今回は忙しかったし飛ばそうかとも思ったのだけど、一応摂取したものの感想文がたくさんあるのでその置き場として……半分くらいはchatGPTと話しながら書いた感想をそのまま乗っけてるので、若干文体が馴れ馴れしい。
絵が好きな人は読まなくて良い記事になります。来週からは通常運転です👍
3月24日(30日目、79/250km)
誕生日に買ったしおりセットが届いた。金色のお気に入りのしおりを持っているんだけど、最近数冊並行で読みがちだから……
ひとり椿屋珈琲店作業。最近家2で作業会しがちだからあまり来てなかったんだけど、パスタメニューが椿屋カフェと同じくらい豊富になってた!
ジム。今なんか体が軽くて、久々に早めに走る週に。
「僕には鳥の言葉がわかる」読みました。今流行ってる本で、」現代のドリトル先生」って宣伝文句に釣られて買った。ドリトル先生好きだったんよな~。
すごく読みやすくて面白かった!春の後半から子育てシーズンらしいから、散歩の時はシジュウカラの鳴き声に注目してみたい。
唯一欠点としては、ちょっと読みやすくまとまりすぎてて一瞬で読めてしまうので、値段対情報量(コスパ?インフォメーションパフォーマンス?)は微妙かも。もうちょっと詳しく教えて欲しかったな。
3月25日
オールラヴェルのピアノトリオコンサートに行ってきた。
「ピアノトリオ」というのは、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの3人で奏でる室内楽のこと。
亡き王女のためのパヴァーヌ
ピアノトリオ版すごい良かった!ラヴェルのコンサートに通ってると鬼ほど聞く曲だけど、すごくバランスの良い編曲で、ユニゾン?部分がめちゃくちゃ綺麗だった。誰がこの素晴らしい編曲をしたんだろう…と思ってたら、前の席に座ってたお兄さんが編曲者として紹介されてびっくり。
水の戯れ
これは正直微妙だったかな。この曲の表す水って、私的には庭園の小さな噴水か森の奥の泉から湧き出る、きらきら光を反射する水のイメージなんだけど、これをヴァイオリンで弾くと、「お湯沸いてる?」みたいな音になるんよね。
弦楽器で水の表現がそもそも難しいのかも。モルダウで唸る低弦とかを思い浮かべるけど、その時もヴァイオリンは主旋律奏でてるもんね。うねる雄大な川の部分、ヴィオラも弾いてて楽しいんだけど、こっちが必死に弾いてる横でヴァイオリンが優雅に合唱部分弾いてるの、こいつ…!って思ってた笑 でもまあ、ヴァイオリンに水はあんま似合わない気がするからそれで良かったのだろう。
鐘の谷
良かったね。曇りの空に鳴る鐘が目に見えそうだった。
クープランの墓
フォルラーヌがまさにピアノトリオ!って感じで良かった。個人的にピアノトリオはあんまり高音を多用せずに、チェロが響く音域でまとまってるのが好き。
ハバネラ
普段そんなに聞かないんだけど、割と良かったな。
道化師の朝の歌
良かった!最初のズッチャッズッチャッって入るとこ、チェロのピチカートとピアノの弾む音がすごく合ってたし、その後の踊るような旋律はチェロで奏でても綺麗だった。もともと好きな曲だったけど、チェロの低音が入るとよりおしゃれで迫力も増して良い。
スペイン狂詩曲
良かったな〜。何度も提示される四音下るだけの単純な主題、3人だけなのにオーケストラみたいな響きがあって素敵だった。
ハイドンの名によるメヌエット(アンコール)
アンコールこれだったの嬉しすぎる!ピアノトリオ版も好きすぎて、音源出してくれないかなの気持ち……割と古風で軽めの曲だけど、チェロの低音ががっしり全体を支えててより素敵だった。なんか、聞き間違いじゃなければ、一番低いC弦を一音下げたBに調弦してて、中盤普通出ない低音があったような、、、そんなことして良いの!?と思いつつ、それによってどっしりと支えられた演奏になっていてめちゃくちゃ良い編曲だった。
調べたらスコルダトゥーラ(特殊調弦)といって、現代音楽やアレンジ次第ではたまにやる事らしい。バッハの無伴奏チェロでも楽譜にその指示があるとか。
3月26日(31日目、82/250km)
20分で3km、今なら行ける気がして20分で走ってみたけど、数m足りんかった……悔しい……誤差の範囲じゃない?
余談だけど、習慣的に走るようになってから、「やる気」の存在を信じなくなった。体の軽さが時期によって全然違うように、精神的な尻の重さも多分単なる体調だ。そう思うと無理をせずにコツコツ努力を続けやすい。
3月27日
沖縄に行く~
一人旅ばかりの私には珍しく親族旅行。母方の親族は割と密な付き合いがある。
那覇空港には私の一番好きな花、胡蝶蘭がたくさん植えてあって眼福。
バルコニーから教会と海の見える宿。
夕飯。孫世代はアラカルト。魚介と紫芋のもちもちコロッケが美味しかった。
私はウィリアムゴールディングほど性悪説主義者じゃないから、なんでこんな嫌な話を書いたんだ…ってのが率直な感想。いや、確かに15少年漂流記が綺麗事だってのは分かるんだけどね…
極限状態の少年たちを描いたこのお話全体が、多分人間社会のアレゴリーとして書かれたんだろう。
人間らしさを失うまいと努めるリーダー格ラルフと、知性はあるがASDっぽいピギー、そして顔を野蛮人のように塗ることで人間性を捨て去ったジャック……どのキャラクターも「こういう奴いるわ~」の範囲でありつつ、その嫌な部分が誇張されてる感じもある。
最初の間はほら貝が象徴している秩序にみんな従っていたけど、そのうち「救助されたい」って展望を失った子から人間らしさを失っていく。昔読んだ本に、動物と会話ができる主人公だけど、動物には時制の概念がないから未来の事は伝えられないって描写があったんだけど、島の外で平和に暮らしてた過去や、いつか海軍が救助に来てくれる未来などの時間軸の概念を失った子供が野蛮な動物と化していくのがリアルだったな。この本の背景にある大人たちの起こす戦争も同じような面がありそうで、だんだん国家にとって有益かどうかより、もう半狂乱で攻撃、抵抗することしかしなくなって、ボロボロになって終わる…みたいな印象がある。
ラルフとジャックの間で揺れてたサイモンが1番人間らしくて共感ができて好きだったんだけど、蝿の王と対話し「獣は外からやってくるのではなく、僕らの内側にいた」って真理に気がついた彼がその獣によってあんな末路を辿るのは救いがなさすぎるよね……
私個人的にはもうちょっと世界には救いがあると思う。まぁ、作者と違って過酷な戦争の時代を経験してないからかもしれないけど……うん、嫌な本だった。
3月28日
朝食ビュッフェで全力が出せる人が羨ましいよ、私は……
今日は一日ホテルステイ。弟と従弟はこの天候でもやってたマリンスポーツを楽しんでいたけど、私は干潟の魚を眺めたりラウンジで本読んだり。
動画からのスクショしかないのだけど…綺麗な魚が泳いでました。
夕食。ロブスターの雲丹焼きが美味しすぎた🎶人と行く旅のいいところは、いらないものをぽいぽい人の皿に投げ込めるところだ。
⚾️開幕戦だったので、みんなちまちま速報をみていた。清宮がホームラン打ってたし、甲斐くんが移籍先でも活躍してたようで何より。楽天ファンの従兄弟たちは凹んでた。
「ムーミンパパ海へ行く」読みました。
ムーミン谷で何一つ不自由なく幸せに暮らしていたムーミン1家だけど、ムーミンパパはこの平穏な暮らしが物足りなくなって、気まぐれに小島の灯台守になると言って一家を引連れて海に漕ぎ出す……。
ムーミンといえばで想像するようなほのぼの北欧ライフのやさしいお話とは全く違ってびっくり。ムーミンパパは「わしが全部やるからお前たちは従ってればいいんだ」ってモラハラ気質だし、リトルミイはアリの巣穴に灯油を流し込んで皆殺しにするし、ママは母親の役割を押し付けられすぎてて自由な時間に家から出ることも出来ない有様だし……島の厳しい自然の情景描写や、登場人物が上手くいかない新生活にだんだん参っていくさまはゴシックホラーって言っても通じるような感じだった。なんなら、孤島で戦う人々がだんだん参っていくって意味では蝿の王と割と似てると言ってもいいくらい。
でもまぁ、哲学的な部分やラストの締め方はやはり温かみのあるもので、その点蝿の王より良かったかな。ラストシーン好きだ。
前々からムーミン……というか、トーベ・ヤンソンに興味があったから読めてよかった。それも、波が岩に砕ける景色をホテルのバルコニーから眺めつつこの本を読むのはとても良かったな。
3月29日
美ら海水族館に来た。前に来たのは小1の時だから、すごく久しぶり。
ジンベエザメ、9mもあるのに鈍重さを全く感じさせない優雅な泳ぎを見せていて、その雄大さに感涙。
私は時間の永さを感じさせるものが好き。ジンベエザメの泳ぎはゆったりしていて、私たちの生活の流れなんて目の端にも入ってなさそうで美しかった。それでも彼らの寿命は70年から130年位らしい……♾️
今回の旅で一番好きだったのこいつかも。体の割に腕が長過ぎるエビ。
必死でキャベツを食べるマナティ。
カタツムリもいた!かわいい~~~私のアイコンのカタツムリも白い殻を持ってるのでなんか親近感。
夕食(焼肉…)の帰り、国際通り近くにチャボ?を表で飼ってるお店があった。自由だ。
「異邦人」読んだ。
なんか…「ペスト」よりもかなり難解だった。第1部までは、散文的で淡々と連なる一人称に変な主人公の眠い小説だな……と思ってたのだけど、第2部でムルソーの異邦人たるところが糾弾されていく事にだんだん目が覚めてきて、全編を通じて特段強い意志を持っていそうに見えなかったムルソーが急に激昂するラストシーンで、えっ!?なんだこれ…!?みたいな謎の引き込まれ方をした。
「ペスト」は割とその辺の起伏が平坦に慣らされてて、主張が1本の軸として物語を支えてた感じがしたけど、異邦人は淡々と積み重ねてきたバンズや肉に最後にピンをぶっ刺して、「これハンバーガーだったのか…!」ってなるような話(?)だったな。でも、正直難解すぎて1割くらいしか理解出来た気がしない。
最初は現実で起きてることに対して上滑りするようなムルソーの感情の起伏に、こいつ境界知能かサイコパスかなにかなのか…?と、完全に奇異な人を眺める目でみていた。例えば、恋人に「私を愛しているか、結婚してくれるか」と尋ねられると、ムルソーは「愛しているか分からないが、多分愛していない。でも君が結婚して欲しいのならそうする」と平然と答える。しかし、その割に周囲からインテリと称されたり、一応「ママンを愛していた」「この人たちが自分を嫌っているとわかって傷ついた」みたいな感傷的な描写もあり、そういう情緒はあるんだ……何が理解出来て、何が理解できないんだろう……?と不思議だった。
それが、ラストの激昂を読んで、彼には(一般人からすると)異邦の倫理、理論があって、彼にとっては自分の国で正当に生を謳歌していて……なんだろう、それを社会規範からの逸脱というと違う気がする……う~ん、言葉では表現しがたい……
ムルソーの「太陽が眩しかったから」アラビア人を殺したってのは、全くわからないでも無いんだよな。どっちなんだろう、その輝く太陽の元では一般的な倫理や秩序は些細なものになってしまうのか、それともぎらつく太陽に追い出されるようにもうひとつの世界へ行ってしまったのか……いや、ムルソーにとってはどっちでもなかったのかも。私が思いつくような、
1、太陽が眩しかった
2、「意味」や「倫理」を焼き払うようだった
3、だから、法律に背いて人を殺した
ではなく、
1、太陽が眩しかった
2、人を殺した
なのだろう。
この本は1940年のドイツ占領下のフランスで書かれたらしい。ちょうど並行して同時代にナチスにスパイ行為で対抗したローズ・ヴァランの伝記を読んでるので、その当時の空気感はちょっと分かる。カミュがこれを書いたわけも、ほんのちょっと分かる気がする……国を嵐のように席巻しては消えていく侵略や支配、蜂起や愛国心みたいなものが、もしかすると上滑りするように感じたのかな。ローズはそのなかでも芸術の崇高さを信じて使命感を持って動いた人だけど、カミュは意味を求めても何も得られない現実、倫理的、政治的な正当化を求められ、押し付けられる時代自体に疑問を持っていたのかもね……知らんけど……(本編が難解なので感想文もまとまんない。。)
3月30日
国際通りをぶらぶらしたり、スパでのんびりしたり。
写真は一つも意味が分からん看板。
メイド服のおじいちゃんの看板。
店先で寝ていた、パセリによく似た猫。
「楽園のカンヴァス」は読み終わらなかったけど、いっぱいインプット出来ていい旅だった。
祖父が強烈な晴れ男なので今までの親族旅行はずっと晴れだったのだけど、24になって私の雨女力がそれに打ち勝つほどに成長していたのも感動。どこに行っても「普段はこんなに降らないんですけどねえ…」と言われます。親族は雨模様に残念そうにしてたけど、私にしてみればこっちがデフォルトなので慣れっこ。
帰宅すると猫たちは多少文句を言ったけど、元気そうだったので良かった。シッターしてくれた友人に感謝。
今週は今週で裏仕事メインになるかもだけど、もうちょっと身のある記事にするね……少なくとも後半からは進捗掲載できる仕事をするので見捨てないでください。
それでは~👋
(無くてもいい、今週のいいねは……)