SakeTami
草野郎
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我が家の猫が旅立った話


5月19日、我が家の愛猫チャコが虹の橋を渡りました。


病気に関しては以前の記事にでも触れていましたが、

その闘病の始まりと終わりの話になります。

なので、全くエロくない話になってますがお許しを😂


病気が発覚してからの約三週間、激動の毎日でした。


整理整頓や記録を付けるといったことが苦手な自分でも、人に見せる形でならばチャコの生きた証を残せるような気がしたので、その闘病記録を一度だけ記事にします。


短くまとめようと思ったけど、あまりにも内容が濃すぎて結構な長文になっています。

猫の闘病生活への備えとして、ペットを飼っている方、これから飼うことを検討している方の参考になる気もするけど…

人によってはショックを受ける内容なので、苦手な人は読み飛ばしてください💦


手前のシルバー猫がチャコで、奥にいるのはインク。


どちらも年齢は三歳と五ヶ月になります。

もう一匹、16歳になるおばあちゃん猫のパレットも居るんですが、別部屋に隔離、我関せずで全く関わってこなかったのでこの記事には出てきません😂


添い寝が大好きなチャコ。よくワキの間に潜り込んで来ます。


運動音痴だけど気が強くて甘えん坊で犬のようにベッタリくっついてくるチャコと、運動神経バツグンで素っ気なく、あまり甘えてこない気分屋のインク。

沖縄に移住と同時期に我が家へやって来た姉妹猫。

彼女達とともに過ごした時間=移住生活そのもの、といっても過言ではありません。

■病気発覚


病気発覚のきっかけは、4月27日にチャコの元気が無くなり、少し足の踏ん張りが弱くなったことです。

「なんかおかしいな…」と思ったのもつかの間、29日夜には立っていても足がスベって座り込む、歩く時は右に旋回して俺の足下をずっとグルグルする、といった異常行動を見せるようになります。


そして4月30日の早朝、目覚めた自分が見たのは、全身が麻痺して身体がひきつり、硬直したチャコの姿。


あまりにも早く衰弱していく姿に尋常ではない無い恐怖を感じて、動物病院へ駆け込みました。

ちょうどGW連休の真っ最中と言うこともあって、かかりつけの動物病院は開いておらず、空いていた動物病院でレントゲンと血液検査をしてもらうけど…

「検査は問題なし。猫はストレスで元気が無くなることもあるし、それ以上のことはウチじゃわからない。取りあえず様子見して、それでも治らなかったら精密検査できる病院を紹介するよ」と言われてしまう…。


この状況で様子見する意味ある? いや、マジで。


さっさとこの病院に見切りをつけ、翌日、予約した高度治療に対応した病院に伺う。レントゲンと血液の再検査、状態確認、チャコの年齢が若いことから、FIPを初めとした緊急性のある症状を即座に疑う担当医。医療チームで動いているとのことで、頼もしさが半端ない…!


FIPに関しては最近研究が進み、早期治療であれば投薬で治る可能性が高い病気と知っていたので「ウチは大丈夫」と、どこか安心した気持ちで精密検査の結果を待つ。


しかし、CT検査でわかったのは、

鼻腔と脳に腫瘍があるリンパ腫の可能性が高いこと。


リンパ種は余命の短い不治の病。

しかも、チャコに出来た腫瘍は鼻腔と頭の中。

全身の麻痺や発作などが伴うかなりのレアケース。

余命は半年と告げられます。


とは言え、積極的な治療をすることで数年生きる可能性もある病気です。


この時点で自分がとれる手段は、


・そのまま自然の流れに身を任せて死を看取る

・ステロイド治療で猫の苦痛を和らげ、生存期間を少しだけ延ばす緩和ケア

・寛解(症状が消失状態)を目指した抗がん剤治療

・安楽死


正直な感想、これがおばあちゃん猫のパレットだったら、

安楽死、もしくはステロイドによる緩和ケアを選んだかもしれません。

猫の平均寿命が15歳というのなら、16歳を超えているパレットは十分に生きたとも考えられるからです。


しかし、チャコはまだ三歳、さすがに早すぎる…。

猫の一年は人間に例えると4~5年分の密度になります。

もう少し猫生を満喫させてやりたいじゃないですか。


ということで、迷うことなく抗がん剤治療の一択でした。


ペット飼ってる皆さん、

セカンドオピニオンはマジで大事…!


少しでも獣医師の説明に納得がいかなかったり、違和感があったら違う病院の意見を求めましょう。

紹介状がない場合はセカンドオピニオンでお金がかかるし、一度やった検査をやり直しする場合もあります。


やはりペットの治療費は高額になりがち…

毎月少しずつでいいから、猫貯金しましょう。


ペット保険に入るのもアリだけど、今回のようなケースではおそらくCTやMRI検査は通院治療扱いなんで、保険によっては通院治療の支払上限で、1万円程度しか支払われません。

CT検査含めた一回の治療で20万円程度かかったのを考えると、通院治療でも支払上限無しの保険に入るなど、しっかり選ばないと保険は全く役に立たないと思います。


というかまあ、自分の場合…保険加入上限の六歳くらいに入ればいいやと考え、猫が三歳という若さに油断して、なにも備えてなかったのが反省すべきところなんですけどね…。

■治療の始まり


5月1日、治療の開始。

本格的な抗がん剤治療をするならば、生検(組織を採取)してリンパ腫だと確定させなければいけない。外部検査をする必要があり、確定まで二週間程度かかるとのことで、繋ぎの先行治療としてステロイドを投薬することになりました。


Lアスパラギナーゼという抗がん剤ならば先行治療も可能らしいけど、がんが耐性を持つ速度も速いので、なるべくなら対抗手段は温存したい。

ステロイドなら二週間から一ヶ月程度はがんの進行を抑制できる、らしい。


ステロイドが効くことを祈って、全身麻痺のチャコを自宅に連れ帰る。

すると、極度の興奮状態になり、突然立ち上がるチャコ。というか真っ直ぐ歩けるようになってる…!?

おしっこを漏らして全身ずぶ濡れになりながら、つねにうなり続け、極度の興奮状態のまま部屋を徘徊し続ける。

その鬼気迫る姿にインクがビビってクローゼットの中に逃げる。


そ、壮絶…。

ステロイドの副作用なのは明白です。


ケージに入れても暴れるので、とりあえず危険になりそうなモノは排除し、床を自由に徘徊させて、それを見守りながら自分も仮眠。


すると、朝方、ずしりと胸に重みが…。


自分の胸の上に乗って、無言でこちらを見つめるチャコ。撫でろって催促されてます。ちょっと怖い…。


しかし、ステロイドの即効性はすごい…!

麻痺症状が無くなり、まだ少し元気は無いけど以前のような姿が帰ってきました。


翌日には元気にご飯も食べるようになり、部屋の中を元気に駆け回ります。


1日2回の投薬。

チャコの命を支える、金よりも価値のある錠剤を、

毎日チャコの口に突っ込みます。


色んな投薬方法があるけど、

個人的には薬をまとめて詰め込んだカプセルを強制的に口に突っ込む方法が簡単でした。


リンパ腫の闘病記事なんかをネットで探すと、

早く亡くなった子も居れば数年生きた子も居る。

難しい病気なんだなぁ…と思いつつも、ウソのように元気になったチャコを見て、頑張って数年生きてもらおうじゃないか、と自信が湧いてきます。


この辺りでBlack Archiveが完成。

モリモリと創作意欲が湧いてきたので、次の作品のプロットを作り始めます。


様子を心配して何度も見に行きますが、リラックスした様子でゴロゴロ…。

こちらの気持ちなど知りもしないでよぉ😂


今まで以上に触れ合う時間を増やし、ネットでこれからの闘病生活に備えて色々な雑貨や食料、役立ちアイテムを購入。

平常時より食事量が減っているので、食べやすいウェットフードを増やしてなんとか摂取カロリーを増やそうと四苦八苦する毎日。


そして一週間が経った5月7日、診察の日。


担当医からは本格的な治療までもう少し現状維持で頑張ろうという話になり、2週間分の薬を処方してもらいます。


しかし、その次の日の夜、

足に麻痺症状が出て、チャコの身体がふらつき始めました。


ステロイドでがんの進行を抑えられた時間は、わずか一週間しかありませんでした。

■めまぐるしく変わる状況


お世話になっている病院はLINEを使ったオンライン診療に対応していて、

経過報告や動画投稿で素早い診断をしてくれます。


オンライン診療でアドバイスを受けつつ、

10日にはさらに元気が無くなったので急いで病院へ。

様子を見た医療チームの判断で、Lアスパラギナーゼを使った治療が開始されます。


抗がん剤は薬ではあるけど毒でもある劇薬です。

ペット用に薄まっては居るけど、副作用はある。

腫瘍を攻撃すると同時にチャコの体力も削ります。


――というのはわかっていたつもりでも…実際は想像以上に辛いものでした。

チャコの場合は身体が弱ると真っ先に神経障害の症状が出ます。


抗がん剤治療が始まった当日夜のチャコ。手足が麻痺して動けません。

チャコの排泄物に混ざっている抗がん剤は人間やペットに有害なので、触れないように隔離する必要があります。そのため、急遽ダイソーでかき集めた素材で作ったケージにチャコを隔離します。


そして、チャコが発作を起こした場合に備え、いつでも抗てんかん薬を打ち込めるように待機。

いつ発作が起きるか予断を許さないので、変化を見逃さないように30分に一回くらいは見回る生活を2日間ほど続けました。

さすがに体力に限界が来たら仮眠してたけど、この辺りはマジでしんどかった…。


本当にチャコは治るんだろうか…

苦しみ続けるのなら安楽死を選ぶべきでは?

という悩み抱きながら迎えた、抗がん剤治療3日目…


チャコの復活。


抗がん剤が効いてる…!

食欲も回復してドライフードを食べ始めました。

チャコが頑張って生きようとしてるのに、自分が弱気になってはいけません。


身体をフラつかせているけど、元気に足下にじゃれついてくるチャコを見て気合いを入れ直し、長期戦になるであろう闘病生活に備えて自宅を野戦病院のように改造。


改造されていく部屋の中、静かに、チャコを上から見守るインク。


ただ、やはり多少元気になったとは言え、食事量が少ない…。

これからの闘病に備えて体力はつけて欲しい。

少しでもエネルギーの足しになればと、心を鬼にして強制給餌も並行して行います。


それから次の診察までの数日間、病気の影に怯えながらも緩やかな時間が流れ…

抗がん剤治療2週目が始まります。


5月17日。


診察ではやはり体重の減少が問題になり、担当医と相談した結果、まだ元気なうちに鼻にチューブを通して強制給餌をすることになりました。

自発的な食事も出来るし、体重が戻ればすぐにチューブも外すことが出来ると良いことずくめ。

難点としてはチューブ用の専用フードが高くて1日千円かかることくらい…。

抗がん剤を投薬されたチャコと共に、自宅に戻ります。


チューブ保護用のエリザベスカラーをつけたチャコ。可愛い。


このまま体調が悪化しないで、治療を乗り切ってくれ!

そう願いながらも、その日の晩にはチャコは全身が麻痺して、寝たきりになって発作を起こし、抗てんかん薬の座薬を入れて鎮静させる…。


1週目よりもチャコのダメージは大きくて、18日には呼吸も辛いのか、ずっと舌を出したまま。

オンライン診療でアドバイスを受けつつ、舌が乾燥しないように1時間に一回シリンジで水で湿らせて安静にして、おしっこを漏らしっぱなしになるので、身体を洗い、オムツを用意してはかせる。

名前を呼ぶと目や耳を少し動かして返事が帰ってくる。

動けないだけで、チャコはまだまだ生きているのだと一安心。


19日の朝方。


1週目のように、明日にはきっと回復してくれる。

そう願いながら強制給餌を終えて、少し原稿作業をしていると、リビングの方から大きな音がしました。


インクが、リビングと仕事部屋を隔てるキャットフェンスを突破して、仕事部屋に侵入していました。


インクがキャットフェンスを突破したのはもう1年以上も前の話。

もうすっかり突破は止めていたのに…

俺に見つかるとすぐにリビングへと逃げていきます。そのインクの姿に胸がざわつき、急いでチャコの元へ。


数十分前に見たままの格好で寝ているチャコ。

しかし、呼んでもなにも反応を返してくれません。


最後に見た姿と変わらないまま、すでにチャコは息をしていませんでした。

■治療の終わり


チャコが亡くなったことを教えに来てくれた…。

インクの行動はきっと、そういうことなんだと思います。


離れたところから、静かにチャコを見つめているインクにありがとうを告げて…

チャコの身支度を始めます。


病院への連絡と、ペット火葬業者への予約。


火葬に関しては、一緒に燃やせるモノはそんなに多くないらしい。

元々そんなに仰々しいことをするつもりも無かったので、

花屋で用意してもらった花束とチャコの大好きだったおやつを用意。


お気に入りの場所であった俺のベットに寝かせ、

火葬までの1日をゆっくり過ごしてもらいます。


ここ最近はずっと病気との闘いで、ゆっくり出来なかっただろうから。


今までよく頑張ったね。チャコ。

おやすみなさい。


5月20日。



鮮やかな青空と、チャコの体毛のようなフワフワした雲の下、

火葬をしてもらいました。


遺骨は骨壺に入れて持ち帰り、自分の手元に安置します。

いつかお墓を用意した時に、一緒に入ってもらおうと思っています。

■その後の話


一連の話が終わってからまだ間もないんで、部屋の片付けが全く終わっていません。

長期治療に向けて部屋を改造したばかりだし、元に戻すのは骨の折れる作業です。

ただ、居住空間を圧迫しているので、なるべく早めに部屋はリフレッシュした方がいいかな、と思います。


チャコが亡くなる直前からずっと、インクが俺に甘えてくるようになりました。

今まで素っ気ない猫らしい猫だったのが、甘えん坊に変化しました。

夜泣きもするし、やはり姉妹が亡くなってしまったことを理解してるんでしょう。


チャコの寝床やお気に入りだった場所には絶対に座りません。

今もその場所には誰かがいると思っているのか、その横に座ってスンスンと匂いを嗅いでいます。


猫は個人主義と言うけどそんなことは無くて、情の深い生き物だと思います。


あと、お世話になった動物病院から花が届いたので、

チャコの骨壺の前に飾らせていただきました。

全力で治療に当たって頂いた上に、こうして花まで頂いて感謝しかありません。


そして、今さらの話ですが、

担当医からリンパ腫と確定するための生検(組織を採取)の結果を告げられます。


実はチャコの症状は鼻腔のリンパ腫ではなく、

さらに稀な「未分化癌」や「嗅神経芽細胞腫」という腫瘍でした。


治療法は確立されておらず、抗がん剤治療も効果があまり期待できない…

発症した時点で、チャコの運命は決まっていました。


なんかおかしいとは思ってたんですよね。

いくらなんでも治療効果が薄いというか…。


それでも、積極的な治療を目指したことで、

チャコと過ごせる時間は確実に増えました。


わずか3週間程度の時間だったけど、濃密な時間で…

辛くとも幸せな時間を過ごせたと思います。


その時間を捻出するために費やしたお金は60万くらい…

ま、まあ…これから頑張って絵を描いて稼ごうと思います。


一分一秒、無駄にしないように全力で生きる。

全力で絵を描いて、もちろん適度にサボったり、遊ぶ時も全力で。


チャコといつか再会する時まで、そうやって生きようと思いました。

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Comments

고마워요t🙏

草野郎

ありがとうございます🙏なんかフルマラソン走りきった気持ち…でもまだまだ道のりは続く!

草野郎

幸せでいるに違いありません🙏

草野郎

Thank you🙏

草野郎

명복을 빕니다.

jasuni0705

ご冥福をお祈りします...。 すごいエネルギーを感じる記事でした。生き物ってすごいですね。 お気持ちの整理などあるかと思いますが、草野郎先生もお身体にはお気をつけて、活動頑張ってください!

酢だこ

お悔やみ申し上げます。あなたの猫ちゃんがニャン星で幸せに過ごせますように

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