冬コミ1日目、無事完売しました。
本当にありがとうございました。
今回初めての壁配置で、グッズセットも作って完売。
買えなかった方には本当に申し訳ないのですが、数年前の僕からするとおとぎ話のような出来事でした。
今日買ってくださった方、通販で注文くださった方、重ね重ねになりますが本当にありがとうございました。
あとがきにも書いたのですが、初めて参加したC94のとき、配信者のおおえのたかゆき(おえちゃん)と一緒のブースで出したのですが、僕のブースにはゲーム友達しか来ませんでした。
友達以外に売れたのは1冊だけで、その1冊もおえちゃんリスナーがついでに買ってくれた感じで売れていて、実際に売れたのは0冊だったと思います。
その次に出したC96は知り合い以外に5冊売れました。
当時はTwitterのフォロワーも800人くらいで、僕の絵には価値がないんだなと思いました。
ゲーム友達が売り子をしてくれたのですが、売り子も手伝ってくれたのに最後撤収する前にお金を出して本を1冊買ってくれました。
申し訳ないなと思いました。
次のコミケは前回参加したC103です。
メロンブックスさんに部数を相談してみたら、すごい量を勧められました。
僕の絵に価値がないことは3年半前に分かっているはずなのに、何でこんな意味不明なことを言うんだろうと心底思いました。
刷ってみると完売しました。
そして今回C105です。
前回同様メロンブックスさんに相談したら、前回より更に意味不明な数量を勧められました。
信じて刷ってみることにしました。僕は絵が実物のモノになるのも好きなので、グッズセットも作ってみました。
初めての最後尾札をスタッフさんが作ってくれました。
僕の中では本当にC94のときのまま、実際売れたのは0冊だった頃のまま、
その感覚がずっと抜けてませんでした。
調子に乗っていっぱい刷って、いっぱい刷ったことを後悔しながら帰る経験が辛過ぎて、ある種の憎しみをコミケに抱いていました。
絵が“至っていない”のを棚に上げて、何でこんなに頑張って描いたのに誰も見向きもしてくれないんだろう?と思っていました。
コミケに憧れたヲタクは誰しも経験する気がします。
大好きで、憧れて、一生懸命準備して、それなのに見向きもされない。
現実と理想の違いを1日で叩き込まれて、頭がボーっとしながら帰ったあの感覚。
前回も完売したとはいえ、正直に言うとその感覚が抜けていませんでした。
今回のC105、一生懸命グッズセットの頒布をしていたのですが、頒布しても頒布しても前に人がいて、何も考える余裕のない時間が続きました。
オーバークックをやっているような感覚で、ひたすらグッズセットの準備をして渡す時間を過ごしていると、スタッフさんがやってきて
「最後尾札あります?」と聞かれました。
聞かれたとき、意味がわかりませんでした。
僕のブースで最後尾札が必要になるはずないじゃん。何言ってんの?と思いながらグッズセットオーバークックを中断して前を見ると、列が出来ていました。
そのとき、本当に初めてC94のあの感覚が抜けていくのを感じました。
代わりに目の前に並んでくれている方に、シンプルな感謝が沸いてきました。
最後尾札が出来た瞬間、C94の僕が成仏したのをはっきりと感じました。
普段どうしても誰とも会わず、誰とも話さず絵を描いているとXで5万いいねがついても僕の絵を5万人が評価してくださったとは感じません。
絵を描くゲームをしていて今回のスコアは5万でした!という感覚が非常に近いです。
僕にとっての最後尾札は初めてXの向こうに人がいることを実感した瞬間でした。
目の前にいる“あなた”が。
こんなところまで来てこの文章を読んでくださっている“あなた”が。
僕を支えてくださっているんだなと。
感謝が沸いてしまったので完売した後は本当に申し訳なかったです。
「完売しました」の紙を見て落ち込んで帰る方が何人かいらっしゃり、僕も経験したことがある辛さなので。。。
申し訳なさでいっぱいでした。
次回はもう少し勇気を出して、もう少し多めに刷りますね。
来てくださってありがとうございました。
申し訳ないとは言ったものの、あなたに会えたことが僕は本当に嬉しかったです。
スタッフさんが作ってくださった最後尾札は記念に持って帰ってきました。
C94の僕の墓標です。
作業部屋に飾っておきます。
また来年の冬コミでお会いしましょう。
もっとすごい絵を描けるようになって、もっと欲しくなる新刊をいっぱい刷って持っていきます。
本当に、本当にありがとうございました。
あばうと
2024-12-31 02:50:03 +0000 UTC真暗(まくら)
2024-12-29 14:44:44 +0000 UTC