100kg越えになる夢が正夢になる女子高生の話(後編、8313文字、最終106kg)
Added 2023-09-28 09:58:51 +0000 UTC---
翌日の6月10日。
私は普段よりも1時間早起きしていた。
今日からダイエットのために土日はランニングすると決めている。
早速朝ご飯を食べずに体操服に着替えた。
(……パツンパツンだなぁ)
胸やお腹、そしてお尻と色んな場所がピッチリ身体に張り付いてしまっている。
体型がかなり出てるし、ちょっと恥ずかしい。
でも運動しなきゃこの体型のままだから……
そう思って私は外に出た。
だけど……
『(ぐぅぅぅ……)』
走り始めて5分。
もう早速限界が来てしまった。
空腹で運動するのが良いとは分かっている。
だけど、あまりにお腹が空いて走る元気がなくなってしまう。
(食べたい……何か食べたい……!)
空腹感に私は耐えられなくなり、すぐに家に帰ってしまった。
自室に戻った私は、机の上に置いてあったポテチを直ちに開ける。
そして貪るように食べまくっていく。
「はぁ、おいしい……」
朝ご飯をまだ食べてないのに、もうお菓子に手を伸ばすなんて……
でもちょっとは運動したし、別にいいよね?
全く動いてない訳じゃないから……
---
それから2週間ぐらいが経ち、日付は6月23日になっていた。
祝日がないから6月は長く感じる……
それはそうと、この2週間で私はちゃんと運動して……いなかった。
いや正確には土日に数分走ったりはしている。
でもそれ以上の運動をしたいと思えない……
だって朝ごはんも食べずに動くなんて私には無理だよ……
そんな感じで自分を甘やかした結果がこれだった。
「うわぁ……こんなに太ってる……」
登校前、私は姿見の前で呆然としていた。
鏡に映る下着姿は2週間前に見た時と比べても1周りは横にデカくなっている。
デブかも、じゃなくてはっきりとデブと断言できるレベルだ。
顔は凄くほっぺが膨れていて、ぱっちりしていた目がほんの少し細くなっている気がする。
顎も二重顎が更に深みを増してて貫禄さえ感じる顔になった。
二の腕もふくらはぎもかなり太くなったけど、他がもっと太いから今ではあまり気にならないように……
脚を見ると大量の脂肪で溢れかえっている。
太ももの贅肉は前よりも更に増えてしまい、走っているとタプタプ肉が揺れて走りにくい……
履いていた二―ハイソックスは入らなくなり、今は素肌をそのまま晒してる状態だ。
その上のお尻はムッチムチになってて迫力を感じる程。
今穿いている白いショーツは買い替えてそこまで経ってないはずなのに、ミッチリと食い込んでしまっている。
たっぷりと贅肉の付いた下半身は、品の無いいやらしさを感じはするけど……
いや単に肉が多くてだらしないと思われてるだけかも……
だらしないと言えばお腹もかなり弛んでいる。
段々腹というより大きくせり出た太鼓腹で、狸の置物のように丸く膨れてしまった。
ショーツの上にどっかりと贅肉が乗ってるけど、肉が多すぎて垂れてきてる……
ここまで太ったからかバストも更に育ってて、今やHカップにまで膨らんでいた。
しかも、こちらもショーツと同じくサイズが合っていない。
アンダーバストも増えてるし、あともうちょっとでホックが止まらなくなりそう……
ここまで太ると当然だけど、どう頑張っても今まで着ていた制服を着ることができない。
だから私は止む無く制服を買い替える羽目になった。
なので今から着るブラウスもスカートも、快適に着用することが……
(……あれ、おかしいなぁ?)
……既にちょっとキツい気がするのは何故だろう?
(はぁ……これ以上太ったら本当に奈緒の漫画通りになってしまう……)
恐ろしいことに、制服を買い替えたりダイエットしようとして失敗する下りも現実になってしまった。
漫画では『運動したから大丈夫』とか言い訳して前以上にたくさん食べるようになるって感じだったけど……
実際『土日にちょっと走ったからダイエットしてる、だからもっと食べてもいいよね』って……
そう自分に言い聞かせて以前よりも余計に食べるようになってしまっていた。
(……81.5kg)
夢で見た私は100kgを超えていたと思う。
でもあのブクブク太った私と、今の私は20~30kg程度しか変わらないかもしれない。
これ以上太ったら……本当にあの夢みたいなことに……
……
放課後、いつも通り私は部室に行っている。
「ふふふ……順調に漫画の通りになってるね~才華ちゃん」
「うるさいなぁ!」
そしていつも通り奈緒にからかわれてしまっている。
「制服も買い換えて、そして形だけのダイエットをして慢心して……
その結果がこの体型かな?」
「う、うぅ……!」
実際正しいから何も反論できない。
「さてさて、続きを見たいかな?」
奈緒の手にはタブレットがあった。
きっとまた1歩、漫画が完成に近づいたのだろう。
「見たい」
「じゃあどうぞ」
私は漫画の続きを読む。
……次は『私』が朝に登校しているシーンが描かれている。
しかし更に肥大化した私は、新調したはずの制服でもぱつんぱつんになっていた。
そしてデカすぎる胸がたゆんと大きく揺れ、そしてスカートが捲れてショーツがチラリと見え……
でも手は食べ物で塞がってるからスカートを抑えてガード出来ない……
というより食べるのに夢中で気づいてないような……
「ちょ、ちょっと何描いてんの!?」
「まあまあサービスシーンだよ、こういうの要るでしょ?」
「いや誰が見たいのそれ!?」
スタイルが良くてかわいい女の子だったら、まだ男子たちを興奮されられるのかもしれないけど……
こんなデブに需要なんてないでしょ!?
てか『私』は私がモデルなんだから普通にこういうの描かれたら恥ずかしいって!
「ちょっと位良いじゃない。
そもそも才華をモデルにしてるだけで別人なんだから」
「はぁ……」
そう言われてしまうと……何も言えない。
というかそもそもこの漫画に出てくる『私』は私じゃないし。
(……こんなに食い意地張ってるデブには……流石になりたくないよ)
食べる事ばかりに気を取られて、下着が見えようが気にしなくなるなんて……
そこまで私は堕落しないと思う。
……思ってはいるけど……今までずっと漫画の通りになってるから……
こうならないように気をつけよう。
まずは本気でダイエットでもしないと。
---
更に2週間ほどが経ち、7月6日になっていた。
私は本気のダイエットでとうとう痩せて……いる訳も無く。
「ふんっ……はぁ……!」
私は制服のスカートのホックを留めようとしてるんだけど、全然閉まらない。
お腹を引っ込ませたり、色々頑張ってみても届く気配は無かった。
「……これ以上太ったら安全ピンでも無理かも」
安全ピンを取り出して無理やり留めようとするけど……それでも足りない。
……しょうがないからもう1本取り出して、2本使って強引にスカートを穿くことになった。
最初から2本必要だって分かってはいても、でも穿けるかどうか試しちゃうんだよね……
時間の無駄だって分かってるんだけど。
(……この制服、まだ買い替えたばっかりのはずなのに)
確か6月に買い替えてて、1カ月も経っていない。
制服……流石にまた新調するのはちょっと……
こんなに太り過ぎている現状が怖くなる……
……
今日も私は東案下駅でモーニングバーガーを買って、食べながら通学路を歩いている。
いや、実は最近はバーガーを2つ、そしてポテトまで増やしてるんだよね。
「おいしい~♪」
朝に食べるハンバーガーはやっぱり格別だなぁ。
風がちょっとキツい気もするけど、気分が良いから全然気にならないや。
(あれ、前で歩いてる子……)
……少し先に見える女子がスカートを抑えながら歩いていた。
風が強いからか、スカートが捲れ上がりそうになっている。
……これって……
「……あっ!?」
また風が吹いた。
私も中が見えないようにスカートを……
「はわわ……!」
だけど……手が塞がっててスカートを抑えられない。
おかげで汗ばんだ白いショーツがチラリと見えてしまっている……と思う……
(……もしかして、さっきから何回も下着が見えてたんじゃ)
私はぞっとした。
こんな巨デブが短いスカートでショーツをチラ見せしてるんだ……
……急に自分の姿がとても恥ずかしくなってきた。
(凄く恥ずかしいよぉ……)
そもそもすぐに中が見えそうになるほどスカートが短いってことは、太ももがかなり見えているということ……
この贅肉が呆れるほどに付きまくった、ぶよぶよでたぷんたぷんの太ももが……
脂肪が震える様子も、隙間のない両脚が歩く時にみっともなく擦れるのも……
それだけじゃない。
大きなメロンのような胸が歩く度にゆっさゆっさと激しく上下に揺れてしまっている。
持っているブラで着けられる物がもう無いんだよね……
しかも汗だくで制服はびしょ濡れだし、お腹はぼよぼよ揺れてるし……
(わ、私……何で今まで気づかなかったの……!?)
顔を真っ赤にしながら、私は学校まで歩く羽目になった。
……それでもバーガーとポテトは全部食べたけど。
……
「いよいよ100kg越えも夢じゃない、って感じかな~?」
放課後、部室で奈緒からまたからかわれる私。
「……そうなりたくない」
だけど、ここまで太ってしまうと……本当に100kgになるのも時間の問題だ。
逆に100kgにならないと否定する方が難しいかも。
「でもさ、これ以上太ったら制服破けるんじゃない?
新しいの買ったら?」
「いや……買ったばかりだから買い替えるなんて……
というかそもそもサイズが無い……」
「それもそうだねー」
「他人事みたいに……」
奈緒は如何にも気楽そうだ。
まあ実際私がどんなに太ろうともこの子には何のダメージも行かない。
「だったら、ジャージとかで登校するのはどう?
デブって制服が入らない子は特別に許されてるからさぁ」
「い、いや……!
それだけは無理……!」
私は必死に首を横に振る。
……ほっぺのお肉が震えてしまったことは気づかなかったことにしたい。
「……そう。
本当にこの漫画みたいになっちゃうかもね?」
私はまた奈緒からタブレットを手渡された。
「あっ、完成したんだ」
「とうとう出来上がったよ!
……あとは現実がこうなるだけ」
「うるさい!」
……でも実際こうなってしまうのかもしれない。
漫画の『私』は、あの夢のように100kgを超えていた。
そして無理やり制服を伸ばして着て、電車の中で女子高生たちに笑われ……
駅のホームにあるかつ丼屋さんに入って食べまくり……制服がビリっと破けて……
そこで初めて自分の増量の深刻さに、本当の意味で気付くという感じで終わっていた。
「絶対、こうは……こうはならないから!」
「……まあ、頑張って」
奈緒の目は、どこか哀れむような感じだった。
---
それから私は太らないように食欲を抑えようとしたり、ダイエットしようとしたんだけど……
何もかも上手くいかなかった。
恐ろしく常に食べまくるという食習慣は私の身体にしっかり定着してしまってて……
食事制限をしようと思っても1日も経たずに挫折するという有様だった。
じゃあせめて運動でもしようとは思ったんだけど……
土日に数分走ることさえ億劫になってしまっている。
何せ身体が重すぎて、もう走ることさえまともにできない……
だから朝ご飯をたっぷり食べてから、少しウォーキングすることにしている。
……空腹にしなきゃ運動の効果が薄れるのは分かってるんだけど。
でももう今じゃ朝起きて即何か食べないと気が済まないって感じだし……
それで、形だけダイエットしたら……あとは食べまくっている。
こんな調子だから、私はもう太るのが止まらなかった。
私は朝起きてすぐに朝ご飯を山ほど食べてから……
パジャマを脱いで下着だけで体重計に向かっていた。
「う、嘘……106kg……?
本当に100kgを超えちゃうなんて……!」
……最近あまりにも食べ過ぎだと思ってて……
それで今何kgあるんだろう……って気になって測ったら100kgを超えていた。
「……夢で見た、あの時と同じ……」
姿見の前に来てみたんだけど……夢で見た私と同じ体型だ……
顔は首が埋もれ、ほっぺも丸々膨れてるしデブの顔そのもの。
元々ぱっちりしてたおかげで目は比較的大きいけど……でもほっぺのせいで目元が圧迫されている……
そしてハムのような二の腕、極太のふくらはぎ……
胸はひたすら巨大に育ち、まさしく大ぶりのスイカを思わせるデカさだ。
サイズの合うブラを買うのも億劫になり、ノーブラで放置してしまっている。
そのせいでだらしなく位置は下がり、下のお腹に支えられて何とか丸みを維持している状態に……
バストの台座となったお腹はこれまた巨大な球体のよう。
横幅はかつてのウエストの倍を軽く超えてそうだし、お肉が付き過ぎて前から見るとショーツが埋もれている。
背中を見ても肩、アンダーバスト、脇腹……どこを触ってもたっぷりお肉が掴めてしまう。
ちなみにお腹のお肉はあまりにも量が増えすぎて、両手を使っても全然掴み切れない。
お尻はショーツがはち切れそうになるほどギチギチに引き伸ばしてるし、スパッツもタイツも何もかも入らなくなった。
ドン引きする程にぶっとい太ももは頻繁に内側が擦れて赤くなっちゃうし、歩くだけでブルンブルン駄肉が暴れまわる。
すぐに股の部分が擦れて破けるし、そもそもサイズが合わなくなって穿けなくなるからパンツスタイルの服装は全然してない……
前まで着てた服はどれも全く入らないし、買い替えるのも面倒なんだよね……
今は適当に買った凄くデカいTシャツとウエストがゴムになっててとても伸びるスカートをいつも着ている状態。
そして、当然制服もピッチピチになっていて……
「はぁ……はぁ……!
もう本当に限界かも……!」
学校に行くために私は今制服を着ようとしている。
だけどあと1kgでも太ったらビリビリに破けてしまうかも……というレベルだ。
ブラウスのボタンは留めれる方が少なくなり、胸元やみぞおちの辺りが辛うじて留まる程度。
一応頑張って生地を引っ張ってみるけど、おへそ周りやバストの頂上の部分は到底届きそうにもない。
「あの時みたいに伸びたら……はぁ、いいのに……!」
確か夢の時は生地を強引に引っ張ったら、なぜか伸びてしまった。
だけど今は現実だ。
何度力を入れたところでスウェットの生地みたいに伸びる訳も無い。
ブラウスはこの状態で諦め、次はスカートを穿く。
だけどファスナーもホックも閉まる訳が無い。
それでウエストを無理やり伸ばすゴムを使って穿いてるんだけど……
「ふぅ、これを使っても……穿けなくなりそう……」
かなり長いタイプを使ってるのにゴムは伸び切っている。
……何とか力任せに引っ張って、辛うじてスカートを穿くことができた。
「はぁ、はぁ……と、とりあえず学校に……行こう……」
既に制服と格闘したせいで汗だくになった私は、バッグを持って外に出た。
……
私は少し早く駅に着き、いつもと同じ時間の電車に乗れた。
そこまではいつもと変わらなかったんだけど。
『(うわっ、凄いデブ……)』
『(制服パツパツで破れそう……)』
『(あんなに汗かいて大丈夫なのかな)』
『(ちょっと、聞こえてるかもよ)』
……何なの、この女子高生たちは……
思いっきり聞こえてるよ!
だけど……100kg越えでサイズも碌に合ってない制服を着てるんだから……
はぁ……こう言われても仕方ない……
『次は~東案下、東案下です。
東案下線へはこの駅でお乗り換えです。』
……さっさとここから出たい。
東案下駅に着いた瞬間、私は即座にドアから出た。
……電車の中はそこまでだったけど、外は暑いなぁ。
学校まで歩くのもダルいかも……
『(ぐぅぅぅ……)』
いつも通りお腹が空いてしまった。
まぁ、改札を出てからハンバーガーをたくさん買ったらいいんだけど……
(あっ、かつ丼屋さんがオープンしてる……)
この間まで準備中だったけど、今ふと見ると『オープンキャンペーン実施中!』と書いてあった。
……何だかヒソヒソ話を聞いて気分も下がってるし、寄ってみようかな?
というか朝早くから営業してるんだね……
お店の中に入ると、『朝の食べ放題キャンペーン』という文字が。
どうやら普段は食べ放題の対象外になってる、メガかつ丼と言ったメニューが食べれるらしい。
まあ何でもいいや。いっぱい食べよう!
……
「美味しい~♪」
私はもう我を忘れて、メガかつ丼や唐揚げなどを食べまくっていた。
(デブでいいじゃない!別に!)
あの女子高生たちにちょっとムカっとしていたからか、普段以上に食が進む。
「はい、30分終了です!」
そしてあっという間にこの楽しい時間は過ぎて行った。
「ふぅ、流石にお腹いっぱいになっちゃったなぁ」
お腹を擦りつつ、私は重い腰を上げて……
『(バチンッ!)』
「何!?」
よく分からない音が私の耳に届く。
そして……下を見るとスカートを留めていたゴムが千切れてしまっていた。
だけど、幸い……スカートは出っ張ったお尻に引っ掛かってくれている。
(はぁ、夢みたいにビリビリに破けなくてよかった……)
お金を払ってお店を出た私は、スカートを手で支えながら学校に向かった。
この状態だと流石にハンバーガーは買えないね……
……
放課後、私は部室で奈緒に会った。
「100kg越えがついに正夢になっちゃったね~。
そしてゴムが千切れたんだ~。
まさに夢と漫画の通りだね」
「……で、でも夢みたいに服がビリビリになったりしてないから!」
大体の事は奈緒の漫画の通りになってしまった。
だけど、まだ……外で服は破けていない。
一番悲惨な事は回避できた……と思う。
これだけは漫画とは違う結果になった。
「だったら今から破けちゃうかもよ?」
「そ、そんな変な事言わないで!」
「でも今まで全部その通りになったじゃん!」
「服は流石に破けないって!もう!」
そう言って、私は奈緒の隣の椅子にドスンと勢いよく座……
『(……バチンッ!)』
……あれ?
「……どうしたの?」
「いや待って待って……!」
「……うわぁ、これは派手にやっちゃったね~」
慌てふためく私を見て、ニヤニヤと笑う奈緒……
……そう、ブラウスのボタンが胸元の一つを残して全部飛んでしまっている。
荒っぽく座ってしまったから、だと思う……
「ふふふ~、ブラウスもスカートもダメにするとは夢以上に凄いことになっちゃったね~」
「うるさいうるさーい!見ないで!」
私は必死にブラウスの生地を引っ張り、できるだけ素肌を隠そうとした。
「こうなるからジャージで登校したらいいって言ってたのに~」
「う、うぅ……!」
私はやけになって、更に無理やりブラウスを引っ張……
『(ビリッ!)』
「う、うわっ!」
「……本当に破けちゃったね」
元々強引に着てたせいで生地にダメージが行ってたからか……
とうとうビリっと破けてしまった……
スカートじゃないけど、まさしく夢と同じ……
涙目になった私は、バッグに詰め込んだお菓子を取り出した。
そしてとにかくバクバクと食べて行く。
「お菓子を食べなきゃやってられないよ、こんな状況……!」
「この場に及んでまだ太ろうとするんだ……」
「私の勝手でしょ!」
さっきまでニヤついてた奈緒も流石に引いている。
まあそんなことはどうでもいい。
「それにしても、2カ月間でここまで太るとはね~。
……ん、2カ月であってるよね?
確か夢を見た日が5月11日で、今日が7月13日だから……」
「7月13日……?」
この日付には覚えがある。
「……あっ!
夢で見た日付だ!」
……本当に……制服がはち切れた日付まで一致してるなんて。
「まさに、正夢だね」
「あんな変な夢が……正夢になるなんて……!」
私は……夢が現実になったことを受け入れて……
うなだれるしかなかった。
(END)