幼馴染同士でダイエットの競争をしたら逆に太らせ合いになった話(限定公開前編、今月中に完結させます)
Added 2023-03-12 14:52:07 +0000 UTC(今回も2~3回に分けて投稿いたします。今月中には完結させますので、よろしくお願いいたします。)
以下本文
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それから10日後の、5月15日のことだった。
今日は月曜日ということで2日間制服を着てなかったんだけど……
「うぐぐ……ぐぬぅ……」
私は必死にスカートを引っ張ってホックを留めようとしていた。
でもどれだけ頑張っても2~3センチは隙間が開いており閉まる気配はない。
「この……!金曜日は……お腹凹ませたらギリギリ閉まったのに……!」
週末、私は恵人を太らせようと90分間食べ放題のビュッフェレストランに連れて行った。
でも……私の方が山ほどの料理をバクバクと食べまくってしまい逆効果。
ついつい『食べなきゃ損』と考えて……10分もしない内に本来の目的を忘れて大食いに走ったんだよね。
最近食欲が全く止まらないし、太らせる作戦はイマイチだし……
「はぁ、ふぅ、安全ピンで……何とかしなきゃ……」
どうしようもないので、ピンを使ってスカートを何とか穿いた。
そろそろ買い替えた方がいいかな?でも恥ずかしいなぁ。
……
3時間目の休み時間、私は既にお腹がペコペコだった。
『ぐぅぅ……』
「亜優、もうお腹が空いたの?」
「えへへ……」
「最近食べ過ぎじゃない?お腹も出てきてるし、顔も二重顎でかなりデブってるよ?
いい加減ダイエットでもしたら」
「そうだね……考えておくよ」
「他人事だなぁ」
クラスメートからダイエットを促されてるけど……
そもそもダイエット勝負の真っ最中のはず。
なのに太らせ合っているせいで私も恵人も体重がひたすら増加傾向にある。
この勝負が終わったら、本気で痩せなきゃ……
……
(73kgかぁ……)
帰宅後、私は体重計に乗った。
表示された数字は始業式から21kgも多い。
(結構なデブだよね……)
ただでさえ太く見える私だけど、制服を脱ぐと余計に太く感じる。
鏡に映る下着姿もかなりお肉が付いてしまった。
ウエストは段々が膨らんでせり出し、括れはどこにも見当たらない。
ショーツの上に乗るお肉の量も増えてるし、両手で掴むと手のひらからお腹の脂肪が溢れそう。
更にムッチリ大きくなったお尻はショーツを食い込ませ、下着の布地にヒップのお肉が収まり切っていない。
その下の太ももはたっぷりと贅肉が付いてかなりのムチムチになっている。
胸も気づけばFカップのブラがキツく感じる程に育ち、しっかりと谷間を作る程に大きくなった。
クラスメートの指摘通り、顔は二重顎だし丸顔になっている。
(……太らせ合いをしてる場合なのかな……これ)
お腹のお肉を掴みながら、私は悩んでいた。
ぽよんと出っ張ったウエスト、左右にデカくなったヒップ、膨れつつある顔……
体型の変化も嫌だけど、私服のサイズもどんどん変わっていくのが辛い。
制服だってそろそろ買い替えが必要な位だし、それに……
(太るのが急激すぎるよね……)
まだ3月までは一応は40kg台だったのに、もう70kgの大台に乗っている。
食べ過ぎとはいえこんなに急に太るのも変だよね。
何か他に原因があるのかも……考えすぎかな。
とにかく、こんなに太ったからにはそろそろ真面目に減量の方も始めないと。
この勝負が終わってから考えたらいいと思ってたけど、それだと遅いよね。
あと、もっと恵人を効果的に太らせる手段を考えなきゃ。
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あれから1週間、私は真剣に痩せる方法を考えていた。
でも……食欲は増えていく一方だし、運動はどんどん面倒になる。
制服だって買い替えて普通に着れるようになったし、痩せないとと思っても中々実行できない。
一方で太らせるのはそこそこ出来ている。
「ダイエットは順調?」
「そんな訳ないだろ……7kgも増えてるし」
恵人は着実に体重を増していた。
ベルトの穴が緩い位置に変わっていたり、顔もお肉が付いている。
ただ……私の方がもっともっと太ってるんだよね。
「それより亜優はどうなんだ。どう見ても凄く太ってるぞ」
「凄いって……そこまで太ってる?」
「ああ。一目瞭然だ」
「……そうかも」
今の私は78kgで、始業式から26kgも増えている。
本格的に肥満体型になってきたし、制服が大きくなってもお腹のポッコリ具合は丸分かり。
スカートから伸びる太ももはかなりのもちもちで、履いている二―ハイソックスも太ももに食い込んでしまっている。
「勝負はもう付いてるんだから、俺を太らせるよりも自分が痩せる努力をした方が良い」
「……」
恵人は7kg、私は26kg……この差をあと2週間ぐらいで埋めるのは絶望的だよね。
でも……まだ2カ月が経ったわけじゃないから……
この間に頑張って恵人を20kg太らせなきゃ。
「まだ……分からないよ。恵人が20kg太れば……」
「無理だろ、流石に」
「……今日も太ってもらうからね」
「……はいはい。でも太らせるより痩せる努力もした方が」
「分かってるって」
……
恵人を沢山食べさせてから、私は帰宅した。
……まあ私も負けないぐらい食べちゃったけど。
(またお肉が増えてる……)
鏡を見るたびに脂肪の量が増えている私の身体。
まあ80kg手前のデブになったんだから贅肉たっぷりだよね。
ウエストはさらにせり出し、段々腹のお肉がショーツの上から溢れつつある。
両手で掴んでみると相変わらずもにゅんと柔らかいけど、そろそろ手のひらに収まり切らなくなってきた。
お尻は巨大と言ってもいいぐらいに育っていて、サイズを上げたショーツすら少し窮屈に感じる。
太ももはお肉が増えすぎて内股の隙間が埋もれつつあり、ソックスもキツくて締め付けが激しい。
胸はGカップにサイズアップし、お腹に負けじと前に大きく突き出している。
顔はほっぺがかなりもちもちしてるし、二重顎がよりくっきりしてきた。
どんどんデブっていく身体を見て、私はショックというか恐怖すら感じている。
こんなにも急激に太るのは何かおかしいよね?
1週間で5kg……尋常じゃないペースで体重が増えている。
かなり食べ過ぎてはいるけど、幾らなんでもここまで太るのは変だよ。
もしかして……何か”肥満化薬”でも飲まされたとか……
いやいや、まさかそんな薬品がある訳が無い。
仮にあったとして誰が私に飲ませるって言うの。
(また太っちゃったし、もう少し飲んでおこうかな……)
私はダイエット勝負を始めてからこの”ダイエットドリンク”を飲んでいる。
一生懸命運動しなくても、飲むだけで体型が劇的に変わるらしいけど……
今の所何の効果も見られない。本当に意味あるのかな?
そう思った私は服用する量を2倍にすることにした。
これでダイエット勝負も一気に有利になる……よね?
……
『(ぐぅぅぅ)』
時計の針は午後8時30分を指していた。
でも私は強烈な空腹感に襲われている。
ダイエットドリンクを飲んでいるはずなのに、食欲は一向に減少する気配が無い。
むしろお腹が空きすぎて今取り組んでいる宿題にも集中できないし。
(今食べたら……恵人との差がまた開くよね……)
折角恵人をある程度太らせたのに、私がそれ以上に太っては何の意味も無い。
しかも後2週間の勝負。今お菓子を食べ過ぎたら確実に負けてしまう。
(……無理)
10分粘ったけど、今の私にお菓子を我慢することなど不可能だった。
私は恵人に押し付けるはずだったポテチの袋を開け、ひたすら口に放り込む。
「美味しい、もっと食べたい……」
無我夢中で私は食べまくり、そして何だか眠くなってきた……
……
(あれ、寝てたんだ……)
目が覚めると午前5時30分だった。
本来よりもかなり早い起床時間。
昨日って何してたんだっけ。
(私は、確か……お菓子を馬鹿みたいに食べてて……)
目の前には空になったスナック菓子の袋が複数あった。
(こんなに食べてるから太るんだよ、気を付けなきゃ……)
『(ぐぅぅ)』
……反省した瞬間にお腹が大きく鳴った。
寝ている間にお腹が空になってしまったらしい。
(……もう一袋食べて……あと宿題の続きをしなくちゃ)
私はコンソメ味の特大ポテチを食べながら、途中で終わっていた宿題を再開した。
(続く)