退魔師特捜部の執務室で、莉子はやきもきしていた。
遅い。もうとっくに終わってていい頃合い。
その心を察してか、莉子のスマホがバイブでメールの着信を報せる。それは圭からのものだった。
「『始末した。見て欲しいものがあるから、来い』ですって?もっと言い方あるでしょう」
悪態はつきつつも、莉子の口元は綻んでいた。
圭に依頼した任務は、ただの討伐ではない。
さる筋からリークされた情報で、低級妖魔が入口を固めるあの地下鉄の奥が、“鬼門会”と妖魔の密会に使用されているという話だった。
ことの真偽を確かめるため、莉子自身も調査をしたところ、かねてから鬼門会の構成員の疑いのある男が、確かに頻繁に出入りしていた。
そして今朝も、構内に足を踏み入れていき、未だ出てきた痕跡がないことを監視班から報告を受けている。
この警察内にも鬼門会の息はどこにかかっているかわからない以上、うかつに隊を動かせば即座に相手に知られてしまうだろう。
そこで圭を頼ったのだ。
鬼門会の恐らくは主要人物の身柄を押さえ、妖魔とのつながりの明確な証拠をとれれば、奴らの一掃も不可能ではない。それが莉子の算段だった。
車で単身、現場へと直行する。尾行にも気をつけたが、その気配はなさそうだ。
件の地下鉄の入り口で、妖魔の死体がゴロゴロ転がっていた。
それは階段から改札にかけて、累々と落ちていて、駅の景観をひどく損ねていた。全て圭の仕業だろう。
だいぶ暴れてくれたようだが、それにしても掴んでいた情報より妖魔の数が多い気がする。
何か不安を覚えて、銃を握る莉子の手に力がこもる。
最大限の警戒を以って奥のフロアの入り口に辿りつくと、薄暗い中に圭の姿を見つけた。思わず安堵の息が漏れる。
「圭。遅いじゃないの。こんな低級妖魔たちに時間かけ過ぎよ。で?見てほしいものって何かしら?」「………」
おかしい、返事がない。よく見ると、前かがみの奇妙な姿勢で、覇気のない表情。目も虚ろだ。
「……圭?!」圭の口がわずかに動いた。
「り…こ……逃げ……ろ……うぷッ!?」
莉子の目の前で、圭の腹が爆発的に膨張し、彼女の口から白い粘度のある液体が激しく噴出した。
「ゴボボッガボ…ボ…ッッ!!」「な…!?この臭い…まさか!!」
暗順応が進んできたのか、圭の背後にいる何かが見えてきた。
「め…女貫坊道盤!?」“百鬼衆”の一体に数えられる強大な妖魔がなぜここに!?
「ようこそ、麗しの捜査官どの。少し待たれい。今いいところだ」「……!!」
圭の身に起きている惨状をようやく理解した。
すでに散々嬲られた秘穴は大きく拡張され、肛門には道盤の丸太のような肉棒が突き刺さり、大量の精液を排出していた。
許容量を遥かに越えたそれは、胃腸を満たしながら、圭の消化器官を遡り、口から溢れ出ていたのだ。
「くッ…!」ドンドンドンドンッ!
莉子は圭を救うべく、この忌むべき妖魔に銃弾を浴びせた。
それは全弾急所に着弾していたが、今持っている銃は退魔仕様ではなく一般的なもの。傷ひとつつかなかった。
圭の口から奔流が止まり、すなわち道盤の射精が終わった。
頭と腕をだらりと下げた圭は、息だけはしていた。
床に倒れることもできずに前かがみで立っているのは、直腸を抉る道盤の巨根が内から支えているからだ。
「さて…聞きたいことも多かろう。お前の“取調べ”に、拙僧はなんでも答えてやろう」
「ッッ~!ここに出入りしている鬼門会の男はどこよ!殺したの!」
「…ぐふふッ!!」「何がおかしい!!」
「目の前にいるじゃないか、俺だよ。あれは今や仮の姿だ。俺は“百鬼衆”にして“鬼門会”のメンバーなのだ」
「な……ッ!?」
「さて、そろそろ……焦れてきたようだ。質問はあと三つにしてもらおうか」
「あのメールは!?」
「わたしがこの女の電話で打ったものだ」
じゃり…と、物陰に潜んでいた低級妖魔どもが莉子を取り囲んできた。
「わたしを…ワナに嵌めたの!?」
「その通り、鬼門会は前々からお前が邪魔でねぇ。意図的に情報を流してたんだよ」
莉子の両腕が掴まれる。
「わたしを…ッ!わたしをどうする気よぉぉぉお……ッ!!」
莉子はそのまま奥のフロアにひきずられていった。道盤はニヤリと残虐な笑みを浮かべる。
「それは身体の方に教えてやろう」
莉子が転がされたのは、構内でも特に見通しのよい、照明機材が持ち込まれた空間だった。
その床で、莉子は両腕両脚を押さえつけられ、大の字に寝かされていた。
「ッッ……くぅ!」
何をされるかなんて、わかりきってる。知らないはずがない。
妖魔と戦うものは、敗北すれば男は肉片、女は肉便器にされるのはこの“魔都”では常識以前だ。
何としてもこの状況を切り抜けねば、“また”レイプされる!
莉子が駆け出しの新米警官だったころ、手柄に逸って単独行動した挙句、妖魔に敗北したことがあった。
相手は一体の妖鬼(ゴブリン)で、壊されるようなことはなかったが、三時間にわたってレイプされ続けた屈辱の記憶は今でも拭えない。
「もう二度とあんな…ッ!絶対に…ごめんだわッ!」
だが莉子の胸中にあるその経験など、敗北した退魔師が味わうであろう苦痛の中では最も程度の低いものに過ぎないと、彼女は後に知る。
一匹の妖魔が、肉棒を反り立たせて莉子の前に立つ。皮肉にもそれは妖鬼だった。
個体は異なるだろうが、莉子にとっては因縁の相手。そいつは圭を誘き出すために生贄になった群れの生き残りだった。
もがく莉子のタイトスカートに無粋に手を突っ込み、下着を強引に引きちぎった。
そのまま全裸に剥かれるのかと思いきや、スーツもタイツも、ヒールや眼鏡でさえ着用させたまま、スカートを捲りあげて、妖鬼は莉子の秘所に肉棒を突き入れた。
「うぐ…ッ!」
妖魔とはいえ、その中でも最弱とされる妖鬼のモノは、人間の男と大差はない。
それでもレイプをされているという恥辱が莉子を苛み、彼女は唇を噛んで耐えた。
ズブッズブッヌブッヌブッ
「……んッ…!ッッ…ぐぅ!」
過去の記憶と現在が、莉子の中で重なっていく。体感時間で十分程のストロークの後、妖鬼は莉子の中で果てた。
性器を引き抜いたそいつを別の妖鬼が押しのけて、今度は莉子の腹の上に乗ってきた。
スーツに手をかけて押し広げると、莉子の豊満な胸が露わとなた。
「ッッっ~~~!」莉子の顔が羞恥で紅潮する。一方で、戸惑いも感じる。何だ、こいつらの動きは?
莉子の両胸で自身をムニムニとしごいた妖鬼は、絶頂の声をあげて、莉子の美貌を白濁で汚した。
「う…汚らわし…むぐッ!?」
思わず開いた口唇に、また別の妖鬼の肉棒が捻じ込まれ、莉子の喉を犯す。
腹に跨っていた奴が、群れの中に戻っていくのが、視界の隅に見えた。
「ゲホッ…うぇ…!」
えずきながら、莉子はこの違和感と向き合っていた。
交代で莉子を犯し、しかもその陵辱方法…これは明らかにイラマチオだし、さっきのも俗にいうパイズリだ。
ドプドプドプ… 「ゲボォッ……くっ!」
射精を終えた妖鬼がまた引っ込んで、次の妖鬼が寄ってくる。これが何よりおかしい!
たった一回の射精で満足する妖魔などいるはずがない。
四体目が莉子の前で中腰になると、押さえていた二体が彼女の脚を持ち上げて、膝が顔の近くまで来た。
これも俗に言う、でんぐりがえしに似た名前のあのポーズではないか。
性器を見せつけるような格好に、羞恥はますます強くなる。
四体目が彼女を犯すべく肉棒を擦りつけてくるが、位置が妙だ。秘穴ではなく、その下の方…。
「まさか…ちょッ…そっちは!」
ヌブゥ…!「はぅ…ッン…!!」
挿入されたのは肛門だった。初めてのアナルファック。未知の感覚に、莉子の思考が掻き混ぜられる。
パンパンパンパンッ「ふぐぅ~…うぐぅ~…!」
妖鬼にも個体差があり、こいつはとりわけタフで、半刻ほどかけて莉子の肛門を開発したのち、直腸に精液を注ぎ込んだ。
例によって、あっさり四体目は戻っていく。
「ハァ……ハァ……ッ」なんだこれは?一体ずつでわたしを仲良くシェアしようとでもいうのか?
また五体目…と、今度は六体目の、二体が同時に来た。
「ハッ…今度は3P…ってわけ?…むぐッ!!」
再度、秘穴と口に肉棒が挿入され、莉子の身体は揺さぶられる。
それは真上から見た場合、串刺しにされたような彼女の身体が、ゆさゆさとリズムよく豊満な胸を躍らせる淫靡な情景だった。
「ッんん~ッッんっんっんッ!!」
そうだ…これはまるで、人間の男の趣味ではないか?…まさか!?
七体目と八体目に床から引き起こされたとき、莉子にとって最悪のものがそこにあった。
「…うそ……うそよ…いやぁッやめてェェェ!!」
撮影機材である。
あろうことか、ここまでの莉子の痴態はすべて撮影されていた。
今止めなければ、この恥辱の記録は永遠に残ってしまう!
暴れる莉子の下半身に前後から肉棒が埋没すると、彼女は全身を仰け反らせ、新たな絶望を見つけた。
天井からもカメラが…いや、それだけではなく、全方位から無数のカメラが莉子の輪姦風景を見ていたのだ。
矮小な妖魔が数人の人間に指示を出している。
確かあれは「マシラ」とかいう、“百鬼衆”に匹敵する厄介な奴だと、圭が以前に憎しみとともに語っていた妖魔だ。
人間の方は鬼門会の手の者だろう。
だが、そんなことはどうでもいい。
「あ…あぁ……あ……」
綿密に準備された陵辱。妖魔たちの統制されたレイプも、シナリオ通りのもの。
道盤が、何か面白い、莉子の尊厳を踏みにじるような舞台を用意しろと命じられたマシラが考案したものだった。
たった今莉子の膣内に射精した妖鬼が興奮冷めやらずに性交を続けようとして、階級が上の妖魔に引きずられていき頭を潰されたことを見れば、充分理解できた。
九体目と十体目が肛門と口とに射精を終えると、今度は三体同時に莉子に群がり、性器、肛門、口の三穴を同時に犯す。
この辺から莉子の体位は頻繁にシフトされ、立たされ、座らされ、寝そべらされ、仰け反らされ、文字通り前後不覚のまま、気づけば十体のもの妖鬼にその柔肌を蹂躙されていた。
下に潜り込んだ一体が肛門から莉子の身体を突き上げ、腹に跨った一体が例によって胸を弄び、両の手は妖鬼のモノを握らされ、性器や口に至っては二本ずつ肉棒を咥え込まされ、残る二体は莉子の髪と膝の裏というマニアックな部位を使用していた。
全ての妖鬼が果てた後、床に力なく転がった莉子の身体は、どこも精液にまみれていた。
「もう…終わりだぁ……ッグスッ…」
もう立花莉子としての自分は終わりだ。この映像は然るべきルートで世間に公表されるだろう。
警視庁にも送られるかもしれない。最悪の未来に打ちひしがれ、莉子は泣いた。
しかし、彼女は忘れていた。これが、AV撮影などではなく、残虐な“見せしめ”であることを。
ズン…と、次なる妖魔が莉子の前に立つ。
「ひ…ッ!?」
妖鬼(ゴブリン)のような矮小な存在ではない。その数倍の巨躯をもつ弩鬼(トロル)であった。
莉子に与えられるものが、陵辱から拷問へとシフトした証である。
這うようにして床をズリズリと逃げる莉子の姿にはプライドの欠片もなかった。
眼鏡はズレて、ヒールも片方は脱げ、スーツもあちらこちらが破れてボロボロになってる。何より心が折れていた。
しかし、“撮影者”の関心はすでに莉子の肉体の破壊へと移っている。
莉子の倍近い体格の弩鬼は、床を這う莉子の身体を軽々と掴み上げ、容赦なく肛門へと剛直を捻じ込んだ。
太い肉棒が括約筋をブチブチと裂いて、激痛が背筋から全身に奔りぬけた。
「い…痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いぃいぃぃッッ!!」
弩鬼がさらに力を込めて腰を突き込むと、莉子の腹部がボコリと盛り上がった。
「ひぎゃあああッ!!抜いて抜いて抜いて抜いてェェェェッッ!!」
莉子は狂ったように叫び続ける。
道盤ほどではないが、この妖魔の生殖器も長大で、人間のものとは比較にならない。
地に足のつかない状態で、往復運動が始まると、あまりの圧痛に莉子の意識はチカチカと飛ぶようになった。
白目を剥いて舌を突き出しながら泡を吹くその顔に、かつての凛とした彼女の面影はなかった。
「ア……が…ッ…ヒュー……ヒュー……ッ」
すでに息も絶え絶えな莉子をよそに、次の動きがうまれた。
弩鬼が背面騎乗位の体位をとり、もう一体の弩鬼が現れ、まだ妖鬼の精液が漏れてる性器に剛直をブチ込んだ。
「!!ッッ…あぎゃああッッ!!」
莉子の意識は再び過酷な現実に引き戻される。
巨大な肉が体内で皮越しに擦れ合い、激痛は数倍に膨れ上がり、気絶すらできやしない。
「ご…ごめんなざいごめべんなざい!!ふぐぅェッ!!ゆる…ぎひぃ!!…ゆるじてくださいゆるしでぐだざい!!」
気づけば莉子はうわ言のように謝罪と懇願を叫んでいたが、それは撮影者と、後にそれを観る者を悦ばせるだけだった。
一縷の希望を託したそれも、三体目が口を巨根で塞ぐことで絶たれてしまう。
「んん~ッッ!!」
顎が外れそうなほどのモノで喉を抉られる。
いよいよ限界が近い莉子だったが、両脇に腰を下ろして、彼女にとって信じ難いことに、両の乳首にまで肉棒は埋められた。
乳首を性器に見立てたニプルファック。悪魔の所業である。
壮絶な五穴姦。莉子の身体を一切考慮しない無慈悲な責め。
やがて五つの孔それぞれで白濁が爆ぜた。
かろうじて、本当にかろうじて息のあった莉子は、もう意味のある思考を止めて、ただただ床に横たわっていた。
下腹部の二穴も、両の乳首もだらしなく広がってしまっていて、もう元には戻らないだろう。
…これは、莉子自身が知ることはなかったが、この場で行われていたのは収録に留まるものではなかった。
その噂は数時間前、瞬く間に伝播した。
かつてキー局の一つであり、今は砂嵐を届けるだけの地上波チャンネル。
そちらに、ある“ショー”が放映されるという出所不明の怪しい情報。
同様に、YouTube、ニコ生、エトセトラ…人間側がリアルタイムで受信できるあらゆる媒体に対して、同時刻の予告が発信された。
人々は怖いもの見たさで、あるいは真相を確かめようと、…またはある種の期待を以って、その時を待った
そしてここまでのすべてと、この後のすべてを見届けたのだ。
“仕上げ”が始まる。陵辱、拷問を経て、処刑が待っていた。
床に太い柱が突き立てられた。先は丸く、車止めのような形状だ。
しばらくぶりに道盤が現れた。圭の姿は見えない。
フィナーレを間近で見に来たのだろうか。
抵抗する力の残ってない彼女は、成すがままにその柱に跨がされた。
「…?」
何が行われるのか、莉子は両脚を弩鬼に掴まれたときにようやく理解した。
「!!ッッひッ!!いや…圭ッ助けてェええッ!!」
絶望の中、彼女の両脚は一気に下へと引かれた。
メリメリメリメリッ
「かはッ…ッ……!!…ッ … ッ…」
性器ですらないものが、莉子の中心を貫いていく。
全身から脂汗が噴き出て、絶叫すら出せない。
子宮を最奥まで抉り、腹を盛り上げても尚止まらず、異物は莉子の胸より高い位置までせり上がり、ようやく止まった。
ゴボゴボと大量の泡を口から吹き、目の焦点を失った莉子は、ビクンビクンと痙攣を繰り返す。
奇跡的にかかったままだった彼女のメガネが床に落ち、カツンと軽い音を響かせた。
莉子が今際に何を思ったか、いかなる記録にも残らないまま、それは永遠の謎となった。
動かなくなった莉子を、無数のカメラがあらゆる角度から撮り続ける。
処刑の完成だった。
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後編と見せかけて中編でございます。
いやぁ、エロカッコいいお姉さんが尊厳もなく滅茶苦茶に汚され壊されていくのはたまりませんねぇ(邪笑)
お借りするキャラをここまでヤッちゃっていいのだろうか、と思いつつもアクセル全開で陵辱の限りを尽くすのは、背徳感も相まって非常に愉悦(たの)しかったです。
…本当に、ありがとうございます。
今回の用語補足です。
「鬼門会」
政界、財界の、宗教界の実力者、フィクサーによって結成されている秘密結社。
その目的は人間からより強大な魔族となることにより人を超えた生と力を得て自分の欲望を満たすことである。
残忍、狡猾、強欲で魔よりも魔のものらしいとも言える。人間側の獅子心中の虫。
荒廃した東京で絶大な影響力を持ち、事実上の支配層であると言える。
takitakinathom
2023-03-09 05:24:22 +0000 UTCFive
2022-11-10 12:45:29 +0000 UTC