SakeTami
ぬか@nukka('ω')
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けんぺいさんのおしごと その7

港町の、少し町外れにある、なんてことない寿司屋だ。

仮にも帝国海軍少将。提督という肩書を持つ高給取りなら、もう少し高名な寿司屋を使ったらどうなんだ?

という余計なお世話は置いておき、私も寿司屋の戸を開く。


「お待ちしておりました、憲兵さん。どうぞ、こちらへ。」

出迎えたのは、秋月だ。

奥では('ω')提督が手招きをしている。

なるほど。尾行も気づかれていた、ということか。


私は制帽を脱ぎ、コートを秋月に預けると、カウンターに座る('ω')提督の隣に座した。

奥の座敷では、('ω')提督の艦娘が数人見受けられた。

「ささ、まずは一杯。」

('ω')提督から差し出された熱燗に口を付け、早速本題を切り出す。

「で、どうやったんだ。空母と護衛の駆逐艦が数隻の、1つの機動艦隊だけで。」

「大将~、えんがわ一つ~」

「アイヨッ!!」

すぐにえんがわが出てくる。

「・・・おい、聞いているのか?」

('ω')提督はガリをつまみながら、あっさり答えた。

「味方に囮になってもらったんだよ。ついでに私自身も」

──なんだって?味方と自分を、囮に?

意味を飲み込めずにいる私を見て、('ω')提督が続ける。

「まぁ、それだけじゃないんだけど・・・ここから先は、タダじゃないよ。大将~、イクラお願い、艦娘の分もね~」

「アイヨッ!!」

2秒でイクラが人数分出てきた。この大将、タダものでは無い・・・


「わかったよ。ここは私が奢ろう。」

その言葉を待ってました、とばかりに('ω')提督がニヤっと笑う。いや、常に無表情だから笑っているのかわからんが。

「よーし、聞いたかみんな?今日はけんぺいさまのオゴリだ、じゃんじゃん頼め!」

奥の座敷から黄色い歓声が聞こえる。

だが、私は自身の軽率な言動に、後悔することになった。

わいわいと湧き上がる艦娘の中に、ただ一人、静かに目を輝かせる艦娘。

──空母・赤城の姿を見たからだ。


                  つづく ('ω')

けんぺいさんのおしごと その7

Comments

お財布轟沈で済めばいいね…

赤城···あっ····!?

あ、財布が大破どころか轟沈するパターン…

dc282466


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