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宇宙飛行士の女性達が肥満化する話(後編)

「ん・・・?なにか聞こえませんでしたか?」 私は思わず尋ねた。 「いえ・・特に何も聞いてないですけど……」と答えた。 だがやはりどこか遠くの方で何か聞こえるような気がする。 私は聞き耳を立てた。 何だか足元から声がしているような・・・ 私は下を向いた。 足下にはいくつかの石と土しかなかったはずなのに。 そこに居たのは小さな女性であった。 それも身長が10cmほどしかない女性である。 その小ささ故に探査機や私たちの目からは見落としていたようだ。 女性はこちらを見つめているだけで喋りかけてこようとしない。 一体どこから来たのだろうか……この星の住民かな? そんなことを考えてると、彼女が口を開いた。 「えっと・・・巨人さん・・・?何をしに来たのですか・・・?」 彼女はややおびえた口調で話しかけてきた。 彼女から見たら私たちは10倍以上も大きい。 おびえてしまうのは当然かもしれない。 「私たちは地球という星から来ました。この星を学術目的のために調査しています」 私がそう答えた。 「別の星からやってきたってことですね・・・ここは安全ですよ!安心してくださっても大丈夫です!」 彼女は怯えつつも笑顔を見せてそういった。 この星に生物が・・・しかも知的生命がいるのか。 今までの調査では全くそのような存在の確認ができていなかったのだが、 まさかこのような形で発見できるとは思いもしなかった。 だが、この星の原住民と思われる女性の言動には疑問が残るな……。 何故ここまで友好的な態度を見せるんだろう? 私は他の仲間に連絡を取り、全員集合させた上で改めて話を聞くことにした。 10分ほどして全員が集まったところで、 彼女は再び話し出した。 「わぁたくさん集まってきてくれてありがとうございます!!」 彼女の顔にまた明るい表情が現れた。 「まず自己紹介させてくださいね。私の名前はメイといいます!あなたたちの名前を教えていただけませんか!?」 そう言われそれぞれが名前を名乗り始めたが、私の番になった時だった。 いきなり身体中に電気のようなものが流れ出し意識を失ってしまったのだ…… 私は目を覚ました。 洞窟らしく、 壁には灯のともった蝋燭があった。 どうやら気を失ってここまで運ばれたらしい。 周囲を見ると他の仲間も眠ってしまってるようだ。 これはいったいどういうことなんだ。 私は立ち上がろうとした。 腕が動かない。 私が確認すると手足に縄で動けないようになっていた。 他の仲間も同様のようだ。 まさかさっきの小さな女性が犯人なのか。 しかしどうしてこんなことをするのか理解できない。 「あら、みんな目が覚めたんですね!」 声の主を探すとそこには先ほどの小さな女性の姿が見えた。 しかも一人だけではなく大勢いる。 身長10cmほどの彼女たちは何か作業を行っているようだったがその中の一人が手を止めこちらに向かってきた。 一体何を始めるつもりなのだろうか……。 彼女は言った。 「おはようございます。あなたたちは食料になってもらいます」 私は恐怖を隠せなかった。 目の前にいる女性は確かにさっきまでいたはずのあの小柄な女性だ。 それがこのようなことを行うなどとは到底信じられなかったのだ。 そうしている内に他の仲間も目を覚ました。 「なんで縄が・・・!?」 「どうなってんだよこれ!?」 口々に疑問の声を上げる中、リーダー格と思われるその女性は言った。 「さきほどあなたたちがいた場所には定期的に特殊なガスが発生するんですよ。あたし達には無害ですが あなた方のような生物が吸うと気を失ってしまうような成分が含まれています。つまり私達はあなた方を拉致したということですね」 そして彼女は笑みを浮かべながら続けた。 「まあ安心して下さい。すぐには食べませんから」 そういうと彼女の仲間たちがチューブを持ってきた。まるで丸太でも運ぶように。 その先は5mほどもある巨大なタンクにつながっていた。 「むぐっ!?」 チューブを次々と私たちの口にあてがっていった。 抵抗しようにも体が動かないため成す術がない。 そしてチューブから甘い液体が 注入されていく。 私のお腹に無理矢理何かを押し込むかのような感覚があった。 お腹はぶくりと膨れあがり、はちきれんばかりになっていた。 しかしそんなことは関係なく次々と液体が流し込まれていく。 それはもう恐怖以外の何物でもない。 5分ほど経っただろうか。 私のお腹はパンパンに膨れ上がった。 他の仲間も同様に膨れ上がっているようだった。 それでもなお液体を流し込み続ける彼女達に対し私はついに声をあげた。 「ちょっと!これ流石に多いって!!」 「うーん、流石に破裂しちゃいそうですね・・・」 そういうとリーダー格の女性は私たちに液体を流し込むのをやめた。 チューブが口から引き抜かれる。 「では消化し終わった頃にまた始めますね」 そう言うと女性達は立ち去っていった。 とりあえず無理矢理流し込まれるのは一旦終わったようだ。 しかし私たちは手足を縄で固定されて動けない状況にある。 しかも先ほどまで大量に液体を入れられていたせいか胃液が逆流してくる感じがある。 吐き出そうと思ったがなぜか吐き出すことはできなかった。 「なにか逃げ出す方法を考えないと・・・」 なんとか体を動かして脱出を試みるも、全く身動きが取れなかった。 甘い液体をお腹が破裂する寸前まで詰め込まれる日々が3カ月間続いた。 1日2回程度だったがその量たるや尋常ではなかった。 私たちは液体の栄養分を取り込んだことでぶくぶくと太っていった。 体重は恐らく200kgは超えているだろう。 腕は太くなり、太る前の二倍の太さになった。 脚も同様に太くなっていった。 そしてお尻は元々大きい方だったのにさらに大きくなった。 恐らく正面から見ても肉塊に見えるほどの巨尻になっていることだろう。 胸も大きくなりすぎて立ち上がったら足下が見えないだろう。 サッカーボールでも入れてるのかと思われるくらい大きな乳房になってしまった。 首回りにも脂肪がついたため顔も大きくなっている。 全身ぷよぷよのおデブちゃん状態である。 そんな私たちを見て彼女たちは言った。 「ふふふ・・・すごい身体ねwよくここまで太れたわねぇ〜♪褒めてあげるわぁ♡」 「・・・」 私は答える気力もなかった。 ただ黙って聞いているだけだった。 それから数日たったときだった。 「ん・・・」 私は目を覚ました。 何故か手足の縄が外れていた。 これで逃げ出せる! よく見ると他の仲間の縄も外れている。 だが動くのは数ヶ月ぶりで体力は衰えていた。 しかも脂肪で重くなった身体でよろよろと起き上がる。 「早く起きて!」 私は他の仲間の体を揺さぶって目を覚まさせる。 揺さぶるたびにぷよぷよとした脂肪が揺れた。 「重い・・・」 「だるいよぉ・・・」 仲間が弱音を言い出す中、 私たちは洞窟から脱出しようと歩き出した。 歩き出してから数分後・・・ 「あ、あんた達は!?」 私達を捕まえていた10cmほどの女性だ。 逃げだそうとしたが私は即座に掴みあげた。 「出口はどこなの?」 そう言いながら女性を軽く握りしめた。 「あ・・・あっちよ・・・」 私たちは女性の指指した方に歩き出した。 本当は走りたいのだが、 ぶよぶよに太った体では走れないのだ。 しばらく歩いているうちに洞窟の出口にたどり着いた。 そこは森の中だった。 幸い探索した場所の近くだ。 空を見ると既に夜になっていたようだ。 私たちのいた場所は地下だったので時間の感覚が無かったらしい。 外に出るとすぐに月明かりに照らされた地面が見える。 あそこに行けば宇宙船まで戻れるだろう。 私達は早速宇宙船に向かった。 歩きながら捕まえた女性に尋ねる。 「ねぇ、どうして縄を解いたの?」 「・・・もう太りすぎて動けないから必要ないだろうと思ったのよ!」 小さな女性は自棄になって言った。 そして宇宙船に着いた。 私たちは早速惑星脱出の準備を始めた。 「すぐにでも発進できます!」 操縦担当が言ってきた。 その声を聞こえると各乗組員はすぐに座席 についていく。 「それじゃ行きましょうか!この星ともお別れね!!」 操縦席にいる女性が皆に声をかける。 宇宙船は点火し加速していく。 あっという間に地表が見えなくなるくらい飛んだ後、宇宙に出ることが出来た。 「これでひとまず安心ですね」 操縦士はそう言って席を離れた。 「これが宇宙・・・?」 異星人の女性は窓から宇宙を眺めていた。 小柄な身体で一生懸命窓枠にしがみついている姿がとても可愛かった。 「あ・・・連れてきちゃいましたけどどうします・・・?」 私は船長の方を見て尋ねた。 「うーん、仕方ないか・・・とりあえずこのままにしておきましょ」 船長の言葉を聞くと私はホッとした表情になった。 そして一週間が過ぎた。 来たときと同様、今回も冬眠状態になるため、 服を脱ぎ、カプセルに入る。 「勝手に脱がすな!!もう!!!」 女性は顔を真っ赤にしながら抵抗したが誰も聞かなかった。 異星人の女性の管理は私がすることになった。 私は女性を持ち上げると一緒にカプセルに入った。 「ちょっと!!!なんのつもりよ!!!!」 女性は暴れたが私の腕力には敵わなかったようだ。 女性の呼吸を確認してから私は蓋をした。 そして女性と私の口にチューブが差し込まれた。 女性は身長10cmと小さいため、 液体が過剰に流れ込まないよう、 事前に装置で調整してある。 そして口に液体が流れ込み、 それを飲み込んでいく。 お腹が膨れ上がると、 すぐに身体に吸収され、 私の身体はぶくぶくと太っていく。 あの惑星で200kgほどに太った身体はさらに 肥大化していく。 全身脂肪だらけになりながらも栄養を吸収し続ける。 入っているカプセルの中を膨れ上がった身体が占領していく。 やがてカプセルから出ることが出来なくなったところで冬眠状態に突入した。 眠りにつく直前、私の胸の上で異星人の女性がバスケットボールほどの肉玉になったように見えた気がした。 5年後・・・ 「ん・・・ん!?」 私は目を覚ました・・・だが体が動かせない。 目を動かすとぶくぶくに太った身体が目に映った。 「ぶふぅ・・・どうなってるの・・・!?」 誰も助けに来ないあたり他の乗組員も恐らく 同じ状態だろう。 「ぶ・・・ふぅ・・・起きたの?」 私の胸の上にいる肉玉・・・と化した異星人の女性が声を上げる。 「・・・ええ・・・どうなってるのかしらね・・・」 数週間後・・・ 地球付近に到着した宇宙船はパトロールの宇宙船によって救助された。 地球に近づいたのに一向に連絡がないことを不審に思った 船がやってきたのだそうだ。 そして私たちを救出したわけだ。 私たちが冬眠後も太ったままだったのはあの惑星で飲まされた液体に秘密があったようで、 摂取すると睡眠中のカロリー消費が極端に抑えられる体質に変化することが判明した。 仲間の一人が持ち帰った液体で 実験したところ効果は確かだったようだ。 これからの宇宙探索に役立てられることだろう・・・。 そして私たちは・・・ 「ふぅ・・・ふぅ・・・」 トレーニングルームで体を動かしていた。 といっても僅かに動かせる脚を持ち上げる運動だけなのだけれど。 元の体重に戻れるのはいつになることやら・・・。


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