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夏月のダイエット(?)記録 ― 15~17日目(69kg、3088文字)『70kg台目前で姉から服と下着を「借りる」夏月』

※1時間以内に訂正します。

→2023 8/28 0時 文章の一部を訂正しました。

以下本文


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今日は8月8日の月曜日。

私は起きて早々体重計に乗っていた。

最近特に太って来た気がしてたから。

……実は、ピザ屋さんに出会ってから結局毎日通ってるんだよね。

行かないでおこうと思ってたのに我慢できず、ランニングがメインだからいいの!って自分に言い訳してしまっている。

こんなことをしていたらどうなるか……


「うわぁ……当然の結果だけど……」

体重計の数字は69kg。

昼は"ランニング"と称してデカいピザを毎日食べに行き、おやつの時間は"勉強に集中するため"にたっぷり甘いものを食べ……

そして夜はお姉ちゃんとたくさん食べまくる。

ちゃんと運動頑張ってるからと自分を甘やかした結果がどんどん体型に現れている。


下着姿を鏡で確認しているけど……色々と限界が来てるなぁ。

未だに買い替えてないせいでキツくてしょうがない。


まずバストが夏休み前より2周りは大きく育ってしまい、もうブラがはち切れそうになっている。

アンダーバストも増えててホックがもう閉まらなくなりそう……

サイズ的にはFカップになっててもおかしくはない。

パッと見ただけでも大きいと思えるサイズ感を見て、ちょっと嬉しいと思ってしまった。


でもお尻もかなり育っちゃったからなぁ……

小さなショーツがギュッと締め付けるように食い込んでて、あともうちょっとで無残にも破けてしまうと思う。

デカくなったヒップは無駄にいやらしい感じもするけど、だらしない印象も強くなってきた。

その下の太ももはお肉がかなり付いてしまい、ムッチムチになってしまってる……


しかも胸やお尻だけならまだしも、お腹も順調に膨れてるから……

ついにショーツの上にみっともない段々腹が乗っかるようになり、おへそ周りはかなり弛んでいる。

既に両手で鷲掴みに出来るほどにまでウエストに贅肉が付き、丸いカーブを描いてぽよんと張り出してしまっていた。

括れていた過去が既に懐かしく思えるほどにだらしない。


身体がここまで膨れてるからか、顔も当然お肉が付いてしまった。

二重顎がとうとう普通になりつつあり、ほっぺも大分膨らんでる……

まだ別人とまではいえないけど、久々に会うクラスメートからはびっくりされると思う……

まさに『肥満』という言葉が私にピッタリ、って感じがする。


お腹の贅肉がいよいよ服を着てても誤魔化せないレベルになり、体重も70kg台目前……

服はまともに入るものが激減し、そして下着はブラもショーツも両方はち切れる寸前で……

いよいよ買い替えが必要になってしまった。


(だけど、買い替えたら……また油断しちゃうよね……)

でもサイズを上げた服は買いたくない。

そんなことをしたら余裕だと錯覚してもっと太ってしまう。

しかも買いに行くのも恥ずかしい。


それに……ちゃんと痩せたら折角買った服も無駄になってしまう。

今は太ってしまってるけど、これからちゃんとダイエットしたらまた元の服が着れる。

だから……じゃあどうしよう?



色々悩んでいたけど……私はふと1つ名案を思いついた。

(お姉ちゃんから借りたらいいんだよ)


お姉ちゃんは70kgはある訳だし、今の自分とあまり変わらない。

だから着けてる下着も着ている服もちょうどサイズが合ってるはず。

そして『痩せるまで一時的に借りるだけ』と言っておけば何の問題も無し。


私はとりあえずピチピチなキャミソールとスカートに着替えてお姉ちゃんの部屋まで向かった。



……


「お姉ちゃん、実は……」

「どうしたの?」

「あの……恥ずかしいんだけど、服がきつくて……

だからちょっと借りたいんだよね……」

私は小さい声でそう言った。


「夏月、最近ぽっちゃりしてきたと思ってたんだよ~。

そろそろ服も買い替えかな?って気がしてたけど、まさか私の服を借りるとはね~。

いいよ、何着でも持って行って」

あっさりと承諾してもらえた。

だけど……お姉ちゃんにも余裕で太ってるのがバレてたってことだよね……

かなり情けない。

まあ、そりゃ当たり前だよね。


「下着もいい?」

「えっ?」

「ダメ?」

「……まあ買ったばかりでまだ穿いてないのとかあるから、それなら別に」

「ありがとう」

流石にこれはちょっと引かれてしまった。

だけど大きな服を買うよりも大きな下着を買う方がもっと難易度が高いんだよ……

ブラの採寸だって恥ずかしいし……


何がともあれ、無事に服を手に入れた私は自室に戻った。

そして早速貰った……いや借りた下着を着けてみる。


(あっ、やっぱりサイズが大きい……)

ショーツを持ってみると自分のものより大分デカい感じ。

そしてブラはカップもアンダーバストも両方ずっと大きい。

……今の私にはこれ位じゃないと合わないんだね。

改めてショックを受けつつも、お姉ちゃんの下着に着け替えた。


(ふうー、やっと余裕ができたよ……)


今までは圧迫感と『いつか破ける』という恐怖感でいっぱいだったけど……

お尻も胸もとりあえず締め付ける感覚からは解放された。

本当にピッタリのサイズなんだよね。


まあお尻はともかく、バストまでほとんど変わらないとは……

ちなみにサイズはFカップ。それぐらいあると思ってたけど本当にFだった。

……まさしくお姉ちゃんと同じ体型なんだね、今。


というか、お姉ちゃんはここ最近は体重が増えてないんだよね。

だとしたら私がこれ以上太ることがあったら、お姉ちゃん以上の肥満に……

流石にそれだけは避けたい。



次に、これまたお姉ちゃんから借りたTシャツとスカートを着てみた。

……どちらも問題なく丁度良いサイズ。

もうホックが飛ぶことを心配しなくてもいい。

そしてピッチリしたトップスで身体のラインが丸わかりという事態も避けられる。



とりあえずこれで服装問題は解決したとして……

今日、ダイエットはどうしようかな……


だってランニングに行っても何かを食べに行っちゃうし、家にいたらダラダラお菓子を食べる訳で……

一体どうしたら……


(もう痩せなくて良いんじゃない?)


……悩んでる時に、ふと頭の中にこんな考えが浮かんでしまった。

どうせ今からダイエットを始めたところでせいぜい65kgになるのが関の山。

それでもクラスメート達からはデブったと思われるよね……

だって60kg台になるのも女子高生の感覚だと大分デブだし……


じゃあせいぜい現状維持で頑張ればいいんじゃないかと思ってしまう。

だって食欲を抑えることがなかなか大変だし。

無理にダイエットしようと思うから却ってデブの道を突き進んでるような……


……はっ。

また私はデブの思考回路に陥ってしまっていた。

これじゃお姉ちゃんと一緒だよ……


……やっぱり私って肥満なんだなぁ。

下着も服も替えたし、もう痩せなくていいやと思ったりして……

そろそろ自分がデブであることに慣れつつある。

……自分が肥満なのも当たり前な気が。

だってお姉ちゃんもお母さんもお父さんもみんな太ってるから、むしろ自然で……


……ダメダメ、肥満だからもういいなんて思ったら!

ちゃんと1kgでもいいから体重を落とさないと……

よし、頑張って今から走ろう!



……


(……やっぱりダイエット止めようかな)


……結局今日もランニングの途中で食べちゃった。

流石にピザが続いたからピザ以外だけど……

でもカレーをたくさん食べたから相当カロリーは摂ってしまったと思う。

そして帰って来たらサイダーは飲むしチョコも食べる。

結局またしても体重を増やす行動ばかりしてしまった。


もう諦めたくなる。

諦めたらどんどんデブになっていくしかない。

だけど……もういいやという思いが段々と強くなるのだった。


でも、これ以上デブにはなりたくないから明日からはちゃんとダイエットしよう……

気力のある内に始めないと、これからずっとデブのままだから。


(続く)


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