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10万フォロワーまでを全部振り返る#11

FGOイラコンが発表されたとき、僕はイラコンで勝てる絵がどんなものなのかを考えました。

大学受験と同じように、1000枚以上応募される全ての絵をちゃんと見ていると仮定すると審査方法はある程度想像出来ました。


まず、一定ライン以下の絵を足切りして落とします。

残った絵だけを審査員の人が見て、どの賞をあげるか?という話をするのではないかと思いました。

もちろん足切りを生き残っても賞がもらえない可能性はあると思います。


イラコンの結果だけを見るファンのことを考えても微妙な絵が賞をもらっているのは気持ちよくないはずなので、クオリティでの足切りは絶対に存在すると思いました。

(イラコンの審査員やったことないので全て仮説です)


現状の自分の絵は、何が違うかは分からないですがイラコンの入賞作品にはふさわしくないと思いました。あるなしクイズの答えが分かってないので。


それでもイラコンは僕が答えがわかるまで待ってくれるわけではないので、制作を始めなければなりません。


今までクリスタに慣れることを目的に絵を描いていたので目安として3日〜1週間で1枚書いていたのですが、

今回はイラコンの期間ギリギリまで描くことにしました。3週間〜1ヶ月くらい。



勝てる絵の特徴として、ストーリーを表現出来ている絵が勝てる絵だと考えました。

当時のFGOはちゃんとプレイしていたので、何を描けばFGOの現在を示せるのかを考えました。

また、キャパオーバーにならない構成を考えることも重要でした。

期限までに終わらない絵の設計図を描いて、提出に間に合わないことは一番避けるべきことでした。


ラフが大まかに出来た辺りで、嫁がヘルニアになって手術することになりました。

手術の日程まで、介護?をしながら制作しました。


ヘルニアで寝たきりになっていても、嫁はアドバイスをくれました。

ちなみになんですが、嫁はアドバイスと言っても優しく指摘してくれるような優しい人じゃないです。

僕と同じ、絵を教わるならパワハラ以外の言語を知らない世界出身なので、

「なんでこんなに気持ち悪い描き方すんの?」

「ここの色が絶対違う、気持ち悪い」

みたいな言い方です。


それでも1人で描くより効率が良かったので、嫁に見せて感想をもらいました。

慣れているとはいえ、見せる度に傷つきました。


それで出来たのがこの絵でした。

この絵を描いている最中に、クリスタの使い方が分かった気がしました。


今Pixivを見ても、ここで1段階クオリティが上がっていると思います。


結果はFGO賞(上から2番目の賞)でした。


絵で何か賞をもらったのは小学生の夏休み以来だったし、絵を描き始めて1年でイラコンで賞がもらえたことが嬉しかったです。


盾に描かれている顔は敵勢力のキャラなんですが、彼らの顔をデフォルメする技量がないことを認めてリアルタッチにしたこと。

必要以上に味方勢力を描かずに省エネを意識したこと。

あるなしクイズの答えが分からないことを隠せるように横顔にしたこと等がおそらくの勝因でした。


自分が受賞連絡をもらったときは本当に嬉しかったのですが、結果が発表されてTYPE-MOON賞(1番良い賞)を見て嬉しかった気持ちは消えました。



僕がやりたくても出来なかった絵がそこにありました。

僕の絵よりもストーリーを感じて、僕よりも絵の要素が多くて、僕よりもデフォルメが上手い絵でした。

FGOをやっている人なら絶対に刺さる絵だと思います。


当時から僕は、どんなトッププロでも自分のライバルだと思うようにしていました。

現状で勝っているか、負けているか。

何が負けているから自分の絵が劣って見えるのか。

ずっとずっと考えていました。


僕は超一流のイラストレーターが相手でも分析が出来ました。

大学生の頃、ピカソやフェルメールを相手に自分の名前を残そうとしている人たちの隣で絵を描いた経験があったので、負けても負けてもピカソ相手よりはまだ勝負になっていました。



イラコンは自ずと目的が「入賞」の1つに絞られるので、プロになりたい人はどんどん参加するべきだと思います。


目的を達成するためにどのくらい自分の生活を犠牲にしてどのくらい制作時間を取って、何を描けば入賞作品に並ぶのかを想像することはすごく効率が良いです。

大学受験と同じです。

逆に、目的が定まらずに絵を描いていると上達が遅くなります。


過去の経験からそれを知っていたので、出せそうなイラコンには可能な限り応募しました。

最近のホロライブイラコンまで受賞することは出来ませんでしたが、今Pixivを見直してもイラコンに出すたびに上達していると感じます。



FGO賞は貰えても、どこからも仕事が来ることはありませんでした。


今見返してみると商業作品のレベルに到達している絵が描けていないので仕事が来ないことに納得出来るのですが、当時はイラコンで賞もらったのに仕事が来ないことに理不尽を感じていました。


Twitterは相変わらず誰も見ていないんじゃないかと思うくらい、全くいいねはつかないし。

スマホゲームの案件は遠すぎて何を目指せばいいか分からないし。

目標にするべきフィールドがわかりませんでした。


FGOが流行っていることだけは分かっていたのでFGOのイラストを縋る思いで描きました。


100いいねですら遠くて遠くて、霞がかかっているようでした。

霞の向こうにある100いいねを取ったとして、それくらいでは仕事が来ないことは分かっていました。


諦める準備をしないといけないのかな。


ぼんやりと諦めた後のことを考えるようになりました。

10万フォロワーまでを全部振り返る#11

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