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こちょクエ!? ⑯『常識を勘違いしている天然さん程恐ろしいものは無い』

16:『常識を勘違いしている天然さん程恐ろしいものは無い』 「はぁ……♥ 素敵……。沙織さんの足の裏……足の指まですべすべで、とても触り心地が良さそうです……♥」   足を拘束している板が透明である為、私の足裏を食い入るように見つめているエルサの顔が足越しに見えてしまう。その顔があまりにもウットリとし好色に染まっていたものだから、私はその視線に見られてはいけないものを見られているような錯覚を受け恥ずかしさが極限まで高められてしまう。  ただ足を拘束するだけでなく……足の指の1本1本まで動けないよう馬鹿丁寧に拘束されている今の姿は、まるで罪人を見せしめにする様に磔にされているようで何とも落ちつかない気分にさせられる。特に、隅々まで見せつけていると言いたげな足指の拘束は、指の股を限界まで開かせるようジャンケンの“パー”に近い姿を強いられており余計に意識させられ恥ずかしさが増す。  こんな“足指の間までみて下さい”と言わんとするような拘束をされれば誰だって唇を噛む程の悔しさと恥ずかしさを覚えるだろうが……実際にそれを好色な目で見られている私は気が狂わんばかりの恥ずかしさに苛まれている。  自分の汚い部分をじっくり観察されているようで……恥ずかしさのあまり身を捩りたくなる衝動が抑えられなくなるが、手足の拘束がそれを自由にはさせてくれない。手足が自由にならないからもどかしさは募るばかりで、更に“足裏”に意識が奪われ……勝手に足裏の肌は敏感になって行ってしまう。 「ウフフ♥ 恥ずかしいですか? 私に足裏を見られて……」  顔を真っ赤に染めて羞恥の火に煽られながら首を左右に振っている私を見てエルサはワザとらしくそう聞いてくる。  私は左右に振っていた頭を今度は縦に振って見せ、自分が恥ずかしいと思っている事を正直に彼女に返す。 「そうですよね? 普段見せない箇所をこんな風に無防備にされて他人に見られるのは……とても恥ずかしいですよね? 分かります……。だって……私……同じ事を沙織さんにされましたし……」  恥ずかしがってる私にその様に返して来るエルサだが、別に私は拘束された彼女をマジマジと見ていたつもりではない。  たまたま向かい合って宙にぶら下がる格好を強いられたから見ざるを得なかった……というのが正しい表現であり、見たくて見たかったと言うには語弊が生まれる。  っと、頭の中で自分を正当化する言い訳を並べるが、エルサはそんな私の心情を察そうともせず……“見る”だけでは物足りないと言わんばかりに右手を私の片方の足裏へと近づけさせていった。 ――チョン♥ 「ほにゃぁーーーーっっ!!?」  彼女の伸ばした人差し指が私の左足の小指と薬指の間の開かれた股の間をほじる様に触れると、私は縦に振っていた頭を思いっきり反らせるように後ろに上げ切って間抜けな悲鳴を上げさせられてしまう。 「あら……? そんなに驚くような刺激でしたか? 私はただ少し……指の股をカリッと引っ掻いてみただけですよ?」  彼女にとっては興味本位から触れてみただけという認識でいるのだろうが、私からすればその刺激は静電気を無理やり浴びせられたかのような強烈な痺れを刺激として認知されてしまう。  散々足裏を見られて焦らされ、言葉でも視線でも足裏に意識を誘導され……足の感度は制御できない程に高められてしまっていたのだ、そこに一差しの刺激が加えられれば過剰に反応してしまうのは無理もない事だ。私はその状況を訴えかけようと反った頭を戻して必死な顔で抗議しようとするが…… 「フフ……素敵♥ こんな良い反応をしてくれるとは思いませんでしたから……私……ちょっと、興奮してきちゃいましたよ♥」  私の大袈裟な反応を見て増々責め欲に火が点いてしまったのか、エルサは人差し指を更に隣の足指の股に移動させて同じような刺激を送り込み始める。 ――カリ♥ カリカリッ♥  薬指と中指の間の股部分を爪の先で引っ掻くように刺激するそのくすぐりは、再び私からオーバーなリアクションを取らせるに余りあるしこそばゆさを生み出し……私は同じように顎を天に向ける勢いで顔を反らせ情けない悲鳴を上げさせられる。 「にゃひぃぃぃぃぃっ!?」 「ンフッ♥……フフフフ♥ その悶えるような反応……とっても素敵です♥ もっと見せてくだ……私に……」  私のリアクションを足裏越しに惚けた目で見ていたエルサは、私からリアクションを搾り出させるために次々と別の足指の股へも引っ掻きを広げ始める。  中指と人差し指の間の股……人差し指と親指の間の股……そして、隣の足に移って今度は親指側から小指側に向かって順番にカリカリと……  その刺激は最初こそ突発的な電気刺激を食らったような衝撃を私に与えたが、徐々にその衝撃に慣れ始めると今度はその刺激が耐え難いこそばゆさに変化し……私の口から不本意な笑いを零させ始めてしまう。 「くっふっっ! んぐくくくくぷはっっ!! はひひ? イヒヒヒヒヒヒ……ちょ、やめ! こ、こそばい……」 「あら……くすぐったく感じてきましたか? そうですか……では、このままもっと笑うまでくすぐってみましょうか……」  私が驚くリアクションから笑い悶えるリアクションに切り替え始めたのを見て、エルサは赤らめていた頬の口角筋をククッと持ち上げ姉そっくりの意地悪な表情をその顔に作り上げた。  私はその顔にルカ様の顔がダブって映り、口元をヒクヒクさせながら笑っていた自分の顔を更に引き攣らせて笑う事を余儀なくされた。 「ほら……両足同時に指の股を触られたらどうですか? これも……くすぐったいですか?」  右手の人差し指だけの引っ掻きだった刺激は、左手の合流によって二本指の刺激に増え……私の左右の足指の股を同時にほじくり返し始める。  その刺激はあまりにじれったく……こそば過ぎて……私は引き攣る笑いから本格的な笑い方へとスタンスを変更させられる。 「あ、あ、あはっ! あはっっはっ!! はは、はひぁはははははははははは!! ちょはははははははははははははははははははははは、やだ、こ、こ、こしょばいっっひひひひひひ!!」  コチョコチョ、コチョコチョ……と、左右の足指の股を順番に意地悪く引っ掻いていくエルサの人差し指はあまりにこそばゆく、私はその刺激から逃れたくて必死に足に力を込めようとしてしまう。  しかし、私の足首は透明な板の枷によってしっかりと固定されてあるし、足の指も“股”を開かせるよう指間を大きく開かせる形で拘束されている為、彼女の指股弄りから足を守る事が出来ない。  エルサは、開いた格好から閉じられない私の足の指股をしつこく弄って私に笑わずには居られなくなる刺激を送り込み続ける。その顔は「足指の股を触るだけでこんな反応を返してくれるんだ♥」と言いたげな笑みを浮かべていて、私の足裏と私の顔を興味深そうに見比べつつも返って来る反応を楽しんでいるように見える。 「ハヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、くひひひひひひひひ!! ちょ、くすぐったいってぇへへへへへへへへへへへへへ、それやめて! 指なんて弄らないでっへへへへへへへへへへへ!!」  指を弄るなと抗議する私にエルサは不思議そうな顔に切り替えて首を傾げて私を見る。 「え? 何故ですか? こんなに“触って♥”と言わんばかりに足指を広げて拘束されてあるのに……それを目の前にして“触らない”という選択をなぜしないとならないのです?」 「あひぃ~~~っひっひひひひひひひひひひひひひひ!! く、くすぐったいんだって! くすぐったいからやめて欲しいんだってばっっ、ぁあぁははははははははははははははは!!」 「くすぐったいのなら……尚、良いじゃないですか。だって沙織さん……くすぐりフェチなんでしょ? くすぐられて気持ち良くなっちゃう人なんでしょ? 遠慮はいりませんよ……私のくすぐりに快感を覚えてください♥」 「だひゃ~~~はははははははははははははは、だからぁっっははははは、違っっふふふふふ!! フェチってそれだけじゃないんだってぇへへへへへへへへへへ、くひひひひひひひひひひひひひひ!!」  「でも好きなんでしょ? 私や姉さんにこんな風にイジメられるのが……快感なんでしょ? ほら、コレは“お世話”になったお礼なんですから……遠慮せず苦しみながら快楽に浸って下さい?」 「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、いいから一旦止めて!! 息が苦しくなってきたからぁはははははははははははははははは、笑い過ぎて息苦しくなっていたからぁははははははははははは! やめてぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!」 「あ、それ知ってますよ♥ フェチの方ってそんな風にワザと“嘘”を言って恥ずかしい気持ちを隠すんですよね? ホントはもっとヤられたいのに正直に言うのは恥ずかしいから、思わず“やめて!”って真逆の事を言っちゃう事があるんですよね? 姉さんから聞きました♥」 「ちょ、違~~~っははははははははははははははは、コレは本気のヤツでぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ、嘘とかフリとかじゃないっっひひひひひひひひひひひ!!」 「はいはい♥ 仕方がありませんね……良いですよ、もっとくすぐったくして欲しいんでしょ? その願い……叶えてあげます♥ 私……優しいので♥」  エルサは自身の認知の違いを直そうとはせず、私の拒絶の言葉を“もっと虐めて♥”という真逆の解釈として捉え、責め方を変化させ始める。  両手の人差し指を指の股から少しずつ下へとずらし……母指球と小指球の間の溝をほじくる様にコソコソと引っ掻いて移動し……そして、足裏の弱点とも言える箇所の直前で指の動きを止める。 「笑いたいのでしたら……やはりココは外せませんよね?」  指先に力を込め、ググっと足裏の肌に爪を食い込ませていくエルサ……。それから彼女は私の伸びきった“土踏まず”の窪みに照準を定めると、一気にその指を土踏まずの中心まで滑り下ろして強烈なくすぐったい刺激をそこに生じさせ始めた。 ――ゴヂョゴヂョ♥  っという、肌と汗を同時に掻き毟るような湿った音が鳴り響くや否や私は絶叫するように口を大きく開き顎を天に突き上げて頭を反らせ、刺激の強さに見合った大爆笑をその場で吐き出す事を余儀なくされる。 「ばっっひゃ!?!!? あびゃ~~~~~~~~~~~っっっはっっっっはははははははははははははははははははははははははははははははは、ちょ、らめっぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、それだみぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」  土踏まずの窪みに線を引く様に一直線に引っ掻いた彼女の人差し指は、そのまま土踏まずの中心に指を留まらせ指先をグニグニと蠢かせて窪みの肌を掻き毟る動きをさせ始める。  ただでさえ敏感で刺激に弱い土踏まずの肌を掻き毟る様に指先でくすぐられれば、おぞましい程のこそばゆさが湧き上がって笑わされるのは火を見るより明らかだと想像できるだろう。  その証拠に、私はエルサのたった一本の指に掻き毟られ目をかっ開いたまま笑わされているのだ……これ以上ない証明が他に必要だろうか? いや必要など無い……必要ないと言って欲しい……必要とされればコチラが困る! 「ほぎゃ~~~~っっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、ダメダメダメぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、くすぐった過ぎるぅぅふふふふふふふふふふふふ!!」 「……どうです? くすぐったいですか? 気持ち良いですかぁ? もっと強くくすぐられたいですかぁ?」 「にょほっっぁははははははははははははははははは、無理っひひひひひひ、無理ぃぃっっひひひひひひひひひひひひひひ、気持ち良くなんてないぃぃひひひひひひひひひひひひひ!! これ以上強くするのもダメぇへへへへへへへへへへへへへへへ!! 耐えられなくなるぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!!」 「あぁ……成程? “もっと”ですか……仕方ありませんねぇ~♥」  エルサは私の言葉にまだ逆の意味が込められていると判断し、“ストップ”の言葉を“モア(もっと)”と解釈してくすぐり方を更に凶悪に進化させる。  人差し指だけの引っ掻きから徐々に指数を増やしていき、5本すべての指を土踏まずの肌に這わせ始める。それを左右両方の足裏に施し、土踏まずの肌をワシャワシャとランダムに触って本格的なくすぐりに発展させる。 「どわぁ~~~~~~~~っはははははははははははははははははは、ィギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、やめでっで言っでるのいぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 強くなってるぅふふふふふふふふふふふふふふふふふ、刺激が強くなってるぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふ、ァハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「え? 何です? もっと強くやれって言ってます?」 「ホギャハハハハハハハハハハハハ、違うっ! 違うッっふふふふ、違~~~うっっふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ、もうやめてって言ってんのぉぉほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ!!」 「……沙織さんったらホントに変態さんですね? そんなへそ曲がりなお願いの仕方しか出来ないんですか? 私としては……素直に懇願された方がキュンとするのですが?」 「いひゃああぁぁはははははははははははははははははははははははは、にゃに言ってのぉォほほほほほほほほほほほほほほほほ? 言葉が通じてないぃぃひひひひひひひひひひひ!! ずっと勘違いしたままになってるぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふ!!」 「勘違い? フフフ♥ 沙織さんたら……私がくすぐりフェチじゃないと思って、まだ騙そうとしているんですか? でも残念でしたね……私は“完璧”なくすぐりフェチであるルカ姉から教え込まれたんですから……沙織さんが今嘘をついているというのはお見通しです♪」 「違っっふふふふふふふふふふふふふふふふふふ、その時点で間違ってるぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!! 教わる人絶対間違ってるってぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「ルカ姉からはこうも教わりましたよ? “プレイ中に嘘をつくようだったらお仕置きして上げなさい”って……」 「っひぃ!? だ、だから違うんだって! 私は本気で嫌だと……」 「“そのお仕置きも受け手が望んでいるものだから、遠慮はしちゃ駄目よ”って……♥」 「……はひぃぃっ!? ちょ、待っっ!! 待って……待っっっ!!」 「“待って”ていう言葉もアレでしょ? “早くして♥”っていうおねだりなんですよね?」 「ぇひっ!?!? い、いや……あの……」 「分かってます♥ ルカ姉もそう言って……私の事いつも誘ってくれるんです♪ だから……」 「あっっ……はっっ……ひゃ……ま、ま、待って……」 「沙織さんにも私の愛のくすぐりを……味合わせてあげますね♥」 「ひっ!? ひぃぃぃぃっ!?!?」  くすぐりプレイで私が最も“恐ろしい”と思っているのは、攻め手の理解不足、及び勘違いの未修正だ。プレイに際して攻め手がルールを勘違いしたままに責めを行うといつまでも欲のままに責め続け際限なくプレイが続いてしまう。  互いに分かり合った状態で行うプレイは互いの欲を満たし合う良好な関係を維持できるだろうが、くすぐりフェチの理解に偏りを持つ素人が偏見でプレイすると一方的な欲の押し付けに成り下がってしまう。それは受け手に不安をもたらすし、くすぐりに恐怖の念を抱いてしまう原因となるのは当然である。  だから、エルサのように……偏った知識でくすぐりを強要してくる人間には恐怖しか湧かない。  くすぐりプレイは……互いの理解を深めてからルールを守ってヤり合うのが理想なのだ……。それが成されていないくすぐりは拷問でしかない。今の私の状況のように…… 「そぉ~~れ♥ コチョコチョコチョコチョ~♥」  エルサの両手が無防備な私の足裏に一斉に這い回って、強烈なこそばゆさをそこに植え付け始める。  その刺激たるや、不安や恐れを全て笑いの力で吹き飛ばす勢いで私を笑わせ……緊張していた私の身体に強制的な脱力を強いて一気に体力を奪い去ろうとする。 「だびゃ~~~~~っっはははははははははははははははははははははははは、アギャ~~~ッッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、やぎゃ~~ははははははははははははははははははははははははははははは!!」  自分のくすぐり方に自信が無いと言っていたエルサだったが、彼女のくすぐりは明らかに洗練されていて私の笑いのツボを的確に突いて来るテクニカルなくすぐり方をしている。 「コチョコチョ~♥ コチョコチョコチョ~~♥」 「プッ、ギャ~~~ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、こそばひひひひひひひひひひひひひひひひひぃひひひひひひひひひひひひひひひ!! 滅茶苦茶こそばいぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  土踏まずの窪みを全ての指を使ってモジョモジョとくすぐったかと思えば、カカトの硬い皮膚をサワサワと優しく撫でたり、足指の股を爪先でほじくって見せたり、母指球の膨らみを包み込むように指を配置してコショコショと指先でくすぐって来たり……  足裏の側面を労わる様に撫でたかと思えば、親指だけで土踏まずの窪みを強く引っ掻いて強い刺激を送り込んでみたり……  足裏の先からカカトまでを縦断するように移動しながら指をコチョコチョ動かして縦に刺激を送り込んでみたり、土踏まずの内側から外側に向けて横方向にくすぐりを移動させたり……逆に外側から内側にくすぐりを戻してみたり……  およそ足裏がくすぐったさを感じるありとあらゆる刺激をそこに施して、私の笑いをこれでもかと引き出していく。 「っっっははははははははははははははははははははは、あがはははははははははははははははははははははははははは、やめでぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! くるじいぃひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! 笑いが止まらなくてぐるじぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「苦しいですか? でも……それが気持ち良いんですよね? 分かってますよ♪」 「違っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、辛い! 辛いぃぃぃひひひひひひひひひひひひひ!! このくすぐりぃ、度を越してるっふふふふふふふふふふふふふふふふふ、笑いが途切れなくて苦し過ぎるぅぅふふふふふふふふぁはははははははははははははははははははははは!!」 「足の指……バタバタさせても無駄ですってば♪ 沙織さんは絶対逃げられないんですから。ほら、私がこんなに土踏まずをコチョコチョしても何の抵抗も出来ないでしょ?」 「おひゃっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、逃げられないぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、抵抗できないぃぃぃっっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!!」 「姉さん言ってましたよ? くすぐりフェチの人はこんな風に“絶対逃げられないように拘束された状態でくすぐられるのがとっても興奮するんだ”って……」 「ほひゃはははははははははははははははははははははははは、イヒイヒ、いひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひぇへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「“くすぐられている時は苦しくて辛いけど、終わったらその辛さが愛おしく感じるようになる”って……」 「はひひひひひひひひ、イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、んひゃ~~~っははははははははははははははははははははははははははははは、はぎひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「やっぱり私には……その気持ちは全く理解出来ませんが、でも……くすぐられて苦しんでいる沙織さんを見るのは……なんだか胸が締め付けられるくらい切なくなってくるんですよね……」 「んぎひぃぃ~~~~っひひっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、だはははははははははははははははははははははははは、ハヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 「姉さんみたいにやせ我慢せずに素直に反応してくれる貴女を見てると……なんだか、顔が火照っていやらしい気持ちが湧き上がって来るんです……。不思議ですよね?」 「ハァハァハァ……はひひひひひひひぃひひひひひひひひひひひ!! そ、それは……ただのドSなだけでぇへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「嫌がってる顔を見ると……ついつい意地悪したくなってしまう……。いけないと分かっているのに……もっとくすぐりたくなってしまう……。この気持ち……何なんでしょうね?」 「あひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、やはははははははははははは!! ハァハァ、死ぬ! ホントに死ぬ!! もうやめて……」  笑い悶えすぎて息も絶え絶えになった私を見て、ようやくエルサがくすぐりの手を止めてくれた。彼女が手を止めてもまだ足裏は何かが這い回っているような感覚が残っていて、敏感になり過ぎた足裏は今までの刺激を思い出してはヒクヒクと勝手に震えを起こし刺激を拒絶しようとしてしまう。  手を放してくれたがエルサは浮かんだ自問に納得のいく回答が得られず、私の足裏をぼんやり眺めつつ顔を横に傾けて考え込む仕草を取っている。  私は、今の内だと言わんばかりに口を大きく開いて、周囲の酸素を吸い込むように呼吸を繰り返し酸欠に追い込まれていた肺を酸素で満たしていく。  エルサのくすぐりは姉にも劣らず的確に人を笑わすテクニックを身につけていたように思える。姉がそれでも笑ってくれない……と彼女は不満に思っていたようだが、私からすれば彼女も姉も同様に脅威であり出来るなら責め手として迎え入れたくない相手であると言える。  他人のプレイを見る分にはハードであればある程興奮するが、いざ自分が受けるとなれば……もっとソフトで甘々なシチュエーションを望んでしまう。  ヘタレと言われればそれまでだが……私はこう……もっと、奥ゆかしいコチョり合いがプレイとしては好きなのだ。  こんな……笑い苦しめられるだけの責めでは……死の不安や終わらない恐怖の方が先に浮かんで興奮するに至れない……  だから、エルサには……出来るならもっと私を労わる様なくすぐりで癒してくれる事を希望したいのだけど…… 「……あら? ふぅ~~~ん? 沙織さんったら……あれだけ“苦しいからやめて”って言っていた癖に……やめてあげたらもうコレですか?」  エルサは私の足裏から少し視線を上げて股間の部位を覗き見ている。そこには、履いていたズボンすら濡らしてしまう程の興奮の汁が染み出していて……自分の意思とは裏腹な彼女の責めに対する私の素直な反応がそこに表われてしまっていた。 「はひっ!?!? や、こ、こ、これは……その……違くて!!」  私の股間の惨状を見たエルサは、これでもかと言わんばかりに目を細め私を軽蔑するようにジト目を向ける。その無言の視線に私は急激に恥ずかしさが増し、顔を左右に振ってどうにか体裁を取り繕おうと言い訳がましい言葉を口から零した。 「お、お、お、おしっこ! そう、おしっこ!! 漏らしちゃったの!! くすぐられて……括約筋が緩んじゃってたから……その……思わず……」  エルサはそんな私の言葉を訝しむように顔を斜めに傾け、股間に染み渡ったその汁を人差し指に掬って見分を始める。 「…………コレ……エッチな汁みたいですよ? 粘りもありますし……」 「……あ、う……え、えっと……それは……」 「沙織さんは……恥ずかしいからと言って平気で嘘をついてしまうのですね?」 「あぐっ!? うぅぅぅ……」 「気持ち良かったなら……素直に“気持ち良かった”って言って下されば良いのに……これじゃあ、うちの姉さんとあまり変わらないじゃないですか……」 「…………う、うぅ? ルカ様と?」 「そうです。姉さんは私にくすぐられても笑ってくれませんが……くすぐられた後は沙織さんみたいに股間を濡らしているんです。それを私が指摘しても……ルカ姉は認めませんけどね……」 「うっ……ううぅぅ……」 「くすぐりフェチって……何で皆さん、素直じゃないんですかね? もっとやって欲しいと思っているのに“やめて”と言ったり……全然苦しくもないのに“苦しくて辛い”なんて言ったり……」 「……い、いや……それは本気で言ってる事も……」 「天邪鬼なんですよね……。まるで乙女心をそのまま口に出しているような……そんな感じ……」 「う、うぅ……確かにそういう側面もなくはないけど……」 「私としては面倒極まりないです。そんな真意を探り探り責めるなんて……面倒以外の何ものでもないです……」 「……うぐぅぅ……」 「ですから、素直じゃない人には“素直になる”よう調教する事に決めました……」 「……へ??」 「姉も……貴女も……私のくすぐりにもっと素直な態度で接する様……徹底的に調教しようって……決めました……」 「ちょ、調教??」 「手始めに沙織さんから……手を加えていくとしましょう……」 「ま、ま、待って!! 調教って何? 私……何の調教を……受けるの??」 「それは勿論決まってます。気持ち良いと思ったら素直に気持ち良いと言葉にする……それが出来る人間になれるよう鍛えてあげます♥」 「鍛えるって……どう……やって?」 「それは当然……くすぐりで……ですよ?」 「……っひっ!? く、くすぐり……で??」  エルサは不穏な言葉を私に告げて足元からゆっりと立ち上がり、含みのある笑みを携えながらヒールの音を響かせ私の“上半身”の方へと歩み寄って来る。  両手を顔の前に構え……手をモジョモジョと動かして見せながら、私の怯える顔を見ずに視線を別の一点に集中させる。  彼女が視線を向けたのは、無防備に晒されてある……私の“腋”だった。  手を万歳の格好に挙げさせられ拘束されている為に無防備を強制されてある“腋”……彼女はそこをニヤつく目で見つめ、そして位置についていく。  背もたれの裏……私の背後……そこに立って……  両手を……裏から突き出すように構えて……  ……そして……


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