毎年年末にまとめ日記を書いているんだけど、今年は時間が取れるか分からなかったので気分が乗った今書きます。
明後日にはコミケも出るので、いらっしゃる方はよろしく。
委託もしてるので良かったらどうぞ。
Vtuber本のあとがきはこの記事並みにこってり長いです。
今年を振り返ってみて、最も印象に残った出来事は1つだった。
よろず本に載っているこの絵、僕はオードリーが大好きで、彼らのラジオをずっと聞いていて、純粋な気持ちでファンアートを描いた。
普段ファンアートを描くとき、僕はやっぱり世間的なウケを気にしている。
僕の価値観と世間の価値観が衝突したとき、世間の価値観を優先する。
これはクリエイターとしてのプロ意識でもあり、クリエイターにとって“やりたいこと”だけでは価値がないことは痛いほど分かっているからそうしている。
“やりたいこと”と世間の需要の両方を満たすことなんて、よほどの運がある人以外は違うと思う。
だから両立を目指そうっていう意見が今の主流で、自分の中心から少しずつズレていっている表現が世の中に溢れている気がする。
中心から少しずつズレていくことに抵抗がなくなるほど、お金や賞賛の力はすごい。
否定するつもりはないし、僕自身もそうなのだが、人気を得るため、メシを食うため、理由は色々あれど「社会で生きるってそういうもんなんだな」と思う。
でも、この絵だけは僕が好きなあのオードリーを、ラジオの空気感を、それだけが出るように世間の評価は全く気にせずアクセルを踏んだ。
珍しくXにもあげていない。けど徳島の某所で勝手に看板にして掲示している。
いつまで看板にしとくかは考え中だが、DVDが出るまでは看板にしておこうかなと思っている。
出来に100%満足したかというと違うのだが、まぁある程度のラインには乗ったと思っている。
だが、この絵を描いてしばらくしたあと、オードリーの東京ドームライブのテーマ曲、星野源さんの「おともだち」が発表された。
普通にすごく好きな曲なので是非聞いて欲しいのだが、オードリーのラジオで発表されたとき、僕は感動と同時にものすごい敗北感を感じた。
この曲と僕の絵はほぼ同じテーマで、それでいて圧倒的に「おともだち」の方が核心に迫る表現だった。
僕が描きたかったものがこの曲なんだな、と心の底から思えてしまった。
彼らの関係性を表現するため、僕が選択したのは彼らの表情とラジオのネタだったのに対し、
星野源さんは彼らの関係が続く理由を書いた。
表現として浅かったな、と本当に恥ずかしくなった。
イラコンでイラコンの意味を掘っていった結果、テーマがほぼ丸被りになることは稀にある。
大学の課題や、FGOイラコンで経験してきた。
テーマが同じ絵を描く機会は久しぶりだった。
商業案件はそもそも発注段階でテーマ被りを避けるだろうから、この先何年もテーマ被りを経験することはないんだろうなと思う。
普段のいわゆるアニメキャラの二次創作ではどうしても実在の人間ほどの“深さ”を要求される表現にはならず、人間の見方を要求される絵にはならない。
そして、考えた“深さ”が愛だ。
オードリーに対する愛で負けていたんだなと感じた。
絵を描き始めてから、本当に100%好きで、
誰の評価も求めずに描いた絵はこのオードリーが初めてだった。
“ファンアート”ってこういうものなんだなと初めて感じた。
自分の中の理想のオードリーを表現することだけ、好きだけが原動力で描いた。
そんでもって星野源さんにめちゃくちゃ上を行かれたので後悔はない。
いつかまた、勝手にリベンジ出来たらいいなと思う。
“ファンアート”に対する学びと、星野源さんに完敗したことが2023年のハイライトでした。
みんなこの気持ちでVtuberとかブルアカ描いてるんだな。