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(FANBOX限定公開小説)食欲コントローラーで痩せ気味の幼馴染を太らせる話(前編、3416文字、44kg→60kg)

この小説は全文がFANBOX限定公開となります。

後編部分は2023年10月中に投稿する予定です。

また、今まで投稿した小説とのストーリーのつながりは特にありませんが、亜優と恵人の関係性や性格は同じです。


※1時間以内に文章の訂正をする予定です。

→2023 10/9 0時 文章の一部を訂正しました。

以下本文



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俺には亜優(あゆ)という幼馴染がいる。

静かでかわいらしい子なんだが……一つ気になることがあった。

それは……痩せていること。


昔から細かったイメージがあるが、高校1年生になった現在でも依然としてスレンダーだ。

体重は知らないが、重くても40kg台前半だろう。

何か食事制限でもしてるんじゃないかと思ったが本人曰く『元々食欲があんまりない』とのこと。


だから身体のどこを見ても脂肪はあまり付いていない。

脚は細く腕も細く、顔も腹も無駄肉は無かった。

ついでに言うと胸も尻もあまり無い。


女子たちからすると羨ましい体型なのかもしれないが……

もう少し体重が多い方がいいのではないかと思ってしまう。

……決して胸がもう少し大きかったら……とか考えてはいない。

普通に心配になる。


だがいっぱい食べろと言っても無理なものは無理だし……

一体どうしたら良いんだ?



そんな風に悩んでいた俺は食欲を増やす方法をあれこれと調べて模索していた。

当然すぐには有力な情報など出てこない。

けれども俺はずっと探し続けて……


(おっ、これはどうだ?)

とある通販サイトのページを見つけ出した。


売っていたのは"食欲コントローラー"という何とも不可解な装置だ。

何やらこれを相手に向けてダイヤルを弄れば、食欲を増やしたり減らしたりできるらしい。

しかも相手に気づかれずに操作する事だって可能なのだとか。


(これはいいな……買っておくか)

俺はすぐにカートに入れてしまった。


……だが、本当に効果などあるのか?

ガラクタを買ってしまうだけのような気がする。



---



2日後、俺の元に例のコントローラーが届いた。

これをこっそりと使えば亜優の食欲を適正レベルにまで増やせる。


早速使ってみるか……



俺はすぐ近くにある亜優の家まで行った。

「恵人(けいと)、どうしたの?」

不思議そうな顔をしてこっちを向いている。

「ああ、一緒に宿題でもしようかと」

「わかった……じゃあ家に入って……」


まあ昔から知ってる中だから、すぐに家に入ることができた。

他の女子だったら無理だな……


(……今がチャンスだ)

俺たちは現在、階段を登って亜優の部屋まで行こうとしている。

そして亜優は少し先を歩いていて、こっちを見ていない。


咄嗟に俺は食欲コントローラーを取り出し、そして変更ボタンを押した。

ダイヤルは事前に合わせてある。

……食欲が平均より多めになる設定に。


だって元が痩せ気味なのが普通の食欲になった所でそんなに太らないだろ?

それより一時的に食欲を多めにして、ある程度太った所で普通に落とせば健康的な身体になる。

まあ悪くはない作戦だ。


(……よし、任務完了)

ボタンを押した後、すぐに鞄の中に仕舞った。

亜優は気づく事さえないだろう。


……確か効果はすぐに現れるとか。



俺たちは亜優の部屋に入り、そして宿題を始めた。

しばらくはなんてことの無い時間が過ぎていたのだが……


『(ぐぅぅ)』

小さく、しかし確実に……亜優のお腹が鳴った。

今まで亜優の胃袋がはっきりと空腹を訴えたことは無かったと思う。

もしかすると……本当に食欲が増えたのか?


「なぁ亜優、お腹が空いたの?」

「えっと、えっと……!多分……!」

顔を赤くして、アタフタしている亜優。

きっと今までこんな経験が無かったんだろう。


「じゃあ宿題はこの辺にして、一緒に何か食べるか?」

「そうだね……じゃあお願いします……」


こうして、俺たちは一緒に東案下駅前にあるハンバーガー屋に向かった。



……


ハンバーガー屋の目の前に来た時だった。

『(ぐううぅぅぅぅ……!)』

「う、ううぅ、おかしいなぁ……

お腹が凄く空いちゃった……!」

そう言って亜優が腹を擦っている。


どうやら食欲がかなり増えているらしい。

これは想定以上に増えているかもしれないな。

もしかすると今まで食べてなかった反動でも来てるのか……?



店の中に入り、注文することになったのだが……

「な、何頼んだら……いいの?」

亜優はこの店に来たことがないらしい。

もしやハンバーガーをほとんど食べたことがないのかも。


「じゃあ俺が代わりに頼むよ。

ウルトラバーガーセットにしておくか」

「なにそれ……?」

戸惑う亜優を無視して俺はウルトラバーガーセットを1つ頼んだ。

だが自分はノーマルバーガーセットにするんだけどな。



しばらく待ってから、席に注文したセットがやって来た。

「ノーマルバーガーセットとウルトラバーガーセットです!」

「えっ……!?

こ、こんなに……食べるの……?」

肉厚のハンバーグが3つ挟まった、巨大なハンバーガーだ。

しかもセットで付いているポテトだってかなり量が多い。

そりゃびっくりして当然だろう。


「ねぇ、恵人がこれ食べてよ……」

「だって今亜優はすごくお腹が空いてるだろ?

これぐらい余裕なはずだ」

「無理だって……!」

「行ける行ける」


嫌がっているが、それも無理はない。

きっと1日の総摂取エネルギーよりも多いだろう。

こんな量の食事を摂った事さえないのかもしれない。


「……じゃあ食べてみる」

しかしどうにも観念したらしい。

意を決した亜優はハンバーガーを口に運び……


「……!美味しい……!

何これ、今まで食べたことないよ……!」

一瞬で明らかに亜優の目が輝いた。



……それからは一気に食べるスピードが上がった。

最初こそ恐る恐る食べていた感じだけど、すぐに周りと大差ないスピードになり……

そして遂にはバクバクと勢い良く食う程になった。


しかもポテトも次々と口の中に放り込む。

いつから亜優はこんなに食うようになったんだ!?

……まあ俺のせいなんだが。


こうやって見ると……想像以上に強力なんだな、あのコントローラーは……

ガツガツとハンバーガーに食らいついてる亜優の姿は、何だか現実の光景とは思えない。

何かコラージュ画像のようにさえ見える。



そして、遂に俺が食べ終わって少ししてから亜優も完食してしまった。


「わたし……何でこんなに食べちゃったんだろう……!

でも美味しかった……!」

自分自身で驚いているようだった。

当たり前だろう。


「また行こうな、亜優」

「うん!」


よし、この調子なら少しは太ってくれるだろう。

そうしたら俺も安心すると言う所だ。



---



あれから1カ月が経過した。

その後も亜優の食欲は多いままだ。

いや、多すぎるといった方が正しいかもしれない。

女子の中でも少ない方だったのに、今やよく食う男子に匹敵すると言えるレベルだ。

昼飯は食堂のかつ丼大盛りみたいな感じで、そして休み時間にはポテチも食らい、晩にもいっぱい食ってるらしい。

夜の9時に電話した時は明らかに夜食のカップラーメンを食ってる感じだったな……


そういう訳で亜優の体型は少しずつ……というより急激に変化している。


「恵人……どうしよう……

私急に凄く太っちゃった……」

学校から帰る途中、亜優が太ったことについて喋りだした。

さすがの変化に亜優も驚いているんだろう。

何せ体重が44kgから一気に60kgにまで増えたのだから。


こんなに太ったせいか、イメージも一変してしまった。

華奢だった脚はしっかりと贅肉が付き、むしろムッチリと言えるレベルに太くなった。

ニーソが太ももの肉にしっかり食い込んでるのが何ともいえない。

尻も小尻だったのが今やデカい方で、制服姿でも丸みをしっかり感じ取れる程に。

そして胸だが、こちらもほとんど存在感が無かったのに今でははっきりとブラウスを押し上げている。

今までがAもあるかどうかだったのに、DかEはあるんじゃないか?


けれども、腹も着実に出っ張りつつある。

制服だとそこまで目立たないが、私服だと大分腹回りがパツンパツンになっていたりする。

軽く触ったこともあるが……見かけ以上にぷよぷよとした贅肉がヘソ周りに付いていて驚いた。

確かに前まできゅっと括れていたのに、今は全然括れてない感じがする。


「うーむ……」


すでに痩せ気味どころか太り気味、いやデブの道を歩みつつある亜優だが……

一体どうしたら良いだろう。


俺は、亜優の事をどうしたいんだ……?



(続く)


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