SakeTami
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「脱出ゲームの館」に足を踏み入れた女子高生が肥満体になって脱出する話(限定公開中編、84kgのまま、2713文字)

私はさっきよりも更に重くなった身体で歩いている。

35kgの重りを背負って動いてる状態だからゆっくりと進んでるだけなのに辛い。


『(ゆっさ……ゆっさ……)』

何せ、下着を着けてない胸がブラウスの束縛をも突き破ろうとして揺れまくっている。

メロンみたいな二つのバストがたゆんたゆんと大きく上下して、何とも品がない……

胸以外にも、ぶよぶよに膨れた太ももが擦れ合って痛いし、お肉がプルプル震えてるし……

デカく横に広がったお尻もぼよぼよ揺れて、バストと同様に下着を破きそうになっている。

でっぷりと大きくせり出したお腹も鈍く震え、二の腕や顎のお肉も揺れていて……


要するに、今の私は全身のお肉が重苦しく……そして揺れまくっている。


(何なの本当に……一刻も早く出なきゃ……)

デブになった身体で俊敏には動けないけど、極力早く歩みを進めたい。

こんな場所に一秒たりとも長く留まりたくないから。



……


「はぁ……はぁ……やっと看板が見えてきたよ……」

走っても無いのに汗はたっぷり流れるし、息は上がるし……

本当に自分の身体じゃない気分になる中で、ようやく次の部屋にたどり着いた。


案内の看板を読むとこんな表記が書いてある。

『ここは「第3の試練」です。

中間地点のため、体重の増加はありません』

「えっ、太らないんだ……」


ここに来て意外な展開だけど……でもこんなに太らせてるんだから今更感が凄いよ。

まあ太る回数が思ってたよりも1回少なくなったってことだし、別にいいか。

それで何をしたらいいの?看板の続きを読もうっと……


『この部屋には左右それぞれに3つのロッカーが設置されています。

お好きなものを開けて、出て来た服に着替えてください。

なお、着替えるための個室はロッカーの隣から入ることができます』と書いてある。


着替えるだけでいいの?最初の試練みたいにあっさりしてるなぁ。

でも何か罠が仕掛けられてるんじゃないかと怖くなる。


とにかく試練をクリアしなきゃと思って、左の方にあるロッカーの前に来てみたんだけど……

『このロッカーには女子用の服が格納されています。男子用は反対側にございます。』

と説明書きがあった。


そしてそれぞれのロッカーに何か文章が添えられている。

『1:小柄な方に』、『2:普通の体型の方に』、『3:大きな服が欲しい方に』……


これって、普通に考えたら3つ目のロッカーを開けるしかないよね。

だけど何か罠がある気もする……文面と実際に入ってる服が違うなんてあり得そうだし……

そう思わせて本当に書いてある通りってこともあるのかな……



……悩んでも結論は出そうにない。

これじゃ時間がどんどん過ぎて行くし、最初の時と一緒だよね。

だったら……もう文章通りに3番を選ぶしかないかな……

私は緊張感を抱きながら3つ目のロッカーを開けた。


そこには黒い袋が置いてあり、『更衣室で開けてください』との注意書きもある。

中身が知りたいし、すぐさま私は隣にある部屋に入った。


更衣室には鏡と小さなテーブル以外何も置いてない。

まさかここに変な仕掛けは無いと思うけど……油断しちゃダメだよね。

そう思って袋から気になる中身を直ちに取り出したんだけど……


「な、何これ……!?」

出てきたのは陸上選手が着てそうなユニフォームだった。

しかも布面積のかなり少ないレーシングトップとショーツ……

ついでに白いシンプルなブラとインナーのショーツも入ってたんだけど、隠せる面積があまり変わらない……

これじゃ下着で歩いてるのとあんまり変わんないよ!


かなり不愉快だけど、今は取りあえずこれを着なきゃ先に進めない。

限界をとっくに超えた制服と下着を脱いで、用意されている下着を着けた。


(……ブラは相変わらずキツいけど、無いよりはマシかな)

スポブラみたいな形状のブラなんだけど、一応サイズはある程度大きいらしい。

立派に膨らんだ私のバストを包むことも何とかできた。

そしてショーツもでっかいお尻に一応負けない程度にはサイズが大きい。

……これでもさっきよりは随分と楽になった。


次に、私は入っていたこの陸上ユニフォームを着てみたんだけど……

ヒップが隠れる面積はほぼ変わらず、穿いているショーツの色が藍色になっただけにも見える。

そしてトップスも覆ってる肌面積がスポブラと大差なく、結果的には制服を着てた時よりも露出が多くなってしまった。


鏡に映る姿も、お腹と脚全体がハッキリ映っていて……とても恥ずかしい。

陸上部の子がこの恰好なら様になるけど……おへそ周りは丸々と突き出て、太ももはたぷたぷの脂肪で弛み切ってる訳で……


(こんな姿……誰にも見られたくないよぉ……)

デブにこんな服を着せるなんて……心の底からこの『試練』を考えた人を軽蔑するよ。

きっと愉しいんでしょ?本当に最低……

……でもこの着替え一式が無いと着れる服と下着が無かった訳だから、無いよりはマシだけど。


着替え終わった私は、黒い袋に元の衣類を畳んで詰め込んだ。

この袋、よく見たらちょうどリュックみたいに背負えるんだね。

おかげで移動中も楽に持っていける……ってこんな配慮よりもっとすべきことがあるよね?



更衣室から出た私は、再びロッカーの方に戻ってみた。

もしかして他のロッカーも今開けれるんじゃないかと思ったから。


(やっぱり対策されてるよね……)

でも既にロックが掛かっていて、どのロッカーの扉も開くことは無かった。

仕方ないので『順路→』と書いてある通路を通り、そして看板に出くわした。


『「第3の試練」、通過おめでとうございます。

こちらが3つ目のカギです。』


(はぁ、これでやっと3つかぁ……)

今でもかなり疲れてるのに、あと2つあるんだよね……本当に先が思いやられるよ。

それで、続きにはなんて書いてるの?

『この試練では、3つのロッカーから衣類を選んで着替えていただきました。

1番にはスキニージーンズとノースリーブニット(男子用はタンクトップ)と小さなサイズの下着、

2番には伸縮自在のスウェットの上下とゆったりサイズの下着、

3番には陸上競技用のユニフォームと大きなサイズの下着が入っていました。』


「ってことは2番の方が良かったんじゃ……!」

スウェットだったらしっかり身体も包み込めるし、外に出てもギリギリセーフだったのに……!

下着もゆったりサイズだから多分着けれたと思う。

やっぱり裏を読んだ方が良かったってことだよね……


「はぁ……最悪だよ……でも今は進まなきゃ……」


気分が余計に暗くなりつつも、私は先に進むことにした。

……そういや今着けてるブラ……あんまりちゃんとバストを支えてくれないんだけど……

相変わらず歩いてるだけで胸がプルンプルンと揺さぶられてる……

何なのこれ……でも気にせず歩かないと……



(続く)


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