振り返ると、そこには駆逐艦・秋月の姿があった。
彼女の相棒、長10cm砲ちゃんも一緒だ。
私は彼女とは初対面だ。だが、彼女はきょとんとした顏でこちらを見るばかりで、私の事を警戒している素振りは無い。
そこで機転の利く私は、咄嗟にとある作戦を思いつき、敢行してみることにした。
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「そうなんですか、提督の戦友さん!今はどちらに所属されているのですか?」
第五艦隊司令部の幕僚だよ。
あの('ω')のヤツもあっという間に大将閣下とはな。同期の出世頭だよ。
──などと、本人がタイホされてここにいないのを良い事に出鱈目を並べた。
所用で近くまで来たので、戦友('ω')の鎮守府を尋ねてきた同期の海軍将校──という設定で、彼女に取り入る。
そうすれば、彼女の案内のもと、堂々とこの鎮守府で調査することができる。
我ながら完璧な作戦だった。
しかし残念だなぁ。よりによって('ω')が不在とは。
来てすぐ帰るのもなんだし、ちょっと鎮守府を案内してくれるかな?
彼女に提言してみる。
だが、彼女の口から予想外の言葉が出てきた。
「えっ、提督ですか?今も執務室にいらっしゃいますよ。
戦友さんにお会いする直前、提督と執務室で決裁業務をしていましたので。」
つづく('ω')