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⑤ しばりしばられ 11

縄原はピンク色の卵状の機械を取り出しました。


「ひ……それは……」


「…ローター……」


忌まわしき記憶が蘇ります。あの卵状の機械は細かく股間のなかで振動し、私たちを責め立てるのです。


「うふふ、だいぶ身体で覚えてきたみたいね。」


縄原はローターを私たちの目の前でゆらゆらと揺らしました。私たちがローターに怯える姿を見て喜んでいるみたいです。ローター如きに屈してはいけないのに、どうしてもトラウマがフラッシュバックします。


「ふ、ふん…!そんな玩具で脅してるつもり?」


優奏は身体を捩らせながら縄原に啖呵を切りました。さすが優奏です。心まで縛られることはありません。


「あらぁ?妹ちゃんは教育が足りないのかしら?」


「や…何するつもり…」


「ローターなんだから決まってるでしょう。」


縄原はローターを優奏の股間にあてがいました。


「んひぃ…」


「まだスイッチも入れてないのに気が早いわねぇ」


「…ち、ちがう……」


「もっと正直になれば良いのよ」


縄原はそう言うと優奏の忍び装束の中に手を入れてローターを忍ばせました。そして股縄で挟み込みローターが動かないようにしました。そしてローターの受信機を太腿にテープで固定させました。


「いや……やめて…」


優奏はいつ振動が始まるか分からないローターに怯えていました。


「やめるわけないでしょ」


カチッ


ブィィィン


「んぁぁ!?」


優奏の股間のなかでローターが振動を始めました。


「っ……く…///」


「優奏!待っててください…お姉ちゃんが助けます…!」


我慢の限界です。可愛い妹にこんな酷い責めを…。私は縄抜けを試みます。


「ん……くぅ…解けてください…」


ギチギチ…ギチギチ…


「…キツ……股縄も締まる…」


ギチギチ…ギチギチ…


当然というべきなのか…縄原の施した縛りが解けることはありませんでした。縄の音が響き渡り、私たちが縛られている現実を突きつけられているようでした。加えて縄原の縛りは股縄にもしっかりと連結されており私が縄抜けのためにもがく度に秘部を刺激してしまうのです。


「お姉ちゃん…」


「優奏……」


「えへへ…こんなので調教されるわけないよ。」


優奏の方を振り返ると彼女は気丈に振る舞っていました。ローターの責めで辛いはずなのに私を勇気づけようと笑顔で話しています。


「優奏…」


「たくさん縄原に負けてるけど、その数だけ縛られてきたわけだしね。」


「あら?妹ちゃんは余裕あるわね〜。それなら和奏ちゃん用って思ってたけどコレも使ってみる?」


「ひ…」


私たちの会話を邪魔するように縄原が入ってきました。縄原はもう一つのローターを手に持っていました。


「ローターの使い道って股間だけじゃないのよ。」


「え……そうなんですか…」


私が呆気に取られていると、縄原は優奏の耳元で何やら囁きました。


(優奏ちゃんは一人で使ったことあるんでしょう?)


(そ…そんなことあるわけないでしょ!)


(ふーん…昨日の夜、スマホの写真で…)


(っ…貴女…どこまで知ってるの……)


(市長ですもの。可愛い市民の性癖くらい熟知しているわ。)


(プライバシーの侵害だよ…)


(それはそうと…あのスマホの写真って光姫ちゃんよね、あ、なるほど。)


(勝手に納得しないで!)


(うふふ、今度一緒に縛ってあげるわね〜)


(っ……捕まることはないけど…もし捕まったら…その時は……ってそんなこと言うわけないでしょ!)


(それじゃあ、この文章を読んでもらおうかしら)


縄原はメモを書いた紙切れを優奏に見せました。


(こんなの…言えるわけないでしょ!)


(あらそう。じゃあ優奏ちゃんが光姫ちゃんでいかがわしい妄想をしてムフフなことしてるって本人に伝えようかしらね。)


(卑怯だよ…本当に……)


なにやら優奏と縄原がコソコソと話をしています。

区切りがついたのか縄原が一歩引き下がり優奏の姿が見えました。


「……ごめん…お姉ちゃん…。」


優奏はそう呟いてスゥと深呼吸をしました。そして目に涙を浮かべながら口を開きました。


「縄原…さま…。私をギチギチに縛っていただき…ありがとう…ございます……。へ…変態の私は縄とローターだけでは物足りません…。どうか…猿ぐつわを……噛ませてください…。」


優奏の眼には涙が浮かんでいました。そんな姿を見れて満足したのか縄原は笑顔で優奏の足元にシリコン製のバーギャグを置きました。


「首部を垂れて咥えなさい。」


「…はい……」


優奏は静かに頷くと床に置かれたバーギャグを迎えにいきました。


「はむ……むぐぅ…」


「良い子ね。ギュッと締めてあげる。」


「んぐ……!」


縄原は革のベルトを頭の後ろで締めました。優奏は苦しそうに声を漏らしていました。


「…優奏……」


「変態な妹を持って大変ね〜。」


「むぐぅ……」


「違います…!」


私は否定します。


「貴女が卑怯な手段で脅迫したに違いありません…!」


「あらあら妹想いだこと。」


やっぱり…優奏に何を吹き込んだのかは知りませんが私たちは負けません。


「あっ、良いこと思いついちゃった。」


縄原はローターを私に見せつけながら続けました。


「せっかく余ってることだしこのローター、妹ちゃんにつけてあげましょうね。」


「むぐ!?!」


優奏は拒否するように首を横に振っていました。


「お股にはつけてるし…あとは…」


優奏の身体をなぞるようにローターを押し付けています。


「むぐ…むぐぅ…!」


優奏は身体を捩らせて抵抗しているものの全身を縛られていては大した抵抗にはなりません。


「や…やめてください!」


私は声を上げました。優奏を助けるのです。自分の頬が赤くなるのが分かります。これから言うことを考えると羞恥でおかしくなってしまいそうです。


「わ…私にローターを…つけてください……!」


縄原と優奏の視線が私に集中します。恥ずかしく逃げ出したいくらいです。


「ろ…ローターをつけて……猿轡も咥えます……。だから…だから……優奏をこれ以上辱めないで…ください……!」


私は言い切りました。優奏だけに恥ずかしい思いをさせたくありません。


「和奏ちゃんは本当に妹想いねぇ。」


縄原は満足した表情で私の元にやってきました。そして私の股間のところにローターをあてがいます。


「さすがにパンツの中に入れる趣味はないからパンツと股縄の間に挟むわね。」


「…好きにしてください……」


縄原はローターを装着させました。


「ん……!」


秘部に異物があたり変な声を出してしまいました。縄原は「可愛いわねぇ」と言いながら太腿にローターの受信機をガムテープで貼り付けています。その隙に優奏に話しかけました。


「頼りないお姉ちゃんでごめんなさい。二人とも縛られちゃいましたけど絶対に逃げましょうね。」


「むぐぅ…!」


優奏は頷きました。たとえ縛られていたとしても姉妹で力を合わせればできないことはないと再認識できました。


「それじゃあ最後の会話も終わったことだし、コレを咥えてもらいましょうか。」


縄原は私の目の前にバーギャグを掲げました。


「ふん…喜んで咥えてあげますよ…。」


私は口を開けてバーギャグを咥えました。


「むぐぅ…」


縄原は私の頭の後ろでベルトを締めて猿轡を施しました。


「うふふ、絶景ね。」


縄原の目の前には身体と口の自由を奪われたくノ一が二人。


「むぅ…(また…捕まってしまいました……)」


「んぐ…(やっぱり縄原の縛り……すごい…)」


「それじゃ、あと3人を縛りに行きましょうね」


「「!?!?」」


縄原は新たな縄の束を手に取り不敵に微笑みました。

私たちは猿轡で変換されたくぐもった声を漏らしながら首を横に振ることしかできませんでした。


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