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PFLS最終話解説その3

PFLS最終話についての解説と関連作品、お借りしましたリンクです。

(キャプションの3000文字にとてもではないけど全部入らなかったためこちらに貼らせていただいております。全ての記事が完成次第本編作品からもここへのリンクを貼っておきます)

今回は後半の11P目以降についてです

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【11P:上段】

バランス領に協力いただいた方に「ゲームクリア報酬」的なものがあればよいなと考えこのようにさせていただきました。

レッドヴァル敗戦で脱落者も多かったという設定なので

(参照:最終話5P目)

恐らくハバカリは最後の最後まであきらめずついてきてくれた人たちめちゃくちゃ感謝して大盤振る舞いしたのではないかと思います。


しかしながらそういった古参の人々をあからさまにグラーツで厚遇し続けると現地の領民から反発を招きかねないのであくまでもお金でお支払い、以降は全く同じ扱いをしていくよ~という感じだと思っていただければ幸いです。



【11P:中段右コマ】

奪炎のエリオットさんのりもの をお借りしました。

エリオットさんはのりものに魅了されており遭遇するとキャラが変わるレベルで大好き(参照:雄姿、照覧せよ。ツイン・のりもの・キャノン!!)という設定であり、

竹流さんの描かれた『さらば護国の大盾よ』 の二枚目においてエリオットさんがちゃっかりのりものを拉致していたので「もうこれこのまましれっとファーナル領に持って帰ったらいいんじゃないかな???」と思いそっと抱えていただきました。ふるえるのりもの……


エリオットさんはゼルフォルト卿に「お世話になったんだからバランス領の人達の助けになって来なさい」とお手紙を頂いてバランス領に力を貸していただいている強力な客将 というポジションでした。

敗戦後もバランス領の人間の身の置き場が安定しない以上そのまま放置することをよしとはせず、状況が落ち着くまで一緒に戦って、そしてすべてが終わった後故郷のファーナル領に帰って行ったのではないかなあ~と思ってこのように描写をさせていただきました。


爆乳のりりしき紅き鋼・エリオットさんをバランス領に派遣してくださったさせぼのまりさん、ミルカーラスを忠義の騎士として正面から戦っていただいて最後にほっこり素敵なエピソードを書いていただいた竹流さん、ありがとうございました!



【11P:中段左コマ】

領民代表としてシェリィ・ランカートさんをお借りしました。

シェリィさんは家族と離れ離れになり一人でハバカリ一行とともに避難を行った宿屋「陽気な穴熊亭」の看板娘件厨房担当…という設定のキャラクターさんでした。

ひとり家族と離れた一般市民の少女かと思いきやすさまじいバイタリテイと鉄メンタルで戦地において戦士や避難民に炊きだしを行ったりその稼ぎで2号店を出す気満々だったり(参照:理由)というノーザリアンの不屈さを持ち合わせたような人物でそこがとても好きでした


領民として日常生活を送っている姿がとても想像しやすくどうしてもこのコマで描きたいと考えたのですが「戦後は家族一緒にまた暮らしたい」と願っているキャラクターさんでしたのでグラーツに残っているのかは未知数な部分があり、思い切ってよしずさんにお問い合わせをさせていただきました。

よしずさんからは「家族と手紙のやりとりをしていずれみんなでグラーツに住むことになる」とご解答を頂けたためこうして書かせていただくことができました。


私信にはなりますが作者のよしずさんはバランス領をとても愛して応援して下さり、「ROMだったんだけど応援したいから」とペンをとりキャラシを出していただいた経緯をツイッターにて当時より一方的に拝見しておりました。

その後もバランス領だけではなくノーザリアを支援したいとピクファン食糧タグを賑わせていただいたり最後まで一緒にノーザリア側で楽しんで参加していただいた姿、拙作に対する応援のメッセージなど本当にその全てに最後まで作品を描き続ける力をいただいておりました。

この場にてお礼をさせていただきます、ありがとう、そしてありがとう!!!!



【11P:ラストのコマ】

黒猫のノクスさんとエリー・ブラントさん(レッドヴァルのすがた)をお借りしました。


ノクスさんは間宮さん作の『その手に掴むもの』 にてハバカリを庇って負傷、

fkuさん作の『小さな恩返し』 にてエリーさんが救出し一命を取り留めたという経緯がありましてご一緒に書かせていただきました。


ノクスさんは壮絶な半生を送ってこられ主によって殺されそうになったところを「行き場のない人間でも」という言葉とレインボー創英角ポップドラゴンミッカラに推しの概念を感じてバランス領にやってきたというキャラクターさんでした。(参照:最終章だけど描きたかった話

各地の戦場で精力的に活動していただいた事からミッカラはレッドヴァルの決戦において自分の代わりにノクスさんとオディロンさんにハバカリを託し

(参照:第10話盗人卿と新たな約束) 

それを受けてノクスさんは自分の意志で、その身体を張って成し遂げてくださいました。


エリーさんは初期は山奥から出てきた普通のケモ青年(かわいいオブかわいい)だったのにボールランの敗北によるユニコボルド族の危機(参照:絶望的な現実)と

(参照:第4話山賊騎士とユニコボルド

上記のベックスの言によってめちゃくちゃガラの悪いバランス領と同盟を組み行動を共にすることになりました。(参照:第5話盗人卿とある約束

交流のあったベックスとの死別、敗戦、故郷・同族の仲間の喪失・親友との離別(参照:負を抱えながら

そういった経緯を経て次第にその戦い方は卑劣に、表情には暗い影を落とすようになりました。(参照:けがれた鏡守り神なんて

そして今にもどん底に落ちていきそうなエリーさんにノクスさんは声かけ(参照:美しき獣)エリー君はそれをきっかけにもう一度立ち上がる事が出来たという経緯があります(参照:黒猫と白犬


そういったエリーさんが最後に今度はノクスさんを助けてたというのは本当に美しかったなあと思い、戦後も二人は仲よくしていてくれたらよいなあと思い一緒に描かせていただきました。


エリー君が大変な時もノクスさんが大変な時も当のハバカリ一行(というか私)が手いっぱい過ぎて一切そちらに行くことができず期間中とても申し訳ない思いが強かったのですが

同時に領主一行がそこに行かなくても「バランス領」という共通の背景を背負ってキャラクターさん同士が関係性をもち美しいストーリーがいくつも紡がれ広がり続けている……という事をこの上なくありがたくうれしく感じました。


まみやさん・fkuさん・そして最終作には描けなかったのですがこの項目で紹介させていただいたオディロンさんの作者一(itsu)さん、ありがとうございました!




【12P目:1~3コマ目】

盗人卿一派が山賊でありながら名無しのモブも含めて無法を働くことなく一応騎士団として機能していたのはこういう理由でした……という解説です。


ハバカリ自身は騎士竜ミルカーラスから貴族・騎士としての振る舞いを学んでいますので最初から貴族として振る舞う事が出来ました。

ただ山賊団においてはミルカーラスは「魔族ミッカラ」として正体を隠していました。

理由はどう考えても目立つし警戒されるからで、竜であることに加えハバカリとの主従関係そのものも伏せられていました。

ミッカラが5話でハバカリに対して敬語を使用していないのは「山賊仲間ミッカラ」として会話をしているからです。

(参照:5話盗人卿とある約束

その後ほとんど敬語を使う「騎士竜ミルカーラス」としてのセリフしかなくなってしまったのでキャラがブレて見えてたらすんません……。


まあそういう訳でミッカラではなく元騎士であるマイガンとデミオラが陣頭に立って山賊たちを鍛えました……というお話です。

ハバカリは山賊団を乗っ取った後頃合いを見て全員に「山奥の山賊を脱出してお前らを表舞台に連れて行っていい目を見せてやる」と山賊たちに約束をし、その後マイガンたちの教育とバランス領を獲得するための工作が同時に始まった……みたいな感じです。

バランス領乗っ取りの為に騎士と領主の離間策をしかけたりとか色々考えてはいたんですけどそんな過去話を描いてる時間は1ミリもなかったのでなんかいい感じに妄想して補っておいてくださると助かります。



【12P:下段左】


ミッカラの後任である顧問魔術師の指名者にサナーレ・ユーゲンジッコーさんをお借りしました。

サナーレさんには一章一番最初に『御遠慮御無用』にてエンカを頂き、当初は閉じたシナリオ展開の予定で他の方との交流は到底望めないだ取ろうと考えていたところだったのでとても嬉しく思ってしまったんです。


……だからといって初遭遇いきなり二人タッグで非戦闘系のサナさん囲んでこの勧誘はないやろ!

(参照:第2話盗人卿とボールランの戦い

というところから始まり弱って倒れたところを鹵獲するわ(参照:極点の先拿捕)首落とすとか言って忠誠を誓わせるわ

(参照:第8話盗人卿と竜使い

しかもこの漫画が遅れに遅れて最終決戦前々日とかの投稿になってしまった結果サナーレさんは三章全く動くことのできない状態にさせてしまうわ

最終的にはそれにお付き合いいただきノーザリアに来ていただくことになるわ(参照:サナーレ・ユーゲンジッコー)わで今思い返しても本当によく矢木坂せとさんはお許し下さったなあと感謝してもしきれない想いでいっぱいです。というかごめんなさい、本当にごめんなさい……。


またサナさんは『竜を従えし者』という投稿でその正体が自覚のないドランゴンテイマーであると勧誘漫画を描いている最中に発覚し、お互い偶然のままに物凄い設定のかち合い方をしてしまったことにプルプルしていたりしました。


『第8話盗人卿と竜使い』以降私自身は明確な描写をすることが叶わなかったのですが八房さんが『赤い瞳』にて描いていただいたように恐らくハバカリはサナーレさんと共にずっと戦場を駆けていたのだと思います。

呪いの力を解放して全力を出さなければもう後がないところまで来てしまっていたハバカリにとって、竜招きの呪いというデメリットを打ち消しともすれば味方の力に変えてくれる竜使いの力

(参照:第8話盗人卿と竜使い

そして第一章でほしいと願ったバランス領に不足している魔法使い

それもミッカラの持たない回復や防御に長けた力によってバランス領の戦線を支え続けてくださったのだろうではないかと考えました。


そうした姿とあわせて何よりもまずエルダーグランの魔法院の出という正統派魔法使いであること、

ハバカリの過去の断片とその渇望を知っていること、

(参照:第8話盗人卿と竜使い

そして竜使いという能力から自分の死後自分の代わりの役目を果たすことのできるのはサナーレさんであると考えるだろうと思いあのようなお願いをしました。


サナさん自身は実は狂竜山脈に住まう楔の乙女によってハバカリを殺すよう命じられており(参照:楔の泉)ある意味では天敵ともなりかねない存在なのですが、ミッカラもハバカリもその事を知りません。

ただ知っていたとしてもいつでも「色んなものを守りたい」と信じて行動し続ける強い彼女(参照:)の姿を見てきているだろうと思うので最終的にはやはり託したんじゃないかなあ~と思うのでした。


ハバカリが今のような動きをすることができたのも竜殺しという設定を十全に使って作品を描くことができたのも、全ては一章のあの出会いがあったからだと思っております。

矢木坂せとさん、企画の一番最初から最後まで本当にお世話になりました、ありがとうございました!




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