鎮守府にて軽巡「由良」を探そうと、駆逐艦「初霜」に彼女の居場所を聞き出そうとした。
「初霜」は礼儀正しく敬礼した後、真っ直ぐな目でこちらを見つめている。
穢れを知らない、純粋な目だ。
この娘なら、信用できる。
私は彼女に対し、自分は('ω')提督の同期であり、('ω')提督から軽巡「由良」を探してくるよう頼まれたと伝えた。
「由良さんを、ですか?」
初霜は表情はそのままに、その口調にはやや警戒の気配を見せた。
しまった、よく考えてみたら私の言ったことは変だ。
大体、自身の艦娘を呼び出すのに、わざわざやって来た同期を小間使いにするのはおかしい。
その不審点に気付かれてしまったのだろうか。
何とか上手くフォローしなければ、と考えた刹那、彼女の口からは驚くべき言葉が出てきた。
「由良さんなら、先月、佐世保鎮守府へ異動になりましたが・・・」
つづく ('ω')