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夏月のダイエット(?)記録 ― 9~11日目(63kg)『姉に大量に食べさせられる夏月』

6~8日目(全体公開)→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19841882


※タイトルは9~11日目となっていますが、今回は11日目の出来事です。

次回以降もこのような形式(次は”12~14日目”)にする予定です。


※2023 5/8 0時 文章の一部を訂正しました。


以下本文


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今日は8月2日の火曜日。

外を見たら曇り空だけど雨は降りそうにない感じ。

でも蒸し暑いから外にはあまり出たくない。


そういや、昨日から例のドリンクとシロップの効果が切れたらしく食欲が落ちてきた。

……正確に言うと元々の食欲よりもまだ多めだけど。

でも四六時中食べないと気が済まない異常事態は終わった感じがする。


これで晴れて私はダイエットを本格的に始められる……と思ってたんだけど。



……


12時になり、私はお昼ご飯を食べるためにリビングへ向かった。


「夏月、はい!チャーハンだよ~」

そして、目の前に置かれたのは凄い量のチャーハンだった。

運動部の男子なら食べれるのかもしれないけど……普通の女子なら厳しい量だと思う。


「お腹空いてるでしょ?食べてね~」

「え、えっと、ありがとう……」


……折角食欲が落ち着いて来たと思ってたのに。

どうやら最近私が妙にたくさん食べてたのを見て、完全にダイエットを諦めたと誤解したらしい。

実際にはミスで7月31日まで食欲が激増してただけなのに……


お姉ちゃんにあの液体の事を話せばきっと誤解は解けると思う。

だけど……言える訳が無いよ。

『何でそんなもの買ったの?』とか怒られそうだし。


「夏月、遠慮せずにどんどん食べていいんだよ~」

「でもそろそろ本格的にダイエットを」

「無理して痩せなくて良いって~。私みたいにガツガツ好きなだけ食べなよ~」

「いやもう食欲は減って来てて!」

「やせ我慢はしなくていいからね」


ダメだ、全然取り合ってもらえない。

私はお姉ちゃん並み、いやそれを上回る大食いキャラだと認識されてしまっている。


……しょうがないから食べるしかない。



……


「はぁ、お、お腹いっぱいだよ……」

「そう?もっと食べれそうだと思ったけどなぁ~」


この1週間でかなりの量を食べてたからか、食欲そのものは減っていてもお腹の容量自体は大きいままだった。

そのおかげで山盛りチャーハンを食べることは造作も無い感じ。

傍から見たら7月末と何ら変わらないように見えると思う。

でも、今の私はそこまでお腹が空いてないんだけどなぁ。


「あと夏月が好きそうなケーキ、さっき買ってきたから食べてね」

「えっ……ありがとう……」

「ポテチも買ってあるから」

「そこまでしなくていいのに……」

「気にしなくて良いからね!」

「は、はい……」


しかも、ケーキやらスナック菓子やらも買ってきては渡してくる。

お姉ちゃんに貰った以上、勿体ないから食べるしかない。



……


食べ終わった後、私は自分の部屋に入り鏡を眺めていた。

体重は既に63kgに増えていて、夏休み当初から10kg増えた計算になる。


(……あのジーンズ、穿けるかな)

私は48kgの頃穿いてたジーンズを再び取り出し、そして穿いてみる事にした。

15kg増えてるから流石にキツ過ぎるかも……


……私の予感は的中した。

「ふ、ふん!えいっ!」

ジーンズの生地が太ももとお尻を締め付け、ピッチピチになってしまっている。

ここまで大きくなったお尻を収めるのは無理があるよね……

そして、ポッコリせり出したお腹が邪魔をしてボタンは一向に止まる気配が無い。

何度引っ張っても全然届かない……1週間前に穿いた時はギリギリ閉まったはずなのに……

試しにお腹を引っ込めたけど無駄だった。

こんな状態だからファスナーも全然閉めれないし、開いた隙間からは下着が見えてしまっている。


……座ったら多分、生地が破けて無残な状態になってしまうと思う。

当然こんなものを穿いて外に出れる訳が無い。


……これ、5月頃までは難なく入ってたのに。

いや、夏休み直前ですら一応『キツいかなー』ってレベルで済んでたと思う。

それが今や全然入らなくなってるんだよね……

体重を見ても太ったなぁと思うけど、改めて太ったことを実感させられる。


(結構マズい身体になってきたよね……)

ジーンズを脱いでみると、締め付けられていたお尻と太ももが姿を現した。

かつては控えめなサイズだったはずのお尻は『砂時計スタイル2』の影響でしっかり大きくなっている。

白いショーツがムッチリと膨らんだヒップに食い込んでて、どう見ても下着のサイズが合っていない。

そして太ももはかつてより2周りは太くなり、こちらもムチムチした見た目に変化している。


下半身だけでなく、上半身もだらしない。

さっき食べたばかりだからか、お腹はかなり膨れてしまっている。

でも贅肉の厚みも相当あるから空腹時でもポコッとせり出してるんだよね。

括れは消えてどこかに行ってるし、いよいよ太り気味な感じになってきた。

お尻と同様に胸も結構育ってて、今日もブラの締め付けがキツい。

サイズは結構大きめになったけど、本当に良い事なのかなと思ってしまう。

顔もそろそろ二重顎が心配になってきたし……


今はギリギリぽっちゃりで通るかもしれないけど、これ以上太ったらお姉ちゃんと同じく肥満体型になってしまう。

流石にデブの仲間入りはしたくない。


だからさっさと痩せて体型を戻す必要があるんだけど……

お姉ちゃんがたくさん食べさせてくるから、痩せるのが難しい。

『ダイエットちゃんと始めたんだって!』と言っても全然信じてくれないし……

おまけに、今日の夜は食べ放題のお店に行くことになってるんだよね……



……


午後6時30分ごろ、私たちは駅前にある揚げ物食べ放題のお店に来ていた。

周りを見てもお客さんは大柄な男の人や男子高校生といった如何にもガツガツ食べそうな人ばかり。

その中で女子高生二人組が入店したんだから違和感は凄いと思う。


「夏月、いっぱい食べてね!」

「そ、そうするよ……」


私たちは早速色々注文したんだけど……

できればお姉ちゃんメインで食べてほしいな……

私はダイエットしなきゃいけないから。



……そう思っても、現実は上手く行く訳が無くて。


「ほら、夏月もっと食べて!」

「でもこれ以上食べると太っちゃうから」

「別にちょっとぐらい大丈夫だよ!食べようよ夏月!」

「う、うぅ……分かったよ……」


お姉ちゃんに押されて、私はどんどん食べてしまっていた。

唐揚げにトンカツ、エビフライ……

脂っこく、まさしくこってりした料理がテーブルまで運ばれる。

お姉ちゃんもよく食べるし、私も負けないぐらい食べてしまっていた。

……食欲はそこまで無いのに、身体が大食に順応してしまってるらしい。

そんな感じで、お姉ちゃんの注文するものを私はひたすら食べ続けた。



「……お腹いっぱい……もう無理……」

「いっぱい食べたね~」

お腹がはち切れそうな感じで、苦しささえ感じる程。

というかTシャツもはち切れそうで、おへそが顔を出してる……

途中からジーンズのボタンも外したし、ファスナーも知らない内に結構降りてしまっていた。

しっかり閉めないと恥ずかしい……そう思って閉じようとしたんだけど……


(あれ、閉まんない……)

お腹に食べ物を山ほど詰め込んだからか、ボタンが上手く閉まらない。

それにファスナーも上までちゃんと閉じないし……

「えいっ、このっ……」

「夏月~、どうしたの~?」

「な、何でもないから!」


こんな姿、お姉ちゃんに見られたくないよ……

そう思った私は思いっきり力を込めて生地を引っ張り、やっとの事でボタンを閉めた。



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はぁ……折角ドリンクとかの効果が切れて食欲がまともになったと思ったのに。

お姉ちゃんが食べさせてくるから全然ダイエットが上手く行かない。

これ以上太りたくないし、そろそろお姉ちゃんにしっかりと言わなきゃなぁ……

『今日行ったお店、また行こうね~!』とか言い出してるし、本当にこのままじゃデブ一直線だよ……


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