沙也加がいつものように部活の練習をしていると、練習相手をしていた後輩が尋ねてきた。 「部長。悩みでもあるんすか?」 「そう、みえるか?」 「はい。なんかこう、失礼ですけど剣筋が乱れているというか。気迫が伝わってこないというか。もし疲れてるんだったら、休んだ方がいいっすよ」 「うん。ちょっと疲れているのかもしれない」 沙也加には確かに心当たりがあった。先週から始めた勇人とのセックスバトルである。彼氏である颯太を虐める勇人をセックスで懲らしめなければいけないのだ。 しかし、セックスバトルは沙也加にとって剣道以上に奥が深く、最近は授業中も剣道の試合中も勇人とのセックスのことを考えていた。 「あたしでよければ相談にのりますよ?」 「そうか。実は奥を突かれたときに仰け反ってしまってやられっぱなしになってしまうんだがどうしたらいいかな?」 「え? 受け身の話っすか? さすがにあたしが部長に剣道のアドバイスは......」 後輩が遠慮をするように後ずさった。 「そうだな。すまない。私も疲れているみたいだ。今日はもう帰らせてもらうよ」 実際は疲れてなどいなかったが、後輩の問いで自分がセックスのことばかり考えていることを思い知らされた沙也加は一分でも早くセックスがしたくてたまらなくなっていた。 沙也加が求める人物は、剣道場に隣接した女子更衣室の前にいた。 「勇人!」 無意識に沙也加の声が弾んだ。 そのまま勇人の手を取ると女子更衣室に連れ込み熱烈なキスをした。 キス自体は衝動的な無意識の行動だったが、沙也加の中ではセックスバトルの為に先手をとったのだと解釈された。 「会いたかったよ♡ 勇人」 「会いたかったって、昼も会ったじゃん」 「沙也加は、ず~と一緒にいたいんだよ♡ ねえ、剣道部の練習に参加しないの? 沙也加がマンツーマンでつきっきりで練習してあげるよ?」 「別に剣道がしたいわけじゃないから。それより、ベッドの上のマンツーマンでつきっきりがいいかな」 勇人が胴着の裾から手を差し入れた。 「沙也加も、そっちのほうがいいかも♡ ねえ、脱がせるの手伝って♡」 他の部員が着替えに来るまでは、まだ時間がある。沙也加の意図を勇人は誤解無く受け取った。 剣道のものではない汗で濡れた胴着を中途半端に纏った沙也加は、最後に勇人のペニスに感謝の口づけをして残った精液を丁寧に舐めとった。 「続きはいつものホテルに行こうか」 「それなんだけどね、今日は沙也加の家でエッチしない? 今日から3日間両親が旅行で家に居ないの。だから、その......」 「泊まってもいい? 沙也加の家にお泊まり」 勇人が食い気味で聞いた。 「いいよ。お泊まりしよ♡ 沙也加のおうちでセックス合宿」 泊まると決まった二人は食料の買い出しのためにスーパーに来ていた。普段の食事は手頃なコンビニでゼリー飲料を買い込んでセックス中にお互いに飲ませあう。しかし、今日は一晩中時間を気にせずにセックスができるので沙也加が手料理を振る舞うと張り切っていたのだ。 スーパーの食料品売り場で二人は腕を組んで歩いていた。 「ねえ、勇人は何が食べたい?」 「俺は沙也加が作るものならなんでも食べたいけど」 「じゃあ、ウナギとかどう? 精がつくっていうし」 「沙也加はセックスのことばっかだな」 勇人が笑いながら言う。 「スケベな女は嫌い?」 「大好きだよ」 沙也加の背後に回った勇人は両手を使って沙也加の両胸を掴んだ。 着替えのときに下着を身につけなかった沙也加の胸に勇人の指が沈み込む。 「もう。人が多いところでおっぱいも揉まないでよ~」 沙也加は口では嫌がりつつも胸から勇人の手をどかそうとはしなかった。 そのとき、二人の世界に浸っていた沙也加を現実に引き戻す声がした。 「沙也加? どうしたの? 部活は?」 二人の世界を邪魔したのは沙也加の彼氏である颯太だった。 買い物カゴを下げている。 「颯太か。部活は、早抜けさせてもらったんだ」 背後から沙也加の胸を揉みしだく勇人の姿は颯太の位置からは見えないのか、颯太はにこやかに話を続けた。 「そうなんだ。ところでさ。今日からおじさんとおばさん旅行だよね? その、久しぶりにうちに泊まっていかない? その、デートとかもしようよ」 「すまない。実は今日から3日間、勇人がうちに泊まるんだ......。もちろんセックスバトルの為だ。この週末でセックスバトルを終わらせてみせるから、来週はデートを、っ♡ ひゃん♡」 勇人が沙也加の乳首を抓り、沙也加は甘い悲鳴を上げた。 「沙也加は3日間俺とセックス漬けだから。じゃますんじゃねーぞ」 勇人が沙也加の背後から眼を飛ばした。 「沙也加、このあとの予定をこいつに教えてやれよ。さっき一緒に話してたやつ」 「そんな、はずかしいよ......」 「いいから」 勇人は背後から沙也加の耳を甘噛みした。 最近開発された性感帯を刺激された沙也加の顔が蕩けた。 「颯太、聞いてぇ。このあとね、勇人に愛情たっぷりの手料理を振る舞うの。そうしたらぁ、二人でお風呂にはいってイチャイチャして、上がったら、中学生のときの制服とか、私服を着てエッチするんだぁ。ほら、颯太ばっかり私の私服知ってるの不公平でしょ?」 話しているうちに興奮してきた沙也加は勇人にキスを求めた。