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“東凶魔京”「巨妖暴虐」後編


白濁した意識に色が戻ってくる。

二度と醒めることのないと思われた闇から、腹部への殴打によって引き起こされたデネブ。

だが決して苦しみから解放されたわけではなく、精液をゴボリと吐き出しながら、内からの圧感に身悶えた。


「……ッ…ぐぅ…ッ…!!」


腹が重い…。全身がけだるくて、息が苦しい。寝返りひとつ打てやしない。

四肢を投げ出して空を仰ぐデネブの頬を一筋の涙が伝う。結局こうなるのか。…みじめだな。

低級妖魔に処女を奪われたあの日から、自らの弱さと決別し、「力」を求め続けてきた。

理不尽なこの世界で、デネブは武器を、魔法を、資産を、情報を、社会的地位を、身を守る力を積み上げてきたはずだった。

二度と奪われないために。しかし今、その全ては剥ぎ取られた。服でさえも。

ここに横たわるのは、ただのむきだしの少女に過ぎない。

「う……ッ…く……ッ」くやしさから嗚咽が漏れる。


「なぁあに泣いてんダァッ」

ドフゥッッ

「ぐェごぼォォッ!!」


そんなデネブの憂いなど知ったことではないと、腸抉は「手」の触手を彼女の膨らんだ腹部に叩きつけ、残った精液を排出させていく。

「げぼッごぼぼボボッッ!!」

「オラオラァッ!寝てんじゃねぇよ!これから〝いい所”なんだからヨォッ!一緒に眺めようぜェッ!」

「ゲホッ…カ八ッ……!…何…を…!?」

強制的な排出により、元の体型を取り戻したデネブが身を起こすと、下腹部を抱えて脂汗を流す紫守の姿が映った。


「まさか…!?」「ア…はゥッ……あァあ…ッ!!」


精液の袋と化した身を捩り、苦悶に耐える紫守。

デネブと腸抉が見守る中、変化が起きる。

紫守の腹の一部が内からわずかに盛り上がった。

「ぐ…ッッ!!…あ…あぁ…ッ動い…てるッ!?」

「…うそ……!」「クククク…ッ」


ボコリ……ボコリ…ボコリ…。


胎動の間隔は徐々に短くなっていく。

紫守もデネブもとっくに理解している。

あろうことか退魔師のシンボルたる〝朱雀の巫女”が、汚らわしい妖魔の仔を孕んでしまったのだ。

それも一体ではない。


「クククッ!お前、ガキが一人いるらしいじゃねぇかぁ!弟が一気に増えて喜ぶんじゃねぇか?」

「!!…い、いや…そんな…こんなモノを紫穂の…!あぁアッ!?」


恐るべき早さで成長を遂げていく〝それら”が、紫守の膣口へと殺到していく。

脚を固く閉じ、頑なに誕生を拒む紫守。一進一退の攻防。

「産む…ものですか………ッッ!!」「…じれってぇな」

焦れた腸抉が、前屈みの姿勢になったことで突き出された紫守の尻へと触手の一部をのばし、肛門を貫いた。


ズブゥッ「はぁ…ぅ…ッ!?…ア…あぁあァアッッ!!」


後背からの衝撃に仰け反った拍子に前のガード緩み、最初の一体が膣口をこじ開けた。

ズボォッ「くぅあァアッッ!!」

「ひ!?」デネブと目が合った小さき異形。

それは紛れもなく、腸抉をそのまま矮小化したものだった。


もう止められない。

一体を地上にベチャリと押し落とし、二体目が顔を出し、三体目…四体目と続く。


「…オ…ふぐぅ……ッッ…ふー…ッ…フー…ッッ!!」


腰をガクガクと前後に激しく揺らし、唇を強く噛みしめる紫守。

〝出産責め”とさえ呼べるような責め苦に尚、理性を保つ精神力は偉大であろう。

しかし、追撃ちとばかりに、残りの〝腸抉ジュニア”たちが我先にと膣口に押し寄せ、五体が一気に誕生した。


ズボボボボォッ

「!!ッほごぇエエえぇッッ!!」


淑やかな彼女に似つかわしくない獣のような絶叫をあげ、全ての仔を産み落とした紫守は、白目をむいて倒れ込んだ。

「あ…あわわわ…!」

「…10…11…12か。俺様のガキがこんなに…大家族になっちまったぜ!ヒャハハハハ!!さすが俺の嫁だァッ!!」

「……あ……が……ッ」


その下卑た哄笑も、なかば失神してる紫守の耳には届いていないようだ。

さて、生を受けたばかりの腸抉ジュニアたちは、目の前の女体、すなわち母たる紫守に群がろうとした。

しかし、彼らが触れようとするや、腸抉は紫守の身体をひょいと宙へと持ち上げる。


「オイお前ぇらにこの女はまだ早ぇよ。ガキはガキ同士で遊んでろ」

「……え!?」

腸抉の言葉をデネブが理解したのは、ジュニアたちの視線が自分へと注がれた時だった。

元より足腰に力が入らない彼女は、じりじりと包囲されていく。

一体一体はせいぜい拳大ほどとはいえ、12本の生殖器を向けられる状況は本能的な恐怖をもたらす。


「来るなぁ、このチンポたち!来たら磨り潰してやるッ!」

「ムダだぜ?そいつらまだ人間の言葉なんざわからねぇだろうからな。けど安心しな。

妖魔にとって女の身体がご馳走だってのは、教えなくても知ってっからよォ!」

「ッッッ……!!」

「じゃ、俺様は続きを愉しむんで、ガキどもとよろしくやってくれや」


腸抉が紫守を抱えて離れてると、合図にしたようにジュニアたちがデネブの肉体に這い寄ってきた。

「ひ…!!や…やめェエッうぐ!!」前戯もなにもない。

異形は頭から全身をデネブのマンコに埋没させ、掘り進んでいく。

「ぎゃあああッ!!出て…いけ!!出てェええッッ!!ひぎぃッ!?」

更なる異物感。肛門からも入り込み、腸内をグネグネと移動していく。


「お…うごごゴゴご…ッッぐるじ…むごォッッ!!」

三体目が再びマンコに、四体目が口から喉へ侵攻を始める頃には、最初の一体は最奥に辿りつき、我が物顔でデネブの子宮を突き回していた。

「ごッッ~~…ッッ!!……ッッ!!…か…ぁ…ッ!!」

苦痛から少しでも逃れようとゴロゴロと地面をのたうち回る彼女を異形は逃さず、次から次へと体内になだれ込む。

子宮に五体が埋まりモコモコと内からデネブの腹を歪に隆起させ、アナルから侵入した三体と口から侵入した三体がそれぞれ反対の出口を目指す。


もはや菌床と成り果てたデネブは転がるのを止め、ビクビクと痙攣していた。

最後の一体が直腸で身を捩る頃、最初に通過した一体が、だらしなく開いたままのデネブの口から突き抜けた。

ズルリ…「………ッ…ッ」

すでに意識のないデネブが呻き声も絶叫もあげるはずもなく、上下する胸が辛うじて彼女が生きている証となっている。

しかし、これから異形どもの玩具として扱われていくであろう彼女が、はたして〝人”として生きているのかは疑問だ。


一方、失神から立ち直った紫守は、尋常ならざる腸抉の欲望を一身に受けていた。

「ガハァッ!!…ぐぅッ……ッ!!あンあァッッ!!」

「フヒャハハハハッ!!」

空中で四肢を絡め取られた紫守が、触手の中でも一際太い、生殖器の機能を果たすもので責め立てられ、性器と肛門からリズムよく突き上げられていた。

臓腑を押し潰すような凄絶な注送。それはほとんど拷問か処刑といった方が似つかわしい。

もし、紫守ではなく一般人や並の退魔師であれば、とっくに肉人形になっているだろう。

だが腸抉にとっては愛と快楽を求める性行為なのだ。


「ハハハハッ最高だッ!またイッちまうぜェ!」

「アッッ!…ッ…あッあぁアァッ!!ッ…ふぐ…ッ!?ぼぇエエッッ!!」


二穴から同時に大量の精液をブチ込まれ、再び腹を丸々と膨張させながら、先刻のデネブ同様に口から白濁を噴出させた。

目の焦点を失い、病的に痙攣する紫守の頬を細い触手で愛おしげに撫で、腸抉は更なる暴虐に奔る。

下半身に捻じ込まれた二本をそのままに、射精可能な触手を三本増やし、その内の二本を躊躇なく両の乳首に挿入した。


「!?ッんギィいいイィッ!!」


再びのニプルファック。だがさっきとは意味合いが違う。

紫守の豊満な胸が、注送のたびに押し潰されては引き伸ばされ、グニグニと歪み弄ばれる。

「ぐぅゥ…はァッンッ!!う…ッ…?!」

触手の動きが止まる。訝しんだ紫守の目が恐ろしいものを捉えた。

消防車の放水ロープよろしく、触手の中を精液溜まりが移動してくる。


「あ…!!…ぎゃあアアッ!!」ボバァッ


その〝こぶ”が先端が先端に届いたとき、胸が爆ぜるような感覚が襲った。

元々並外れたサイズの紫守の胸が、更に肥大し、乳首に挿さった触手の隙間から激しく逆流する。

「ぶぇ…えへぇ…ッッ…」

母乳の代わりに精液を噴出する自らの肉体を呆けた声と共に眺める紫守。

鋼の肉体と精神が、壊れかけていた。


腸抉のタガがいよいよ完全に外れてしまったのか、〝愛する”紫守の限界も厭わずに越えてはならない一線を踏み出す。

生殖器の残る一本を彼女の口に深く咥え込ませ、喉までゴリゴリと往復し始める。


「んぐッ!?むごぉォォオッッ!!」


紫守のくぐもった絶叫が響く。かつてない恐怖と焦燥が彼女を恐慌に陥らせる。

上下の口を塞がれた状態であの量の射精を受ければどうなるか、想像に難くない。

逃げ場を失った大質量は紫守の肉体を際限なく膨張させ…。


「んンッンゴォおッ!!」

残されたありったけの力で足掻くが、筋肉の塊のような触手の拘束は外れない。

果たしてその時は近づいてくる。口へのびる触手の中を精液溜まりが移動してくる。


「フヒヒヒッフヒャヒャヒャヒャーッ!」「ン~~~ッッ!!」


自分の身体が内から弾け飛ぶ無惨な結末を紫守が覚悟した時、それは起こった。


「………ア?」


紫守の身に破滅が届く前に、触手が断ち切られたのだ。

腸抉にも何が起きたのか理解できていない。

行き場を失った精液が、断面から零れ地表に降り注ぐ。


「…やれやれ、貴様に一任したのは、やはり失敗であった」「!!」


厳かでありながら底冷えする声が、腸抉の背後から響く。

身を捩り、声の主を視界に捉えた瞬間、腸抉の首は宙を舞った。


「蛇真…さ…ま……」


憤怒の表情で扇を一閃した〝主”の姿、それが彼が最期に見た光景だった…。


四肢を拘束する触手が力を失い、同時に五穴を穿つものも抜け、地表に落下した紫守は、

乳首と下半身から精液を撒き散らしながら、その者の〝独り言”を聞く。


「たわけ者めが。〝朱雀の巫女”は地獄門解放の楔だというに、ここで犯し殺してしまって何とするか…!」

「!…ガハッ…ハァ…ハァ…ッッ」

手負いとはいえ、あの腸抉を一撃で葬るなんて、そんな芸当…まさか!?

身を苛む精液を排出し、上体を起こした紫守は、想像通りの存在を見ゆる。


「久しいな〝朱雀の巫女”よ。我の膝元だったゆえ、不躾な部下に代わり、自ら迎えに参ったぞ」

「幽良…蛇真ッ!!」


そう、眼前に立つこの者こそが、退魔師の…いや、東京に住まう全ての人間の不俱戴天の仇。

この地を妖魔の這いずる魔都せしめた元凶。

こいつを倒しさえすれば、長き戦いに終止符を打てる!


…しかし、紫守はすでに悟っていた。

霊力も尽き、支援もなく、膝をついて敵を見上げる自分に、万に一つも勝機はないという絶望を。

形ばかりの抵抗を試みた紫守を、自在にのばした腕で楽々と吊り上げた蛇真は、未だ腸抉ジュニアたちに嬲られ続けるデネブを一瞥すると、

さして興味を示さずに立ち去った。


蛇真の野望、地獄門の解放…成就の刻来たり。

妖魔どもの総本山、〝百鬼殿”は宴に沸いていた。

それは彼ら全体にとっての悲願でもあるのだ。


「…ついにこの日を迎えられましたな」


百鬼衆の一角、玄妖斎が微笑みを浮かべ、主へと話しかける。

幾多の妖魔がかしずく中心に座するは幽良蛇真。

彼の周囲には、何人もの女性が横たわり、年端もいかぬ幼女から不惑を越える熟女まで様々な年齢層に及んでいた。

彼女たちには一つ、大きな共通点がある。

全員がすでに瞳を濁らせ、息をしていなかった。

そしてまた一人、二十代くらいの会社員と思しき女性が、蛇真の腰の上で背面座位で責められ、同じ運命を辿ろうとしていた。


「ア…ぎぎギギィィいッッ!!ッッだずげェェッッ!!」


肛門から潜り込んだ伸縮自在の蛇真の肉棒が消化器官を遡上し、腹部を内よりモコモコと押し上げるごとに苦悶に身を揺さぶる哀れな女性。


「うぶッ!?…ッ…ぐぇッ!!ッッ……  」


体内を肉で埋め尽くされ、亀頭が口から突き抜けると、女性は断末魔とともに果てた。

囚われた残りの女性たちは恐怖に絶句する。

蛇真はその無情な所業に眉一つ動かすことはなく、肉棒を引き抜いて女性の亡骸を打ち棄てた。

ほんの戯れに過ぎないのだ、これから行われる儀式に比べれば。


「蛇真様、準備が整いました」

「ふむ、待ち侘びたぞ。…どれ、“片づける”としようぞ。放せ」「御意」

「ひ!」本能的に意味を悟った三人の女性は、少しでも遠くへ逃れようと走るが、その後背から這い寄った蛇真の肉棒に、

先刻の女性同様に次々と肛門から口へと貫かれて絶命した。


「ッッ何て…非道なことを…ッ!」


凛とした、しかしかつて程の力のない声が上から降ってきた。

今宵の儀式の主役である朱宮紫守が、眉を寄せて歯噛みしていた。


「良い姿だな、〝朱雀の巫女”よ。主賓たる其方へのもてなしがなく、非礼であった」


上辺だけへりくだった慇懃無礼な謝罪に、紫守の顔は嫌悪に歪む。

一糸纏わぬ姿で天地逆の体勢で開脚させられ、巨大な木柱に張りつけられた紫守と、それを悠然と見上げる蛇真。

長きに渡り対峙し続けた〝退魔師”と〝妖魔”の勢力の象徴たる二人だが、優位を論じることがバカバカしいほど、立場の差は歴然だった。

紫守は打倒すべき敵から哀れな贄へと成り下がったのだ。


「もはや互いに語ることも無意味であろう。地獄門の解放、貴様の身を以って成そう」

「…敗けませんわ」

「ほぅ…?」

「敗けませんわ!〝わたくし達”はッ!たとえ〝わたくし”、朱宮紫守がここで朽ちようとも!地獄門が解放されようとも!

〝わたくし達”退魔師は…人間は決して屈しません!いつか、貴方を滅ぼすわ!」

「……これ以上、負け犬の戯言を聞かされては興が削がれる。始めよ」


「…!?」紫守の目が驚愕に見開かれる。

巨大な肉の杭が彼女の視点から見た足元、すなわち他の者の視点における上空に、何らかの術により浮遊してきた。

無数に刻印された禍々しい呪詛が、それは全ては赤黒く、血によるものであると伺える。

恐らくは彼らによって捉えられた退魔師のものなのだろう。

その本体である肉の杭の精製は…想像したくもない。


「ッッ…ッッ!!」

緩慢に、紫守の性器へと降下し始めた巨塊。それが彼女の身と合一することで、儀式は完成するのだ。

直径は紫守の胴回りほどもあり、表面は滑らかではなく瘤状の隆起が見受けられる。

一思いに断頭台のように一気に振り降ろされるのでなく、むしろ拷問器具のようにじわじわと紫守を追い詰めていく様に、悪意すら滲む。


ついに先端が膣口に触れたとき、その重量と質感に明確な破滅を知る。

彼女の胸中に、今まで出逢ってきた人々の姿が次々と去来する。

先に逝った夫、共に戦ってきた圭や西条姉妹、良き協力者だった立花捜査官やデネブ、自分を慕ってくれた朱宮の巫女たち、…そして最愛の娘、紫穂。


「紫穂ッ!し…ぐぅッ!?」


届かぬと知りながら、娘へむけた言葉を紡ごうとした紫守の意識を、激痛が塗り潰す。

巨杭が紫守の中へと埋没し始めた。


メキ…メキ…メキ… 「ふ…グ…ッ!!うぐ…ゥ…ッ!!……ッッ」


直線的に押し込まれるのではなく、螺旋状に回転をともなって捻じ込まれていく。


メキキ…メキ……ボキンッ 「!!…ぎゃああアアァッッ…!!あ…し…ッッ!!」


先端から徐々に太くなるソレを秘部が呑み込む過程で、許容を越えた紫守の股関節が脱臼し、神経を焼き切るような激痛が奔る。

しかしそれすらまだ、彼女が味わう責め苦の入り口に過ぎない。

腸抉に散々弄ばれた膣内を掻き混ぜるように掘り進む杭は、容赦なく子宮口を抉じ開ける。


「ぁあァアあッッ!!止まっ…止まってェエッッ!!やめてェェえ!!」


いかなる時も毅然としていた彼女らしからぬ、なりふり構わぬ絶叫。

蛇真や玄妖斎、低級妖魔たちは一様に愉悦に口元を歪ませる。


「ホホホ…滑稽ではないか。一山いくらの名もなき退魔師のようではないか」


蛇真の嘲りも紫守の耳には届いていないだろう。

下腹部が異物で埋め尽くされたことは、杭の形状に隆起した彼女の歪められたボディラインが物語る。

全身から冷や汗を噴き出す紫守の苦悶はどれほどのものか。

しかし、最奥の壁を叩いて尚、侵攻は止まらない。


メキメキメキメキ… 「くはァアアアッッうグ…アァあァッ!!ア……ゴボガボッッ」


紫守の肉体を内より押し上げ、その先端がいよいよ彼女の豊満な双丘の下部へと食い込む。

禍々しい力を帯びていく杭。それを納める肉筒とされていく我が身。

襲い来る尋常ならざる圧痛から、紫守は白目をむいて泡を吹く。


オオオオオオォォォッ


妖魔たちの歓声が一層高まるのは、紫守の痴態によるものだけではなかった。

贄たる紫守の身を依代として、杭に込められた呪術が顕現しようとしていたのだ。

紫守の股間から生える肉の杭が妖しく光を帯びると、膨大な瘴気が先端より漏れ、それらは意思を持つように地獄門へと纏わりついていく。


「…すばらしい。忌まわしき日那岐の巫女たちが施した封印が、喰い潰されてゆきおる」


東京に住まうあまねく人間にとって、決して起きてはならない事態が現実のものになる。

しかし、紫守にはもう、それに何かを思う余力はなく、全ての力を失おうとしていた。

根元まで埋没し、先端を皮越しに胸に挟まれた肉杭が、一拍の静止を見せる。

さながらその空白は、ガクガクと激しい痙攣をし、風前の灯の命を燃やし尽くしていく彼女への、死刑宣告のようであった。

正中線の、ほぼ全身を貫いたままの異物が回転を始め、紫守の中に残る霊力の一欠けらまで絞り尽くす。


「…ッ…し……紫………穂……ッ…… ……  …   」


娘の名を紡いだ形のまま、紫守の唇は動かなくなった。

同時に封印は決壊し、地獄門は…解放された。


荒廃したかつての都市を、虚ろな瞳の少女が力の無い足取りで彷徨っている。

下半身は痛ましく二穴を拡張され、一歩踏み出すごとに白濁が零れる。


地上に溢れかえった妖魔が跋扈し、至る所で陵辱が行われているが、彼女たちに救いの手は及ばない。

人間の社会は根幹から破壊され、強き者が弱き者を犯し、全てを奪う。それだけが摂理だった。

希望なき世界に取り残された少女、デネブ・ゴドフリード。

彼女の歩む先に待つ未来を知る者はいない。


まだ、この時点では…。




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腸抉様オンステージ、ここに閉幕です!

このエピソードで散ってはいますが、圭さんたち同様に別のエピソードではちゃっかり生きててまた大暴れしますよ(笑)





…すいません。

本当のところ、今は笑えない気持ちです。

性欲もほとんど湧きません。

リアルで非常に辛いことがありまして…。

少しでも前を向こうと思い、“東凶魔京”の更新させていただきました。

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Comments

ありがとうございます。 …今、本当に辛くて辛くて。 立ち上がれなくなりそうで。 あたたかいお言葉、ありがとうございます。

ご事情はわかりかねますが、東凶魔京いつも楽しみにしております。でぃぐだぐさんに心の平穏が訪れることを願って止みません。


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