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“東凶魔京” 「プロローグ」

夜の帳が降りた月下の街。多くの者にとっては安息を期する頃。しかし…、


「ッッハァっ…!…ハァッ…いや…ッ!誰か…ッ!」


彼女にそれは訪れないだろう。永遠に…。

人無き路地裏を脱兎の如く走る女が一人。その表情には絶望が見て取れた。

ヒールは折れ、バッグも捨て、汗が化粧をそぎ落とそうとも、止まることはできなかった。

彼女は追われていた。支柱の曲がったカーブミラーに、追手の姿が映る。

人間ではない。獣でもない。

その双方の特徴を容姿に備えた異形、「妖魔」という存在。

この東京を“魔都”と呼ばしめる者達の総称だ。


「うそよッ……こんなのッ!!」


人は自分の見たものしか、現実として受け入れられない傾向がある。

彼女、美佐尾麻子は東京に住んで三年、一度も妖魔を見たことがなかった。

無論、新聞やネットの記事を通して毎日のようにその存在や“所業”は事実として知ってはいたが…。

山に熊が出没するからといって、自分が遭遇することは想像できないものだ。


その晩、麻子は会社の同僚たちと酒を酌み交わしていた。

量が多かったこと、同僚の二人に婚約が決まるという吉報があったこと、それらが“災い”した結果、彼女たちはタブーを犯した。

酔い醒ましとして夜の街を練り歩いた一行は、「結界」の薄い危険地区へと足を踏み入れてしまう。

夜はただでさえ、妖魔を排する「結界」の加護が弱まっている。

そして訪れた、逢魔の刻。同僚の一人が背中越しにぶつかったのは、半人半豚の姿の妖魔。一体ではなかった。

彼は頭に疑問符を浮かべたまま、振り下ろされた巨大な棍棒で、婚約者の眼前で肉塊となった。

「……あ…あぁあああッッ!!」「フゴ…?」

婚約者の彼女は半狂乱となって、制止も聞かず妖魔に跳びかかっていく。

風切音と共に振り払った妖魔の拳が、彼女の首をたやすくヘシ折り、絶命させた。

「ア……」「オ前、何シテンダ…。勿体ネエナ…」

「スマネエ…。ジャア、“アッチ”ハヤル。オデハ、コイツデイイ…」

そう言うと、妖魔は彼女の亡骸を抱えて去っていく。残った数匹が麻子たちの方を向いた。「ひ…ッ!」

一連の光景が、麻子には現実のものとは認識できなかった。ただ、恐怖だけがある。

全身の細胞ひとつひとつに至るまでが、彼女に逃げろと命じている。

彼女のパーソナリティの詰まったバッグも、仲のいい同僚を失った悲しみも、倫理も、全てをその場に置き去りにして逃げた。

悲鳴と、何かが潰れる音が聞こえた。振り返らなかった。


そうまでした麻子を、破滅は逃がさなかった。

路地裏の袋小路で、麻子は三匹の妖魔に追い詰められる。

塀は高い。それでも他に道はない。

麻子は力の限りに跳び…届いた!かかった手を頼りに片足を引き上げる。

そこまでだった。残った片足から引きずり降ろされた。

もう彼女に成す術はなかった。


ブラウスを、タイトスカートを破り、麻子の肌を夜風に晒していく。

悲鳴を、懇願の声を上げるが、それは妖魔を悦ばせるだけで、仮に近隣の建造物の中にいる人間に届いても意味はないだろう。

無力な一般人は息を潜め、願う。どうかその娘だけで満足して去ってくれ、と。

グググ…と、妖魔の肉棒が力強く、刀身を起き上がらせる。

毒々しい色を帯びた性器は、麻子の脚ほどの太さと長さがあり、人間の男の持つソレととても同じものとは思えなかった。

「ムリィッ!無理ィッッ!!」

両腕を羽交い絞めにされたままの彼女の秘所へ、凶器は無慈悲に、意外なほど静かな音を以って打ち込まれた。

根元まで埋没した巨根は、麻子の子宮を突き抜けて、下腹部にその凶悪な形状を浮かばせる。

「ッッ~~~ひッッぎぃぃああッッ!!」「イイ声デ鳴ク…」

ニタリと下卑た笑いをこぼす妖魔の脚の間で、麻子は全身から脂汗を流して、泡を吹いてガクガクと痙攣する。

「あ……か…ッ…ゴボ…おご……!」

その様は、妖魔からは滑稽であり、嗜虐心を満たすものだ。

より愉しむために、妖魔が腰を突き上げると、麻子の身体はロデオのように激しく舞った。

「……?」 おかしい、悲鳴が上がらない。彼女はすでに白目をむいて、意識を手放していた。

「ア…?何ダ、モウ壊レタカ。オイッオ前ラモ早ク愉シメ。アマリ長ク持タナイゾ」

「…ヤハリ、モット丈夫ナ女ノ身体ガイイ」「アア。特ニ退魔師ノ女ノナ」

残る二匹の妖魔も麻子の身体を貪ろうと、すでに中心を貫いているソレと同等のものを、彼女の肛門と口へと捻じ込んだ。

三本もの巨根が往復するたび、麻子の四肢はのたうつが、もはやそれは彼女の意思というよりただの肉体の反射だった。

ありったけの欲望を彼女ひとりへとぶつけ続ける異形達。

幾度も幾度も、終わることなく放たれる汚れた精。

膨張していく腹部と溢れ落ちる白濁。打ちつけられる小気味のいい水音の三重奏が、麻子の葬送曲として夜の静寂の中、奏でられる。

淫惨な凌辱は、いつしか陰惨な処刑へと変容していき、彼女の瞳は濁っていった…。


惨劇の一幕。だがこれは、この“魔都”東京では、ありふれた日常の光景だった。


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ご無沙汰してます。でぃぐだぐです。

リアルの事情で、先月に至っては蔵出しすらできませんでした。


さて、カバーとタイトルで「ファッ!?」となった方、いらっしゃることでしょう。

お察しの通り、スマッシュ代作さんとの合作でございます。

妖魔蔓延る“魔都”と化した東京を舞台に繰り広げられる、「七瀬 圭」をはじめとしたエロカッコいい退魔師たちの活劇にして残酷劇。


…このお試し版にあたる「プロローグ」では彼女たちはまだ登場しませんが(汗)

かわりに哀れなモブ娘ポジとしてウチのコを生贄にしました(邪笑)


…えぇ、やっとお披露目する日が来ました。

この小説版“東凶魔京”を、スマッシュ代作さんと楽しく作り上げてたのは1年や2年前ではないのですよ。

公開の形式をどうしようか、完成エピソードがもっと増えてからにしようか、と私が踏ん切りをつけられなかったせいで、また、二の足を踏んでるうちにリアルの色々でエロ創作に手をつけられなくなったりとしてるうちに、…随分歳月が経ってしまいましたm(__)m

“東凶魔京” 「プロローグ」

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