような感じだけど、私の場合は贅肉が非常にたっぷり付いてるから過剰なんだよね……
身体から発した熱がどんどん籠って暑苦しい……
そして暑苦しいだけじゃなかった。
全身の駄肉が重すぎて大変なんだよね……
あまり見えないと思うけど、やっぱりお肉が凄く揺れちゃうし……
スーパーの中に入ると、暖房が効いてることもあって更に蒸し暑くなる。
(早く買って帰ろう……)
こんな季節だというのに汗がどんどん出てきて気持ち悪い。
私はお目当てのポテチだけを買って……
(あっ、これ何だろう?)
しかし隣にあるチーズたっぷりポテチもなんだか気になる。
そして近くにあるコーナーでチョコ菓子の半額セールが……
(これも買おうっと)
次々とかごの中にお菓子を入れていく。
(はぁ……結局たくさん買っちゃったなぁ)
エコバッグの中に所狭しと詰め込まれたお菓子を持ちながら、私はとぼとぼ帰った。
重たいけど、身体に付いた贅肉よりはずっと軽い。
……
家に帰った私はすぐさまマフラーをほどいてコートを脱ぎ、そして自分の部屋に向かった。
「はぁ、買い物で歩くだけでも疲れたよ……」
椅子にどっかりと座り、とりあえずチョコの袋を開けて食べる。
(あれ?)
チョコを口の中に入れた瞬間、スマホに通知が届いた。
『1000ポイント達成おめでとうございます!
グルメパス引き換え条件に到達しました!』
「やった!」
さっき買った分のポイントが反映され、とうとう1000ポイント達成に。
アプリを開いてみると、グルメパスの会員証が発行されている。
どうもこのアプリ自体がパスとして使えるみたい。
期限は今から半年間で、7月の初めまで使えることになっている。
ついにこの時が来たって感じだよ!
このために私はいっぱい食べて、そして……
(いっぱい太ったんだよねー……)
私は食べ終わったチョコの袋を置き、そして体重計の前に来ていた。
今の自分は一体何kgあるんだろう。
『(ギシッ)』
体重計に極太になった脚を乗せると何だか嫌な音がした。
それだけ自分の身体が重くなったって事なんだと思う。
俯いてみても肉が邪魔で何も分からない。
体重計を壊さないように、そして自重で床に穴を開けないように慎重に降りてから数字を読む。
「120……120kg!?」
あまりにも大きな数字に自分でも驚いてしまう。
確かに太ってるけど、それにしても重すぎじゃない!?
……そう思った私は姿見の前に来た。
今日もそうだけど、私は必要以上に分厚い上着を着なきゃいけない。
だって、一度マフラーとコートを脱いでしまうと中々に凄まじい状態になるから。
まず顔はとことん膨れてて目もちょっと細くなってしまい、顎肉が二重どころか三重にもなったりする。
幸いマフラーで隠してるからそこまで恥ずかしくないけど……春になったらどうしよう……
そして……胸やお腹が出っ張り過ぎてまともに着れるトップスは1着も無い。
今はかなりゆったりしてるはずのワンピースを強引に着てるんだけど……
スイカかバスケットボールかと思うような巨大すぎる胸にかなり生地を取られてしまっている。
ちなみに前買ったHカップのブラはホックが壊れて着けることもできなくて、胸がかなり自重で下がっちゃってるんだよね……
そしてお腹も大太鼓のように真ん丸な姿と化していて、お肉が規格外なほど多いせいで贅肉を両手で持ち上げる事さえできない程。
ここまで多すぎる贅肉が到底ワンピースに収まり切るはずもない。
つまりワンピースを着てるのにへそ出しのシャツみたいになってて、おへそから下が丸見えという状態……
上半身もこれだから下半身も相応に太くなっている。
お尻は肉の山という感じになってしまい、服も下着も全然入らない。
この前穿いてた水色のショーツは無残にもはち切れてしまい、穿けるショーツがとうとう無くなった。
今はちょっと前(と言っても結構経つけど)に買った紐パンの紐を無理やり伸ばして穿いている。
当然普通に穿くとこの下着も入らないし、ポップな縞々模様が百貫デブな体型に全然合ってない……
スカートやパンツはデカすぎるお尻に引っ掛かって穿けなくなり、ショーツだけを穿いてるという有様に。
ワンピースのサイズがちゃんと合ってれば別にそれでもいいんだけど、現実はお尻が全部見えちゃってるからね……
あと太ももや二の腕の太さも気にはなるけど、もうなんかどうでも良くなってしまった。
だって特大のダウンコートを着てないと下着丸見えというとんでもない状態だから……
コートはどれだけ暑苦しくても手放せない。
(……思ったんだけど、明日から学校なんだよね?)
これで制服とか着れるのかな……
私はブラウスとスカート、そしてセーターやブレザーを持ち出してきたんだけど……
「はぁ、ふぅ、全然、は、入らないよぉ……」
ここまで太ってしまうと買い替えたはずの制服でさえお手上げ状態に。
まずブラウスは大きすぎる胸やお腹が全く収まらず、ボタンがまともに閉まらない。
そしてスカートはでっかく育ったお尻に邪魔されてお腹まで上げる事さえ中々難しくて……
「ふんっ!えいっ……!」
力任せに何度も引っ張って……
『(ビリッ!)』
「うわっ!」
……無理に力を入れたせいでスカートがちょっと破けちゃった。
ま、まあいいや……一応とりあえずお尻は包み込めたから……
でも立派過ぎるお腹が邪魔でこれ以上は無理かなー……
この状態でもお尻に引っ掛かってずり落ちないけど、無理やり感たっぷりな凄い見た目に……
……でもセーターやブレザーで誤魔化せば。
そう思ってセーターを着てみると……かなり生地が伸びてるけど辛うじて着ることができた。
ブレザーは……ボタンが閉まらないけど、まあ腕が何とか通ったからいいや……
はぁ、こんなに太っちゃうなんてなぁー。
今着てる制服だってかなりサイズが大きいはずなのに……
(……あと1kgでも太ったら……もう……)
制服がビリビリに破けて、取り返しのつかない事態になってしまう。
そんな未来を頭の中で思い浮かべて暗い気持ちになる……
どうしよう、やっぱり痩せた方が良いよね?
これからは全然食べないようにして……
だけどグルメパスで、あれやこれも食べに行きたい!
そんな感じで悩みながらも、私は改めて鏡を見た。
『(ぐぅぅぅうぅぅぅ……!)』
……何だかお腹が空いてきたなぁ。
「でも……まだ制服は着れてるから……ちょっと位食べても大丈夫だよね?」
……確かに凄く太っちゃったけど、一応制服も入らない訳じゃない。
むしろ折角貰ったグルメパスを無駄にするのが勿体なく感じた。
……まあ、服が着れなくなっても何とかなるよね?
それよりお腹空いちゃったから食べに行きたい……
よし、早速このパスを使って食べに行こう!
ダイエットの事は食べてから考えたらいいや!
[END]