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濁り丸
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甲賀のくノ一は任務を忘れて、快楽に溺れる 前編-2

 部屋の入り口の直ぐ傍に黒髪の青年——”藤丸 立香”が立っており、手を伸ばせば届きそうな距離で黒髪の美少女——”望月 千代女”が片膝を突き跪いていた。彼女は紫陽花や紫水晶を彷彿とさせる綺麗な菫色をした瞳をうるうると涙の雫で潤ませ、自然と見上げる形になっている彼に媚びるような上目遣いを送っている。  人理継続保障機関フィニス・カルデアにサーヴァントという形で呼び出されてから過酷な特異点の旅路を通して絆を繋ぎ、千代女は契約主であるマスターのことを”親方様”と呼ぶ程に敬愛していた。だからこそ仕事という形式でありさえすれば自分の”女”の身体を捧げても構わないと考えており、英霊として祀り上げられる生前の頃に己が学んできた男を虜にする手練手管を披露すると囁いている。 「——存分にご堪能下さいっ♡♡」  耳の奥がゾワゾワするような甘ったるさと男性に対する媚びの感情が綯い交ぜになった彼女の声色は、”歩き巫女”由来の男性を興奮させて満足させるための知識や”くノ一”仕込みの暗殺や情報収集のための技術が用いられていた。故にほんのりと化粧を施して淡い薄桜色に色付いた瑞々しい唇の隙間から発せられる千代女のメス声は、彼の鼓膜や耳小骨を揺らして音を認識している脳の奥深くまで届き、理性という名前の強固で堅牢な壁をドロドロにふやかし蕩けさせてしまう。  ASMR(自律感覚絶頂反応)と呼ばれる作品には様々な趣向に合わせた多数のジャンルが存在しているが、その中でも最も人間の根底にある欲望に忠実なドスケベ催眠音声と酷似した、聴覚から与えられる刺激だけで快感を感じてしまう蠱惑的な媚声をしている。 「まずはご挨拶からさせて頂きます……っ♡♡♡」  綺麗な白蛇を思わせるしなやかで嫋やかな指先を伸ばす千代女は、直ぐにでもズボンの分厚い生地を突き破ってしまいそうな位に巨大なテントを張ったマスターの股間部分に、ほんの僅かな間だけ躊躇したが結局は好奇心と誘惑に耐え切れずに触れてしまった。  滑らかな女性の指先と怒張を続けている最中の逸物は下着や分厚いズボンによって隔てられているが、それでも大型トラックの分厚いタイヤに触れた時のような弾力を秘めた硬さと触り続ければ火傷してしまいそうな程の熱量が感じられる。  ただ異性の勃起した性器に触れているだけなのに、彼女の表情にはうっとりとしたメス顔が浮かぶ。 「あ——ッ゛♡♡♡ んぅ゛……っ♡♡ ひっ、人伝にて親方様の逸物が常軌を逸しているとは聞き及んではおりましたがっ♡♡♡ ふぅ゛ーーっ♡♡ 聞きしに勝るとは正にこのことでありますっ♡♡♡ はぁ゛……っ♡ ふぅ゛ーーッ♡♡」  男性が優越感を感じる言葉ばかり口にしている千代女は、陰茎の根本から雁首までを撫でるというよりも擦るという方が適切な力加減で指先を何度も往復させていた。  股座から生えた三本目の腕と表現しても過言では無いサイズをした魔羅の存在を視覚や触覚を用いて確かめれば確かめる程、自分の身体が勝手に敗北を認めて早く交尾しろと訴え、お臍の奥にある小さな仔袋がキュンキュンと痙攣させるように疼かせる。それは意識をしていない深層心理で自分の華奢な肢体に見合った狭っこい膣孔の中に、常軌を逸したサイズの肉槍を根本までずっぷりと挿入される妄想をしているからに他ならない。  彼女は陳腐で現実感に欠ける想像が限界な生娘とは異なり、性的な意味でもちゃんと男という存在を知っていた。  だからこそ膣孔をミチミチと押し拡げられ子宮を餅搗きのように捏ね潰される強烈な快感、行為の後には他の男の粗末なチンポでは快感すら得られない淫乱ドスケベおまんこに調教される未来を鮮明に予測することが出来てしまう。 (はぁっ、本当に異形のような魔羅です♡♡ 一騎当千の武士のみを乗せる屈強な牡馬のようっ♡♡♡ んぅ゛……っ♡♡ この太ましく長い肉槍が拙者のナカにも♡ こっ、これが任務であることを意識しなければっ♡♡♡ 拙者も風紀を乱す側に……っ♡♡)  主君や神に仕え忠義を尽くてきた”忍び”としての矜持で何とか平常心を保とうとしているが、それでも孕み頃なメスとしての淺ましい生殖本能と心の内に巣食う肉欲という名前の卑しい悪魔が、この精強な牡に媚び諂って仔種をおねだりするべきだと甘言を囁いている。  手コキには程遠い弱々しい快楽で焦らされ続けて逸物全体がドクンドクンと心臓の鼓動のように脈打ち、全身の血流が一箇所に集まり海綿体が巨大に膨らみ続けていた。幻聴ではあるがギチギチという異音が聞こえてきそうな位に股間部分が隆起しており、早くこの窮屈なズボンとパンツから解放しろと言葉より強く命令している。 「じっ、焦らし過ぎると洋袴が逸物に負けて破れてしまいそうですね♡♡♡ はぁーーッ♡♡ こんなにも拙者で興奮して頂けるとは思っておりませんでしたっ♡♡♡♡ ふぅ゛ーーっ♡♡ ひっ、一先ずお召し物を脱がせまする……っ♡♡」  無言の命令に逆らえない千代女はズボンのタッグボタンを両手を用いて外して、利き手の親指と人差し指でジッパーを挟むとジジジっと小さな金属音を鳴らしながらゆっくりと下ろしていく。  それにより無地で特筆することが無い男物のパンツが外気に露出することとなり、激しい運動を行う戦闘訓練によって全身にじっとりと汗を掻いて衣服の中で蒸れて熟成された、脳天を突き抜けるような饐えた牡臭が外気に放たれてしまう。  ——むわぁっ♡♡♡ 「はぁ゛……っ♡♡ すぅ——っ♡ ぁ゛〜〜〜〜っッ゛!!?♡♡♡♡」  まだ本番には至らない段階であり覚悟を決めておらず、油断していた無防備な状態であったからこそ、鼻先から数センチメートルという至近距離で雄臭を嗅いでしまったのだ。  古くから”懐かしい匂い”という言葉が存在しているが、人間の鼻と脳は雁字搦めになった毛糸のように密接に結び付いている。だからこそ深くまで吸い込んでしまった濃厚な牡臭は、鼻腔を通して彼女の脳まで焼き焦がすように刻み込まれてしまう。 (ふぁッ♡♡♡ ぁ゛っ♡ こっ、これダメなやつっ♡♡ お゛ひっ♡♡♡ ぁっ、頭の中バチバチっ♡♡♡♡ ぃ゛ひ——っッ゛♡♡♡)  情報処理器官である脳が臭いを知覚するのに従い、千代女の口からは発情期の獣にも劣る嬌声が漏れていった。 「お゛——っ゛♡♡♡ ぉ゛ひッ゛♡♡ ふっき゛ゅぅ゛うう゛ゥ゛ぅう゛ゥ゛ぅぅうう゛ゥ゛ぅぅ゛〜〜〜〜〜〜っっッ゛!!!??♡♡♡♡」  頭の中で火花が散ったと錯覚する程、快感を伴う強烈な衝撃が迸る。  真っ黒な袴の内側では滑らかな無毛の恥丘よりも下にあるしとどに濡れそぼったサーモンピンク色の艶めかしく淫猥な割れ目から、男性を誘惑してしまうメスの性フェロモンをたっぷりと含んだ潮を小振りだが女性らしい丸みを帯びた桃尻を震わせる度に噴き出してしまう。  ——ぷしっ♡♡♡ ぷっしゅっッ゛♡♡ ぷっしゅぅううぅうぅぅっ♡♡♡♡ ぷしゅッ♡♡  結果的に鼻腔を通して脳の奥深くまで冒すオスの濃厚な淫臭を吸い込んだことにより、彼女は嗅覚からの刺激だけで絶頂を迎えるという人生で初めての体験をしたのだ。嬌声だけでは快楽を逃し切れずに神経に電流を流し込まれたかのように肢体をビクビクと痙攣させながら、濁音が入り混じった甘く蕩けた吐息を漏らしている。   「はぁ゛ーーっ♡♡♡ ぃ゛ひ……ッ♡♡ ふぅ゛ーーッ゛♡♡♡♡ こっ、こんなに凄いニオイはぁ゛っ♡♡ ん゛ぅ゛ッ゛♡ 初めてですぅ……っ♡♡♡」 「訓練で汗掻いてたからかな。臭かったらごめんね?」 「いっ、ぃ゛えっ♡♡♡♡ 決して嫌いな臭いでは無いのですっ♡♡♡ すぅ゛ーーっ♡♡ むっ、寧ろっ♡ んぉ゛ッ♡♡♡ くっ、癖になってしまいそうなのですぅ……っ゛♡♡ ん゛ふぅ゛ッ♡♡♡♡ はぁ゛ーーッ♡♡♡ ふぅ……っッ゛♡♡」   芝居掛かった態度のまま申し訳無さそうに謝罪しているマスターの言葉を千代女は必死に否定しており、高まった体温と大量に掻いた汗によって蒸れた股間とパンツから漂ってくる濃厚な牡臭には不快感や嫌悪感を万に一つも感じていなかった。  其れ処か鼻呼吸をして臭いを取り込む度に脳みそが幸せホルモンによって溺れるような多幸感を覚え込まされ、もっと臭いを嗅ぎ続けていたいとすら考えてしまう中毒性を感じてしまっている。千代女が自分の湧き上がる欲望に忠実に従っていたのなら、今頃は彼の股間部分に顔を埋めたまま鼻呼吸を何度も繰り返していただろう。  そんな彼女の欲望に負けてしまいそうな心の内を手に取るように理解しているからなのか、マスターは中途半端に脱がせた状態からちゃんと脱がせてとお願いする。 「嫌じゃないならちゃんと脱がせてよ? このままじゃズボンもパンツも伸びて駄目になっちゃうから」 「〜〜〜〜〜〜っっッ゛♡♡♡♡♡♡ はっ、はぃ……っ♡♡ 脱がさせて頂きますっ♡♡♡」  只でさえ鼻が馬鹿になってしまいそうな程に濃厚なオスの臭いが更に濃くなってしまえば、自分が駄目になってしまうと理解しているけど千代女にお願いを断るだけの術は無い。彼のズボンとパンツの履き口に両手の指先を掛けてしまうと、怒張し切った逸物が突っ張り棒になっているためグッと指先に力を込めて無理矢理に脱がせてしまう。  ——ググぅ——っ、ボロンっ!!♡♡♡♡ ベっチンッ!♡♡♡ 「ん゛ぅッ♡♡ ……あぇっ?!♡♡」  膝の辺りまでズボンとパンツを脱がせた瞬間、彼女の頭にはゴム製の巨大な棒を頭に落とされたような鈍い衝撃が走ることとなり、視界全体が大きな影に覆われてしまった。素っ頓狂な声を漏らしている千代女は理解が追い付いていなかったが、大きな影を作り出している元凶に視線を向けたことで全てを理解してしまった。 「ぁ゛っ♡♡ あぁッ♡ これ……おっきぃ゛っ♡♡♡ はぁ゛っ♡♡ ですぅっ♡♡♡」  見上げた彼女の視界には小指よりも太い血管が葉脈のように陰茎全体に張り巡らされ、牝フェロモンを多分に含んだ愛液に浸され柔らかな膣襞や子宮で磨き抜かれて淫水焼けを起こした結果、赤黒くて自分の腕よりも太くて長い魔羅の裏側が映し出されたのである。ズボンの膨らみを見たり上から触ってある程度は想像が出来ていた筈なのに、実物を目にした瞬間に想定を遥かに超えていたのだ。  古今東西のあらゆる女性達を堕とす人外の大きさと攻撃的な形状をしているマスターの逸物は、生前の千代女であればペニスを見ただけで卵巣から卵子をひり出して『赤ちゃん産むから許して下さいっ♡♡』と、性行為を始める前から敗北宣言をしていたことだろう。  ——ムワァっッ゛♡♡♡♡ 「ぉ゛〜〜〜〜〜〜っっッ゛!!!??♡♡♡♡♡♡」  そして、パンツなど何の障害も存在しない直の牡臭が、彼女の鼻腔に届き臭いに冒されてしまった。

甲賀のくノ一は任務を忘れて、快楽に溺れる 前編-2

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