西住しほは寝取られる その1
Added 2019-08-31 08:24:06 +0000 UTC西住しほは寝取られる その1 「ん、ふう……ん」 静かな室内に響く音の連なり。 それぞれ、微かな音だった。 抑え気味の女の吐息。 布の立てる絹擦れ。 軽く濡れた肉の触れる音。 そして、男のうめき。 「うう、しほっ……いいぞ。凄く」 「ええ……」 「だめだ、もう」 「っ」 男が喘ぎ、軽く体を震わせる。 ひとしきり法悦を味わった後、彼は満足して体を伏せる。 触れ合う肉と肉。 乱れかけた息遣い。 豆球の微かな暖色の光に照らされた、夫婦の寝室で、布団の上で、折り重なる。 愛妻の中へ自らの欲望を解き放った夫は、彼女の濡れ髪に手で触れ、萎えたものをまだ肉壺の中へ沈めたまま、囁く。 「よかったよ、しほ……」 「ええ、私も」 逞しい夫の背中へ手を回し、豊かな肉で擦り寄せながら、妻は言う。 オレンジ色の明かりの中でも、彼女の白い体は輝くようだった。 なめらな白肌は、二人も子供を産んだと思えないほどなめらかだ。 そしてその肉の豊かぶりときたら…… どんな男が見ても、生唾を飲んで視姦するだろう。 垂れるほど実った乳、むっちりと肉を乗せきった、脂のしたたるような尻と腿。 長い黒髪が、それらをさらに妖艶に彩り、如何にも気の強そうな切れ長の瞳と気品ある顔立ちが、堪えられないほど魅惑を放つ。 人妻である。 熟しきった妻は、仄かに汗をかき、だが、どこか空虚な眼差しで、夫に抱かれていた。 身震いしては彼女の中に精を放った夫に対して、妻のほうというと、やや冷めた感じが透けて見える。 射精した開放感のためか、夫は気づいていない。 妻が不満を抱いているなど、想像もしていないのかもしれない。 そんな夫を抱き寄せながら、妻は思う。 (また、イケなかったわ……) 連れ添ってからもう二〇年以上、それが彼女、西住しほの最近の悩みだった。 もう随分と、夫との夜の生活で、満足したことがない。 西住しほ。 戦車道の流派、西住流の当代家元である。 長い黒髪と白蝋のような白い肌、如何にも雅な日本美人の風貌と、凛然として気丈な流派の長の風格とを併せ持つ。 流石に学生時代ほどの張りこそないが、成熟した色香と美しさは、とても四十路を超えているとは思えない。 夫、常夫とは学生時代からの付き合いで、卒業してすぐに結婚した。 まほとみほ、二人の子宝に恵まれており、娘らもまた戦車道でそれぞれに優秀な成績を残している。 他人から見れば、何一つとして不満などない、理想の人生に見えるだろう。 だがしほ本人には、決してひとに言えない、大きな悩みがあった。 「ねえ、常夫さん。今夜――どうかしら」 夕食も終え、風呂を済ませた頃合いだった。 寝間着姿のしほの声は、すでに甘く濡れていた。 振り返った夫、常夫は、妻の艶姿に一瞬ふっと飲み込まれる。 纏っているのは、夏場の寝間着に使っている浴衣である。 だが、胸元を肌蹴るその服は、彼女の豊満な乳を半ばまろび出していた。 目に焼き付くような、生白い乳房。 その乳を締め上げる、キツめの黒いブラ。 ナイトウェアとして夫婦生活を彩るためのもので、瀟洒な刺繍が入っており、薄く透けたレース生地だ。 当然、下のパンティも色と柄を揃えている。 ただでさえ美しいしほがこれを纏うと、想像を超えた淫靡さを放つ。 それは当然、これまでの夫婦の日常で、常夫も何度となく噛み締め、味わってきた。 だがすぐに、常夫の熱は冷める。 「昨日したばっかりじゃないか」 「え、ええ、でも……」 「すまない、今日は疲れてるんだ」 「そう。いいの、ごめんなさい」 愛妻への感情が冷めたわけではないが、常夫もそれなりに年を取っている。 さすがにこの歳になると、あまり頻繁に夜の生活に励めない。 もともと淡白なたちだったのもあるだろう。 しほも、それ以上食い下がらず、楚々と身を引いて頷いた。 だが、同じ布団に身を沈めてからも、熟しきった人妻の肉体は、淫らに花芯を甘く濡らし、チリチリ、チリチリと、じれったい熱を、燻ぶらせる。 (やっぱり……最近、あまり抱いてくれないわ……) 西住しほの性欲は、強い。 昔から多少自覚はあった。 学生時代も、ひとより多すぎるかもと思いつつ、日毎夜毎、自慰で性感帯を掻き混ぜた。 結婚する前もしてからも、激しく求めた。 特に学業を終え、卒業したときなど狂おしいほど、あの豊満な肉体を駆使し、娘二人は、二年連続で孕んだほどである。 しかし、夫の常夫は、そこまで夜の生活にのめりこむたちではなかったらしい。 次女みほを産んでからは控えるようになり、避妊も完璧にする。 由緒ある流派の家柄であるなら、それくらいの慎ましさが理想かもしれない。 だが、しほの体は衰えるどころか、むしろ四十路も過ぎた今でも変わらず、熟しきった肉体を持て余す。 悩みは、あまりおおっぴらにひとに話せるものではなかった。 ほとんど常夫とのセックスで……イケないのである。 もとから淡白なうえ、挿入する肉のサイズもあまりない。 回数も刺激も、しほの望みうるそれとはかけ離れていた。 だがそれを理由に彼を責めるほど、しほも恥知らずではない。 そうして、人妻西住しほの欲求不満は、日々募るばかりであった。 連盟との会合と、家政婦に告げて家を出た。 決してすべて嘘だったわけではない。 実際、県内某所の戦車道連盟の所有施設で次期大会の会場選定や国外チームとの交流試合に関する会議を行った。 だがむしろ、本題はその後の時間だろう。 「いやあ、君とこうして会うのも久しぶりな気がするね。いつ以来だ」 「一ヶ月ほど、でしょうか」 恰幅のいい、でっぷりと肥えた男の体。 禿げ上がった頭。 脂ぎった肌。 顔に浮かべた如何にも好色そうなにやけ面といい、好印象と呼べるものはない。 そんな中年の男である。 長身でスタイル抜群のしほの体と美貌と比べれば、全てが対極。 だからこそ、だろうか、むしろしほは、ゾクリ、ゾクリと、体の芯に興奮を覚えた。 こんな下劣で下品な男とこれから、自分は…… かっと体が熱くなる。 甘やかな期待が神経を痺れさせる。 「さあ、早く始めてくれ」 「はい、では……失礼します。今夜も、しほを可愛がってください。ん、ちゅっ♥」 「ぉおいいぞ、たっぷり頼むよ」 しほはそっと口を添え、薔薇色の唇でキスをした。 吸引することで鳴る淫らな音色。 そこはすでに濡れており、青臭い香りと、塩辛い味が堪らない。 我慢汁まみれの、亀頭だった。 酷いものだ。 たっぷり皮を余らせ、恥垢にまみれた汚物のような肉根。 ベッドに腰掛けた、全裸の中年男が差し出す、汚らしい勃起。 それに対し、人妻、西住しほは、半裸である。 いつものジャケットは脱ぎ捨てて、下着姿だ。 真っ白な肌を強調する、漆黒のブラとパンティ。 きつく食い込む細いデザインは、明らかに男を誘うためのもの。 いつもは夫を誘惑するために着るそれを、赤の他人の中年のために、着ている。 なんとふしだらな女か。 しほは扇情的な下着姿のまま、ぴちゃぴちゃと音を立てて、フェラチオを始めた。 実に念入りで、熱のこもった愛撫だ。 「おお、いいぞ。そうだ、もっと深く舐めろ、吸え! そうだ、そうしろっ」 「ん、じゅるっ! じゅぷ……じゅるる……ふぅ、はぁ……ん、ちゅ♥」 うっとりと目を濡らし、人妻が長い黒髪を乱して自分の汚らしい肉をしゃぶる。 なんと凄まじい光景か。 ただでさえしほの美貌が素晴らしいだけに、余計に卑猥である。 「ふひひ! 君の体を見て興奮しているガキが見たら、卒倒しそうだな。あの西住流の家元が、こんなおっさんのものを美味そうにしゃぶるとは。どうだ? 美味いかね?」 「ふぁ……はいっ。会長のチンポ……とっても、美味しいですっ。ちゅっ♥ ん、じゅるっ」 従順に答え、しほは鈴口から流れる我慢汁を唇をすぼめて吸う。 こんなことを、誰かに知られたら、それだけで身の破滅だろう。 戦車道連盟の会長と、名門西住流の家元が、会議の後にホテルで密会し、不倫しているなどと。 娘の進学、大洗の存続、その他様々な要求のためだった。 脅しである。 それをネタに強請られて、体を求められた。 だが、抵抗しようと思えばできたろう。 それをせず、しほの取った道は、この男と関係することだった。 夫以外の男に抱かれる…… 火照りきった人妻の体は、飢え、渇き、熱望していた。 「胸を使え、そのバカでかい乳を、いつもみたいにな」 「はい……」 ぷつんとブラホックを外す。 瞬間、ぶるっ! だぷんっ♥ と、量感に満ちた、柔らかい肉がまろび出た。 人妻の乳。 西住しほの乳。 やや垂れ気味の、爆乳だった。 甘い香りが、ぷんと匂う。 乳輪も大きめで、美しく卑猥だ。 どんな男もこの乳を見れば勃起する。 しほはどんな乳を、自分で揉んだ。 「ん、ふう……んぁっ!」 「ひひっ、よう出るのう。いつ見てもたまらんよ、君のメス牛ぶりは」 「は、恥ずかしいです……言わないでっ」 白い頬を赤く染め、しかしそれでも止めず、しほは自分の爆乳に指を沈め、乳首から熱い甘い汁を搾り出す。 ぴゅう、っと、シャワーのように乳から白い線が飛び散った。 母乳だった。 娘を二人育てた人妻の乳は、未だに甘い滋養を滴らせる。 子にやるための母乳は、目の前で勃起している、赤黒い男の勃起を濡らした。 ぬらぬらと、皮余りの汚い肉が、濡れていく。 そうして存分に濡らすと、しほは爆乳をぎゅっと左右から押しつぶし、魅惑の柔らかな谷間の中へ、亀頭を誘った。 「おお! そうだ、いいぞ……凄いな。君のミルクパイズリは、いやあ、こりゃ、たまらん」 「ありがとう、ございます。会長の陰茎も、熱くて、気持ちいいですわっ」 「なにが陰茎だ、チンポと言え。ほら、言うんだ! このメス豚!」 「は、はい……会長のチンポ、熱くて硬くて……す、素敵ですっ」 ゾクゾクと、ゾクゾクと、相手になじられ、命令され、従うことに体が甘く痺れる。 乳首からミルクを垂らしながら、濡れた爆乳でこってりと扱きあげる。 だぷん♥ だぷん♥ と、人妻が爆乳を上下に激しく揺さぶり、中年のペニスをパイズリする。 さらにしほは、谷間へ顔をやり、亀頭までチロチロと舐める。 重ねて与えられる快楽に、早くも中年は興奮が極まった。 「いいぞ、そろそろ、出すぞ! 受け取れ! 飲め!」 「あっ。ん!」 勢いよく爆乳を揺さぶる中、ついにしほの谷間で、会長のそれはびくんと震える。 白濁は数回痙攣し、しほの谷間をミルクと共に彩った。 言われるまま、しほは射精したペニスに口をつけ、ちゅう、と精液を飲む。 夫のそれよりも、ずっと濃く量が多かった。 口を離すと、母乳と精液と、さらに唾液が混ざり、糸を引く。 凄まじい光景だ。 黒髪の人妻の、薔薇色の唇を、白い淫らな汁が糸を引くのだ。 見ているだけで、男をそそらせる。 「ふう……本当に、たまらんな君は」 「ありがとう、ございます」 「さ、こっちへ来い。可愛がってやる」 「はい……」 従順にうなずく。 だが、仕方なくではなく、やっと念願が叶うことに、子宮が疼いていた。 しほはベッドに背を預ける。 黒髪がシーツの上に乱れ散り、爆乳がやや左右に広がる。 脚を広げる。 すでに薄く愛液で湿った膣口は、甘い雌のフェロモンを漂わせていた。 「ふひひ、もう濡れてるじゃないか。本当に淫乱だな君は」 「……っ」 羞恥と、それ以上のマゾの快感に震える。 パンティをずらして顕になった膣口に、中年のペニスが、触れた。 くちゅりっ―― それだけでしほは総身が期待に燃えた。 早く! そう口にしてしまいたくなる。 だがそんなこと言わずとも、男は肥えた腹を押し付けるとうに、体を沈めていく。 ぐぢゅ……ずぶ、みちっ……ずん! ようやく。 期待に燃えた人妻を、男の硬いものが、貫いた。 「ああ……ああ、ああああ♥」 しほは鳴いた。 夫のそれより、ずっと硬く逞しいものが自分のはしたない女を満たす感慨に。 声を、高く、高く。 甘い音色と奏で。 中年の腰に、その長い美脚を絡める。 「ぉお、いいぞ、よく締まりおる……どうだ! いいか!? ええ!? 旦那より良いか!」 「だ、だめ、言わないでください、そんな……ああっ♥ ひぅう♥ ひゃううん♥」 「ふひひ! いい声で鳴きおって、口ではなんと言っても体は正直だわっ! おれ! どうだ! もっと鳴け! おらっ!」 恥も外聞もなく、人妻はよがった。 甘い声を張り上げ、硬いもので抉られるたびに甲高い嬌声を響かせる。 中年の汚らしい体が乗り。 押しつぶされる人妻の、淫らで豊かな体は震える。 男が腰を突き出すたび、だぷん、だぷん、と揺れる爆乳が堪らない。 さらに彼は、目の前の乳を揉みしだきながら、これでもかと突き上げた。 「あぁああ♥ 胸っ♥ そんな、揉んだら……あ"ぁぁあ♥ だめ、ああ!」 涙どころか、唾液まで唇の端から流してしほはよがる。 白い美しい肌に、中年の毛深い手が絡みつくのは、グロテスクさと淫靡さが両立している。 犯せば犯すほど、人妻の媚肉は男を締め上げ、絡みつく。 彼女の名器ぶりに、中年はぶるると体を震わせた。 「いいぞ、家元っ。そろそろ、くれてやる、受け取れ!」 「え、あ……ん!」 会長は汚らしい体を震わせ、しほの中に放った。 「ふひ、いいぞ、うお、こんな出したのは久しぶりだ……ふうっ、どうだ、君も良かったろう」 「え、ええ……」 満足そうに、中年はしほの名器に酔い痴れ、こってりと自分の精を流し込む。 だがそれに対して、しほの方はというと、先程までの高ぶりからすれば、愉悦はさほどでもなかった。 (早すぎだわ……) 夫との夜にも近いほど、落胆が人妻にため息を呼んだ。 マゾヒズムを刺激する扱いや途中までの流れに比べて、いざ挿入してからの耐久力が低すぎる。 「さ、もう一戦いくぞ」 「はいっ」 しばらく荒く呼吸してから、回復してきた会長が、またしほの極上の体にしゃぶりついてくる。 しほは頷き、彼の体に手足を回して、今度こそ、と期待を胸に抱いた。 だがしかし、結局、会長はもう一度出すだけで、体力も精力も尽きてしまった。 満足気に体から離れる汚らしい体に対して、しほは抱かれる前よりも、嫌悪感を募らせるのだった。 (やっぱり、このひとでも全然駄目だわ……) あまりにしほの体がもたらす快楽が、深すぎるためだったかもしれない。 ホテルを出た時、しほは落胆にため息さえ漏らした。 市街のラブホテルを出る、黒髪の麗人。 一応、普段の印象と違うような装いで、多少は変装していた。 だが見るものが見れば気づくだろう。 そんな自分を、興味深そうに見つめる目があることを、しほはその時知る由もなかった。 続く https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11610671