「―以上。あなた達には、このシークレットビーチの監視員をしてもらいます。
“何か”起きたら対処してもらいますが、基本は見てるだけ。簡単でしょ?」
そう嘯く妙齢の女性は、一糸纏わぬ全裸だった。
雇い主である彼女から説明を受けるアルバイターたちもまた全裸、
…ではなく、各々が水着を使用していた。
ここは秘密クラブの会員のみに解放されたヌーディストビーチである。
「説明あれだけかよ。キナ臭いな」
眉を寄せ、腕を組む赤いクセ毛の女性。
乗せた巨大な胸が腕を隠してしまう、尋常ならざるプロポーション。
当然のように好奇の視線は四方よりそそがれる。
「オイオイ、あんまみるなし。ヌーディストビーチは勃ったらNGなんだろ?」
「赤間レナさん、“お客様”を挑発しないでください」
雇い主に注意されてしまった。が、レナは謝罪も反省もせず、ただただ観察した。
「………」雇い主のこの女も、他のバイターも、客連中も“シロ”…か。
ダークウェブ経由で探り当てたこのバイトは、報酬が非常に高額であった。
なればこそ、訳ありであって当然であるはずなのだ。
レナの危惧を肯定するように、或いは一瞬の安堵を嘲笑するように、それは起こった。
「グォオオオオオオッッ!!」獣の咆哮がビーチに轟く。
レナの視線の先、巨漢の男が一人、全身の血管を浮き立たせ、アルバイターの一人に襲いかかった。
「はっ!?え?ちょ…ッ!?」
根元に地毛の黒を残す金髪、俗に言うプリン頭のギャル、金剛ミーナは砂浜が足元から消えた感覚に困惑した。
足が地を離れ、持ち上げられれば一人称ではそうなる。
全身を怒張させたその男にスラリと長い脚を腿の付け根を背後から掴まれ、
大股開きの状態のまま眼下に見下ろすと、想像通りのモノがあった。
当然、それも怒張していて然るべきだろう。
「そん…な太いの入るワケないって、やめ…あ"!?…いぎぃぃぃッッ!!」
苦悶に呻くミーナの絶叫に、ビーチの全ての視線が集まる。
彼女の腿ほどもある肉棒が、スリングショット水着の生地ごと子宮奥まで捻じ込まれた。
女体の中心を貫く凶悪なソレは、内部から下胸をも押し上げ、血管の波打つ亀頭の形を浮かばせる。
「おごォォォッッ!!マンコ壊れる!!抜いてェ!!抜けっ…てぇ!」
諤々と揺れながら悶えるミーナ。
彼女を見かねてアルバイターの一人が駆け寄ろうとした。
「銀堂さん!“お客様”に手を出してはなりません!契約違反になりますよ!」
「な!?ほっとけってのかよ!」
「あなたたちに支払われる高額の時給は、“一時間につき”ではなく“一時間に対して”です。おわかりですね?」
「…まさか」
「あ”っあ”ッあ”ッア”ッ!!やめェェェ…こわ…ごわれ…!!」
肉棒を腹の内に抱えたまま、上下に激しく突き上げらるミーナは、
白目を剥いて悶えながら、懇願の言葉を吐き続ける。
「…………ッッッ」
泡を吹いて、言葉を発しなくなったミーナは、
失神したまま、壊れた玩具のように弄ばれ続ける。
「………………」
静かなビーチに、肉を打ちつける音だけが響き続ける。
スリングショットの水着は、繰り返される抽送の中、ミーナの体内に埋め込まれていった。
意識のない肉筒を使った果てなき男の自慰行為は、延々と続いた。
「…そろそろね」
雇い主の呟きが、沈黙を破る。
「グォオオオオオオッッ」
男が再び咆哮をあげ、ミーナの中に大量の精を放ち、果てる。
ズルリと肉棒が抜かれ、解放されたミーナの身体が砂浜に打ち棄てられる傍らで、男に変化が起きた。
全身がモコモコとグロテスクな脈動を始める。
やがて人の形から崩れていくと、アメーバのように二つへと分かれ始めた。
銀の短髪に紅の前髪がトレードマークの銀堂アンナは、手を緩く開いた両腕を前面に上げ、異形の肉塊に向けてガードの姿勢を取る。
「一体、なんだってんだ!?」
…チッ!ヤバい仕事だってのはわかってたけどよ。
「黙ってみすみすヤられろってのかよ!」
臨戦態勢を取る彼女の視線の先、さらなる変化が起きた。
流動していた肉塊が人の形を取り始める。
現れたそれは、元の男より一回り体格の縮んだ肥満の男だった。
やはり同様に、男は全身を怒張させて、アンナに狙いを定め、襲い来る。
ミーナのように成すすべなく抱え上げられるようなことはなく、アンナは男の突進を手四つで受け止めた。
「!!…てめぇ、なかなかパワーあるじゃねぇか!俺とタメ張るなんてよ!」
拮抗する両者。
レナ、残るもう一人のアルバイター、傍観者と化した他の客たち、雇い主の女。
見守る者たちの中で、雇い主の女だけが次の展開を確信していた。
「“残りの分”を忘れてるわね」
ズン…!
「え…!?…は…?…カハッ!!」
視界と意識の死角から、アンナの肛門に深い衝撃が奔った。
鍛え抜かれた腹筋を押し上げて浮かぶ亀頭が、己に挿さったものの正体を雄弁に語る。
「な…誰だ…!?」
首を捻ると、正面の戦っていた男と同一の存在が、尻に下半身を密着させていた。
「なぁに、アレ?」
残りのアルバイター、栗毛のロングを靡かせた栗林ヒナが、いささか間の抜けた声を発した。
「二体に分裂したってことだろ。…アレが元凶ってわけか」
横に歩み寄ったレナが、独白染みた語りで答える。
「…まぁ、ああなったらさっきの金髪と同じパターンだな」
肛門を突かれて仰け反ってしまったアンナの隙を、正面の男が見逃すはずもなく、
ガラ空きの股間へと肉棒が突き立てられた。
「ぐあぁぁッ!!お前らぁ!離れ…やがれッッ!!」
威勢よく吼えるのも、そう長くは続かなかった。
立ったまま、前から後ろから弱点を凶器で責め立てられ、足腰から力が奪われていく。
「オッオッオッオッ…ぉ…お…ぉ…お…」
ダメだ!下半身に力が入らねぇ!中でゴリゴリ擦れ合って、腹と背中に響くぅぅ!?
立ってられねぇ!チンポに無理やり体が支えられるぅぅ!?
先刻の巨漢とは性質が異なるのか、ものの数分で前後の肥満男の動きが唐突に止まると、大量に射精した。
その放つ時間は五分に及び、そしてクーリングタイムは5秒だった。
…つまり、男たちは射精と抽送を並行して続けていくのである。
アンナの膣内と直腸内で精液をぐちゃぐちゃと掻き混ぜながら彼女を休むことなく犯し続ける。
少しづつ、アンナの腹が膨れていく…。
「………あいつが一時間ぶっ通しでヤられ終わったら、次はあんたかあたしだな」
「…えぇ!?やだよ!」
「……」
こいつは何のつもりでここに来たんだか。…囮くらいにはなるか?
…さて、法則は見えてきた。
雇い主の女の言葉からして、レイプするのはきっちり一時間…か。
終わってすっきりしたら、分裂して次の標的を探す。
…あとは、標的の基準、か。
「あがぁ…あぁアアア…」
絶え間なく犯され続けたアンナの腹部は妊婦のように膨らみ、
着こんでいたスクール水着はボロボロに破れていく。
「あらあらぁ、このビーチで服着てるのわたしたち二人だけになっちゃいますねー」
「!?…なるほどなぁ」
そっかぁ、ヌーディストビーチだもんな。ここは。
雇い主のあの女め。あたしらは餌ってわけか。
アンナへの陵辱も、いよいよフィニッシュが近づいていた。
精液でパンパンに腹を膨らませた彼女がえづく。
「「グォオオオオオオッッ」」
「う”!?…おぼぉぉエエエッッ!!」
二重奏の咆哮と供にこれまでで最大量の精液が注ぎ込まれると、
消化器官を逆流してきた精液が、アンナの口から氾濫した。
「ごぼごぶごぼごぼ…ゴポォ…」
数分に渡って汚液を嘔吐し続けたアンナは、男たちが肉棒を抜くと、
支えを失って膝から力なく崩れ落ちた。
倒れて尚、天を仰いでびくぴくと悶えながら、穴から精液を零し続ける。
「そら来た!」
レナの予想の通りに、再度男の…男の形をとる肉塊の分裂が始まった。
分かれた数は四体。体格はかなり縮み、鍛えた体の少年が四人出現した。
四人は一斉にレナとヒナの元へ走ってくる。
「なぁ、あんた。あいつ…らは、なんで他の客には目もくれないと思う?」
「…え?わ!」
突き飛ばされて尻餠をついたヒナが見たものは、
水着を全て脱ぎ棄てて、嘲笑する赤間レナの姿だった。
「ここはヌーディストビーチだぞ?水着なんか着てたらマナー違反だろ」
(つづく)