SakeTami
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動く監獄(続)/nkttn

「またね〜」 ふとした時に思い出す言葉。 嫌な思い出だったはずなのに、何故か思い出す度に、触られた箇所が疼いてしまう。 あの日、私は絶頂を迎えることができなかった。 痴漢にねっとり篭絡された身体は不服にも快感を感じていて、あの瞬間、一瞬だけ、イッてもいいかな、と思った私がいた。 最悪って思ってたのに、痴漢なんて最低と思っていたのに……。 あの日からちょうど1週間が経った。 そして偶然にも、同じように同じ時間で同じ用事が私にはあった。 もちろん、電車に乗らないという選択肢もある。時間をズラすでもいい。 何も自分から飛び込む必要はない。 でも、私は気付けば同じ時間、同じ車両に乗っていた。 この疼きを解消するために。 今日も、1週間前と同じように人混みで溢れていた。 死んだ目をしたサラリーマンを横目に、私はなるべく同じ場所に収まるように移動する。 ドアが開いて、人がなだれ込んでくる。 1週間前、痴漢現場だったドアの前を死守する。 よくよく考えてみればドア前って結構人気ポジなのでは? ……痴漢されるためにこのポジションを守っている私を一瞬俯瞰で見そうになって、急いで頭を振って振り払う。 こんなこと冷静になったら負けなんだから。 そして、痴漢が始まった駅に電車が辿り着く。 急にソワソワしてきた。痴漢の人は来るかな…。 まぁどういう人か知らないけど。 思えば、この駅に痴漢がいるとも限らないし、そもそもこの車両、同じ場所に乗ってくるなんて決まっている訳では無い。 連絡を取って待ち合わせなんて当然していないし、考えれば考えるほど私がバカな気がしてきた。 「はぁ……」 思わずため息が漏れる。 とうとう冷静になってしまった。 諦めて普通に用事を済ませよう。 そうやって気持ちを切り替えようとした瞬間。 「ため息なんてついてどうしたの」 この声、間違いない、1週間前の痴漢と同じだ……! その証拠に、始めは太もも辺りを手の甲でゆっくり触ってきている。 そこからは前回と同じような痴漢が始まった。 痴漢も1週間前と同じ人ってわかっているからか、最初から遠慮がない。胸までスムーズに揉み始める。 そして、アソコにまで触れる。 これでようやく、疼きから解放される…! …と思っていたのに。 「〇〇駅ー。〇〇駅ー。」 またイけなかった…。 ふ、ふざけんなよ! 自分は好きなだけ触っておいて私だけイけないのは許せなくない!? 怒りが芽生えてから行動に移すまでは早かった。 「ちょっとこい」 振り返って顔も確認しないまま痴漢の男を手に取り電車を降りる。 私は知ってる、日本の駅には多目的トイレなるものがあることを! ……多分間違っているけど!! 男は戸惑っているのか、若干抵抗しつつもされるがまま私に引っ張られている。 そんなことは気にせず構内を歩き回り、以前見つけた多目的トイレに自分もろとも痴漢をぶち込む。 便器を背にこちらを見てビビっている痴漢。 今になって初めて全身を見たがごく普通のサラリーマンって感じだ。 若くはないが年老いてもいない。イケメンではないがブサイクってわけでもない。なんかどこをとってもパッとしない人だ。 まぁ今は外見なんてどうだっていい。 「出せ」 「・・・え?だ、出せって、あ、あぁ金か。わるかtt」 「違う、金なんかいらない。その、ち、ちんこを出せって」 「・・・は?」 言いよどむくらいなら言わなきゃいいのに。と自分にツッコミつつ。 財布に手をかけていた男は唖然とした顔でこちらを見ている。 その態度に段々とイライラしてくる。 「だーかーら、あなたばっかり楽しんで私はイけてないわけ!このあと私も用事あるんだからさっさとちんこ貸せって言ってるの!」 座ったままの男のネクタイを掴み無理やり立たせて、壁まで突き飛ばしてそのままベルトへ手をかける。 男がなんかごもごも言っているが、一切を無視してズボンを下ろす。 ふぅ…と一呼吸おいて、パンツをまで一気にずり下ろす。 「ちょ、ま、待って!」 静止を無視してパンツを下ろすと、ちんこが…なかった…!? いや、違う、正確には陰毛に隠れるほど小さなちんこがあった。 「ちっさ…」 あ、思ったことを言ってしまった。 涙目の痴漢を目の前にして、気まずい空気が流れる。 「な、なんだよ!いいだろちっさくたって!」 「う、うん…」 恐る恐るその小さなちんこに手を伸ばす。 まるで男子小学生レベルのそれを触ってみるも、感触はしっかりとちんこだ。 人差し指と親指でつまむように触って、こりこりと遊んでみる。 うーとかあーとかいう反応が少し面白い。 あれ?これって・・・。 「ざ、ざぁ~こぉ~・・・」 ビクンと反応を示すちんこ。 いい年した男が、小さいちんこを罵られている姿を目の当たりにして、ぞくぞくする。 「痴漢してたくせに?女の子にちんこ情けなく晒して?罵倒されて反応しちゃうんだ」 「雑魚ちんぽびくびくさせて、ちょー弱いね」 「うぅ…」 雑魚ちんこは少しだけ大きくなり、最初よりも固くなる。 これがこのちんこの勃起状態なのだと知って、さらに虐め始める。 「まさか勃起させてこのサイズなの?やっばぁ~」 「ほら、しこしこしてあげるから情けなくしゃせーしちゃいなよ」 摘まむような触り方はそのまま、上下に動かして射精を促す。 「ほら、びくびくさせてないでさっさとイっちゃえ!」 正直イきそうかどうかなんてわかってなかったけど、勢いよくぎゅっと握ってみる。 「あ、あぁっ!」 それに合わせて痴漢が情けない声を上げたと思うと、小さいちんこからまるでシャンプーのワンプッシュした時みたいに、少量の白い液体がぴゅっと出てきた。 これだけ…?と思った言葉を出さないように仕舞って、少しだけ笑う。 「痴漢してた女に逆レイプされて情けなくイかされちゃうの、マジでだっさ~い」 「こんなちんこぶら下げて痴漢なんてしない方がいいよ?」 手洗い場でかかった精液を流し落すと、水を拭いたハンカチをひらひらと振りながら多目的トイレを後にする。 正直ムラムラは解消されなかったが、別に欲が満たされたので良しとしよう。 遅れると思った用事にギリギリ間に合いそうで、そんだけの時間しか経ってなかったのかと思うと、また余計にあの痴漢が可哀想に思えた。


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