SakeTami
takatori-g
takatori-g

fanbox


ハンバーガー屋の賄い料理のせいで肥満化してしまう女子高生の話(限定公開前編)

---



高校生になって最初の夏休み。

私は東案下ビーフマスターで頑張ってバイトしている。

お仕事も最近はしっかりこなせるようになってきたし、

お客さんからも『いつも頑張ってるね』と声を掛けられることもある。

それに……いっぱい賄いが食べられるのがいいよね。いいんだけど……


(ちょっとこれはマズいかも……)

今日はバイトも無いし、朝からお出かけしようと思っている。

でも……久しぶりに脚を通したジーンズが……

(ふんっ、はぁ……は、入らないよ……)

頑張って何度もファスナーを閉めようとしたけど、上手く閉じてくれない。

ボタンも全然留まらなくて、グイっと引っ張っても届きそうにないし……


鏡で見ると、ファスナーの開いたジーンズにおへそ周りのお肉がぽよんと乗っていた。

太ももやお尻もパツンパツンで座ったら破けそうな位だし……

これは結構太ってるよね。もうちょっとしっかり体型を確認しないと。


(大分太ったなぁ……)

服を脱いで下着だけになると、全身のだぶついた脂肪がよく分かってしまう。

お腹はショーツの上で贅肉の段を作っていて、括れなんて跡形もない。

太ももは結構なムチムチでお肉が震えるし、お尻も最近ショーツを買い替えた程に大きくなっている。

二の腕は弛んで柔らかく、顔は二重の顎が出来つつある丸顔になってしまった。

胸もそれなりに膨らみ、Fカップのブラが包むバストはそろそろ自慢できるレベルのサイズに成長している。

ただし他の部分が相応に太くなってるから……そんなに良い事じゃないよね……


かなりのぽっちゃり体型になり、そろそろデブと言われそうな程に太った私。

1カ月ぶりに測った体重は67kgもあった。

こんなに太ったらジーンズも入らなくなるよね……


(そろそろダイエットとか……でもどうやって……)

バイトをしている限り、大量に賄い料理を食べてしまう。

空腹に耐えながらお仕事をしているから食欲がいくらでも増えるし。

だったら運動したらいいのかもしれないけど……苦手だからなぁ……


痩せる方法はまた明日考えようかな。

取りあえず今日は……サイズの大きなこのスカートでも穿いて出掛けよう。

シャツを着て、スカートを脚に通して、ホックを閉めて……

あれ、何だか前よりも余裕がないような?気のせいかな。



---



(嘘でしょ、なんで……!)

夏休みも明けて久々に制服を着た、正確に言えば着ようとした私。

しかしスカートのホックが一向に留まりそうにない。

何度も何度も引き寄せてるけど、どうしようもない気がしてきた。


(……安全ピン付けよう)

デブった女子が仕方なくピンで留めてスカートを穿くというのは聞いたことがあるし、見てしまったこともある。

でもまさか自分がこんなことをする羽目になるなんて……


鏡で見た自分は、もう肥満体型と言っていい程に太っていた。

顔の二重顎は正面を向いても出来てしまってるし、ブラウスはギリギリボタンが留まっていてピチピチ。

スカートは安全ピンが付いててファスナーも閉まり切ってない、何とも情けない状態。

そんなスカートから顔を出す太ももはかなり太く、お尻も大きくなったのが丸わかりで……


8月の初め以来乗っていない体重計に全身を乗せると、75kgという数字が表示された。

70の大台も軽く超えてるなんて……改めて見るとショックを受けてしまう。


どうしよう……水着も入る訳無いし、制服も体操服もまとめて買い替えないと……

でも1年生で制服を替えるなんて勿体ないよね。

今回は仕方ないけど、また買わないといけない事態に陥ることは避けたい。

これ以上は太らないように気を付けなきゃ……



……


(あれ、何だか変だなぁ)

いつも通りお店にやって来て、バイトの服に着替えてるんだけど……

あんなに余裕のあった、というよりブカブカ過ぎたポロシャツが少しキツい気がする。

別に入らない程でもないとはいえ、今まで感じたことの無い感触だった。


そしてスカートも、前まではベルトを締めないとすぐにずり落ちそうだったのに……

今ではそこまで締めなくても問題ない、というかきつく締めれなくなったというか。

こちらもホックやファスナーはちゃんと閉じれるけど、微妙にサイズが小さいような。

最初はブカブカだったはずなのに、こんなに太るなんて……



……


「今日も美味しい~」

お店の営業時間が終わり、私と旨実さんはいつも通り賄い料理を食べている。

それにしても……最初は凄く太ってる気がしていたのに、今見ると大したことが無いように思えてきた。

もしかして今の私ってこの人よりも太ってる?

流石にそこまでは体重が増えてないとは思いたい。


今日はウルトラバーガーに加えてフライドチキンも大量に作ってくれた。

この食事が太る原因なのは分かっている。

(ぐぅぅぅぅ)

でも我慢することは出来そうにもないよ。

日に日に食欲は増えてるし、それなのに勤務中は食べることができないから……

最近はお腹が空き過ぎて、お客さんに出す料理に手を伸ばしたくなる衝動に駆られることも多くなった。

そろそろ危ないかもしれない。


だったらお仕事の前に食べたらいいのかも。

……そんなことしたら余計に太るだけだよ。

幾らなんでもそこまで落ちぶれてはいないと思いたい。


「細身川さん、本当に美味しそうに食べるから嬉しいよ」

「涼夏さんの食べる姿って、幸せ感が溢れてる感じだよね」

「ありがとうございます!」


店長さんも妹さんも、私がもっともっと食べることを期待しているのかな。

そんな風に思いながらバーガーとチキンを完食した。

今食べたものがみんな脂肪に変わって身体に付くなんて、考えたくもない。



---


10月になったのに暑くて仕方がない。

学校から帰って来た私はエアコンをすぐ付けて、着替えるために制服を脱いだ。

手に取ってみると、ブラウスもスカートもシルエットがかなり大きい。

(はぁ……まさか制服を買い替えるなんてなぁ)

そうは思っても、私の食欲は止まりそうになかった。

事実、今日体重を測ってみると83kgで1カ月前よりも8kg増えている。


身体に沢山の贅肉が付いたからか10月になったというのに大量の汗をかいてしまう。

お仕事が終わった後はポロシャツが汗でしっとり湿っていることが多い。

文字通り汗水流して働く姿を見て、お客さんからも『大変だねぇ』と言われることもある。


お肉の増した身体は、まさしく肥満体型そのもの。

既に旨実さんよりも太くなった私の姿が鏡に映っている。


ほっぺが膨れ丸々した顔に、たぷたぷのお肉ですっかり弛んだ二の腕。

ウエストには餅みたいなお肉の付いただらしない段々腹が出来上がっていて、デブとしか言いようがない。

大量の贅肉がショーツに乗っかる姿を見てげんなりする。

お尻もたっぷり付いたお肉のせいで余計に突き出し、穿いているショーツもサイズが大きいはずなのに食い込みがキツい。

太ももはぶよんとした脂肪が溢れてムッチムチになっている。

胸もGカップになり、立派なバストが服越しでも張り出しているのが分かる程になった。

ただ、お腹も同じくせり出してるのが見えるから……バストが増量した嬉しさがあまり無い。


こんな体型になっても、サイズを上げたおかげで制服は難なく着ることができる。

もうスカートが穿けないとか、ブラウスのボタンが飛びそうといった悩みを持たなくて済む。

まあ、これで後2年半は大丈夫だよね。

また買い替えるなんて恥ずかしすぎるし、そこまでは太らないように気を付けないと。



……


(早く食べてお店に行かなきゃ)

もう勤務時間中の空腹を我慢できなくなっている私は、出勤前にご飯を一旦食べて出発するようになった。

そのおかげでお仕事中は何とか耐えられるレベルになっている。

でも賄い料理も以前と変わらず食べるせいで、肥満化が加速してる気がするんだよね。

現に80kgも越してる訳で……こんなに太ったら動くのもちょっと億劫になる。



(はぁ、ふぅ、ひぃ……)

駅の階段を上るだけなのに、お肉が付いた身体が重くて呼吸が乱れる。

太もも、お尻、お腹、胸……色んな部分がたぷんと震えて動きにくい。

運動もどんどん苦手になってるし、最近は学校の体育が憂鬱で仕方ないよ。

こんなんじゃダメだと分かっているのに……勤務が終われば大量に食べまくるんだよね。



(うぅ、スカートが……)

お店に着いた私はバイトの服に着替えようとしたんだけど……

ポロシャツがパツパツで大きな胸もぶよぶよのお腹もくっきり輪郭が見える状態。

そしてスカートのホックが中々留まってくれない。

こんなに大きな服がキツく感じるなんて……

ベルトだって締める必要が無い気がするけど、一応ちょっとは締めている。

着けたベルトがお腹に食い込んで、お肉が上下に分かれているのが無様な感じだよね……



……


もう仕事にも慣れて、私はテキパキと動けるようになっていた……訳でもない。

動きは分かってるんだけど……

「はぁ、さ、3名様ですね!

ふぅ、こちらのお席にどうぞ!」

最近はお店で動き回るのも身体が重くて……

最初の頃は颯爽と歩いていたのが、今でははぁはぁと息を荒げて移動している有様。

特に厄介なのが階段を駆け上がる時なんだよね。


「ひぃ、はぁ、……お待たせしました!」

「大丈夫ですか?」

「だ、大丈夫です!」

汗をダラダラ流してヘトヘトになっている私は、持久走でも走って来たかのような様相をしてると思う。

一体何事なんだとお客さんもびっくりしてるよね……


(ぐぅぅぅ)

そして食べてきたはずなのにお腹が空いてきた。

運んでいる美味しそうなハンバーガー達が食欲をかき立ててくる。

(あともうちょっと我慢したら……私も食べられるから!)

自分にそう言い聞かせて、お仕事に集中しないと。



……


「お仕事の後に食べるハンバーガーは格別です!」

「やっぱりそうだよねー」

「二人にそう言ってもらえて嬉しい。僕も作り甲斐がある」


今日はウルトラバーガーを2つ、そして山盛りのポテトがトレイに乗っている。

これを女子高生の私が難なく食べてるんだから、普通に考えたら変な話だよね。

実際、隣の旨実さんはウルトラバーガー1つなのに……いつの間にか食事量まで逆転していた。


こんなんじゃどこまでもブクブクと太っていく。頭では分かっている。

でもお仕事で疲れた私に『お腹いっぱい食べたい』という感情を抑えられる訳が無い。

しかも周りはそんな自分を止めてくれないし。


このお店で働いてる限り、太り続けるしかないのかな。

他の場所でバイトした方が良かったのかも……

まあ、ここで美味しいものをたらふく食べるのに慣れ切ってるし、今更遅いんだけどね。



(限定公開中編に続く)


More Creators