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春佳のダイエット(?)計画(夏月のダイエット計画のifストーリー小説)

この文章は、「夏月のダイエット計画」のifストーリー小説です。

ゲーム中では春佳は特にダイエットすることはありませんが、もし夏月と同様、春佳もダイエットしてみたいと思ったら……?という話になっています。


ストーリーは以前pixivで投稿した、「夏月のダイエット計画―前日譚」の続きとなっています。


※ 2022 12/31 0時 表現を若干訂正しました。


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夏月がダイエットしたいと言い出してびっくりした。

5kg太ったから痩せたいって話だけど……

私なんて71kgあるから今の夏月並みの体重になるには18kgも減量しないといけない。

そもそも夏月、あんまり太ってないよね~?


(やっぱり私って太ってる?)

鏡の前で自分の下着姿を見つめる。


夏月よりも丸々して二重顎がしっかり出来た顔。

大きなブラに包まれて随分とふくらんだ胸。

段々腹がショーツに乗ってるウエストに、前から見ても大きく育っているのが分かるお尻。

そこから伸びる贅肉でタプタプした太ももに、お肉で弛んだ二の腕。


今まで大して気にしてこなかったけど、結構デブだよね~。

いつもご飯もお菓子もいっぱい食べてるからこうなるのは当然なんだけど。

こりゃ夏月にも『体型を気にした方が良い』って言われるよ~。


……仮にも女子高生なんだから、こんなだらしないスタイルなのも良くないよね~?

全く気にならなかったのに、夏月の様子を見てたら急に自分の体型が恥ずかしくなってきた。


(どうしようかな~……)

ダイエットとかはっきり言って面倒だし、あの子だけ頑張って減量したらいいって思ってたけど……

この際だから私も減量してみようかな~、なんて思う。

でも『ダイエットより好きなだけ食べた方が楽しい』とか色々言っちゃったし、何だか今更痩せたい!っていうのも変かな。


……あっ、夏月に黙ってダイエットの計画を立てて実行したらいいのかも。

そして、夏休みが終わってから『実は私も減量してたよ~』って言おうかな!

偶には夏月に『あっ!』と言わせてみたいし、この作戦にしよう。

じゃあ早速夏休みの計画を立てて……



……これでいいかな。

まずは宿題をさっさと終わらせて、休み明けで勉強するところも先回りする。

そしてお菓子をやめて、しっかりランニングもしよう。当然ご飯も減らさないと……ね。


夏月には黙っておこう。



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夏休みが始まって2日経った。

私は昨日から早速お菓子をやめて、ご飯も控えめにしている。

そして宿題と20分のランニングも始めた。

走るのは想像以上に大変で、身体中の贅肉が邪魔で仕方ないけど……出来ないわけじゃない。

まずは順調なスタートを切れたってところかな~……


……と思ってたんだけど。

夕食を食べに食卓に来た夏月。

お父さんもお母さんも9月初めまで長期出張だから、こうやっていつも2人で食べてるんだけど……

今日はいつもと様子が少し違う感じがする。

「お姉ちゃん~?」

「どうしたの?」

何だか悪戯っぽい笑みを浮かべていた。


「昨日からやけに食べる量が少ないよね~?」

「え、えっと……何のことかな~」

「もしかして、ダイエットしてるの?」

「うっ……!」

早速この子に食生活を変えたことがバレてしまった。

そんなに分かりやすいのかな~……?


「大分前『ダイエットは高校生に早い』とか、

私がまた太るよって言っても『太ってるから気にする必要ない』って言ってた気がするんだけど……

本当は体型気にしてるんだ~」

「そ、そんなこと無いから!

私は体型なんて全然どうでもいいよ~」


確かに前はそう思ってたんだけど、夏月が体型を気にしてるのを見てから自分も体型が気になってきたんだよね~……

全然太ってない夏月の体型が「太目」だったら、今の私はかなり恥ずかしい身体な訳だから。

今まで考えたことも無かったんだけど、やっぱり私だって女子高生だからスタイルもちょっとは気になる。

ただ……この子には体型を気にしてることはバレたく無いな~。


「だったら前みたいにご飯も大盛で食べるはず……」

「あ~、そういやご飯少ない~!」

慌てて私は炊飯器に向かい、お茶碗に山盛りの白米をよそって食卓に戻った。

「やっぱりご飯はいっぱい食べないと~」

私はニコッと笑ってバクバクと食べ始めた。


「それでこそお姉ちゃんだよ」

「あはは~そうだね~」

うぅ、夏月の前だといっぱい食べないと感付かれるなぁ~。

お昼しか減らせないかも……

ダイエットしたいって言ったらいいだけなんだけどね。



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翌日、夏月が勉強を教えてほしいって私の部屋までやって来た。

「お姉ちゃん、数学教えて」

「はいはい」

こうやって妹に頼られるのは正直嬉しいなぁ。

じゃあどこから教えようかな~。



「こうするとこの二次不等式の解が分かるよ~」

「なるほど~、分かったよ!

ありがとうお姉ちゃん!」

笑顔でお礼を言ってくれる夏月がかわいい。

こっちも嬉しくなってきたよ~。


「お礼にポテチあげるよ」

「ぽ、ポテチ!?」

私がそう言ったけど夏月はすぐに部屋を出て行った。

どうしよう……


でも夏月はすぐに戻ってきて、大きなポテチの袋2つを差し出してくる。

「ほら!お姉ちゃんこれ好きだよね?」

「す、好きだよ~」

「食べて!今!」

「今……分かった、食べるね」

本当は食べたくないのに……でも折角の差し入れを断る訳にもいかない。

お姉ちゃんとして妹を困らせたくもない、という思いもある。



「二つとも美味しかった~」

「でしょ?」

結局両方とも平らげてしまった。

あと1時間半でお昼ご飯なのに、大量のお菓子を食べるなんて……

しかも一気に食べたせいで喉が乾いてきちゃった。


「喉乾いたな~」

「じゃあサイダー飲む?冷やしてるよ!」

「あっ、大丈夫だから……」

「いいよ、遠慮しないで!」

遠慮してる訳じゃないんだけどね~……


「甘くて美味しいよ~」

「えへへ、ありがとう!」

シュワシュワした炭酸で心地よい気分を味わうことができた。

でも飲んだ液体は身体に余分なお肉として付いてしまう。


こんな食生活ばかりだと余計太っちゃうかも~……

流石に次は要らないって言おうかな。



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夏休みになって2週間が経った頃。

「お姉ちゃん、また買っちゃった!」

「ありがとう~」

夏月は毎日のようにお菓子やジュースを買ってきては渡してくる。

勉強のお礼だって言ってるし……嬉しいから断れないよ~。


「ところでダイエットは順調?」

「そうだね、昨日測ったら51.5kgになってたよ!」

「お~、1.5kg痩せたんだね~!凄い!」

「頑張ってるからね!」

見た目では分からないけど、確実に努力が数値にも現れているみたい。

良かったね、夏月。


……でも私の方は。


(ぶにょん……)

鏡の前でお腹の贅肉を掴む私。

その厚みは以前よりも更に増してしまった。


ダイエットしたいと妹の前で言うのが恥ずかしく、晩ご飯の量も増える一方。

しかもあの子に『お姉ちゃんも痩せたい?』って言われる時に、

『痩せたくなんてないよ~!』って言ってから、ムキになってお腹いっぱいまで食べてしまうこともある。

その食べっぷりを見てますます差し入れの量が増えて……


結局、ダイエットどころか食事量が大幅に増えただけなんだよね~。

夏月に気づかれたくないと思うせいで却って食べまくってしまう。

一応減量のために運動もしてるんだけど……日に日に身体が贅肉で重くなるせいで最初よりも走れる時間が短くなった。

結果、体重は右肩上がりで、78kgという数字が表示されていた。


(うわぁ、こんなに増えてる……)

急激に増える数字にちょっと引いてしまう。

今までちょっとずつ体重が増えるだけだったのに、ここに来てぐっとグラフの傾きが急になったから焦るよ……


鏡に映る姿も1周り太くなった気がする。

二重顎も何だかちょっと深くなってるし……顔全体がもっと丸くなったと思う。

胸も少し育ったみたいで、大きいはずのブラがキツくなってきた。

そしてお腹も更に出っ張ってるし、お尻もショーツのサイズが小さく感じる。

太ももはもっと柔らかくて太くなってて、情けない。


全体的に更に脂肪が乗った気がする身体を見て、羞恥心を抱かざるを得ない。

夏月との体型の差が余計に開いてしまい、何だかちょっと憂鬱になるなぁ~。

流石に笑って済むレベルじゃないよ。


ちょっとは痩せないとなぁ……って思うけど、夏月に中々言えない。

それに貰ったお菓子を私が喜んで食べる姿をあの子は見たがってる感じもする。

だったら妹思いになって、食べてあげた方がいいのかなぁ~。

でも少しは食べる量を減らしたいよ……

そもそもダイエットするはずだったのに、全然できてない!

8月は流石に減量宣言でもしようかな……



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「お姉ちゃん、いっぱい教えてくれてありがとう!」

「いやいや、こっちこそお菓子とか色々ありがとう~」

夏休みも今日で最終日。

私も夏月も勉強はほとんどスケジュール通りこなし、しっかり復習も出来た。

でも、ダイエットの方は……


この子はしっかりお菓子も控えて、運動も毎日してたらしく体重は49kgまで減っていた。

後1kg足りなかったみたいだけど十分上手く行ったレベルだと思う。

ただ、私は本来のダイエット計画をほとんど実行できず、逆に食べる量がかなり増えてしまった。

運動も最近は身体が重すぎて5分程度ジョギングして帰って来るだけ。


(でっぷり……)

鏡に映っているのは見事に太った私の姿だった。

Tシャツとスカートという平凡な見た目だけど、サイズはもう全然合っていない。


真ん丸な顔はほっぺが大きく膨らみ、喋ると二重顎がタプンと震えてしまう。

常に汗が流れてるし、暑苦しいデブの顔という感じがするなぁ~……

バストサイズは更に2周り大きくなり、抜群の存在感を放つ巨大な胸に育っていた。

ただあまりにも重くて、重力に負けてだるんと下がってるし、座るとだらしなくお腹に乗ってしまう。

ブラもキツ過ぎて着けにくい上に食い込んじゃうし……

そんな胸を乗せてるお腹は、これまた丸々と大きく張り出した立派な太鼓腹になった。

ただし、おじさんと違って皮下脂肪ばっかりですごく柔らかいから……太鼓腹とはちょっと違うのかもね~。

そしてお尻は横にどっしりとはみ出るように育ってて、ショーツもピチピチで伸びちゃってるし、スカートの耐久試験をしてるみたいだよ。

太ももなんてブヨブヨに弛み切ってて極太だし、正直見せたくないレベルになってるなぁ~……


体重は93kgという中々の数字になってて、当然服なんてまともに着れる訳が無い。

まずTシャツは胸とお腹でグッと引き伸ばされてるし、しかも丈が足りずにおへそ周りが露になる。

余裕のあったはずのスカートも限界ギリギリで、ホックやファスナーはまともに閉まらない。

そして、スカートの下からはもっちもちの太ももが出てて、歩くだけでたぷたぷした贅肉が左右に揺れてしまう。

当然、動いてるとお腹やお尻、二の腕とかのお肉も鈍く震えるし、胸がブルンと揺れて嫌な感じがする。


夏月だけでも痩せてよかった、のかな。

……そもそも私は体型とか気にしてない、太るのなんてへっちゃらなはず。

だからこんな身体になってもどうでもいいよね。


なのに……恥ずかしくてしょうがない。

こんなにデブになるなんて夢にも思わなかった。

明日からどうしよう……



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パツンパツンで今にも破けそうな制服を強引に纏い、汗ダラダラで学校に向かった。

こんなに太ったらみんなから何て言われるかな……

ドン引きされて距離取られたらどうしよう~……


「春佳!夏休み太っただろ!」

「あはは~、そうなんだよね~!」

「何食べたの?」

「妹からいっぱいお菓子貰ってね~、困っちゃったよ~!

でも全部ペロリって食べたけど!」

「凄いな!」


いざ学校に行くと、確かに太ったとは言われた。

でも思ってたより変な事は言われなくて良かった……と思うけど……


「春佳、チョコあげるよ」

「ポテチは?」

「あ、ありがとう……」


夏休みが明けてもお菓子を貰う日々は続くみたい。

このままじゃ100kg超えるよ~、本当に~……




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