人によって絵の上手い下手はさまざまです。小さい頃から上手かったり、大人であっても自分から見れば幼稚な絵しか描けないという人もいます。
少し前は下手だったけど、上手く描けるようになった人もいれば、いくら描いても上達を実感できない人もいます。この違いはなんでしょう。
あなたも小さい頃は色んな絵を描いたと思います。車、花、色々なものを誰からも言われずに自由に描いていたことでしょう。ですが、大人に近づくにつれ、絵について評価されたり、非難する人も現れるでしょう。その過程で絵を描くのをやめてしまったり、別に自分の得意なことを探しに行ったりしたことでしょう。
つまり、絵を描いている時に使っている物、人などの情報はその「絵をやめた時」で止まってしまうのです。
大人になってまた絵を描こうとしても、絵を描くときの情報が子供の頃の情報で止まってしまっているので、自分で見て幼稚な絵しか描けないと言うのも仕方のないことです。サイコロを描こうと思った時、「サイコロは四角いものである」という情報が先行してしまって、斜めから見たサイコロを見た時混乱する人もいるでしょう。
これは私も例外ではありません。実際見聞きした程度のものを描こうと思ったら、自分で見ても幼稚な絵しか描けないでしょう。
であれば、どうすれば良いのかといえば、答えは簡単です。
当時の小さい頃で止まってしまった絵を描くための情報を、新しい情報に更新してあげれば良いんです。
その過程で必要になるのが、模写やクロッキーといったものになると思っています。
絵を描くときの「見る」という感覚は、普段のものを「見る」時とは全く違っていて、「どのような輪郭をしているのか」、とか「この形はここからこんなふうに曲線を描いている」とか、細部までじっくりゆっくり見ていきます。その中で見つかる気づきこそが、自分の中の当時の古い情報を新しくするための要素があるのだと思っています。それを一つずつこなしていくことで、目の前のものを先入観なしで描く技術や、対象を描く解像度を上げていけると思います。
何か描くたびに資料を用意すべきだと思っていますが、それは「描く対象の映像的な記憶」はあまり当てにならないと思っているからです。普段から資料をたくさん用意して、気づきを得ながら自分の頭の描くための情報を日々更新していくんです。
途中で模写の話が出ましたが、次は自分なりの模写のやり方とコツ?を紹介できればと思います。
NORI
2025-05-23 18:34:37 +0000 UTCMr.Awesome
2025-05-21 10:13:03 +0000 UTC