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ラクガキをSNSに挙げる意義について

※ヨシモトの絵についての考えやイラスト業界についての随想であり、独断と偏見で構成された駄文になります。 私一個人の考えであり、だいぶ偏った思想と思い込みが垂れ流しとなった内容です。 それを踏まえた上で読んでいただけると嬉しいです。 ●●はじめに●● 早速本題に入りますが、ヨシモトとしてはラクガキをSNSに挙げる行為は 「プロとしての必須業務」 と捉えています。 プロのイラストレーター様、もしくはプロを目指そうとしている方であればラクガキを行うのは今や必須行為であり、やらなければ多くのデメリットを被る可能性があるかと考えています。逆にラクガキを日々コンスタントに行うことで様々な恩恵を受けることができると考えています。  では何故ラクガキが必須行為なのか、その詳しい解説を本記事で説明したいと思います。 ※ 本記事における「ラクガキ」の定義 ラクガキといっても品質の度合いが人に寄って様々ですのでここでは下記に該当するイラストを「ラクガキ」と称することとします。 ・SNSに挙げても恥ずかしくない品質の絵(主観的に見て) ・本気で描いていない。もしくはある程度、手を抜いている。 ●●ラクガキを行う必要性について●● □□ラクガキの恩恵と解説□□ 〇実利面 ①生産性の向上 単純に描くスピードが上がります。制作枚数が増えればその分収入も良くなります。 ②技術の向上 様々なモチーフのラクガキを行うことで描けるジャンルの幅が増えます。 また新しい描き方を試すチャンスでもあります。失敗してもデメリットはないので安心。 ③お仕事に繋がる  クライアント様の目に留まり、お仕事に繋がる可能性があります。ヨシモトもラクガキを挙げることで実際のお仕事に繋がるケースが非常に多いです。  体感ですが今やクライアント様もSNSを頻繫に利用されている様子なのでお仕事を頂戴したいのであればしつこくラクガキをSNSにアップすることおススメします。枚数をこなしていると客観的に見れば「絵に対してやる気がある人or真剣な人」という認識を持たれるようになりますので仕事に対するポジティブなアピールになります。 〇精神面 ①フォロワーを稼げる  多くの人に絵を見てもらえることは嬉しいものです。見てくれる方を増やすのもラクガキを継続する上では重要です。 ②承認欲求を満たせる  挙げた絵に対してポジティブな反応をもらえた場合、心のエネルギーを補充できます。あまりに即物的で俗的な考え方だとは思いますが承認欲求を我慢したり、克服することは人間には不可能だと考えているので、適度に欲求不満を解消することは心の安定を保つという意味で非常に重要だと思います。   ③充足感を得られる  かなり個人的な感想なのですが、何かしらの成果物を世の中に提出すると“寝付き”がよくなり、熟睡できます。(笑)  “何かを生産した”という行為そのものが“自身の存在意義を確認できるいい機会“なのかなぁと感じています。 ※ 補足 ・ ラクガキの恩恵を得るには「頻繁にかつ不変的に行う」ことが前提条件になります。 たまに描く程度では練習やトレーニングになりません。筋トレと同じものだと考えて頂ければわかりやすいかと思います。 また挙げる頻度が低いとSNSでのユーザの反応は悪い印象があります。最低でも一ヶ月に2~3枚はSNSに挙げるべきだと思います。 ・ ラクガキの品質は必ずフィニッシュワーク(仕上げ)の工程まで進めること。 何故ならラフや途中過ぎる段階のイラストは、絵を描かないユーザには理解が難しいと思われます。同族ならラフや途中段階の良さに気付くことができますが、絵を分解して見ることに慣れていないユーザにそれを期待するのはあまりお勧めしません。 ですので、多少品質が劣っていても仕上げの工程まで進めた絵を挙げた方がユーザ側からすると見易い絵になるので反応が良いかと思います。 □□ラクガキをしない場合のデメリット□□  全て列挙すると膨大になりそうだったので重たいデメリットだけを挙げます。 〇自分の欠点に気付くことができない  ②技術の向上でも記載しましたが成長するきっかけになる行為なので、怠ればその分、自分の能力の過不足に気付きにくくなります。  最近は若くてスキルのあるイラストレーターがたくさんいらっしゃいます。競争が激しい業界になりつつあるのでラクガキをしないだけでも画力に差がつく可能性があります。 〇流行りに置いてかれる  ファンアートをラクガキするならいいのですが、オリジナルの創作系のラクガキを行うとなると流行を意識した作り(選択するジャンル、デザインの精査など)が必要になると思います。普段からアウトプットが薄い書き手が上手く流行をおさえた絵を描けるでしょうか。おそらく難しいでしょう。 〇やる気のない人と思われる可能性  クライアント様の中には普段の生産力を元に仕事に対するやる気を計る方がいるそうです。もちろんやる気のないイラストレーターに仕事を相談することはないようです。  “やらない”という行為は時としてネガティブな態度として受け取られることがあります。本当にやる気があってもそのサインや態度を具体的に示していなければ周囲の人々が冷たい態度を取るのは当然のことだと思います。 〇いざ描こうと思っても何を描けばいいかわからない  根本的な話になってしまうのですが、普段からラクガキをしていないと何気ない絵ですら描けなくなります。知人のプロのイラストレーター様でもそういった状態になってしまっている方が沢山いらっしゃいます。  よしんば描けたとしても多くの場合、本人の満足いく絵にならず、自己否定に陥ってしまうケースが多いです。  様々な理由で時間が取れず、ラクガキできないことはわかるのですが「描かなければ描けなくなってしまう」ので無理やりにでもラクガキすることをお勧めします。 ●●ラクガキは広告としての機能を持っているのではないか?●●  前項目の□□ラクガキの恩恵と解説□□で記載しようかと考えたのですが重要度が高く感じたので先項目と分けて詳しくお話ししたいと思います。 〇イラストレーターのラクガキは企業が行う宣伝行為と一緒  ここ数年でイラストレーターの数は増加し、また各イラストレーターの技術水準はかなり向上しているように思えます。それぞれのイラストレーターに明確な“差”(画力、デザイン、制作スピード)が無いと強く感じます。若い方でも画力が高く、真面目で努力家な方が多いですし、もちろんベテランの方も物凄い品質のイラストを描かれる方はたくさんいらっしゃいます。  そんな激化した競争と短時間&高品質が当たり前のようになりつつある絵の業界において、同業との差をつけるには「ブランド力」を持つ必要があると考えています。  「ブランド力」が高いということは自身の商品価値が高いということになるのでお仕事でも引く手あまたになると思われます。  そしてブランド力をつけるにはまず実績を詰む必要が出てくるのですが、普通に仕事をして実績を詰んでいても意味がないと私は考えています。 「ブランド力」に繋げるには“価値のある実績”を詰むことが必要だと考えています(例-挿絵を担当しているラノベがアニメ化したり、コンンシューマゲームでメインビジュアルを担当したり、Apple StoreやGoogle Playのセールスランキングでランカーとなっているアプリのメインイラストレーターとして活躍している、など)。  ただその“価値のある実績“を詰むには豪運と多大な努力が必要です。はっきりいって才能のある人間でも難しいと思います。  では普通のイラストレーターでは「ブランド力」を高めるのは不可能なのか?というとそうではないと私は考えています。  本記事のテーマであるラクガキを行うことで「ブランド力」を高めるチャンスが得られると考えています。  コンスタントにラクガキを挙げ続ければ人目に触れる機会が増えることになるので実績がなくてもSNS上での知名度は最低限得られるでしょう。また不断の努力は自然と画力も向上させているはずなのでそこに知名度が加われば良いお仕事に携われる確率が上がり、 “価値のある実績”を詰むチャンスが得やすくなると考えています。    また前記事(第二回 メカ系のイラストレーターから女の子系のイラストレーターへ方向転換。)で触れたようにネット上での人気度が現実での人気度とリンクしていると私は考えているのでラクガキによる広告は活用する価値があると思います。  ラクガキを広告として活用する方法は、規模やクオリティが違うものの企業がテレビCMやビル、電車などに広告を出す行為と似ていると考えています。“広告”とはあらゆる場所で自社の製品を目に留まらせ、認知度を高めていき、その認知度を利用して消費者の購買意欲を高める戦略のことです。  多少拙いラクガキであってもある程度の品質を担保できていれば広告として機能し、ユーザ評価に繋がります。その評価をさらに続けていけば自身の価値を高めていけることになり、少しずつ「ブランド力」も向上していくのではないのでしょうか。 〇まとめ  先に述べたように各イラストレーターの“差“が無くなってきている以上、プロのイラストレーターも企業と同じように“広告・宣伝”に対してもっと努力していかなければならない時代であると強く主張したいです。  そして”誰でもできる広告“の手法として「ラクガキをSNSに挙げる」という行為を推奨したいと考えています。 ※ 補足  ラクガキよりポートフォリオを充実させて広告・宣伝した方が良くね?と考える方がいらっしゃるかと思いますが、私としては“ラクガキくらいの品質“のほうが広告として適していると考えています。  前項目で述べているのですが「頻繁かつ不変的」に取り組む必要がるあるため一枚に対するコストが低い方が継続しやすいのです。仕事と同じような品質の絵を広告として使うのは時間的コストが膨大になってしまい、日々の生活を圧迫してしまいます。  また“良いものが評価されない時代“でもあると考えているので気合を入れて描いても結果に繋がるとは限りません。  気軽に制作が始められてかつ低コスト、楽しい、というのが継続の秘訣だと考えているのでラクガキ以外の手法での広告は少なくてもSNSでは適していないと思います。


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