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今後漫画化するかも知れないプロットたち

皆さまいつもご支援ありがとうございます!FANBOXの今後については全体公開の別記事でお伝えしていますので、そちらも併せて是非一度お読みくださいませ。


さて、先日私はこんなことを書きました。「当サークルが数字だけを追い求めるサークルならこんな時間のかかるシリーズものなど描かずに、かつてバカ過ぎて描くことを断念したエロエロコメディを描けばよいのです。」と。この一文に出てくる「バカ過ぎエロエロコメディ」について、思いのほかたくさん(なんと0件も)のお問い合わせをいただきましたので、ご期待の声にお応えすべくこのワードについて掘り下げてみようと思います。という訳で、今回の更新では過去に構想までは練ったものの漫画として仕上げるには至っていない未作品化プロットについて書こうと思います。今回もちゃんとした新規絵のない殺風景な記事になりますが、すいません。m(_ _;)m


まずプロットとは何かと言うと、ストーリーや設定の原案と言えばわかりやすいと思います。漫画の場合、完成までにネーム→下書き→ペン入れ→仕上げという流れで作画作業を進めますが、その最初のネームを描くためのベースとなる物語の骨子を文字でまとめたものがプロットです。


今回ご紹介するプロットは2020年の年始あたり、当サークルの処女作である「うらぎりベッドルーム」とほぼ同じタイミングに生まれ、どれを実際に描こうか迷った末に、平たく言うと一旦没にしたものたちです。当時DL同人漫画に挑戦しようと一念発起し、右も左もわからない素人が出てきたアイデアを思いのままに書き留めたものなので、3年近く経った今読み返すとやや荒削りに感じます。ただその分怖い物知らずというか、初心者特有のがむしゃらな勢いがあって、これはこれで今の自分が見習うべきところもある、とも感じています。


前置きが長くなりましたが、未作品化プロットを簡単なあらすじに今の自己評価を添えてご紹介していきます。



はんそくヌードコンプレックス

(2020年3月)

↑ちょっと中途半端ですが表紙らしきものも描いていました。さくらに似てますね。



弱小コンビニチェーンで働く店長・佐藤は夏の売上げ対策のために販促(販売促進)チラシを自前で制作していた。店の看板娘・モモ(学生バイト)を商品紹介モデルとして起用した佐藤は、サービス精神旺盛なモモのお人好しにつけ込んで無茶振り撮影を始める。しかし「モモの限界を確かめたい」という佐藤の性的欲求が次第に撮影内容をエスカレートさせていく。


45Pの完結までネームも完成していて、ところどころ強引かなと思う展開はありますが、コメディなのでさほど気にならないと思います。オチもちゃんと決まってるし、このまま描いてもエロ漫画として成立すると思います。ただ、今の自分ならもっとエロ要素をプラスするだろうな、と思います。



オーガズム登頂記(週末風俗体験記)

(2020年3月)

こちらも32Pの完結までのネームができていまして、文章で説明するよりそちらを見ていただいた方が伝わりやすそうなので、当時の絵の拙さも含めてお楽しみいただけたらと思います。以下、ネームの冒頭6Pです。


何を隠そう、このお話に出てくる主婦のヒロイン・ハナこそ「ハナミズキ」シリーズのヒロイン・花の原型となったキャラクターです。夫に不倫され、自暴自棄になってこっそり風俗で働く…という流れは少し「うらぎりベッドルーム」と重なりますね。ただこの「オーガズム登頂記」の場合は、主人公のキャラが立っていてその分漫画としてはかなりコメディタッチ…というかほぼギャグ漫画レベルですw。これをそのまま描いて処女作として出していたら当サークルは賛否が真っ二つに割れるニッチ作家としてデビューしていたかも知れません。このままお蔵入りさせるには忍びない珍品、いずれ形にしてお披露目したいとは思っています。ただ昨今の同人漫画のトレンドでは32Pは短過ぎるので、やはりエロ要素をプラスすることになると思いますね。


↑ヒロイン・ハナのイメージ画。クライミングが趣味の山ガールという設定。こちらは花によく似てますね。



リバーシブル

(2020年2月)

とある大学に通う学生たちを描く複数話のシリーズ群像劇。前述の二作と違い基本的にはシリアスなトーンで話が進みます。登場人物は真面目で勤勉なヒロイン・芹香(せりか)、芹香に恋する聡太(そうた)、二人の共通の友人・美保、聡太の友人・篤と裕貴、芹香の幼馴染み・千尋。学内では講義の合間に教室の間を奔走し、夕方からは掛け持ちするバイト先へと奔走する。しかしある日、そんな芹香とそっくりの女性が地方の風俗店で働いているとの噂が流れ、それを耳にした聡太は芹香を問い詰める。


この紹介文の内容からはエロ漫画としてさほど目立ったインパクトはないように感じるかも知れませんが、話が進むにつれてキャラクターの行動理念が明らかになっていく構成が面白く、(本当に自画自賛ですが)ストーリーもエロさも、話としてのフックも、自分としてはよくできてると思います。そこまでの出来ならなぜ最初に漫画にしなかったのかということになりますが、おそらく漫画制作未経験だった当時の自分には、この話を描き切る自信がまだなかったんだと思います。早く描きたい気持ちでいっぱいの作品です。



ダイヤモンドリリー

(2020年2月)

穢さないことが優しさだと思っていた。不意に訪れた運命の分岐点、もしもあのとき間違わなければ、違う未来があったかも知れないーー。12年も前、手を繋ぐこともなく1ヶ月で別れた元恋人(とも呼べるかどうかわからないような)玲奈のことをいまだに引きずっている太一(たいち)は、バー・ジニーで「ダイヤモンドリリー」というカクテルを飲む。その後酩酊し、終電後の駅階段で眠りこけていたところを誰かにやさしくゆすり起こされる。「ねえ、大丈夫?」隣に座っていたのは、12年前の玲奈だった。


過去に執着する男女を主人公に、もし過去をやり直せる不思議なカクテルがあったら…というファンタジーテイストのエロ漫画です。上記はそのひとつめのエピソードで、プロットではふたつめまで考えていました。こちらは割と紹介文から想像がつく範囲内のお話で、まあはっきり言ってよくあるタイムリープものな訳ですが、それをエロ漫画でやるというのがこの作品の面白いところですね。



とある社畜たちのブラックな夜

(2020年2月)

社畜【しゃちく】…会社に飼われるがごとく昼夜を問わず常駐し、ブラックな労働環境にも負けず、上司のパワハラにも負けず、深夜残業にも休日出勤にも負けない従順な心を持ち、出世欲はなく、どんな無茶振りにも決して怒らず、いつも無理して笑っている。そういう人たちを哀れみ、蔑み、慈しむ言葉である。この話は、日本経済を底辺から支える、そんな企業戦士たちの、ささやかな反逆の一夜を描いた記録である。


まさにエロバカコメディここに極まれりといったお話です。要約するとブラック企業で深夜残業する若い男女二人が色々あって職場でおせっせしてしまうという話なんですが、とにかく社畜の哀しい習性を経験者ならではの目線でかなり具体的に描こうとしている点が、滑稽さを通り越して哀れみの感情すら抱かせます。はっきり言って物語としては薄っぺらいですが、エロバカコメディとしての完成度は高いと自負しています。ただ実際に描くときは社畜という存在をただバカにしているだけに見えないよう、愛を込めた描写を心がけたいですね。



少子化ターミネーターミミ

(2020年2月)

典型的ムッツリスケベのロールキャベツ男。モテないため齢30にして童貞の主人公・海(かい)。ある日、残業中のデスクから少子化危険因子殲滅ウサギ型ロボットO-72型、通称少子化ターミネーターのミミは現れた。「ターミ◯ーターなのかドラ◯もんなのかはっきりしねえな…」なんでも30年後の自分が世界を救うという建前で未来から送ってきたらしい。見た目はバニーガール姿。五次元ポーチから取り出す「賢者タイマー」、「ピストンピストル」、「性豪丸」などのおとな道具を駆使し、海が同僚女性とセックスするようあの手この手でけしかける。果たしてドジっ子・ミミと女心完全無視の童貞男・海は世界を救えるのか…?決め台詞は「I'll be ○uck.」。


色んな意味で突っ込みどころ満載の、エロバカコメディSF編といった内容です。これとひとつ前の「とある社畜たちの…」をほぼ同時期に思いついていることから、当時の自分の頭がいかに自由だったかがうかがい知れます。3年近く経った今私がいちばん突っ込みたいのは、セックスを促す目的で送られてきたウサギ型ロボットの型番がO-72だという点ですね。



うっかり混浴(初)体験記

(2020年1月)

大学1年生の木村亜美。身長171cmとバレーボール選手タイプのスーパーボディだが、世間知らずのド天然。度の強いメガネにパーカー姿。彼氏の新田憲次郎は187cmの大男。ワイルドに見えてナイーブ、頼り甲斐はあるけどどこか抜けている。スポーツ好きの二人がともに初体験を期待して臨んだスノボ旅行。訪れたのは日本屈指の秘湯・乳桃温泉郷。白濁した露天風呂が名物の共同浴場に着き、入口で別れる二人。湯煙に包まれ湯につかる憲次郎の前に、突如裸の女性二人が現れる。うろたえる憲次郎に女性の一人は言った。「ここ、去年から混浴になったんですよ。」直後、「ひゃー」という亜美の声が聞こえ、駆けつけた憲次郎が目にしたのは、数人の男達に囲まれ顔を赤らめ縮こまる亜美の姿だった。


かなり初期に思いついたプロットで、深いストーリーのないワンシチュエーションエロスという感じです。読ませる物語を書きたいという欲がまだなく、正直「売れたらラッキー」くらいの気持ちで書いたので、変に身構えずストレートなエロを書けたようにも思います。この頃の自分はまだエロ同人のトレンドが何なのかすら知らなかったと思うんですが、それでも寝取られ漫画を描こうとしてたあたりは運が良かったと思います。ちなみにこの話の続きはご想像の通りで、亜美は憲次郎にバレることなく水面下で初体験を済ませてしまいます。



ワケあって脱衣将棋(仮題)

(2020年1月)

大阪某所、飲み屋街の道端で飲みながら将棋を指すおっさん達。車で通りかかったヒロインは猫を避けた拍子におっさん達のテーブルに車ごと突っ込んでしまう。警察に届け出ようとしたヒロインを制止し、おっさん達は脱衣将棋で勝ったら不問にすると持ちかける。金欠で保険代をケチっていたヒロインは渡りに船とばかりにその誘いに乗る。奇遇にもアマチュア四段の免状を持つ将棋実力者のヒロイン。そこら辺の素人には負けない自信があってのギャンブルだったが、「駒を取られるごとに予め決められた衣服を脱ぐ」という特別ルールに心を乱され、次第にあられもない姿になっていく。敗北したヒロインは泣きの一局を所望するが、そこにはさらなるペナルティが上乗せされた裏ルールが存在した…。


この話を描くにあたっては問題がいくつかあり、プロットを書き上げるまでもなく漫画化を諦めた作品です。そのためヒロインの名前すら決まってません。まず作者自身の棋力では四段の人がどう指すかを描くのが難しいという問題。また何らかの方法で強者の指し手を描けたとしても、それを読者が求めているかという問題。普通に考えて将棋に興味がない人は敬遠する可能性が高いような気がしてしまいます。アイデア自体は面白かったのでここに挙げましたが、よほどの心変わりがない限り漫画化はしないでしょうね。



きまぐれチャットガール(仮題)

(2020年1月)

大学生2年生・飛鳥(あすか)は悩んでいた。彼氏から下着姿やそれ以上に過激な写真を送るようせがまれていたからだ。いくら押しに弱いとは言え、さすがにその行為の危険性くらい理解していた飛鳥は大学のクラスメート・那月に相談することを思い立った。


細かく書くとネタバレになってしまうので省略しますが、この話にはあるトリックが仕掛けられていて、結果的に飛鳥は彼氏にも送らないような恥ずかしい写真やオナニー動画を、ただの男友達に送ってしまいます。こう書くとなかなかのホラー展開ですね。現状のプロットだとセックスシーンがないので、それを追加した上でいつか描いてみたいショートストーリーです。




以上です。気になるお話はありましたでしょうか。こうして並べてみるとすでに作品として描き上げた「うらぎりベッドルーム」も含めて、よくこの短期間にこれだけアイデアが出てきたなと我ながら感心してしまいます。今はひとつのシリーズを突き詰めて描いているのでそれ以外のことを考えるのは難しいですが、一区切り着いたらまた頭のなかの五次元ポーチをひっくり返してゼロから考えてみるのも楽しそうだなと思っています。


さて、当サークルのFANBOXはこちらで一旦一区切りとさせていただき、ここから先は完全不定期更新になります。これまでご支援くださった皆様、本当にありがとうございました。いいねやコメントも大変励みになりました。今後はよりお気軽に見に来ていただけるように、こちらも気楽に考え肩の力を抜いていこうと思います。引き続き応援していただける方は、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします!

m(_ _)m


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