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奇襲に成功した淫魔は手に入れた力で獲物を味わって


本当なら一匹狩ったら次の獲物にと、転々とする予定だった淫魔は、しかし最初に襲った獲物が最上級の質であったために急遽予定を変更しこの獲物をもっと味わい尽くそうと人気の少ない場所へと移動し食事の続きを開始しようとして、一瞬快楽が途切れた隙に獲物から反撃をされてしまった。


だが、万全には程遠い状態であったためか、その反撃は鈍く遅い上に極上の力を捕食したばかりの状態であった淫魔には、攻撃をそらし押さえつけることが可能だった。


しかしこのままだと再び抵抗があるかもしれないと思い、淫魔は今しがた獲物から得た力で進化した自身の能力を使った。


果たしてそれは実に効果的で、ほとんど体中に力が入っていないのか脱力した状態になった。

それは催淫光を放つ触手を獲物のの眼の前に掲げただけではあるのだが、ゆっくりと明滅する光と、獲物にだけとどく微弱な音によって対象を淫らに対して無防備にさせるというものだ。


初夏が万全の状態であればどうにかすることは出来たのだろうが、既に抵抗することが手一杯なほど追い込まれている今では、光から目をそらすことも音に抗うこともできずに、ぼんやりと光りが灯るたびに体の奥底から多幸感が膨れ上がり、音が耳に届くたびに脳が悦楽に震えて体を明け渡していってしまう。


そうして捕食されるしかできなくなった獲物は淫魔の手で、より深い深い悦楽の坩堝へと引きずり込まれていってしまい──



↓文字なし


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