SakeTami
ぬか@nukka('ω')
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('ω')提督の密会記録 その21

状況を整理しよう。


私は情報部の調査官で、海軍大佐。

現在、('ω')提督から「憲兵隊の動向を探ってほしい」との個人的な要請を受けて、憲兵隊の様子を探っている


──という建前だ。


私の本当の所属は軍令部の局長。

大本営直属の、極秘任務を遂行する部隊を統括している。


大本営では、得体の知れない('ω')提督を危険視し、予てから調査が行われている。

しかし、その実態がなかなか掴めずにいた。

また、以前スパイとして送り込んだ艦娘・由良が軍令部を裏切り、('ω')提督側についたという噂を聞いた。


そろそろ、調査を前進させなければ、この案件の責任者である私の地位も危うい。

そこで私が直々に「調査官」として、('ω')提督の懐に飛び込んだ次第だ。

だが、('ω')提督の実態を解明するどころか、周囲の人物の動向が謎だらけで、混乱が深まるばかりだ。


由良は私の手を離れ、何をしようとしているのか。


夕張は私と由良の密会を目撃していた。一体誰の命令で動いているのか?


そして、あの時、あの艦娘の言葉──


 『提督のことは、調べないほうがいい。きっと、後悔することになるから』


白露型駆逐艦・時雨。

あの娘は、私の本性を見抜いているのか?


これ以上私が直に探りを入れるのは、危険かもしれない。

となれば、そろそろ次の手を打つべきか。


私は軍令部に連絡を取り、”ある艦娘”を派遣するよう手配した。



                    つづく ('ω')


('ω')提督の密会記録 その21

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