('ω')提督がけんぺいさんに連行されてしまった。
執務室にただ一人残った由良の表情は見えない。
けんぺいさんの予想外の裏切りに、怒っているのだろうか?
それとも、これも彼女の計画の内なのだろうか?
この場で出て行って彼女に真相を問い質したい意欲に駆られたが、ここはガマンだ。
執務室を出ていく彼女を尾行する。
廊下を少し歩くと、そこで彼女は誰かと会い、立ち話を始めた。
軽巡洋艦・夕張だ。
どんな話をしているのだろうか?聞き耳を立てようと、壁越しに近寄ろうとしたところ──
「あの・・・どちら様でしょうか?」
しまった。──そう思って振り返ると、そこには('ω')提督が艦隊で最も信頼している艦娘の姿があった。
つづく('ω')