SakeTami
ぬか@nukka('ω')
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('ω')提督の密会記録 その12

この駆逐艦は知っている。


白露型二番艦、時雨だ。


手を動かすのも億劫な私はオレンジジュースに目をやり、これは君が?と問う。


彼女は微笑を浮かべただけで、私の質問には答えなかった。


「提督から依頼を受けたようだね、憲兵に探りを入れろって。」


私も彼女に倣い、何も答えなかった。


「でも、今は別の事に興味が移っている。──提督の秘密について。」


彼女はゆっくりと歩み寄ってきた。


「違うかい?」


アイスブルーの瞳が私を捉えて離さない。


私は未だに、何も答えないでいた。


否、答えられなかった。


今となっては恥ずかしいことだが、この華奢な少女の放つ言い知れぬ不気味さに、言葉を発することができなかったのだ。


しばらくして、彼女は私から離れた。


そして踵を返すと、私に忠告を放った。


「提督のことは、調べないほうがいい。きっと、後悔することになるから。」


動けぬ私を尻目に、彼女は部屋を後にした。


                    つづく ('ω')

('ω')提督の密会記録 その12

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