「だから!注文したのは夕張メロンだって言ってるでしょ!」
「何でイバラキングが送られてくるのよ!それも3ダースも!!」
「返品不可!?じゃあこの大量のメロン、どうすれば──あ、ちょっと!!」
夕張と思わしき女性の声が部屋の中から聞こえてきた。
どうやら電話中のようで、それも今、終わったようだ。
改めてドアをノックする。
「はーい、どちらさま・・・」
中からメロンを抱えた軽巡・夕張が出てきた。
私は身分証を示し、('ω')提督の友人だということを伝えた。
そして、大本営からの依頼で、軽巡・由良の左遷についての正当性を調査しており、由良のことについて質問するために訪問した、という私の作り話も添えて、申し向けた。
由良という言葉を聞いた刹那、夕張は驚いたようで、一瞬だけ顔をしかめた後、再び顔をこちらに向けて言った。
「由良は、はめられたんです。本当は、こんなことになるはずじゃなかった・・・」
「私、由良がこの鎮守府に戻るためなら、何でもします!」
真っ直ぐな目をこちらに向けて、強く言い放った。
なるほど、彼女は利用しやすそうだ。
とりあえず私は彼女から詳しく話を聞くため、彼女の部屋に案内され、中で大量に転がっているイバラキングをご馳走になることとなった。
つづく ('ω')