SakeTami
takatori-g
takatori-g

fanbox


「グルメパス」をまた入手したせいで100kg越えのデブになる女子高生の話(全文、6871文字、最終120kg)

この小説は全体公開で投稿している「市内の飲食店で食べ放題になる「グルメパス」を入手して太る女子高生の話」の続編です。

そちらを先にご覧いただく事を推奨します。



---



高校2年生になり、私はグルメパスの試験モニターをすることになった。

3カ月間のモニター期間中、私は中華料理やハンバーガーと言った色んな料理をお腹いっぱい食べまくり……

そして見事に太ってしまった。


体重は49kgから一気に73kgまで増えてしまい、下着も私服も買い替える羽目になった。

そして制服も買った当初は余裕があったのに今ではパツンパツンで破けそう……


こんな状況だからダイエットしなきゃいけないのに……

私はまた3カ月間有効のグルメパスを市役所で貰ったんだよね。



……


パスを貰い、家に帰って来た私はキツい制服をすぐに脱いで下着だけになった。

「……中々にデブだなぁ」

私の身体はすっかり肥満体型になっている。


ほっそりしてたはずの顔は、丸い頬と常に二重になってしまう顎が目立つように……

二の腕はお肉が付いて大分弛んでしまっている。

最初Cカップだった胸はFカップ、いやFのブラがキツい程にまで育っていた。

大きくなって嬉しいんだけど、走るとかなり揺れて邪魔だし、ちょっと重いかも……

そしてその下には括れが埋もれてしっかり段々が出来上がったウエストがある。

たくさんのお肉が掴めてしまうし、そろそろ両手に収まり切らないレベルに……


お尻は買い替えたはずのショーツがまたキツくなってて結構食い込んでしまっている。

太ももは二―ハイソックスがかなりキツいし、ジーンズがパンパンになってしまう……

こんな状態だから、本当に今すぐ痩せないといけない。


だから、折角貰ったグルメパスだけど……

週1回だけしか使わないと決めておこう。

そしてちゃんと運動して痩せるんだから。



---



それから、私はグルメパスの使えない1週間を過ごすことになった。

まあ、要はパスの無かった状態に戻るだけなんだけど……


お腹が空いてしょうがない。

今まで山ほど食べまくっていたのに、1週間の間は周りの女子高生と同じ量しか食べない訳で……


3カ月間大食に慣らされた私の身体は、たくさんの食料をずっと求めている。

グルメパスが使いたい……!

宿題をしてる時も、そんなことを考えてしまう始末。

でも、週1回だけにすれば太らないはず……だよね?



---



やっと1週間が経過し、いよいよグルメパス解禁日になった。

私は……もう何も考えずにピザ屋さんへ直行することに。



「美味しい~♪」

そして、このお店名物という超デカピザを食べまくっている。

直径55cmの巨大ピザを。


私は意味不明なほど食欲が湧いていて……

1週間我慢してたから、もう止まらなかった。

このピザが本当に特別美味しいのか、それとも空腹だから口に入るものが何でも美味しく感じるのか……

それは分からないけど、とにかく幸せな気分。

やっぱりお腹いっぱい食べるのが一番楽しいよ。



「ごちそうさまでした~」

「また来てくださいー!」

ペロリとピザを食べてしまった私は、上機嫌で家に帰った。



(……って何やってるの私)

でも家に帰ってから、とんでもない事をしてしまった感覚になった。

ただでさえ結構デブなのに、こんなことをしてたらすぐに凄まじい巨デブになってしまう。


頭ではそれが分かっている。

だけど、遂に有効になってしまったグルメパスを見てしまうと……

食べなきゃという気分にならざるを得ない。


このままじゃダイエットなんて夢のまた夢……

(パス、返上した方が良いのかも……)

私はこのグルメパスを眺めながら、ため息を付いた。


このカードのおかげで私は東案下中のお店で食べまくれる。

だけど代わりにどんどん太ってしまう。

いったいどうしたらいいのか全然分からなくなる。


……いや、週1回。

週1回にするって決めてたはず。

だから明日は……ちゃんと控えめにしよう。



---



翌日、私はいつも通りはち切れそうな制服で学校に行った。

そして特に何事もない(今日は体育が無いからね)学校生活を送り、そして普段通る帰り道を歩いてるんだけど……


『(ぐぅぅぅぅ……)』

立ち並ぶお店から漂う美味しそうな香りが私の食欲を刺激する。

お昼も食堂でいっぱい食べちゃったのに、お腹が空いて空いてしょうがない。


食べたい……でも今日はパスを使っちゃ駄目……

だけど食べたい……!


(無理!)

私は我慢できなくなり、近くにあったかつ丼屋さんに寄ってしまった。


「ギガかつ丼お願いします!」

「はいよ!」

そして、でっかいかつ丼を頼んでしまっている……

運動部の男子がガツガツ食べてそうな程に巨大な……

いや、あの人たちでさえ完食が難しい程かも?



「いただきまーす!」

目の前に置かれた丼をとにかく食べて行く私。

揚げたてカツのジューシーさ、そしてふわっとした卵の食感……

空腹感も相まって、すごく美味しく感じる。


もっと食べたい、もっと……!

ひたすらそんな風に思いながら食べまくった。



「ふぅ、ごちそうさま……」

食べ終わった私はお腹を擦っている。

流石にこれは食べ過ぎたかもしれない。

だけど苦しい訳でもないんだよね……

大食に慣れてるからか、別に気持ち悪いという感じではない。

どっちかというと、眠くなってくる……



……


家に帰った私は、着替えてからはもうベッドに入ってゴロゴロしてしまっていた。

しかもポテチをバリボリと食べながら。

「このままじゃ寝ちゃうかも……」

まだまだ寝る時間じゃないのに、眠気が襲ってくる。

これじゃ食っちゃ寝になるよ……



---



それから、私は結局パスを……

毎日使ってしまっている。


週1回にするはずだったのに、もう食欲が抑えられない。

毎日お腹いっぱい食べないと気が済まないんだよね。


既に8月だから……こんな状態が1カ月も続いているということ。

当然太らない訳が無かった。


「かなりデブってるなぁ……」

姿見に映る私の下着姿は、立派なデブだった。


顔は丸々した頬がかなり膨れてしまい、顎肉も前より増えてタプタプしてしまっている。

二の腕はかなり弛み、腕を動かす度にお肉がたぷっと震えていた。

そして胸は更に育ち、今では着けているGカップのブラのホックが中々閉まらない程に大きい。

ここまで大きくなるとそうそう女子高生にはいないレベルだし自慢できるサイズなんだけど……

でも歩く度にブルンブルン揺れまくるし、重くて結構邪魔なんだよね……


お腹はぼよんと大きく張り出した太鼓腹で、もう括れなんて跡形もない。

おへそ周りの駄肉は増えすぎて掴み切れないし、ショーツの上にどっさり乗っていてしかも垂れ気味……

そんなお腹と釣り合う程に膨れたお尻はショーツをはち切れんばかりに引き伸ばしている。

決してサイズの小さな下着じゃないのに、でっかいお尻を全然包めていない。

太ももはかなりぶっとくなり、お肉が擦れ合って歩きにくい……


……ここまで太ったのは、夏休みに入ってしまったのも大きいと思う。

酷い時は朝、昼、夕方、晩の4回グルメパスを使って食べてることさえある。

こんなに馬鹿みたいに食べてたらここまで太るのも無理はない。



服も買い替えてはいるけど……すぐにキツくなってしまう。

今の下着だって買ったのはまだそこまで前じゃないはず。

でもショーツは破けそうだし、ブラは背中にしっかり食い込んで跡がくっきりできてしまう程キツい。

外出する時に穿いているスカートだってボタンが留まんないし、ファスナーも半分以上開いてしまっている。

そしてTシャツはデカい胸とお腹が張り詰めてて身体のラインがほぼ丸見え……


ここまで太ったんだから、本格的にダイエットしなきゃマズい。

だけど……それでも『食べたい』という欲望の方が『痩せたい』という願望を上回ってしまう。


(せめて体重計に乗らなきゃ……)

ダイエットしたいという思いをちょっとでも強めたい。

私はそんな思いでムッチムチになってしまった脚を体重計にそっと乗せたんだけど……


「86kg……」

元の体重が、えっと……49kg……

……今からダイエットしても、元に戻れるのはいつなの?


果てしない減量の道……考えただけでも気が遠くなってしまう。

それに比べて……お腹いっぱい美味しいものを食べまくる方がずっと魅力的に見える。


……考えてみたら、太る『だけ』。

別にお金も要らないし、ちょっと太っちゃうだけでいいんだから……


じゃあ、ダイエットなんてしなくてもいいかな。

それよりもっといろんな美味しいお店を巡ろう!

私はそんな風に考えて……お昼ご飯を食べに行った。

ピチピチのTシャツとスカートを身に纏って。



---



夏休みも今日で最後。

私は今日もグルメパスを使って食べまくるつもり。


だけど……


「はぁ……ふぅ……ひぃぃ……

か、身体が重いよぉ……」


夏休みに食欲を抑えようともせず、私は美味しいものをお腹いっぱい食べまくった。

その結果、身体は更に肥満化してしまっている。


歩く度にこれでもかと全身に付いた贅肉がぶよんぶよんと揺れ動く。

スイカみたいな胸はブラも着けられず、ゆっさゆっさと上下に激しく揺れてTシャツを破こうとする。

その下のお腹は大きくシャツからはみ出し、こちらもぼよんぼよんと贅肉が波打ってしまう。

生地が破けそうなスカートが巨大なお尻を包み込んでるけど、サイズが全然合っていない。

丈はかなり短くなり、歩くだけでもショーツがチラッと見えそうになる。

そして太ももは凄まじくぶっとくなり、たぷんたぷんと勢いよくお肉が震えてしまう。

ついでに言えば顎のお肉も震えてるんだよね……


こんなに急激に太ると身体が付いて行けないのか、普通に歩いてるだけなのに呼吸が荒くなる。

汗がダラダラと流れ続け、髪の毛は既にびしょ濡れ。

顔も、胸もお腹も……そしてお尻も脚も汗だくになっている。


歩道橋の階段に差し掛かると、余計に辛くなってしまう。

でも今から行く場所はこれを使わないと遠回りになるからしょうがない。


「はぁ、はぁ、はぁ……」

階段を1歩1歩登る度に疲労が身体に溜まっていく気がする。

脚や膝には凄く負担が掛かるし、お肉の揺れ方も大きくなる感じ……

そして下着が見えないように手でスカートを抑えながら歩くから余計に遅くなる気がする……


歩道橋をはぁはぁと言いながら登り、そしてしばらくは普通に歩いてゆく。

しかし……それは長くは続かない。


目の前に現れた下り階段。

普通の女子高生なら気にも留めないと思う。

だけど……

「あ、足元が見えない……」


そう、胸とお腹が巨大すぎて全然足元が分からない。

だから私は手すりを持って、慎重に降りている。


「はぁ、はぁ……太りすぎかも……

嫌になるよぉ……」

階段を降りた頃にはもう全身汗でびしょ濡れ。

恥ずかしすぎる……

そしてまだ歩かないといけないんだよね……はぁ……



「はぁ、ふぅー……

やっと着いたぁ♪」

……だけどお店に着いてしまえば道中の事も忘れてしまう。


今日食べるのはたくさんのドーナツ。

60分間食べ放題のお店だから、好きなだけ食べられる。

しかもタダ……!


私はトレーの上に載せられるだけドーナツを載せて席に向かう。

当然ジュースもたくさん。

そして席に着いてからはバクバクと無我夢中で食べまくる。

(おいし~い!)

絶え間なく続く甘味が堪らない。



「たくさん食べちゃったなぁ……」

ほぼ全体が見えてしまっているお腹を擦る私。

ドーナツが詰め込まれているはずだけど、元々の分厚い脂肪が多すぎるからか柔らかい。


これだけ食べてるともう異常そのものかも。

だけど……美味しいからしょうがない。



私はパスを見せてからお店を後にしたけど……


「あ、あっつい……」

涼しい店内から一転、酷暑が私を襲う。

ただでさえ厳しい暑さなのに、肉布団をたくさん羽織った私には厳しすぎる。

現実に引き戻された感じで……やっぱり太り過ぎてるよね……



---



翌日、私は久々に学校へ登校することになった。

しかし……

「どうしよう……まったく制服が入らないよぉ……」

当たり前だけど、ブラウスもスカートもサイズが全く合っていない状態。

ブラウスは袖さえ通らず、しかも胸とお腹が出っ張り過ぎてボタンが閉まりそうにない。

そしてスカートはお尻でつっかえてお腹まで届かなかった……


「うわぁ……100kgもあるんだ……」

久々に乗った体重計……

遂に3桁の大台に乗ってしまった私はまさに巨デブ。


……仕方ないので、私は体操服を着て登校することに。

流石に伸縮性があるから大丈夫……


「うぅ……!無理……!」

全然大丈夫じゃなかった。

太ももとお尻があまりにも贅肉たっぷりなせいでハーフパンツが穿けない。


「……私服で行こう」

しょうがないので私は普段着ているTシャツとスカートで登校することに。

だけどこちらも今にもはち切れそう。

Tシャツは立派過ぎる胸を収めるだけで限界でお腹がかなり見えてしまう。

そしてスカートはファスナーが全く閉まらない。


まさかここまで太っちゃうなんてなぁ。

でも……パスの期限はまだ1カ月ぐらいある……

これ以上は太りたくないかも……

服だって本当に入らなくなるから……



---



10月になり、とうとうパスを返却する日になった。

結局学校が始まってからも食べる量はそこまで減らず……

いや増えてる気さえする程。

だから私は今も太り続けている。


『(ギシッ)』

体重計に脚を乗せる時も何か変な音がする。

それだけ私が太ったって事なんだと思う。


「……120kg」


……この数字に絶句した私は、下着姿で姿見の前に来た。

デブというか、百貫デブというか……


顔は頬がすごく膨れていて元の姿が思い出せないレベル……

そして顎のお肉が増えすぎて首はもう見えない……

二の腕は並みの太ももより太く、たぷんたぷんと豪快にお肉が揺れる。

胸は何カップかも分からない程に育ち、恐ろしいサイズになった。

だけどブラを着けてないからか位置はすっかり下がり、お腹にだらしなく乗ってるだけ……


そしてお腹は存在感では胸を軽く凌駕するほどに張り出していて、お腹だけで女子高生の体重並みの重さはありそう。

前から見ると垂れたお肉のせいでショーツは完全に隠れてしまっている。

そして後ろから見れば、あまりにデカすぎるお尻に小さな下着が埋もれてしまっていてあまり見えない。

太ももはとてつもなくぶっといし、かなり脚を開き気味に立たないと両脚が干渉してしまう……


これが今の私だった。

下着も服も大きいはずなのに、キツくてしょうがない。


「はぁ……着替えなきゃ……」

今の姿を確認してドン引きした私は、学校に着て行く服に着替え始めた。

だけど……制服はもうサイズ自体が無い。

それで特大のブラウスとスカートを買って制服のような姿に仕立てている。


「またキツくなった……」

なのにブラウスもボタンが中々閉まらない。

お腹周りのボタンが留めにくいし、胸はすでに頂上のボタンが留まらない状態になった。

そしてスカートはホックが壊れ、ウエストを無理やり伸ばすゴムを使って穿いている。

ちなみに家ではこれまたデカいキャミソールを着ているけど、お腹がはみ出てしまう。



何とか『制服』に着替えた私は、かつてよりもちょっと早い時間に家を出た。

……じゃないと歩くのが遅いから遅刻してしまう。



……


学校帰り、私は市役所に寄っていた。

あのパスを返却するために。


「今までありがとうございました。

おかげでたくさん食べちゃいましたよ」

そう言いながら担当の人にパスを渡す。

……どれだけ食べまくったかは、この体型を見れば一目瞭然だろう。


「……あの……少し前に告知があったと思うんですが」

「えっ?」

あれ、このパターンは以前にもあったような……


「3カ月版グルメパスの有効期限が2カ月延長されたんです。

試験モニターが特別に受け取るパスも同様に……

なので2カ月後にまた来てください」


「あ、ありがとうございます……」

私はペコっとお辞儀をして、その場を立ち去った。



……帰り道、私はすごく重たい身体を揺らしながらのっそりと歩いている。

正直、かなり複雑な気分だった。

確かにパスが延長されて嬉しいという気持ちはあるんだけど……

でも今でも120kgという恐ろしい肥満体な訳で……


これ以上太ったら、私……どうなっちゃうんだろう……

『(ぐぅぅぅぅ……)』

恐ろしくなったけど、でもお腹はやっぱり空いてしまうらしい。

とりあえず、有効期限の伸びたパスを使ってどこかに食べに行こう……


それからまた考えればいいよね……?



(END)


More Creators