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ザ・シガー
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西住しほは寝取られる その1

西住しほは寝取られる その1 「ん、ふう……ん」  静かな室内に響く音の連なり。  それぞれ、微かな音だった。  抑え気味の女の吐息。  布の立てる絹擦れ。  軽く濡れた肉の触れる音。  そして、男のうめき。 「うう、しほっ……いいぞ。凄く」 「ええ……」 「だめだ、もう」 「っ」  男が喘ぎ、軽く体を震わせる。  ひとしきり法悦を味わった後、彼は満足して体を伏せる。  触れ合う肉と肉。  乱れかけた息遣い。  豆球の微かな暖色の光に照らされた、夫婦の寝室で、布団の上で、折り重なる。  愛妻の中へ自らの欲望を解き放った夫は、彼女の濡れ髪に手で触れ、萎えたものをまだ肉壺の中へ沈めたまま、囁く。 「よかったよ、しほ……」 「ええ、私も」  逞しい夫の背中へ手を回し、豊かな肉で擦り寄せながら、妻は言う。  オレンジ色の明かりの中でも、彼女の白い体は輝くようだった。  なめらな白肌は、二人も子供を産んだと思えないほどなめらかだ。  そしてその肉の豊かぶりときたら……  どんな男が見ても、生唾を飲んで視姦するだろう。  垂れるほど実った乳、むっちりと肉を乗せきった、脂のしたたるような尻と腿。  長い黒髪が、それらをさらに妖艶に彩り、如何にも気の強そうな切れ長の瞳と気品ある顔立ちが、堪えられないほど魅惑を放つ。  人妻である。  熟しきった妻は、仄かに汗をかき、だが、どこか空虚な眼差しで、夫に抱かれていた。  身震いしては彼女の中に精を放った夫に対して、妻のほうというと、やや冷めた感じが透けて見える。  射精した開放感のためか、夫は気づいていない。  妻が不満を抱いているなど、想像もしていないのかもしれない。  そんな夫を抱き寄せながら、妻は思う。 (また、イケなかったわ……)  連れ添ってからもう二〇年以上、それが彼女、西住しほの最近の悩みだった。  もう随分と、夫との夜の生活で、満足したことがない。  西住しほ。  戦車道の流派、西住流の当代家元である。  長い黒髪と白蝋のような白い肌、如何にも雅な日本美人の風貌と、凛然として気丈な流派の長の風格とを併せ持つ。  流石に学生時代ほどの張りこそないが、成熟した色香と美しさは、とても四十路を超えているとは思えない。  夫、常夫とは学生時代からの付き合いで、卒業してすぐに結婚した。  まほとみほ、二人の子宝に恵まれており、娘らもまた戦車道でそれぞれに優秀な成績を残している。  他人から見れば、何一つとして不満などない、理想の人生に見えるだろう。  だがしほ本人には、決してひとに言えない、大きな悩みがあった。 「ねえ、常夫さん。今夜――どうかしら」  夕食も終え、風呂を済ませた頃合いだった。  寝間着姿のしほの声は、すでに甘く濡れていた。  振り返った夫、常夫は、妻の艶姿に一瞬ふっと飲み込まれる。  纏っているのは、夏場の寝間着に使っている浴衣である。  だが、胸元を肌蹴るその服は、彼女の豊満な乳を半ばまろび出していた。  目に焼き付くような、生白い乳房。  その乳を締め上げる、キツめの黒いブラ。  ナイトウェアとして夫婦生活を彩るためのもので、瀟洒な刺繍が入っており、薄く透けたレース生地だ。  当然、下のパンティも色と柄を揃えている。  ただでさえ美しいしほがこれを纏うと、想像を超えた淫靡さを放つ。  それは当然、これまでの夫婦の日常で、常夫も何度となく噛み締め、味わってきた。  だがすぐに、常夫の熱は冷める。 「昨日したばっかりじゃないか」 「え、ええ、でも……」 「すまない、今日は疲れてるんだ」 「そう。いいの、ごめんなさい」  愛妻への感情が冷めたわけではないが、常夫もそれなりに年を取っている。  さすがにこの歳になると、あまり頻繁に夜の生活に励めない。  もともと淡白なたちだったのもあるだろう。  しほも、それ以上食い下がらず、楚々と身を引いて頷いた。  だが、同じ布団に身を沈めてからも、熟しきった人妻の肉体は、淫らに花芯を甘く濡らし、チリチリ、チリチリと、じれったい熱を、燻ぶらせる。 (やっぱり……最近、あまり抱いてくれないわ……)  西住しほの性欲は、強い。  昔から多少自覚はあった。  学生時代も、ひとより多すぎるかもと思いつつ、日毎夜毎、自慰で性感帯を掻き混ぜた。  結婚する前もしてからも、激しく求めた。  特に学業を終え、卒業したときなど狂おしいほど、あの豊満な肉体を駆使し、娘二人は、二年連続で孕んだほどである。  しかし、夫の常夫は、そこまで夜の生活にのめりこむたちではなかったらしい。  次女みほを産んでからは控えるようになり、避妊も完璧にする。  由緒ある流派の家柄であるなら、それくらいの慎ましさが理想かもしれない。  だが、しほの体は衰えるどころか、むしろ四十路も過ぎた今でも変わらず、熟しきった肉体を持て余す。  悩みは、あまりおおっぴらにひとに話せるものではなかった。  ほとんど常夫とのセックスで……イケないのである。  もとから淡白なうえ、挿入する肉のサイズもあまりない。  回数も刺激も、しほの望みうるそれとはかけ離れていた。  だがそれを理由に彼を責めるほど、しほも恥知らずではない。  そうして、人妻西住しほの欲求不満は、日々募るばかりであった。  連盟との会合と、家政婦に告げて家を出た。  決してすべて嘘だったわけではない。  実際、県内某所の戦車道連盟の所有施設で次期大会の会場選定や国外チームとの交流試合に関する会議を行った。  だがむしろ、本題はその後の時間だろう。 「いやあ、君とこうして会うのも久しぶりな気がするね。いつ以来だ」 「一ヶ月ほど、でしょうか」  恰幅のいい、でっぷりと肥えた男の体。  禿げ上がった頭。  脂ぎった肌。  顔に浮かべた如何にも好色そうなにやけ面といい、好印象と呼べるものはない。  そんな中年の男である。  長身でスタイル抜群のしほの体と美貌と比べれば、全てが対極。  だからこそ、だろうか、むしろしほは、ゾクリ、ゾクリと、体の芯に興奮を覚えた。  こんな下劣で下品な男とこれから、自分は……  かっと体が熱くなる。  甘やかな期待が神経を痺れさせる。 「さあ、早く始めてくれ」 「はい、では……失礼します。今夜も、しほを可愛がってください。ん、ちゅっ♥」 「ぉおいいぞ、たっぷり頼むよ」  しほはそっと口を添え、薔薇色の唇でキスをした。  吸引することで鳴る淫らな音色。  そこはすでに濡れており、青臭い香りと、塩辛い味が堪らない。  我慢汁まみれの、亀頭だった。  酷いものだ。  たっぷり皮を余らせ、恥垢にまみれた汚物のような肉根。  ベッドに腰掛けた、全裸の中年男が差し出す、汚らしい勃起。  それに対し、人妻、西住しほは、半裸である。  いつものジャケットは脱ぎ捨てて、下着姿だ。  真っ白な肌を強調する、漆黒のブラとパンティ。  きつく食い込む細いデザインは、明らかに男を誘うためのもの。  いつもは夫を誘惑するために着るそれを、赤の他人の中年のために、着ている。  なんとふしだらな女か。  しほは扇情的な下着姿のまま、ぴちゃぴちゃと音を立てて、フェラチオを始めた。  実に念入りで、熱のこもった愛撫だ。 「おお、いいぞ。そうだ、もっと深く舐めろ、吸え! そうだ、そうしろっ」 「ん、じゅるっ! じゅぷ……じゅるる……ふぅ、はぁ……ん、ちゅ♥」  うっとりと目を濡らし、人妻が長い黒髪を乱して自分の汚らしい肉をしゃぶる。  なんと凄まじい光景か。  ただでさえしほの美貌が素晴らしいだけに、余計に卑猥である。 「ふひひ! 君の体を見て興奮しているガキが見たら、卒倒しそうだな。あの西住流の家元が、こんなおっさんのものを美味そうにしゃぶるとは。どうだ? 美味いかね?」 「ふぁ……はいっ。会長のチンポ……とっても、美味しいですっ。ちゅっ♥ ん、じゅるっ」  従順に答え、しほは鈴口から流れる我慢汁を唇をすぼめて吸う。  こんなことを、誰かに知られたら、それだけで身の破滅だろう。  戦車道連盟の会長と、名門西住流の家元が、会議の後にホテルで密会し、不倫しているなどと。  娘の進学、大洗の存続、その他様々な要求のためだった。  脅しである。  それをネタに強請られて、体を求められた。  だが、抵抗しようと思えばできたろう。  それをせず、しほの取った道は、この男と関係することだった。  夫以外の男に抱かれる……  火照りきった人妻の体は、飢え、渇き、熱望していた。 「胸を使え、そのバカでかい乳を、いつもみたいにな」 「はい……」  ぷつんとブラホックを外す。  瞬間、ぶるっ! だぷんっ♥ と、量感に満ちた、柔らかい肉がまろび出た。  人妻の乳。  西住しほの乳。  やや垂れ気味の、爆乳だった。  甘い香りが、ぷんと匂う。  乳輪も大きめで、美しく卑猥だ。  どんな男もこの乳を見れば勃起する。  しほはどんな乳を、自分で揉んだ。 「ん、ふう……んぁっ!」 「ひひっ、よう出るのう。いつ見てもたまらんよ、君のメス牛ぶりは」 「は、恥ずかしいです……言わないでっ」  白い頬を赤く染め、しかしそれでも止めず、しほは自分の爆乳に指を沈め、乳首から熱い甘い汁を搾り出す。  ぴゅう、っと、シャワーのように乳から白い線が飛び散った。  母乳だった。  娘を二人育てた人妻の乳は、未だに甘い滋養を滴らせる。  子にやるための母乳は、目の前で勃起している、赤黒い男の勃起を濡らした。  ぬらぬらと、皮余りの汚い肉が、濡れていく。  そうして存分に濡らすと、しほは爆乳をぎゅっと左右から押しつぶし、魅惑の柔らかな谷間の中へ、亀頭を誘った。 「おお! そうだ、いいぞ……凄いな。君のミルクパイズリは、いやあ、こりゃ、たまらん」 「ありがとう、ございます。会長の陰茎も、熱くて、気持ちいいですわっ」 「なにが陰茎だ、チンポと言え。ほら、言うんだ! このメス豚!」 「は、はい……会長のチンポ、熱くて硬くて……す、素敵ですっ」  ゾクゾクと、ゾクゾクと、相手になじられ、命令され、従うことに体が甘く痺れる。  乳首からミルクを垂らしながら、濡れた爆乳でこってりと扱きあげる。  だぷん♥  だぷん♥  と、人妻が爆乳を上下に激しく揺さぶり、中年のペニスをパイズリする。  さらにしほは、谷間へ顔をやり、亀頭までチロチロと舐める。  重ねて与えられる快楽に、早くも中年は興奮が極まった。 「いいぞ、そろそろ、出すぞ! 受け取れ! 飲め!」 「あっ。ん!」  勢いよく爆乳を揺さぶる中、ついにしほの谷間で、会長のそれはびくんと震える。  白濁は数回痙攣し、しほの谷間をミルクと共に彩った。  言われるまま、しほは射精したペニスに口をつけ、ちゅう、と精液を飲む。  夫のそれよりも、ずっと濃く量が多かった。  口を離すと、母乳と精液と、さらに唾液が混ざり、糸を引く。  凄まじい光景だ。  黒髪の人妻の、薔薇色の唇を、白い淫らな汁が糸を引くのだ。  見ているだけで、男をそそらせる。 「ふう……本当に、たまらんな君は」 「ありがとう、ございます」 「さ、こっちへ来い。可愛がってやる」 「はい……」  従順にうなずく。  だが、仕方なくではなく、やっと念願が叶うことに、子宮が疼いていた。  しほはベッドに背を預ける。  黒髪がシーツの上に乱れ散り、爆乳がやや左右に広がる。  脚を広げる。  すでに薄く愛液で湿った膣口は、甘い雌のフェロモンを漂わせていた。 「ふひひ、もう濡れてるじゃないか。本当に淫乱だな君は」 「……っ」  羞恥と、それ以上のマゾの快感に震える。  パンティをずらして顕になった膣口に、中年のペニスが、触れた。  くちゅりっ――  それだけでしほは総身が期待に燃えた。  早く!  そう口にしてしまいたくなる。  だがそんなこと言わずとも、男は肥えた腹を押し付けるとうに、体を沈めていく。  ぐぢゅ……ずぶ、みちっ……ずん!  ようやく。  期待に燃えた人妻を、男の硬いものが、貫いた。 「ああ……ああ、ああああ♥」  しほは鳴いた。  夫のそれより、ずっと硬く逞しいものが自分のはしたない女を満たす感慨に。  声を、高く、高く。  甘い音色と奏で。  中年の腰に、その長い美脚を絡める。 「ぉお、いいぞ、よく締まりおる……どうだ! いいか!? ええ!? 旦那より良いか!」 「だ、だめ、言わないでください、そんな……ああっ♥ ひぅう♥ ひゃううん♥」 「ふひひ! いい声で鳴きおって、口ではなんと言っても体は正直だわっ! おれ! どうだ! もっと鳴け! おらっ!」  恥も外聞もなく、人妻はよがった。  甘い声を張り上げ、硬いもので抉られるたびに甲高い嬌声を響かせる。  中年の汚らしい体が乗り。  押しつぶされる人妻の、淫らで豊かな体は震える。  男が腰を突き出すたび、だぷん、だぷん、と揺れる爆乳が堪らない。  さらに彼は、目の前の乳を揉みしだきながら、これでもかと突き上げた。 「あぁああ♥ 胸っ♥ そんな、揉んだら……あ"ぁぁあ♥ だめ、ああ!」  涙どころか、唾液まで唇の端から流してしほはよがる。  白い美しい肌に、中年の毛深い手が絡みつくのは、グロテスクさと淫靡さが両立している。  犯せば犯すほど、人妻の媚肉は男を締め上げ、絡みつく。  彼女の名器ぶりに、中年はぶるると体を震わせた。 「いいぞ、家元っ。そろそろ、くれてやる、受け取れ!」 「え、あ……ん!」  会長は汚らしい体を震わせ、しほの中に放った。 「ふひ、いいぞ、うお、こんな出したのは久しぶりだ……ふうっ、どうだ、君も良かったろう」 「え、ええ……」  満足そうに、中年はしほの名器に酔い痴れ、こってりと自分の精を流し込む。  だがそれに対して、しほの方はというと、先程までの高ぶりからすれば、愉悦はさほどでもなかった。 (早すぎだわ……)  夫との夜にも近いほど、落胆が人妻にため息を呼んだ。  マゾヒズムを刺激する扱いや途中までの流れに比べて、いざ挿入してからの耐久力が低すぎる。 「さ、もう一戦いくぞ」 「はいっ」  しばらく荒く呼吸してから、回復してきた会長が、またしほの極上の体にしゃぶりついてくる。  しほは頷き、彼の体に手足を回して、今度こそ、と期待を胸に抱いた。  だがしかし、結局、会長はもう一度出すだけで、体力も精力も尽きてしまった。  満足気に体から離れる汚らしい体に対して、しほは抱かれる前よりも、嫌悪感を募らせるのだった。 (やっぱり、このひとでも全然駄目だわ……)  あまりにしほの体がもたらす快楽が、深すぎるためだったかもしれない。  ホテルを出た時、しほは落胆にため息さえ漏らした。  市街のラブホテルを出る、黒髪の麗人。  一応、普段の印象と違うような装いで、多少は変装していた。  だが見るものが見れば気づくだろう。  そんな自分を、興味深そうに見つめる目があることを、しほはその時知る由もなかった。 続く https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11610671


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