SakeTami
ぬか@nukka('ω')
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けんぺいさんのおしごと その6

凱旋、というには、あまりに凄惨な姿だった。

出撃した艦船はどれも酷く損傷し、航行するのもやっとな状態であった。

生還した提督らは皆、下を向いている。

仲間の死と、沢山の艦娘を沈めてしまった自責の念で、今にも押し潰されそうな表情だ。


艦娘のほうはもっと酷かった。

出撃した半数以上の少女達が還らなかった。

命辛々、生き延びた少女達の目に光は無い。

ひどく傷つき、中には沈んだ仲間のものと思われる艤装の一部を泣きながら抱えている娘も見えた。


そんな中、最後に帰投したのは、ヤツの艦隊だった。

艦艇の損耗は旗艦1隻のみ、艦娘に至っては──損耗無し。


「敵MI艦隊を撃滅したのは、あいつらしいぞ」

「たった一個艦隊で・・・一体、どんな魔術を使ったんだ?」

周囲からどよめきが聞こえる。

ヤツは大本営への出頭を早々に済ませ、生還した他提督らへの挨拶をした後、早々に帰っていった。

どうやら、大本営から招待されていた凱旋パーティーへの参加も、断ったらしい。


鎮守府へ帰るヤツを追い、車を走らせる。

すると、ヤツの車が港町のとある寿司屋に入っていくのが見えた。

なんだ?寿司屋で戦勝パーティでもするのか?

まあ、いい。

私も後を追い、寿司屋に入ることにした。


                      つづく ('ω')

けんぺいさんのおしごと その6

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