秀才で容姿端麗の姉が、弟の提案に乗って太ることにした話(限定公開後半、89kg~96kg)
Added 2023-05-22 15:57:22 +0000 UTC---
夏休みの中盤に差し掛かっているこの頃。
姉さんのダイエットが始まってから1カ月は経っただろうか。
成績優秀で合理的な判断の出来る姉にとって、計画的な減量などお茶の子さいさい……
なんてことは無かった。
「姉さん?」
「ひゃ……!ノックしてよ……!」
「それはごめん。
ところで、またポテチ買ったの?」
姉さんの部屋にノックせずにいきなり入ってみたら、期間限定のポテチを頬張っている姉の姿があった。
ダイエットを頑張っている風には全く見えない。
「い、いやこれは……違うんだ。
『美味しいから食べて』と友達に貰ったのであって、自分では買ってないから……」
そんな風に言い訳をしながらも、姉さんの手は袋の中に伸びては口にポテチを放り込み続けている。
「ダイエットしてたんじゃなかったの?」
「ううっ、賢汰、この姿は見なかったことにしてほしい……」
「俺が見逃したところで、また脂肪が増えてしまったという事実は変わらないけど」
「そ、それはそうだよね。分かってる。分かってはいるんだ。
でもついつい食べてしまう……」
そう、姉さんはダイエットが全くできていない。
一度莫大に増えてしまった食欲を抑え込むのが困難らしく、中々食事量を戻すことができないようだ。
何か月間もお菓子漬け、大食漬けになった姉さんの身体は、ひたすらに食べ物を求めて脂肪を増やし続けていた。
「今何kgあるんだよ」
「……89kg……だけど」
「マジかよ、俺よりも20kg以上重いぞ」
「う、嘘でしょ!?
男の貴方よりも私の方が遥かに重いって言うの!?
どうしよう、本当に凄く太ってる!」
姉にとっては意外な事実だったらしく、取り乱しているが……
別に見た目からしてかなりのデブなんだから、そこまで驚くような話かとは思う。
(……姉さん、太ったなぁ)
改めて姉の姿を見つめてみると、かつてクールだったとは思えない程ホットになっている。
……当然、物理的な意味で。
部屋は冷房が効いてるはずなのに、姉さんの顔と身体には汗がダラダラと大量に流れていた。
汗だくの顔は丸みを増して、二重顎は首という存在を覆いつつある。
ぱっちりと大きく開いていたはずの眼は、若干ではあるが頬に邪魔されて細くなってしまった。
顔もデブそのものだが、上半身も下半身もすっかり太くなっている。
二の腕は太もも並みの太さになり、贅肉がたぷんと頻繁に震えてしまう。
胸は思いっきり膨らみ、Hカップはありそうな巨大すぎるバストに育っていた。
だが着けれるブラを持って無いらしく、下着という支えを失った二つのスイカは重力に負けて垂れ気味になっている。
着ているキャミソールがはち切れそうだし、普通に歩いてるだけでもゆっさゆっさと勢い良く揺れまくってて……
かつてはしっかりと膨らみはあっても品のあるバストだったのにな。
そんなバストをも上回るインパクトを持つのが、まさしく太鼓腹となった腹回りである。
キャミソールを捲り上げて堂々と顔を見せており、貫禄さえ感じる程だ。
太鼓腹とは言うが、実際にはもっちりと柔らかい皮下脂肪ばっかりで構成されている。
この間触らせてもらった時は、もう感触が心地よくて……
時を忘れる程に夢中になってしまい、『もういいでしょ!』と怒られるまでお腹から手を離さなかった。
まあ、本人からすればこんなに腹が出っ張ってるのは溜まったものではないだろう。
そしてお尻と脚も上半身と張り合うかのように太さを増していた。
ヒップはスカート越しだろうが何だろうが、大きく突き出ているのがよく分かる。
でっぷりしたウエストとムッチムチのヒップに必死に耐えるスカートが可哀そうに見えてくるな……
丈の短いスカートからはこれでもかとぶっとくなった太ももが伸びている。
両脚に隙間は無く、歩く度に擦れ合ってブルンと脂肪が震えている様子が容易に観察可能だ。
どこからどう見ても肥満体型な姉さん……
何も弱点が無くて、どんなことでも失敗せずにそつなくこなす、クールでかわいい才女だったはずなのに……
こうなったのも、俺の提案が原因である。
申し訳ないという気持ちもあるが、こんな立派なデブになったのも……嬉しい。
太った姉さんを見ると、心がとても……何だろう、この感情は……
まあ、とにかく俺の姉はデブになったという訳だ。
「ね、姉さん……いい加減服とか買い替えた方が……」
「いや、決して面倒に思ってる訳じゃないんだよ。
私は『服を買い替えたら油断して更に太る』という罠に陥りたくないだけなんだ。
それにダイエットしたらサイズの大きな服など無用の長物でしかな……」
「ダイエット出来てないだろ」
「む、むぅ……うるさい……なぁ……」
ムスッとしてる姿が小さい子供みたいでかわいい。
だが、実際問題買い替えた方がいいとは思うが。
ブラは着けれない、キャミソールは腹がほとんどハミ出る、
そしてスカートはそろそろお尻を包み切れなくなってきた……
こんな格好で外を出歩くのは恥ずかしくないのだろうか。
「恥ずかしいだろ、そんなんじゃ」
「は、恥ずかしいよ……!スカートだって、その……手で押さえてるし……!
ショーツ見えてるんじゃないかって、冷や冷やしながら歩いてるんだから……!
視線だってかなり感じてるし……!でも買い替えたら負けな気がして!」
「もうとっくに『負け』なんだが」
「……そうだよね」
姉さんの顔はすっかり赤く染まっている。
それは暑いからだけではなく、羞恥の感情に由来する所が大きいだろう。
「まさか私が……体型の自己管理も出来なくなってるなんて……
情けない。でもこれ以上は太らないようにしたいと思ってる……」
「ああ、そうしないとな。
でも姉さんならきっといつか痩せれるよ。元々は細身だったんだから大丈夫」
俺はそう言いながら、姉の肩をポンと叩いた。
まるで、こっちの方が年上になった気分である。
「ありがとう、賢汰……
姉さん、諦めずに努力するよ」
「その意気だ」
……俺が終始優位に立っている。
かつて感じていた劣等感とやらは、もうどこかに逃走したような気がした。
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俺の姉は昔から頭の回転が速く、秀才だと褒められていた。
今でも勉強はよく出来るし、成績も学年トップにまで上り詰めている。
きっとこの調子で名門大学に進学するのだろう。
まさしくエリートさんである。
「け、賢汰!
ちょっと助けて!」
「どうしたんだよ
……って、ああ……」
そんな秀才が、夏休み太りのせいでスカートを穿くことに四苦八苦している。
……実にヘンテコな光景だな。
結局、姉さんは大食家にすこぶる向いていたらしい。
定着した大食の習慣は自分の理性ではどうにもできず、『食べたい』という感情に負け続ける状況だ。
とうとう夏休みの間に1日も痩せることは無く、気付けば96kgという体重になっていた。
……当初の「ちょっと太る」という目標とはかけ離れた状態だ。
だけど、これぐらいダメダメな感じの方がいいのかもしれない。
「ホック届かないから!引っ張って!」
「いや無理だろ!何センチも離れてるぞ!」
「どうしたらいいの!?」
「えっと、俺に聞かれても……
あっ、ヘアゴムと安全ピンで何とかなるんじゃないか?」
「……そういうことね!今から試してみる!」
ドスドスと床を揺らしながら部屋に入っていった姉さん。
これが華奢で近づき難い美人だったとは想像もできないだろう。
顔自体は元々良いから今でもかわいいけどな……
少し経ってから、また重い足音を立てて姉さんが戻って来た。
「ふぅ、何とか穿けた!
早く学校に行こう!」
姉のウエストに目線を落としてみると、伸びたヘアゴムがスカートの両端を繋ぎとめていた。
辛うじてスカートが穿けている状態だが、ファスナーもほとんど開いててかなり情けない感じだな……
これでも一度買い替えてるはずなんだけど。
「おう、早く歩かないと遅刻するかもな。
姉さんは歩くのが遅いから。始業式の日に遅れるのは恥ずかしいぞ?」
「一言も二言も多い!さっさと行くよ!」
「あはは」
……
「今日はクラスの子と一緒に晩ご飯を食べる予定なんだよね」
電車の中で、姉さんが急に話しかけてきた。
「良かったな」
「良かったって?いつものことだけど……」
「いや、みんなと仲良くなれたってことだろ?」
「……そうだね、私も変われたってことかな。
ありがとう、賢汰」
「……どういたしまして」
……俺の提案は、決して適切でも最良でも無かっただろう。
結果として姉さんは100kg近いデブになってしまったのだから。
だが、何だか今の姉は親しみやすくなった気がする。
食欲に勝てずダイエットに失敗するなんて、何ともかわいらしい。
それにこんなに太った姿もこれはこれで魅力的……
まあ、とにかく悪くは無かったということだ。
「……ダイエット、これからも手伝って」
「分かってる」
……ただし、問題が一つある。
どうやったら……姉さんの体重増加を止めれるのかが、分からないということだ。
一応は手伝っているのだが、本人が全然努力できてないからな……
……まあ、分からなくてもいいか。
痩せれないところがかわいいし、何ならもっと太った姿も見てみたいからな……なんてね。
(END)