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【ガッツリ解説】肌の塗り方

今月のがっつり解説は、肌の塗り方、特に色の選び方や作り方についてです。

gaitoouがよくやる方法をギュッとまとめたので、どうぞよしなに。


【1:背景をつくる】

このタイミングでここまで作りこまなくても良いんですけど、背景があるとある程度明るさとか色味が分かるため、肌を含めてどの色を選ぶのか分かりやすいです。


gaitoouのイラストの背景はblenderで9割方作っていますが、背景を後から描くタイプの人は写真などを一番下のレイヤーに入れておいて、色調補正で描きたい雰囲気に合わせておくのも良いかもです。


gaitoouは先にキャラを描き進めたいときなどに、ライティングの確認のために一時的に背景に写真を入れて加工してから色塗りとか、めっちゃやります。

【2:下塗り】

何が起こった?

って感じかもですけど、やってることはシンプルで


ここまでの手順は2個だけです。


①ベースカラーを置く。

これは、線からはみ出すのを防ぐためだけに行っている工程で、ぶっちゃけ何色でも良いです。今回は背景が暗いので肌色を置いていますが、背景が明るくて肌色が見辛いときは、グレーで下塗りをすることもあります。


②明るいところと暗いところを塗る

ここでは、明るいところと暗いところを塗るだけです。

よくある描き方で、1影と2影を置きますとか言われますが、それに似ています。


【よくある塗り方】

・ベースカラー

・1影

・2影


【gaitoouの塗り方】

・光

・ベースカラー

・陰


gaitoouはコントラスト強めのイラストをよく描くのでこういう構成になっています。

このわけ方だと、光と影の描きこみ具合をそれぞれいじれるので、明るいところが目立って欲しい時は、そっちを描きこんで、暗いところが目立って欲しい時はそっちを描きこむとかも出来ます。


ちなみにgaitoouの肌の塗のレイヤー構成はここまでは1枚で進んでいます。

理由は後でレイヤーを探す手間が出るのが嫌なだけです。

分けたかったら分けても良いと思います。

【3:色味調整】

ここで、背景との色馴染みのために、色の補正を行います。

使うレイヤーはこの2つ


①色相・彩度・明度:主に明るさと彩度を変えるときにつかう

②ハードライト:もう少し青っぽくしたいなってときとか色味を変えたいときにつかう


①の補正だけでも色味を変えることはできるんですけど、ハードライトは青くしたいときは青っぽい色を入れるだけなので、直感的なんですよね。


ここまで出来たら、明るいところを復活させます。

やり方は超シンプル。

レイヤーマスクを入れて、二つのレイヤーにかけた補正の効果を一部分のみ取り除くだけです。


色調補正で一括にかけた分、肌の色気が減っているので、ここで色を追加します。現状は全体的に紫っぽい色合いになっているので、オレンジ系の色を入れて血色を追加します。逆に赤っぽくなっているときは青系を足すので、バランスが大事ってことですね


こんな感じに雑に投げ縄ツールで色を置いてから、ぼかすだけです。

お尻周りは赤みがある方がえっちなので、影もがっつり赤くしていきます


逆に目立たなくてもいい場所、足先は今回はこのまま青系にしておきます。

背景が青っぽいので、青系の色は目立ちづらく、赤系の色はより目立つようになっているかと思います。

そんなこんなで調整したのがこちらです。

お尻太もも、後は顔周りを赤っぽくしています。

使ったのは不透明水彩、ぼかしツールだけです。


【4:描きこみ】

次は、ここまででぼかしまくった影響で絵にしまりがないので、しまりを入れていきます。

こんな感じで、ぼかしはするけど、範囲が広くない場所からやると良いでしょう。

このタイミングで線画を統合して、形を整えても良いでしょう。

線画を描くスタイルの人は、ベースカラーのタイミングで線画を描くことが多いでしょうが、gaitoouは線画を極めて濃い影か、目立ってほしい場所に入れるものとして捉えているので、全体に描くようなことはあまりしないですね。


さて、ここまで来たらディティールを詰める作業です。

たとえば、お尻への食い込みを表現するために、ビキニとお尻の境目に濃い目の色を入れています。

ここも目立ってほしい場所なので、赤めの色を置いていますね。



【5:仕上げ】

ここからは背景や周りの雰囲気、トリミング位置を見ながらの調整になります。

例えば、こんな感じで背景から浮いている気がしたので、色味を少し抑えめにしたり…

(before)

(after)


こんな感じでハイライトをいれたりします。

(before)

(after)


普段はあまり肌にハイライトを入れるタイプではないのですが、今回は水着ということもあり、塗れている感じもあった方が良いかと考えて入れてみました。

汗や水滴までいくと、クールな感じとズレる気がしたので、今回はそちらは入れていませんが、水が滴る描写を入れると情報量も増えていいと思います。


【6:まとめ】

そんなこんなで今回のメイキング。

肌を塗るときの色の作り方はここまでです。

重要なのは、毎回同じ色で肌を塗るのではなく、環境光に合わせて色をのせることだと思います。

最初から狙った色を作ることは難しいので、ここをもうちょっと赤くしたいなとか、もうちょっと落ち着いた色にしたいなとか思ったら、そこに色を足してみてぼかしてみるのがおススメです。


この時に注意点があって、レイヤーの特性上、「乗算レイヤー」を使いまくると、色が全体的に濃く重くくすみがちになるので、乗算レイヤーは極力控えるようにした方が良いと思います。

gaitoouは通常レイヤー、色調補正、ハードライト、スクリーン、乗算の順に使用頻度が下がっていくので、乗算レイヤーは便利だけど扱いが難しいという位置づけだと考えています。


もしも質問があれば、お気軽にどうぞ!!

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